林信行の作品一覧
「林信行」の「iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」「アップルvs.グーグル」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「林信行」の「iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」「アップルvs.グーグル」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』『スティーブ・ジョブズの王国 ― アップルはいかにして世界を変えたか?』の監修、『東弁協叢書 法人破産申立入門』の編集を担当している。
ビジネス・実用
少年・青年マンガ
ビジネス・実用
少年・青年マンガ
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
【違うものを作るのは簡単だが、いいものを作るのは難しい】(文中より引用)
革新的なアップル製品の裏にこの男の存在ありと謳われるデザイナーのジョナサン・アイブの仕事ぶりに迫った作品。イギリスの銀細工職人の息子に生まれた彼は、どのようにして世界のデザインへの見方を変えることに成功したのか......。著者は、CultofMac.comの編集を務めるリーアンダー・ケイニー。訳者は、モルガン・スタンレーなどでの勤務経験を持つ関美和。原題は、『Jony Ive: The Genius Behind Apple's Greatest Products』。
縁遠い世界に身を置く者としては、第一線のデザイナーがどのようにして生まれ、そしてどのようにして製品を生み出すかを垣間見ることができるだけでもワクワクさせてもらえた一冊。「モノづくり」と言った時に得てして忘れられがちなデザインの重要性に目を見開かせてくれました。
製品の写真が折々に挟み込まれているのも☆5つ
Posted by ブクログ
シンプルであるべきか、複雑であるべきか。シンプルであることは誰が見ても正しいように思えるのに、いざ自ら行動すると簡単に複雑な道へそれてしまう。「複雑」というものは、とても魅力的なのだ。
あらゆるデザイン、あらゆるオプション、あらゆる価格帯の統一性のない型番の商品の中からひとつの製品を選ばなければならないというのは、考えただけで重い作業であるけれども、iPhoneを選ぶなら、もしくはMacBookを選ぶなら、考えることはとても少ない。これほどユーザーに親切な商品は、作る側に立つと不思議となかなか作れない。
『Think Simple』では、シンプルを貫くということがいかに難しいかということを延々と語ってくれる。「シンプル」というのは生易しいものではなく、どんなときでもシンプルであることが求められるからだ。気まぐれのようにシンプルを選んだり、誰かの真似のようにシンプルを使っても、その恩恵を受けることはできない。これは信仰にも似たものだと、著者は時折語っている。
そんな厳しい「シンプル」の申し子がスティーブ・ジョブズだった。スティーブ・ジョブズの振るうシンプルの杖に、私も叩かれてみたいと思った。
Posted by ブクログ
アップルという会社に「シンプル」というマインドがいかに根付いているかが、数々のスティーブジョブスの逸話にそって描かれています。
「シンプルであることは複雑であることを圧倒するが、シンプルで居続けるのは難しい」
この本で強く訴えられているのは、この点です。
読んで、印象に残ったエピソードを挙げていきたいと思います。
Think Brutal(容赦なく伝える)より
「アカウント(取引先担当)で働いてます」と伝えると、スティーブ・ジョブズは、
「そうか、オーバーヘッド(圧縮削減が可能なムダな処理)だな」と。 と言う会話。
よくある話ですが、会社が大きくなると会社の付加価値に貢献しない部門や役割が増えてきます。企業として成り立つためには必要ではあるものの必要最低限に抑え込まないといけないのですが、気をぬくとどんどん増殖します。優秀な経営者でも複雑さに毒されていき会社は付加価値を生まない部門で溢れかえります。
個人としてもシンプルに自分がやるべき事を考え続ける必要があることを気付かされます。
Think Small(少人数で取り組む)より
スティーブ・ジョブズの話ではありませんが、ある経営者が会議に参加しているメンバーを見渡し、そこに出席しているメンバーに対し「君たちはここで何をしている?」と問いかけ、
「さあ、わかりません。呼ばれたからきました」とメンバーは答える。
その経営者は「そんなことをほざいているやつは、ここに座っているべきじゃない。他で建設的なことをしろ」と伝える。
会議にやたら多くの人間が出席しているのは、メンバーそれぞれに能力が欠けていると言うこと。プロジェクトを強力に進めるために必要な素質を持った少数のメンバーで構成されていること。
「念のために」と呼ばれる会議に対しては、なぜ自分が必要かを問いかけ、本当に自分ができるべきかを考えるようにしてますが、それでもなんだかわからないうちに巻き込まれる会議ってあるんですよね〜。気を引き締めなくては。
Think Minimal(ミニマルに徹する)より
一つのCMで4〜5個の特徴を伝えたいスティーブ・ジョブズを、1個に絞りたい広告代理店がとったやり取り。
「スティーブ、キャッチしてくれ」と1つの紙の玉を投げ、それをキャッチするスティーブ。
「これがいい広告だ」
「スティーブ、もう1回キャッチしてくれ」と今度は5つの紙の玉を投げ、1つもキャッチできないスティーブ。
「これが悪い広告だよ」
アップルの広告が優れているのは、スティーブ・ジョブスが完璧にシンプルだったからではないんですね。
Think Motion(動かし続ける)より
初期のiPhoneは、「アプリ」をサポートしてなかったが、その後の製品とOSの更新でアプリケーションを追加できるようなり、その魅力は革命的に増したと思います。
iPhoneはその後も毎年なんからのアップデートがくりかえされ、今も続いてます。
Think Iconic(イメージを利用する)より
ボタンがたくさんある従来のスマートフォンに対し、iPhoneは1つのホームボタンで挑み、そして勝ち残ったことはシンプルの勝利と言えるでしょう。
なお著者はそのうちボタンは0になるかも知れないと書いてますが、iPhone Xで、まさにそうなりました。
Think Phrasal(フレーズを決める)より
「iMac」は「Macman」になっていたかもしれないというエピソード。
ステイーブが推していた「Macman」は、ソニーの「Walkman」からインスパイアされたそうですが、もしそのネーミングだったらあそこまで売れなかったでしょうね~。
「iMac」を粘り強く推した広告代理店の人(=著者)の勝利ですね。
もう1つ、「ファイナルカット」というアップルの動画編集のソフトウエアの開発のエピソード。
通常版とプレミアム版の2種類を発売したいと言う開発テームに対しスティーブ・ジョブスは「1つに絞り込む」ように指示を出したという。
このエピソードを読んで思ったのは、今のiPhoneのラインナップ。
「11、11Pro、11ProMax」はスティーブの目にはどう写るのかな...。
Think Casual(カジュアルに話し合う)より
前提条件からスタートするプレゼンはハッキリいってムダ。
事前にインプット資料を配布し、プレゼンではコアな部分のみに絞って議論すべきだと思います。
シンプルさはせっかちです。
Think Human(人間を中心にする)より
アップルの「Think different」キャンペーンで流れたCM 「The crazy ones」より。
クレージーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に 丸い杭を打ちこむように
物事をまるで違う目で見る人たち
彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる
しかし 彼らを無視することは誰もできない
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた
彼らはクレージーと言われるが 私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから
Think Simpleの中では、これはまさにスティーブ・ジョブズの事を表した内容だと書かれています。
確かに、、、反逆者で、クレイジーで、世界を変えて。
そして「死」がスティーブ・ジョブズを更にシンプルな高みに押し上げます。
晩年は禅にもハマり、シンプルさを更に追求していき、アップルという企業とブランド価値、そして生み出すプロダクトの質を高めていきます。
そして根底にあるのは、プロダクトやサービスの質ではなく、それを使う人間がどう感じるか。
例えば、こんな商品出しました。こんな凄いスペックの沢山の機能がついていて素晴らしいですよ。
ではなく、この商品で、貴方はこんな素晴らしい体験ができます。
最近は後者のような商品フレーズを見かけることは多くなりましたが、初めたのはアップルでしょう。
そういった意味でアップルの人間を中心に考えたシンプルな考え方の勝利と言えるでしょう。
シンプル、奥が深い、、。
Think Skeptic(不可能を疑う)より
ある検討案件で、スティーブ・ジョブスに「それは不可能です」と言い切ったが、その後可能にする方法があることがジョブスに知れてしまって、、、というエピソード。
普段の仕事でもありますよね。ただ相手がスティーブ・ジョブスだと思うとおそろしい…。
「できない」を「可能」にする方法はあるが、今のご時世、優先的地位の濫用、パワーハラスメントといった落とし穴もあるので程々にしなくていけませんが、安易な不可能ですは創造的な発想をストップさせることになると思ってます。
出来ない理由ではなく、出来る方法を考えよう。
Think War(戦いを挑む)より
アップルは、マイクロソフト、デルといったPCソフト、PCメーカーとの闘いを続けてきました。
また、サムスン電子やファーウェイといったスマホメーカーとも戦ってます。
平和が一番ですが、競争相手が居ないと、そこでイノベーションは止まります。
我々も日常生活で色々と「競争」をしています。
仕事上のライバル、恋のライバル、などなど。
相手を貶めるような策略をとるのではなく、お互いに高めあう様な関係を築き上げたりするのも良いだろうし、自分なりの強みを尖らせて相手と違う面で勝つのもありだと思います。
戦いから逃げず立ち向かうことで自分は成長できると思います。