作品一覧

  • カレンダー
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    現在、過去、未来、老若男女、生者も死者も入り交じり、人と人とのつながりの面白さ、不思議さがみずみずしい筆致で描かれる。

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  • TRUE Colors 境界線の上で
    4.0
    1巻1,595円 (税込)
    生理は、将来ママになるために必要なものだから──そう本には書かれていた。でも、わたしもママにならないといけないの? 子どもが欲しい友達、怖いと言う友達。わたしは?(『To be a Mom』神戸遥真) 男子に負けない努力を重ね、中学硬式野球のエースとなったわたし。でも、甲子園には出られない。女子だから。納得なんてできない。ナックルボールを磨き続けた先に、未来はあるのか──。(『三月のグラウンド』蒼沼洋人) 元カレの葉空とは今や親友。恋人じゃないからこそ、楽に過ごせる……はずだった。でも、葉空に「好きな人ができた」と言われて、わたしの心は大混乱。しかも、相手は「彼女」じゃなくて「彼氏」!?(『親友のカレ』いとうみく) お母さんの出張で、家事を任されたわたし。やるしかないけど、なんでわたしばっかり? 詩馬の家のダイニングテーブルでは、父さん二人が料理をしていた。家族のかたちは一つじゃない。それなら、わたしの家だって変えられる?(『ダイニングテーブル』鳥美山貴子) 新しい通学路、新しい学校、新しい生活。ある日、電車の中で尻に触れる誰かの手。満員電車だから? 勘違い? ……違う。ぼくは被害者だ。男のぼくだって、痴漢に遭う。それを認めるのが、こんなに怖いなんて。(『ぼくと体と、』ひこ・田中) ◆ ◆ 令和6年埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』から待望の第2弾が登場。 「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに、それぞれの視点から物語をつづります。 装画は今回も『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。 ここでしか読めない、珠玉のアンソロジーです。
  • お引越し
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    優れた観察者の目を持つ、主人公レンコ。80年代京都を舞台に彼女の透徹した眼差しを通して、親の離婚、そして親子の自立を描いた傑作が奈良美智の装画を得て甦ります。

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  • メランコリー・サガ モールランド・ストーリーI
    3.8
    1~3巻1,320~1,650円 (税込)
    巨大なショッピングモールや高級マンション、おしゃれなデパートなどが立ち並ぶ界隈。ファッショナブルな通りの裏筋ではオタク街がにぎわいを見せる。そんな都会の真ん中で暮らすコトノハ、パル、700は、「友だち未満」の小6男女3人組。ある日パルが父親から受け取ったレトロなファミコンソフトには、何かのメッセージがこめられているらしい。それを読み解くべく、3人は物語の中に入りこんでいく……さあ、バトル開始だ!

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  • あした、弁当を作る。
    3.9
    1巻1,265円 (税込)
    朝、いつものように、母親がぼくの背中に触れる。いつものように「行ってきます」と答えて学校に行けばいい。それなのに、ゾクッと寒気がした。ぼくは自分の反応に驚く。 異変は続く。昼休み、母親が作ってくれた弁当を開ける。母親はぼくの世話をするのが生きがいらしい。おかずたちが、「おいしく食べて欲しい」とぼくにプレッシャーをかけてきて、一気に食欲が落ちる。でも、これはせっかく母親が作ってくれたお弁当。無理やり食べたけれど、気持ちの悪さは残った。いったい、ぼくはどうなってしまったのだろう? 中学生男子・タツキの自立心は、弁当作りへの熱意に変わる。冷凍食品を使えば、料理が得意でなくても弁当が作れるらしい。弁当作りの先輩・マシロにアドバイスをもらったり、幼なじみ・カホに相談に乗ってもらったりしながら、タツキは自分の弁当を作り続ける。しかし、母親には「タッちゃんはそんなにお母さんが嫌いなの?」、父親には「どうしてお母さんの仕事を奪うんだ」と責められ──。 両親が決めたことを守らないのは、わがままなんだろうか? 自分の弁当を作りたい気持ちは、どうしたらいいんだろう? 映画化もされた『お引越し』で知られる児童文学作家、ひこ・田中が描く、一風変わった中学生男子の反抗期。弁当作り、さらには洗濯まで!? ユーモアたっぷりに描かれる反抗期の心情、必読です! 【対象:小学校高学年以上】
  • ぼくは本を読んでいる。
    4.1
    1巻1,265円 (税込)
    家の「本部屋」で見つけた、両親のどちらかが小学生のころに読んだはずの本。どうしてだかぼくは、それを親に隠れてこっそり読みたくなった――。『小公女』を読み始めたルカは、主人公にツッコミを入れつつ、両親がスマホを与えてくれない理由を聞きつつ、幼なじみや転校生と日々の雑談をこなしつつ、この本を読み終えることができるのか? 「読書離れ」とか言われてしまう今時の子どもたちよ、本好きでなくても、読書はできる!
  • なりたて中学生 初級編
    4.3
    1~3巻1,265~1,320円 (税込)
    成田鉄男は、土矢小学校に通っている小学六年生。親が、いまの住まいから、ほんの少し離れたところに念願のマイホームを建てたものだから、親友たちと土矢中学校に進学するはずが、瀬谷中学校に通うことになった。瀬谷中には、土矢小のやつはおらず、ほかの小学校から入ってくる生徒ばかり。知っている子はだーれもいないなか、中学生になってしまった鉄男は、ヘタレなりに自分の立ち位置を探りはじめたのだった――。
  • サンタちゃん
    -
    1巻1,155円 (税込)
    10月のサンタは、トナカイの訓練や子どもたちからの手紙や葉書に目を通さなくてはならず、おおいそがしです。そんなサンタの前に女の子があらわれ、こんなことを言いました。「私がサンタになりたいの」。サンタクロースになる修業をはじめたアルミちゃんは、ちゃんとプレゼントをとどけられるかな? ひこ・田中氏の日本児童文学者協会賞受賞後、第一作目となる創作童話。クリスマス・プレゼントにぜひ!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ハルとカナ
    4.2
    1巻1,155円 (税込)
    ハルもカナも、小学2年生になったばかり。ハルは、休み時間になると、なんで男子は男子と、女子は女子と集まるのかなって不思議に思う。カナはユズやキララといると楽しいし、安心できるけど、それって女の子どうしだからなのかな?って、これまた不思議に感じてる。でも、ふたりとも、なんか気持ちが変わってきたことに気がついてたんだ。「わたし、ハルくんのこと」、「ぼく、カナちゃんのこと」、「もっともっと知りたいな」。
  • レッツとネコさん
    4.7
    1~5巻1,100~1,155円 (税込)
    ひこ・田中&ヨシタケシンスケの世界がオールカラーの新装版になります! 子どもの目線から描かれるひこ・田中さんの物語に、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんがイラストを描き下ろした「レッツ」シリーズ。ヨシタケさんが初めて子ども向けの書籍に取り組んだ記念碑ともいえる作品たちが再刊行されます。1巻目の本作は、3歳のレッツが、お母さんがつれてきたネコさんを家族にむかえてドキドキ。ぜひ、お楽しみください。
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?
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    「ドラゴンクエスト」などのテレビゲームから、ウルトラシリーズや仮面ライダーシリーズなどのテレビヒーローもの、「ガンダム」「エヴァンゲリオン」「魔法使いサリー」「プリキュア」「アルプスの少女ハイジ」などのアニメ、「ドラゴンボール」「ONE PIECE」などのマンガ、著者が専門の児童文学まで、あらゆるジャンルの「子どもの物語」を串刺しにして読み解く試み。そこから見えた「子どもの物語」の大きな変化とは?【光文社新書】

ユーザーレビュー

  • あした、弁当を作る。

    Posted by ブクログ

    今幼い孫もこの過程を辿るんだろう。その時には味方になってやらなければ。
    親特に母親と息子の関係はこの段階で一気に変わらなければならない。親も承知して時には緩めながら手を貸すことだ。可愛い、可愛い、と言っているいまの溢れる言葉を何に変えよう。2025.11.10

    0
    2025年11月30日
  • ぼくは本を読んでいる。

    Posted by ブクログ

    主人公が本を読んで色々考えたり、学んだりするお話で斬新でした。子供の頃、分からないことや気づきを疑問に思い考えることが多かったように思います。小さなことでも何故と柔軟に思うのは素敵だなと感じました。
    本に難しい言葉や知らない書き言葉が出てくるときは、私も何となく流すときがありましたが調べてみようと思いました。小学5年生の主人公が子供の古典やクラスメイトと話をすることで様々なことに触れて、学ぶ姿がよかったです。小公女セーラは愛読書ですが、あしながおじさんは読んだことがないのでこれを機に読んでみたいと思いました。

    0
    2025年10月11日
  • TRUE Colors 境界線の上で

    Posted by ブクログ

    シリーズ前作も大した切れ味のアンソロでしたが、今回もすごかった。今児童書やYAジャンルではかなり最先端の意識が描かれていますが、その一歩先を書く、という志を感じました。どれも良かったですが「ぼくと、体と」が選んだテーマもラストの切り方も一番凄かったかな。
    なぜ自分が痴漢に遭うのか? 顔か? と思って好みのタイプを顔でジャッジする自分の価値観に気付いてしまうなど、こういう言い方はよくないんですが男子主人公だからこその物語になっていて大変よかったです。性の話がサラッとした自然な形で出てくるのも男性作家だから可能なのかもしれない。

    0
    2025年09月29日
  • ぼくは本を読んでいる。

    Posted by ブクログ

     本や本を読んでのルカの考えを通して、1度は読んだことがある『あしながおじさん』を思い出すことができた。ルカやその他の子どもたちの関係が良かった。
     私も子どもたちとスーパーの陳列の違いや本についてなど、あんな積極的に話をしてみたい!

    小学校5・6年生の感想も聞いてみたいな。

    0
    2025年07月15日
  • レッツはおなか

    Posted by ブクログ

    ぼくも、同じおなかの中からきたけど、そんなことを思ったこともなかったから、レッツが言ったのが面白かった。

    0
    2024年10月23日

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