作品一覧

  • 令和元年の人生ゲーム
    4.0
    1巻1,599円 (税込)
    「まだ人生に、本気になってるんですか?」 この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。 「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」 慶應の意識高いビジコンサークルで、 働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、 「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、 クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で…… ”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。 彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか? 2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。 デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、 麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の働き方」。 新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。 そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。 20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、 部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。 「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう
    4.0
    1巻561円 (税込)
    「チャイムの音と共に騒がしくなる教室で、目を輝かせる友人達。小学校の話題の中心はいつもポケモンだった。僕は一人、いつも下を向いていた。ウチにはゲームボーイも、スーファミもなかった。」(窓際三等兵「本当に欲しかったものは、もう」より)――『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』の麻布競馬場、『地面師たち』の新庄耕他、総勢10名義による絶望文学アンソロジー全23編。どの作品からでもOK!  読めば5分で泣ける・・・・・・痛くて。けど、それが人生♪
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない 上
    完結
    5.0
    全3巻679~752円 (税込)
    手に入れるはずの幸せを見失い、もう戻れない諦めの先に、それぞれが見るものは――。 SNSを沸かせた“タワマン文学”初のコミカライズ。同名の“虚無と諦念のショートストーリー集”を原作に、東京に暮らす男女(ひとびと)を描く。麻布競馬場による原作未収録の小説『今年で31歳になる』、川野倫による各エピソード描き下ろしも特別収録。
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない
    3.8
    1巻638円 (税込)
    「みんな、高校卒業おめでとう。最後に先生から話をします。この街を捨てて東京に出て、早稲田大学の教育学部からメーカーに入って、僻地の工場勤務でうつになって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生の話を――」(「3年4組のみんなへ」)など、Twitterで大反響を呼んだ虚無と諦念のショートストーリー集。話題の覆面作家、衝撃のデビュー作!
  • #ハッシュタグストーリー
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    心に刺さるSNSのいい話。 インスタ、X、ユーチューブ、 タイムラインを流れる日々に疲れてしまっても、 あなたを救う物語がある。 新時代の小説家が贈る 全編新作アンソロジー! 麻布競馬場『#ネットミームと私』 田舎道で中指を突き立てた少女の写真が世界中に拡散。その裏に隠された物語とは?  柿原朋哉『#いにしえーしょんず』 26歳フリーターの独身女子。ヲタクであることはそんなにダメなのか。普通ってなんなの? カツセマサヒコ『#ウルトラサッドアンドグレイトデストロイクラブ』 ストーカーの侵入で大ピンチの私を救ったのは、高校時代の文化祭のテーマ。 木爾チレン『#ファインダー越しの私の世界』 あの頃インスタに投稿していた写真に元カレが「いいね」を突然つけて――。

ユーザーレビュー

  • 令和元年の人生ゲーム

    Posted by ブクログ

    大人になってからでも楽しめるし、今から大人になる人でも楽しめるのでは。自分を客観視する視点をもてるようになるかも。
    一度きりしかない人生を目一杯楽しむための気づきもらえた気がします

    0
    2025年10月22日
  • 令和元年の人生ゲーム

    Posted by ブクログ

    全話通しておもしろかったです!
    2話3話のひょうひょうとした沼田さんから、4話の笑顔はりつき沼田さんへの変貌。3.5話が読みたくてたまらない〜!
    そして沼田さんの吉原への愛が切ない…
    吉原の代替の寛人さん。沼田さんを裏切らないでほしいな。


    以下、3話で印象的だったところ。

    世の中には、誰かを置いて去っていった側と、置いていかれた側があって、多くの場合、僕たちは人生の時々によってその両方を、加害者と被害者を兼ねることになる。
    人生とは、次々と出くわす交差点をすり抜けて誰かを置き去りにしながら走ってゆく行為の連続なのかもしれない。

    恋愛友情職場学校男女問わず、ほんとその通り!と思いました

    0
    2025年10月02日
  • 令和元年の人生ゲーム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    麻布競馬場の本は、まだ2作だけどとにかく性格が悪い。そしてこの『令和元年の人生ゲーム』も、好んでいる人の性格がもれなく悪いことが証明されてしまうという厄介な本。「合わなかったな……」という人は、心が汚れていないということなのでどうかそのままでいて欲しい。

    「うわっ、このセリフ……」「うわっ、こういう奴……」いるわー!いたわー!嫌いだわー!と、とにかく悪口で盛り上がってしまう。

    特に第1話のインパクトが強くて、やっぱり吉原が……うん、ごめん、嫌い。別に悪いことしてるわけじゃないんだけど、なんかこう……エルメスの15万のブレスレットをたかがサークルに着けてくるとかさ……親の金で武蔵小杉のタワマ

    0
    2025年10月01日
  • 令和元年の人生ゲーム

    Posted by ブクログ

    割と裕福な家庭で育ち、高学歴で、上昇志向の強い、今の若者達の、リアルがここにある!

    日本という国が、これからの成長を見込めないという事実を知りながら、これからの時代を生きていかねばならない若者達。
    何を目標にして生きていけば良いのか、明確な答えは、熟年の大人たちは教えてくれない。

    その答えを必死に探している若者達。熱心な教育を受け、日々、お稽古や勉強で忙しい毎日を送ってきた若者ほど、社会人になってこれからどのように過ごして行けばよいか悩むのだろう。

    そんな中、達観し、のんびり気楽に過ごしていこうじゃないかと、半ば人生を下りてしまった沼田。
    その対比が面白い。

    ずっと続いてきた受験戦争は

    0
    2025年09月21日
  • 令和元年の人生ゲーム

    Posted by ブクログ

    面白い、大学生ってこんなに他人を分析してるんだーと他者に対しての評価についての小説だなと私は思った。

    考えすぎかと思うくらいの、1つの行動に対する評価を主人公(先月読みました、名前忘れました、、、)の目線から辛辣に書き連ねていて笑った。やっぱ考え過ぎじゃない?

    「こんな不真面目なやつについていくな」
    の台詞は、「自分の頭で考えないやつは馬鹿だ」に言い換えが可能だと思った。人の意見を真似することに抵抗がない、むしろそれがコミュニケーションだと思っている節があるやつのことかなぁ。。。

    自分を省みる必要があるなとも感じ。。

    0
    2025年09月14日

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