作品一覧
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3.4【アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞受賞】 帰ってきてほしい――10年前に故郷を離れ陸軍で海外勤務についていたバンに、長い間音沙汰の無かった祖父から届いた手紙。ベテランのプロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだ彼は、10日間の休暇をとって帰郷する。だが空港からなつかしき祖父の家に着くと、そこでは頭に銃撃を受けた祖父が倒れていた! 人事不省の祖父を問い詰めることも出来ないバンは、手掛かりを求め、旧知の仲である祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。どうやら祖父は最後の大仕事を行なっていたらしいが……昂奮と哀愁がクロスするサスペンス
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ハードボイルドで渋く、非情な面もありながら優しさも持ち合わせている主人公ベンは、数々の特殊部隊で経験を積んだ銃器・格闘のスペシャリスト。「恐怖」の感情を失っているので、淡々と戦闘の準備をし、淡々と敵を倒していく。しかし感情そのものを失っているわけではないため、味方が殺害されれば憤るし、相手に対する同情心や憐憫も持ち合わせている。恐怖を感じないからこその無敵感が痛快。
著者のキャリアに裏打ちされた詳細な描写、手に汗握る戦闘シーンと息の詰まる隠密行動、ウィットに富んだ会話など、この方だからこそ書けるストーリー。ワシントン・ポーシリーズとはまた違った面白さ。
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Posted by ブクログ
ネタバレワシントン・ポーシリーズのクレイヴンによる新シリーズ。まさかのNVレーベルから出版。
ポーのシリーズとは全く異なり、ただひたすらにアクション。ミステリ要素は全くない(のでNVレーベルなのも納得)。
事故により恐怖を感じ取れなくなったベン。それでもなんとか連邦保安官局の特殊捜査官を続けていたが、ある時を境に姿を消す。それから6年後、友人でもあり上司でもあったミッチがベンを探し当て接触してくる。。。
本当に007とか、ミッションインポッシブルを見ているよう。良くも悪くも勢いで読めるため、結構な厚さだけど感じさせてくれない。
あえての欠点は、ベンがあんまりにも強いので安心することと、それぞれの