作品一覧

  • 五輪景気で輝く日本 東京は世界経済の覇権都市をめざせ 【Voice S】

    五輪景気で輝く日本 東京は世界経済の覇権都市をめざせ 【Voice S】

    ビジネス・実用

    -
    1巻100円 (税込)
    「巨大都市における平和で安全で快適な日常」という奇跡を体現する都市・東京。2020年の東京オリンピックは、日本文明の素晴らしさを世界にショーアップする絶好の機会だ――。舌鋒鋭い一流アナリストが提示する、まったく新しい都市経済論。※本コンテンツは月刊誌『Voice』2013年11月号掲載記事を電子化したものです。
  • 不確実な未来を生き抜くための「経済史」

    不確実な未来を生き抜くための「経済史」

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻880円 (税込)
    ◆官製相場、株高、格差拡大……歴史が物語る「資本主義のカラクリ」! ◆「経済史」をひもとくことで見えてくる日本経済の行く末、世界経済の向かうところ。 ケインズやマネタリストなど時代を先導したさまざまな経済思想から、最近のピケティ「21世紀の資本」まで、博覧強記の著者がひも解く! ◆ピケティ「21世紀の資本」が巷間話題となっているが、所得・資本格差の拡大は資本主義においてとくに目新しい課題ではない。 ではなぜこんなにも注目を浴びたのか? それは、もともと日本が欧米型パワーエリートが住む社会とは別種の、資本格差も知的格差も世界一小さい国であり、つい最近までそうだったからだ。 ◆20世紀の日本経済はどのように推移し、現代へと至ったか。バブル経済、規制緩和とグローバリズム、増税など、過去の事例を照らし合わせれば、21世紀の経済の流れはおのずからわかる! ・小泉改革とアベノミクスはまるきり違う ・地方創生会議は、経済効率が悪いからこそ企業が逃げていく場所に強引に人と資源を縛り付ける愚策 ・たとえインフレ率を上回る実質成長率があったところで、それは4~5%という威勢のよい水準に戻ることは土台無理 ・デフレを是とした着実な経済運営は可能だった…… など、目からウロコの着眼点で、アベノミクスのその先の日本経済がむかえる状況まで大胆に見通す!
  • お江戸日本は世界最高のワンダーランド

    お江戸日本は世界最高のワンダーランド

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻921円 (税込)
    超高齢化で生涯現役社会を実現、リサイクル都市を築いて優れた省エネ生活を送り、そして、庶民は文化に豪奢な贅沢をし、人間として豊かな暮らしを楽しむ。江戸時代の日本人は、私たち、いや、世界の今後のモデルです。明治維新後歪められた「良さ」「豊かさ」を人気の経済評論家が、その独自の視点で徹底分析。歴史家とはちがった観点からたどり着いた江戸社会の実像は、極めて合理的で豊穣な世界。やっぱり、日本人は偉かった!
  • やはり金だ

    やはり金だ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻990円 (税込)
    株の大暴落はいずれくる。それへの備えは「金(ゴールド)」しかない。ゴールドだけが永遠の輝きを放つ。「金」を買うときの注意事項、金を買う資金がない人に役立つ情報が満載。資産形成の達人は必ず「金」を考える! 株の大暴落は必ずやってくる。そのとき、もっとも頼りになるのが、「金」を現物で持つということです。
  • 中央銀行がわかれば世界経済がわかる

    中央銀行がわかれば世界経済がわかる

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,232円 (税込)
    「マイナス金利」「異次元緩和」で日本経済は崩壊する!!通貨と金利を支配する利権集団、Fed、ECB、日銀は不要!!世界の金融政策の舵取りをしている「中央銀行」とは、いったいいかなる組織か?
  • 99%の国民が泣きを見る アベノミクスで貧乏くじを引かないたった一つの方法

    99%の国民が泣きを見る アベノミクスで貧乏くじを引かないたった一つの方法

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,257円 (税込)
    アベノミクスが押し進める「インフレ」というのは、 借金のし放題という一握りの恵まれた連中だけがますます儲けて、 ふつうの庶民にはちっとも恩恵がおよばない経済状態である。 インフレで、物価は上がっても給料は上がらないし、 消費税増税、円安、TPP参加……で、庶民の暮らしはますます苦しくなる。 オリンピック景気だってほんの一時的なもの。 さらに、 インフレは戦争と親和性が高く、 デフレは平和と親和性が高い。 こんな時代だから、 不動産を買ってはいけない! 投資はやめよ! カネを使わないことが庶民にとっての唯一の防衛策だ! そして、 経済成長や幸せな国づくりのためにも、日本はデフレに戻るべきだ! ●インフレというのは、一握りの恵まれた連中だけがますます儲けて、  ふつうの庶民には恩恵がおよばない経済状態のことだ。 ●マンションなどを「いま買ったほうがお得」とセールスされたら、疑ったほうがいい。 ●これまで株や投資信託を体験したことがない人が不慣れな金融商品に手を出すと危ない。 ●オリンピック開催国は開催前の景気は過熱するが、その後は必ず成長率の減速に見舞われる。 ●TPP参加とは、アメリカ、オーストラリアなどの農業大国が日本を自分たちの市場に囲い込む話だ。 ……だから、自分の暮らしは自分で守らなくてはならない!
  • これからおもしろくなる世界経済

    これからおもしろくなる世界経済

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    ビットコインによる仮想通貨バブルがはじけた。過剰な期待を持って投機的に動いた人たちが市場から一掃され堅実な成長を示していく。モノからコト、資本から労働へ、資源大国から資源小国への経済力転移が始まる。世界を飲み込む大底を乗り切れば、日本は必ず再生する。この大転換によって各国の一般大衆は国家、大企業、金融機関、大富豪に集中した権力から解放されて、人間の豊かな生活のほうが大事と思い知ることになる。
  • 最強の資産は円である!

    最強の資産は円である!

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,320円 (税込)
    潮目が変わる2020年、宴の後の焼け野原で起こること◇インフレは起こらないこれだけの理由◇日本は財政破綻しない!◇製造業の時代が完全に終わる◇膨大な資源が余る ◇暴利を貪る金融業の終わりの始まり◇資本主義、株式市場は衰退していく
  • 日本人が知らないトランプ後の世界を本当に動かす人たち

    日本人が知らないトランプ後の世界を本当に動かす人たち

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,386円 (税込)
    大手メディアが報じない新時代の行方。バイデン時代はトランプよりひどい!ビジネスマン、投資家が知っておくべき真実とは? 史上最低な大統領を選んだアメリカとどう付き合っていくのか? 異様な株価上昇、止まらぬ超格差、露骨な金権政治、金融・情報通信利権集団に丸抱えされた国民 ビル・ゲイツやジョージ・ソロスなどの露骨に権勢欲をむき出しにした旧来型の大富豪とはまったく違うタイプの権力者が、 力をふるいはじめている。見るからに権力亡者という風貌の旧世代と違って、彼らの外見は穏やかだ。だが、その穏やかな外見とは裏腹に、 彼らは大衆を議論によって説得すべき対象としてさえ見ていない。食いものにすべきカモか、手足として使うべき人間としか見ていないのだ。 (「はじめに」より抜粋) 歴史上まれにみる異様な選挙で決まった新大統領。アメリカを二分しただけでなく、すでに世界はトランプ後に向けて動きだしていた。日本のメディアは見誤ったばかりか、結果の本質を見抜けていない。新大統領誕生で起きる世界変動、支配層たちの動きはどうなのか。見誤らないためにビジネスマン、個人投資家が知っておくべきこととは? 渾身の緊急出版!
  • 危機と金(ゴールド)

    危機と金(ゴールド)

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    金の歴史から見える世界経済の真実 あなたが聞かされていた通説や定説は誤解と偏見のかたまりだった。 本書では、数多くの著書を持つ人気アナリストである増田悦佐氏が、経済が停滞する中での大震災という危機に見舞われた中で、金価格はこれからどうなるのかを、非常に説得的に分析します。 リーマン・ショックに端を発する金融危機以来、世界的なデフレ傾向が続く中で、金ブームが起きています。金投資を考えている、あるいはすでに金投資をしている個人投資家向けに、人気アナリストがこれからの金価格はどうなるのかを鋭く解説する本です。 金投資には、ギャンブル性が高いという印象を持つ人も多いが、これは、現実の金投資の世界とは正反対です。じつは金投資は、ほかのあらゆる金融商品に比べて長期的な価格変動(ボラティリティ)が小さい投資対象です。そして、ふつうはインフレに強い投資対象はデフレに弱く、デフレに強い投資対象はインフレに弱いのですが、金だけはインフレでもデフレでも良いパフォーマンスをします。 さらに大事なことですが、投資対象としての金には、「危機に強い」という特徴があります。さらに、おそらくは現代社会が抱えている最大の問題である、なぜ金融業界にはこれほど社会全体を混乱に陥れる事件が多いのかについての答えを明らかにします。それは、金融界のあちこちに住み着いている無限大という魔物の存在にあり、抜本的に解決するには、金本位制を再建することによりマネーサプライを有限の碇(いかり)につなぐほかはないということです。
  • 不作為で勝ち残る日本経済 米中没落を直視すれば、復活の条件が見えてくる

    不作為で勝ち残る日本経済 米中没落を直視すれば、復活の条件が見えてくる

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    波乱の幕開けとなった2016年。株の暴落とぬぐえぬ戦争の気配。世界中の国家が安易な金融政策から抜け出せず、コントロール不能な状態になった。中国バブルは崩壊し、アメリカはソフトランディングできない。米中経済同時崩壊を日本はいかにして迎え撃つのか。アベノミクスと金相場の密接な関係、国家ぐるみでの株価操作合戦の内幕、止まらぬ原油安の背景、今後の行方等を鋭く考察する。世界経済で唯一、日本だけが浮上する理由を増田流理論で解説。
  • 世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する

    世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,584円 (税込)
    ヨーロッパも、アメリカも、中国も、総崩れだ。 グローバル化万歳論は大いなるまやかしだった。 欧州危機に端を発する国際金融の混乱は、まったく収束のメドは立っていない。ヨーロッパも、アメリカも、中国も総崩れで、グローバル化万歳論はおおいなるまやかしだった。この混乱はたんにいくつかの国の財政破綻で終わるものではなく、より大きな世界経済の大変動の始まりである。これまで世界各国の政治家・中央銀行・経済学者・マスコミが吹聴してきた4つの幻想が崩れ落ちようとしているからである。すなわち、 (1)借金踏み倒し経済は永続するという幻想、 (2)超大国・多国籍巨大企業は効率的だという幻想、 (3)経済のグローバル化は歓迎すべきだという幻想、 (4)エリート支配こそ理想の社会をつくるという幻想 が終わりととげるとともに、欧米先進国もアジア新興国も衰退に向かう。しかしこれらの4つの幻想にとらわれることなく、 (1)投資銀行も肥大化せず、 (2)どの業界も寡占は中途半端、 (3)グローバル化もさして進まず、 (4)超エリートが政治・経済を支配することもなかった 日本が、欧米先進諸国やアジア新興国の没落をよそに「屹立する」。一貫して「日本楽観論」を主張して読者を魅了し続けてきた人気アナリストが、欧州危機後の世界経済の行方を大胆に予言する1冊。
  • 中国自壊―賢すぎる支配者の悲劇

    中国自壊―賢すぎる支配者の悲劇

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    「本書の内容は『全編、これ内政干渉』といえる、きわどいものだ。中国の現政権は、あきらかに人類がこれまでの歴史で積み重ねてきた、どこに生まれようと人間であれば普遍的に持っているはずの権利を踏みにじって、人類史そのものを何世紀か押し戻そうとするような政治を続けている。 その象徴が、中国独特の戸籍制度だ。この制度については、農村から都市への人口流入を防ぐ制度だと思いこんでいる人が多いようだ。だが、まったく違う。中国の全国民の身分を、生まれによって固定化させる制度なのだ。こんな制度がいつまでも続いていること自体が、中国がいかに横暴で身勝手な権力者によって支配されているかを示している。 ここまで歪んだ政治制度は、どんなに強固に構築されているようでも、どこかでほころびが生じたら、あっという間に崩壊するだろう。そして、この政権崩壊は、中国の労働者、農民にとって画期的な境遇の改善につながるはずだ。」──「おわりに」より
  • 「景気は操作できる」と思っているエリートたちの大間違い

    「景気は操作できる」と思っているエリートたちの大間違い

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,699円 (税込)
    鳴り物入りで始まり、開始当初はそのパフォーマンスに将来の好況到来を期待させたアベノミクスも、そろそろ、その正体をあらわしてきたようである。株価の上昇も、円安傾向も影をひそめ、さらにこの4月の消費税増税によって、国民には好況到来の気配さえ感じられなくなっている。日銀による「異次元緩和」はいったいどこへいったのか? 世の中は、相変わらず、デフレであり、急激な変化もありそうもない。これはどういうことなのかを、該博な知識と多くの歴史的事実やデータによって説き明かしたのが本書である。本書を読めば、どんな国においても、経済政策というものは無益であるか有害であるかのどちらかだということが、はっきりとわかる。経済エリートたちのから騒ぎに騙されないために、必読の一冊である。
  • 3・11に勝つ日本経済

    3・11に勝つ日本経済

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,699円 (税込)
    東日本大震災にからんで欧米が仕掛けた謀略戦は、「日本は危険な国」とアピールすることで、不当にわが国の経済を貶めるものだった。チェルノブイリ原発事故と福島第一原発事故を同じように見る海外報道は、明らかに事実に反していた。著者は、福島原発の事故について記す。「最重要事項である緊急時の運転停止は、きちんと行われていたのだ。したがって、燃料棒の溶解という意味での『メルトダウン』という最悪の事態が起きたとしても、チェルノブイリ事故のように、運転中の原子炉が発電のために励起したエネルギーの送り出す大爆風をともなって放射能を大量かつ広範に散布するといった事態は、絶対に起きるはずがなかった」。だが、アメリカの政府高官と米軍関係者は、はじめから強硬に半径80キロ圏からの強制退避を主張しつづけた。これが日本に対する悪意でなくて何であろう。しかし欧米のキャンペーンもむなしく、日本経済はカムバックを始めたのである。
  • 経済学「七つの常識」の化けの皮をはぐ アベノミクスで躍り出た魑魅魍魎(ちみもうりょう)たち

    経済学「七つの常識」の化けの皮をはぐ

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,699円 (税込)
    インフレターゲットと円安をお手本にする日本の経済学者は一体、何を考えているのか。自国通貨安とインフレ体質がしみついたイギリスを例にとると、ポンド安で購買力が下がった結果、製造業の対GDPシェアは世界109位まで下がってしまった(2009年)。つまり「円安で輸出企業が儲かる」というのは虚構である。失業率が26%を超えたスペイン(2013年)を見ても、マネーサプライの増加で連邦政府と巨大企業、金融機関だけが潤う「大衆殺し」のアメリカを見ても、日本の模範にならないことは明らかだ。それでも「日本経済をアメリカやヨーロッパのようにしたい」と本気で考える経済学者は「国民をいじめるほど景気が良くなるというサディスト経済学」の信奉者だ、と著者は記す。同様に「おとぎ話経済学」のケインズ政策、「SF経済学」のマネタリズム等々、経済学を断罪。返す刀でこれらの説を妄信する政治家を斬る。ニセ経済学の正体を暴露する書。
  • 米中貿易戦争 アメリカの真の狙いは日本

    米中貿易戦争 アメリカの真の狙いは日本

    小説・文芸

    -
    1巻1,760円 (税込)
    本当の構図は「米中欧連合 VS 日本」だ! 少なくとも過去10年にわたり、アメリカは中国から借りたカネを使って、笑いが止まらないほどおいしい金融取引を続けてきた。その金の卵を産むニワトリ=中国に、アメリカが本気で貿易戦争を仕掛けるはずがない。トランプ貿易戦争の主戦場は自動車であり、主要敵国は実は日本だ!中国やEUとの交渉が片付いてから、トランプが公表する日本への要求は、いかなるものか?日本経済を狙うアメリカの真の狙いをここに明らかにする。
  • クルマ社会・7つの大罪 アメリカ文明衰退の真相

    クルマ社会・7つの大罪

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,899円 (税込)
    ニューヨークは、誰もが知っているように大都会である。だが、この街と日本の東京を比べると、明らかな違いがある。それは、東京は、まだまだ都市として成長できる余地が山ほどあるが、ニューヨークには最早それが無いという厳然たる事実である。なぜ、このような違いが生じるのか? それは、ニューヨークにはもう昼間人口でさえも増加させるスペースがなくなってしまっているからである。ニューヨーカーは、そのほとんどが、毎朝、クルマで出勤する。その渋滞たるや、当然すごいものとなっているが、それになれきってしまっている彼らにとっては、改善しようという発想は全くないようだ。また、それだけのクルマを置いておく駐車スペースももう限界だ。そんなことが、ニューヨークという都市の成長可能性を奪ってしまっている。つまり、原因は、「クルマ」だ。本書ではこのような、アメリカに存在する、「クルマ社会」の様々な弊害を明らかにする。
  • 奇跡の日本史 「花づな列島」の恵みを言祝ぐ

    奇跡の日本史

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,899円 (税込)
    世界中見渡しても、こんなに優雅な文明を維持しながら、戦争や殺戮より平和な経済競争が優位を占める近代市民社会が成立するまで生き延びた国民は、ほかにはいない。ところが、これだけ幸福な星のもとに生まれた日本人が、自分たちはどんなに幸せな歴史を生きてきたのかということをほとんど知らない。皮肉なことに、おそらく世界中の知識人の中で日本の知識人がいちばん、ヨーロッパ文明こそ善(よ)き文明であり、義(ただ)しき文明であるというデマ宣伝を信じこまされ、ヨーロッパの文物に対する抜きがたい劣等感にさいなまれている。おそらく、一度もヨーロッパ諸国の植民地にされたことがなく、ヨーロッパ文明の中からいいものだけを自分たちの意志で選択的に取り入れてきたからこそのヨーロッパ崇拝なのだろう。だが、もうそろそろ真相に気がつくべき時期だ(本書「はじめに」からの引用)。呪われたヨーロッパの歴史をひもとき、「幸せな日本史」を描く。
  • 夢の国から悪夢の国へ―40年間続いたアメリカン・バブルの大崩壊

    夢の国から悪夢の国へ―40年間続いたアメリカン・バブルの大崩壊

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻2,024円 (税込)
    アメリカの金融業界は、1974年の個人退職年金法改正以来、約40年にわたる万年好況を謳歌してきました。それは、年金基金のおカネが株式市場に流入し続け、アメリカの株価は、実体経済から見ればはるかに高水準を維持し続けてきたからです。しかし、その結果として金融業界だけが肥え太り、一握りのカネ持ちだけに所得と資産が集中し、一般国民の生活は困窮していきました。  増田氏は、この40年にわたる株式市場のバブルは、今後2、3年のうちに大崩壊を起こし、アメリカ経済・社会は大打撃を受けるであろうと予測しています。  本書では、このバブルはどのようにふくらんでいったのか、そしてなぜ大崩壊すると言えるのか、その後の世界経済はどうなるのかを、経済問題だけでなく、社会問題、政治問題も含めて、徹底的に分析します。  いまアメリカでは、約40年にわたる万年好況のもたらした社会のひずみが、極限まで大きくなっています。教育、雇用、家族、医療、食生活、居住地……あらゆる分野で「持てる者」と「持たざる者」の格差は、これ以上ないほど広がっており、いったん貧困に陥ったら最後、逆転などまったくありえない社会になっています。増田氏は、これは決して持続可能ではなく、アメリカはいずれ、経済だけでなく、社会も崩壊するだろう(すでに崩壊している)と断言します。  なぜそう言えるのか。本書では、人気アナリストの増田氏が、事実とデータに基づいて、徹底的に分析します。 【主な内容】 第1章 経済金融化の分水嶺は1974年 第2章 アメリカを衰亡に駆り立てる黙示録の四騎士たち 第3章 第一の騎士は貧困の構造化     ――分断された労働市場の定着と家族の崩壊 第4章 第二の騎士は利権の横行     ――あらゆる使命や職能ばかりか、罪と罰まで利権化している 第5章 第三の騎士は自由の仮想現実化     ――肥満の蔓延とそれでも自己顕示に励む人々 第6章 第四の騎士は持続不能となったクルマ社会 第7章 かくて地上最強の軍事帝国は滅亡する
  • クルマ社会・七つの大罪

    クルマ社会・七つの大罪

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻6,595円 (税込)
    「クルマに乗るということは、自分が属している階級の看板を鼻先にぶら下げて生きてゆくようなものだ」「小さくて軽くて燃費がいいクルマを選べるのは、知的エリートや中産階級以上の恵まれた境遇にある人たちだけなのだ」。エネルギー浪費、高公害、スペース浪費型の自動車文明の衰退をたどり、鉄道網を守りぬいた大衆社会・日本の希望をえがく。2010年名著の増補改訂版。
  • ブルースの歴史

    ブルースの歴史

    ビジネス・実用

    -
    1巻17,556円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年ロンドン初版の名著が、97年改訂版にもとづく増補改訳で甦る。ブルースの来歴のみならず、アメリカ社会の激動の近現代史をも描く。人種隔離の19世紀に生い立ち、平等への要求の盛り上がる20世紀を背景に紡がれる、黒人音楽の物語。500点超の貴重写真・図版収録。翻訳は文明評論家・増田悦佐(=米口胡)氏、解説はPヴァイン・レコード創業者の日暮泰文氏と、こよなき布陣でおくる決定版。

ユーザーレビュー

  • クルマ社会・七つの大罪

    Posted by ブクログ

    今から11年前の8月に、私がずっと新刊が出るたびに追いかけている増田氏の書かれた増補改訂版です。奇しくも元版のレビューを11年前の今日に書いています。

    今年6月に改訂版が出るとネットで知って予約していましたが、ようやく届きました、この1週間は在宅勤務の合間をぬってこの本を楽しませてもらいました。

    コロナ騒動が始まる直前(令和2年2月上旬)に社会人になって2ヶ月目にしてローンを組んで買ったクルマから数えて、4台乗りましたが、ついに車を手放すことを決意しました。不便が生じたら買えばいいと思った決断でしたが、一向に不便を感じません。コロナのお陰で気晴らしには、一人ドライブよりも家の周りを1時間程度歩くことが健康的にも良いことがわかりました。

    さてこの本の内容ですが、元版では触れられていなかったポイントとして、電気自動車の行く末についても追加(8つ目の大罪)として書かれています。世の中、電気自動車や自動運転の議論が真っ盛りですが、私の知る限り、本でしっかり反論しているのは増田氏だけのように思います。私自身、自動車関連業界に勤務しているので、非常に参考となる考え方でした。

    以下は気になったポイントです。いつものことですが、増田氏の本は記すべきポイントが多いのですが、今回は改訂版であることから、追加された8番目の大罪について記したく思います。

    ・世界中の先進国でクルマが日常交通機関の王者を鉄道から奪い去った、東京と大阪という二大都市圏が高い鉄道依存度を維持しながら「高度消費社会」へと突入した日本経済が先進国では唯一の例外である(序章、p3)

    ・アメリカがなぜ大きく伸びたかというと、世界中から移民を受け入れ若く貧しく、しかしひたすら働く意欲だけは有り余るほど持った人達が大勢入ってくることによって内需主導で伸びてきかから。欧州の大国が軒並み植民地主義で外に出て行ったのとは対照的であった。さらに天然資源の埋蔵量の偏りと、科学技術の進展の絶妙なバランスによって、植民地帝国を樹立するのではなく、自国内のエネルギー効率の高さで世界の最先端を切り開く国に成長していった(序章、p36)

    ・石油さえ枯渇しなければ自動車文明は安泰だとも言い切れない重要な2つのポイント、1)自動車の販売台数が、原油価格が下がっても2016年の1755万台をピークに減少し続けている、2)成人一人あたりの年間走行距離は、2000年代半ばをピークにガソリン価格が下がっても減少し続けている(序章、p41)

    ・電気や水素で動かす車の最大の問題は、再生可能エネルギー源による発電も、電気・水素を動力源とした自動車も、化石燃料より遥かにエネルギーを浪費することである(8章、p319)あまりの高コストに悲鳴をあげて、世界一クリーンで安上がりなエネルギー源である「天然ガス」の積極利用に戻るだろう。その結果実現する社会は、多分現代日本の大都市圏がそのまま世界中に広がった姿に似ているだろう(p320)

    ・地上1.2-1.5メートルの所に設置された気温測定装置は、特に北半球の人口密集地帯や幹線道路沿いで顕著に上昇している。それは個人家庭に冷房が普及し、ほとんどの自動車に冷房が標準装備されただけで説明できる。温度を上げる技術はいろいろあるが、上げる技術は存在しない。温気を冷媒で固めて別の場所に置き換えるだけ、冷房が普及するほどエアコン室外機、自動車の排熱により薄皮一枚程度の気温は上がる、しかし、地上9-17キロに及ぶ対流圏全体や海水温が、地表の温度同様に温まり続けている兆候はない(p323)

    ・設備能力をフルに活かせると仮定すれば、太陽光発電や風力発電は安上がりである、太陽光は原子力の44%、風力は25%で済むことになる、だが原子力発電所の稼働率は90%、太陽光は9.5%、風力は16.6%である、稼働率や想定稼働年数を考慮すると、原子力は有利となる、太陽光なら原発の10.4倍、風力は3.4倍である(p325、326)

    ・天然ガス発電は現在存在するあらゆる発電法の中で一番一次エネルギー源から電力への変換効率(65%程度)が高い、複合発電である。これは、ガスタービンを回すときの排熱を水を沸騰させて蒸気タービンを回すために使って発電量を増やす方法である(p328)

    ・テスラが最近当期損益で黒字になったが、電気自動車を売るたびにエンジン車を一台売る権利をもらっているが、その権利を他の自動車会社に売っているから、本業が振るわない理由は、価格が高く、一回の充電での走行距離に誇大宣伝をしていて、しかも事故が起きた時の人体へのダメージが大きいから。総重量を抑えるために、本来なら堅牢な金属にしなければならない部品をプラスチックにして軽量化している(p333)

    ・クルマ社会が死滅するからといって、自動車という輸送ききのあり方全体が衰退するわけではない、シェアを拡大し続ける分野として、軽自動車・トラック・オートバイ・スクータといった、平和国家として再生した日本が守りつつけた分野で実用性を重視した分野である。大きく衰退するのは、自家用大型乗用車、アメリカのビックスリーが得意として、利益率が大きかった分野である(p337)

    ・ただし、トラック・二輪車・軽自動車部門を始めから持っていなかった企業や、系列化の他企業に移管してしまっていたり、部門丸ごと他の自動車メーカに売り渡してしまった企業の地位は下がるだろう。トヨタのトラックは日野からの技術導入だろう、日産は日産ディーゼルをボルボに売却、今はUDトラック、軽自動車はOEMにしてしまった。(p339)

    ・トヨタという会社はかなり運の良さに助けられた会社なのに世間では過大評価されている、かんばん方式がなぜ成立したかというと、東京・大阪圏で工場の新設・増設ができなかった時代に、名古屋の自動車会社だったから、名古屋周辺の広い道路を使って資材の搬入や製品の搬出が自由にできた要因が大きい。同様に浜松に本社のあったホンダ、スズキも極度に圧縮した在庫管理ができた。(p340)

    ・1950年代半ばでトヨタと日産の間で工場網建設の計画性に雲泥の差がついていた、日産は自由に主力工場の増設・下請け工場の結集ができなかった、その時点では数年の遅れで済むはずの差であったが、1959年に東京圏で、工業等制限法、1964年に大阪圏で、工場等制限法が施行されて、この二大都市圏で工場、大学の新増設が一切禁止された(p341)この法律が撤廃されたのは、2002年である(p357)

    ・営業の最前線では数値目標は非常に重要である、しかしトップがコミットメントしてはいけない、組織というのは、数値目標を掲げた途端、それを達成するためだけに突き進むことになる。短期的には効果があるかもしれないが、続くわけがない(p352)

    ・高度経済成長が、安定成長・低成長・ゼロ成長、そしてマイナス成長となった理由は明確である、それは経済成長の原動力とも言うべき「都市化」がストップしたから、三大都市圏への流入人口の激減した。本当に労働生産性を高めたかったら、人を生産性の低い地方に押し留める政策は取るべきではなく、人口移動奨励策とまではいかなくても、地方から三大都市圏への人口移動の邪魔をしない政策を取るべき(p363)車社会化した欧米では、道路渋滞がボトルネックとなって90%を超える人口都市化は非現実なのに対して、鉄道網がある、東京・大坂圏内ではその都市化にも十分対応可能である(p363)

    2021年9月12日作成

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    2021年09月12日
  • 不確実な未来を生き抜くための「経済史」

    Posted by ブクログ

    「官製相場」と言われる株高の一方で、一般家庭の家計は物価上昇で苦境に陥っている。
    やせ細る一方の実体経済と活況を呈する金融市場との乖離。
    こうしたアンバランスな経済状況は、日本がいま非常に不確実性の高い時期に差し掛かってしることを示す。
    目一杯大きな視野から世界と日本の経済史を振り返ることで経済の原理、資本主義のカラクリ。
    経済史をひもとけば、日本の進むべき道と私たちが今後生き残る術も見えてくる、ということで、
    第1章 経済覇権を城壁のない都市が握った経済史の黎明期
    第2章 16世紀以降は戦争とインフレ・デフレの関係で
        経済史を総括できる
    第3章 経済思想家は経済をうまく導いてきたのか
        経済学で言うべきことはアダム・スミスが
        言い尽した
        アダム・スミスのラデイカル精神はどこから
        来ているか
        アダム・スミスよりも権威主義だったマルクス
        マルクス経済学からなぜ卓見が生まれたか
        アメリカの大国化を予測したアダム・スミス
        <略>
        経済学者が「官僚統制型」を支持する理由
        <略>
        1930年代不況を深刻なものにしたのはGM
        国がお金を使った分だけ庶民の消費の余地が
        失われる
        企業の独占はなぜ市場に悪い影響を与えるか
        ケインズ主義と旧通産官僚にある共通の性質
    第4章 20世紀はばぜ金融業の時代になったのか
    第5章 アベノミクスでは日本経済は復活しない
    第6章 日本経済が今後その隠れた実力を発揮する方法

    というような内容です。
    最後の章で、「全生産要素」なる新たな観点の指標で、日本の未来は明るいということを予言している。
    日本経済復活のカギを握るのは、国民が勤労倫理の高さを持ち続けることが重要であるという主張でした。
    そして、日本は技術革新と効率性の追求が両立する国であると。
    全世界を見渡しても、それは、ドイツにもない日本だからの特性であるとしている。
    自分たちの職業が奪われないよう官僚と結託するエセ経済学者のわけのわからない学説にはくれぐれもだまされないようにいたしましょう(笑)・ 

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    2016年12月11日
  • クルマ社会・7つの大罪 アメリカ文明衰退の真相

    Posted by ブクログ

    増田氏の本は毎回読んで多くのことを学ぶのですが、今回のテーマはアメリカ文明が今までのアメリカの繁栄を支えてきたと思われてきたクルマが普及したことで逆に衰退してしまったことを解説しています。

    現在、中国やインドがクルマ社会に向けて成長しているなかで、鉄道が衰えていない日本(特に東京と大阪圏)には明るい未来があるという内容です。円高や株式低迷、国債の増加等、暗い話題が取り巻く中で久々に元気づけられた感じがします。

    以下は気になったポイントです。

    ・世界中の先進国でクルマが日常交通機関の王者の座を鉄道から奪った、東京と大阪というに大都市圏が高い鉄道依存度を維持しながら高度消費社会へ突入したのは先進国では唯一の例外、大衆社会か階級社会かの違いが起因している(p39、190)

    ・旅客輸送一人当りの消費エネルギー量(自動車)は1965年から2003年まで殆ど変わらず(600)に飛行機(1500→400Kcal)に抜かれた、これは渋滞増加による空吹かし増加、一人1台のクルマ保有のため、鉄道は変わらず50Kcal程度(p53)

    ・アメリカ路上走行において業務用車両は5%程度、欧州では10%、日本では30%(p69)

    ・誰もが楽しめるようなライブパフォーマンスが駅前広場を中心に繰り広げられている時代には、ラジオもレコードも普及しなかったのが事実、鉄道からクルマ社会に変わったときに、様々な階層の人達が集まる場がなくなって、文化や芸術が分化していった(p96、104)

    ・平和な社会に再適応できない兵士が増えた理由として、出征した兵士が帰るまでの、アメリカ人同士の共同体の中に、再吸収される時間的余裕が短くなってきたのが一因(p107)

    ・アメリカ国民全体の雰囲気を象徴していた歌手は、ビリー・ジョエル、ブルーススプリングティーン、マイケル・ジャクソン、シンディ・ローパー、マドンナあたりが最後(p111)

    ・1953年頃の自動車産業が栄える前は、自動車産業の経営陣でさえ、長距離出張には列車で出かけていた、第二次世界大戦直後に鉄道乗客数がピーク(10億人)(p147、151)

    ・史上最大の公共事業は、アメリカの州間高速道路建設である、ハイウェイが真ん中を突き抜けた街は死滅した(p151、153)

    ・フリーランチの本来の意味は、19世紀末から20世紀初において、昼飯どきに5セント払ってビールを1パイント頼めば、料理は食べ放題というサービスが由来(p165)

    ・子どもが自分の読みたい漫画を買いに行く自由のある社会か、買い物は常に大人が子供を連れて行くので大人が子供に読ませたい漫画を買い与えるかの社会の差が、両者の漫画の質の差に起因する(p173)

    ・一国の豊かさのピークは、一般大衆にどこまでぜいたくを許すかで決まってくる、イギリスは毛織物や綿製品により、アメリカはクルマ(p177)

    ・アメリカで市街電車が嫌われたのは、中産階級の人の妻や娘が、有色人種やギリシャ正教やユダヤ教等の人達と同じ車両に乗り合わせることであった(p180)

    ・あらゆる個人にT型フォード1車種を薦めることから、社名はフォード・モーター、あらゆる階層にマッチする製品ラインを準備することから、GMモーターズと複数形の名称(p187)

    ・日本人の摂取カロリーは、2008年にとうとう終戦直後(1900キロカロリー)を下回った(p226)

    ・植民地から金銀財宝を奪うのは支配階級たちの関心事であったのにたいして、スパイスを求めるのは大衆が共有していた関心事であった(p228)

    ・1930年代半ばまでは日本の自動車市場は世界でもっとも自由競争の原理を守っていた、横浜のフォード工場、大阪のGM工場で作られていた車で1930年の95%シェアを占めていた(p244)

    ・1960年代に日本車は性能の悪さは酷評されているが、堅牢性や耐久性の高さは例外なく褒められていた(p256)

    ・デミング流の品質管理がアメリカで受け入れられなかった最大の理由は、経営トップから工員まで平等に責任と権限を持たなければ品質管理ができないという主張から(p262)

    ・日本では単純工程をロボットに任せるが、アメリカではいままでの機能分担になかったような仕事を新しくやらせるためにロボットを使う(p286)

    ・エリートにとって生活水準格差が縮小することは、この世の終わりと思うほど辛いこと(p301)

    ・トラック、二輪車、軽自動車を始めから持っていなかった企業は今後厳しい、具体的にはトヨタや日産、ホンダやスズキは生き延びる(p329)

    2010/09/12作成

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    2012年04月18日
  • 奇跡の日本史 「花づな列島」の恵みを言祝ぐ

    Posted by ブクログ

    日本史に何があったか?ではなく何がなかったか?という視点で語る比較文明論。
    着眼点そのものが面白いのはもちろんですが、本書はそれに留まらず、ステレオタイプな日本史観の読み替えを行うことを目的とした非常に壮大な試みであると言えます。

    多くの日本人は「日本は明治維新をきっかけに近代的な国家になった」という史観、あるいは(日教組の大好きな)「戦後平和憲法を掲げたことで日本は平和に経済発展することができた」という史観を疑うことなく信じていると思います。ところが、本書で語られるのは江戸時代からすでに欧米以上に近代的な国家を築いていた日本であり、縄文時代からすでに争いとは無縁だった日本です。
    欧米至上主義の歴史観を離れて眺めることで、日本の素晴らしい文明が見えてきます。

    本書の核心となる着想は防壁に囲まれた城塞都市を築き争いの絶えなかったヨーロッパと壁のない街に暮らし紛争とは無縁だった日本の違いです。同じ着眼点の大石久和『国土学再考』を読んで感銘を受けた方なら共感できると思います。大石氏は悲観的でしたが、増田氏は超楽観的なのが両者の大きな差でしょうか。

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    2010年12月29日
  • クルマ社会・7つの大罪 アメリカ文明衰退の真相

    Posted by ブクログ

    同じ著者による『日本文明・世界最強の秘密』の姉妹編とも言える評論。両方読むとより理解が進みます。

    アメリカのクルマ社会が文明にどのような変化を及ぼしたか、そしてなぜアメリカはクルマによって没落していったかを論じています。増田氏お馴染のエネルギー効率史観、エリート社会の欧米と大衆社会の日本といった主張も織りまぜつつ、車を切り口としてここまで多彩で広範な文明論が語れてしまうことに驚きました。
    まさに「車を見れば世界が見える」。

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    2010年09月05日

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