シエナ-夢見るゴシック都市

シエナ-夢見るゴシック都市

ビジネス・実用
946円 (税込)

4pt

4.0

シエナ、この世界にもまれな美しい都市はどのようにして誕生したのか。中世のシエナは、北ヨーロッパとローマを結ぶ街道の要衝を占め、経済的繁栄を謳歌する。蓄積された富は、白鳥のようなゴシック・カテドラルをはじめ、豪奢な建築や魅力あふれる広場・街路に姿を変えた。トスカーナの自然と人間の叡智が出あい、美しく結晶した「聖母マリアの街」を、時空を自在に横断しながら案内する。見どころやグルメのガイド付き。

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シエナ-夢見るゴシック都市 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私のクリスチャンネームである「シエナのカタリナ」ゆかりの町について知りたくて読んでみた。シエナの歴史、芸術、見所、魅力がコンパクトにまとめられていて、「行くぞ、シエナ!」という気にさせられた一冊であった。

    0
    2024年04月03日

    Posted by ブクログ

    多少難解な本のため
    読む際には要注意であります。

    ちょっと他の地域とは特色のある都市、
    シエナ。
    そこには様々な文化が根付いていました。
    これは中世の歴史が好きな人には
    本当に面白いと思いますよ。

    しかしすごい祭りがあるものだなぁ。

    0
    2011年09月01日

    Posted by ブクログ

    シエナを愛する歴史学者がシエナを愛するがゆえに、シエナへの愛を心の限り綴った、シエナ讃歌。

    しかしそこは歴史学者、アカデミックな内容を想像よりも濃く盛り込んでおり、加えて無味乾燥な事実の羅列になりがちな編年体の記述を捨てて、今のシエナから過去を紐解いてくという、全編にわたって読み手を飽きさせない構成をとっている。

    この書を読み終える頃、読み手はなんとなく、おぼろげながらシエナをわかった気になり、読む前よりは確実にシエナを身近に感じることになるだろう。

    この書の読者にシエナの歴史や文化を緻密に、正確に学ぼうとしている人がどれほどいるのか、ということを考えれば、このおぼろげ、なんとなく、が非常に重要なのである。つぎのステップに進むには非常に良い加減なのである。

    シエナを本当に学びたくなったら、この書を元にさらなる知識を求めたらいいし、巻末の参考文献の一覧など、さらなる知識への道標は随所に記されている。
    そしてこの書を片手にシエナを訪れれば、ガイドブック片手のおきまりな観光よりももっと深いシエナと出会うことができるに違いない。

    私は1週間後、この書を片手に2回目のシエナに立つ予定である。
    さて、今度はのんびりとフォンテ巡りでもしようかな?

    0
    2011年08月27日

    Posted by ブクログ

    シエナという町を訪ねたことはない。ただ、大貫妙子の「シエナ」という歌で知っている。いい曲なのだ。この町を訪ね、こうした曲を作った人がいる、ということは相当にこの町は古さを今にいい形で伝えているに違いない。8月の旗祭りには帰っておいでよ、カンポ広場へと。そう大貫妙子が歌う。
    初版が出てすぐに購入。それだけ魅力のある町なのだ。とはいえ、人の記憶というのはいい加減なもので、ふと立ち返るように今回3度目の読書。
    著者もまたこの町を愛している人なので、悪口に至っても書き方がいい。愛憎半ばすることもあるようだと判る。ひとつの町で書き切っているのもいい。この町の成り立ちと今の形をきちんと伝えてくれる。
    残念なことにイタリアという土地に足を踏み入れたことがない。仕事の話ではあるが、2回計画を立て、2回とも頓挫している。現実的に行けなくなるのだ。パリから向かおうとしたところで空港のスト。もちろん電車で向かうことはできるが約束の時間は消えてしまう。現地に行かずに電話で1週間後にロンドンで会うことになる。なぜか、そんな訳でイタリアは縁が薄い。
    こうした繰り返しでイタリアに関する本はけっこうあるのだけれど、現地を知らない。逆にそう知らないのにパリには通算したら50日くらいいたことになるし、ドイツにいた日数を考えたらその倍くらいになる。スイスだって1ヶ月は優に越えている。でも、イタリアはゼロなのだ。どうしてなんだろう。ローマ、フィレンツェ、ベネチア、そしてシエナ。人生の中でこの4カ所だけは行きたいと思っている。思ってはいる。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    シエナ、この世界にもまれな美しい都市はどのようにして誕生したのか。
    中世のシエナは、北ヨーロッパとローマを結ぶ街道の要衝を占め、経済的繁栄を謳歌する。
    蓄積された富は、白鳥のようなゴシック・カテドラルをはじめ、豪奢な建築や魅力あふれる広場・街路に姿を変えた。
    トスカーナの自然と人間の叡智が出あい、美しく結晶した「聖母マリアの町」を、時空を自在に横断しながら案内する。
    見どころやグルメのガイド付き。

    [ 目次 ]
    第1章 自然の力と人間の匠
    第2章 都市の宇宙空間
    第3章 コントラーダ―シエナ社会の細胞
    第4章 芸術のリリシズムと誇大妄想
    第5章 神秘か邪教か
    第6章 悦楽のトポス

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年04月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東大名誉教授でヨーロッパ中世史がご専門の池上俊一氏によるシエナ本。

    シエナの魅力を歴史や文化を深め・厚めに説明する旅行ガイド!?

    ・・・
    今年の初め、上の子と私ら夫婦でイタリアに旅行に行きました。

    ローマが30%、フィレンツェ70%という日程配分でした。フィレンツェといっても中心部のみならずトスカーナの郊外にも足をのばしました。その際シエナにも行ったのですが、本当はそれまでに読んでおきたかった本。

    結局古本しかなく、しかも値段がそこまで安くなく読まずに行きました。

    で、帰ってきてから結局ほぼ同じくらいの値段で買うという。。。

    相変わらず間抜けなことをやっております。

    ・・・
    シエナはですねえ、そうですね、すり鉢状のカンポ広場、兎に角古い銀行がある、パンフォルテ、ピチ、といったところを思い起こします。

    街並みは確かに中世って感じで美しかった。

    本作では、『シエナってそんなもんじゃないんですよ』ということを池上氏がアツく語ります。

    ・・・
    著者の意見は、実はシエナは深いんですよ、という話。

    先ず力説しておきたい魅力として、中世の街並みが色濃く残るということ。そして、トスカーナの田園の恵みとシエナの街が充実して連結しているということ。

    読んでいるとちょっと分からないかもしれませんが、フィレンツェからバスでシエナに行く際、なだらかな緑の丘陵がどこまでも続く光景、あれには心を奪われました。

    周辺の田園部(コンタード)からとれる土や粘土、そして豊富な農産物、これらがあって初めて都市のシエナが形作られたという話。

    ・・・
    更に更に。

    シエナの文化的バックボーンは、異教的・土着的要素も大いに包含しているという話。

    通常はイタリアですからキリスト教、それもカトリックというものです。でも、パリオという地区対応競馬大会的な祝祭、これはかなり土着的な要素が多いそうです。勝ち馬は教会まで勝利を報告したり、レースの前に馬に聖水をかけたり。勝った地区(コントラーダ)の人々は勝利の雄たけびと共に街を練り歩くそう。

    これを読んでいて、まさに「ハレの日」という日本的ワードがぴったりの印象を受けました。

    ああ、次はぜひこのパリオというお祭りを生で見てみたい、と思うのでした。

    ・・・
    ということでシエナのあれこれを、やや文化史的に掘り下げた新書作品でした。

    文化とか歴史とかがお好きなかたでシエナに旅行する予定がある方は、悪いことは言いません、是非読んでからお出かけください。

    0
    2024年11月28日

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