稲葉稔の作品一覧
「稲葉稔」の「新・問答無用〈新装版〉」「へっぽこ膝栗毛」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「稲葉稔」の「新・問答無用〈新装版〉」「へっぽこ膝栗毛」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1994年『かまち』で作家デビュー。作品に『製薬会社がどんどん倒産する』、『凄腕の男』、『黒船攻め』、『囮同心』などがある。
Posted by ブクログ
宮本武蔵のたどり着いた境地、五輪書が生み出されるところを、静謐に、厳格に、されど心の通う温かみのある物語として描き出している。
吉川版宮本武蔵で描かれた武蔵像や世界観とも繋がる。
剣の道と、人間の懊悩。後悔と心のふれあいと。
万理一空。
『万物のものには存在する理があり、万物の中にその理がある。』兵法と治世につながるものはないか。
高校時代に生徒手帳にメモしていた独行道が、小説の冒頭に出て来て、なんか、懸命に鍛錬していたことを思い出す。
今のこの物語を味わえることを踏まえて、改めて五輪書を読みたくなる
自然環境を守ること、自然との共存と、禅、体幹を使って走ることなど、つながるのかもしれな
宝箱
7人の作家の小品集で、江戸人情小話が、いっぱい。どれも、ちょっぴり切なく、ホロリとさせられる。次々と色々な話が、ポンポン出てくる宝箱のようだった。
おもしろい!
主人公の菊さんがとても良いです。優しく厳しく、闘うと強い。でも美人の前だとおたおたしてヘタレになる笑。完璧なヒーローじゃないところが魅力です。シリーズ全部読もうと思います。
Posted by ブクログ
好きだなぁ〜。このシリーズ。
死病である労咳を患ったとの宣告を受け、息子に職を譲り隠居となったのは桜木清兵衛。
風烈廻り同心だった。
だが、看病すると気管支の病だったようで完治。
そんな早すぎる隠居であったが、今はその自由な時間を満喫している清兵衛だ。
何か趣味でもと釣りや、俳句をしてみるのだが、続いているのは散歩のみ。
ついつい散歩の途中で知った困りごとなどに首を突っ込み世話を焼く。
これがたった一つの趣味と言ってもいい。
今回は、八百屋の息子の親子げんか。
大きな役をしていた隠居の頑固で厳しい様に周りがストレスを溜めていると聞き、お節介にも話し相手になり悩みを解決。
母親が