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Posted by ブクログ 2011年11月11日
13~18世紀の西欧で実際に行われていた奇異な「動物裁判」をモチーフに、アナール派的史観によるアプローチによって、アニミズムの駆逐とキリスト教社会成立を背景にして、当時の法が対象にしていたものや社会風俗などが描かれています。ただ、Reviewerの方が指摘されているように、説明の方向性や主張が曖昧な...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
わかりやすい。動物裁判から入って中世の自然観を説き、その後動物裁判を問い直すという、何とも私好みの本でした。それにまた、図版が可愛いの何の。表紙では、ウサギさんが聖書(のような本)を読んでいますよ。これはもしかして獣の聖地巡礼ですか? とりあえず、動物裁判という現代から見たら、とても非合理的で無意味...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月26日
中世ヨーロッパの自然に対する態度の変遷についてが、著者の主に書きたいことに思えるのだけれど、
自然に畏怖していた時代から支配する時代になる過渡期の時に動物裁判はあったと理解しました
個人的に読んでて思ったのは
ただ、民衆が権威に対する嫌がらせのような意味合いで裁判してたのではないかと、、
その考え...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月14日
13世紀から18世紀にかけてヨーロッパに広くみられた動物裁判について書かれた本。
本書は2部構成。第1部は史料に基づいて動物裁判の様子が書かれています。第2部では、なぜ中世ヨーロッパで動物裁判が行われていたのかを検証しています。
動物や昆虫を被告とした動物裁判が行われた背景には、中世ヨーロッパの...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月23日
大変興味深い内容でした。まずそもそも動物が裁判???なんで???という内容の突飛さに引かれて手に取ったのですが、ブタやウシ、ウマ、イヌ、ネコ、どころか虫や氷河に森まで対象とは驚きました。きちんと記録も残っている通り実際に起こったことなんですね。ここで昔の人のやることはよく分からないなぁと突き放してし...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月18日
いや豚処刑されすぎ!
前半は動物裁判の事例が書かれていてヨーロッパでは行われていたみたいだ。
なぜ日本では浸透しなかったのか、それは日本では動物、引いては自然は共生するものだという認識があったからだということ(西洋はどちらかというと支配するものという認識)。
しおりに書かれていた言葉が印象的だった...続きを読む
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