配信予定・最新刊

作品一覧

  • 転がる検事に苔むさず
    4.1
    1~2巻737~847円 (税込)
    窓際検事の逆転なるか! 夏の夜、若者が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。自殺か、他殺か。判断に迷う刑事課長は飲み友達の検事、久我周平に助けを求めた。出世レースから外れた久我は日の当たらぬ部署で罰金刑など軽めの事件ばかり扱う一方、遺体の検分には豊富な経験を持つ。久我は靴の傷に他者の関与を疑う。交番巡査、新人の女性検事とともに若者の身辺を探っていくと、高級外車を巡る、海を越えた取引が浮かびあがった。法務検察内のパワーゲームにも巻き込まれながら、男の正体に迫っていく。窓際検事の逆転なるか。 ◎著者は、検察庁など司法を担当した現役新聞記者 ◎解説は元最高裁判事の甲斐中辰夫氏 ◎第3回警察小説大賞受賞作 真摯に正義を求める“生身の検事”がここにいる―――柚月裕子 氏激賞! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『転がる検事に苔むさず』の文庫版となります。
  • 警察医のコード
    3.8
    1巻858円 (税込)
    解剖は死者を救うため――。 犯罪都市NYの検視局で キャリアを積んだ法医学者が 神奈川県警と警察医契約を結び、 横浜に戻ってきた。 すべては死者を救うために――。 医師が最期を確認する病死以外は〈異状死〉と呼ばれる。欧米では異状死の五割 を解剖しているが、日本の解剖率は二割に届いていない。 国内に法医学者の絶対数が少ないうえ、犯罪捜査のための解剖を行う公的機関が 常設されていないからだ。 重大犯罪が見逃されていないか?死者と語り、どこまでも真実に執着する警察医である法医学者。 多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。 死に隠れた謎を解き明かす、新たなドラマの幕が上がる!
  • テミスの不確かな法廷
    3.8
    1巻924円 (税込)
    任官七年目の裁判官、安堂清春は幼い頃に発達障害と診断され、周囲との関わりを断ち、自身の特性を隠しながら日々を過ごしていた。Y地裁に赴任して半年、副市長が襲われた傷害事件を担当することになった安堂は、弁護士の小野崎から被告人が無言を貫いていると聞き、何かを隠しているのではないかと気づくが……。微笑みながら殺人を告白する教師、娘は殺されたと主張する父親。生きづらさを抱えた青年が様々な事件に挑む、異色の青春リーガルミステリ!
  • 警察医のコード
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    犯罪都市NYの検視局でキャリアを積んだ法医学者が、神奈川県警と警察医契約を結び、横浜に戻ってきた。すべては死者のために——。死者と語り、どこまでも真実に執着する法医学者。多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。死に隠れた謎を解き明かす、新たなるドラマの幕が上がる!
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人
    NEW
    -
    1巻1,980円 (税込)
    「私は息子だから、あなたに人間らしくあってほしいと思うのです。それが、ほんとうに本心なのですか」 任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、冤罪を訴える男。殺人罪で服役していた彼を誰も相手にしないが、安堂はなぜか気にかかり……。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!

ユーザーレビュー

  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    発達障害の裁判官が挑む、地方創生ミステリ。

    そんな異色な物語ですが、めちゃくちゃヒューマンドラマでした。苦しいこと、楽しいことが半分半分なのだとしたら、この物語の主人公は、苦しいことが溢れすぎてしまうのではないだろうか。

    肩身の狭い人生に、自分から突破口を見つける主人公が、とても愛おしいです。

    0
    2025年12月07日
  • 転がる検事に苔むさず

    Posted by ブクログ

    倉沢さんが多少鼻につくところはあるものの熱血ぶりが頼もしいし、久我や有村もとてもいい。久我の取り調べが最後に読めるのかと思ってたけど、いいところで事件を取り上げられてしまって残念でした。それでも3人とも自分のやりたい道を進んでいけるようで良かった。

    0
    2025年05月16日
  • 転がる検事に苔むさず

    Posted by ブクログ

    とっても面白かった!話の展開もシンプルで分かりやすいし、段落ごとに登場人物の視点が変わって面白い。
    すぐに映像(ドラマ)が想像できるいい作品だった。

    0
    2024年08月13日
  • 転がる検事に苔むさず

    Posted by ブクログ

    すごくわかりやすく、地に足のついた検察小説だった!
    柚月裕子さんの佐方弁護士(ヤメ検)シリーズを想起させた。ぜひシリーズ化してほしいと思った。

    主人公の区検検事、久我も、どこか脱力した雰囲気ながら、被疑者の「割り」に定評があるように熱意があって、思慮深く魅力的な人間。高校生の娘との関係に悩んでいるのも、リアルで面白い。
    一方、後輩の新人検事、倉沢も、空回りするほどの熱意と、新人が故のシャープな正義を持っていて、これからの成長を楽しみに感じさせる。
    地道な捜査を進める巡査、有村との相性もよく、とてもいいコンビ(カップル?)だった。

    警察の捜査では、「思い込み」が大事なのかもしれないとする久我

    0
    2024年04月25日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    主人公はASDという設定ですが、その描かれる感覚は新鮮でした。かつ、裁判官が主人公で、事件現場にまで出向いてしまうような物語はあまりないように思います。その意味でも新鮮でした。
    ドラマ原作ということもあり、松山ケンイチをチラチラ思い浮かべながら読んでました。

    0
    2025年12月21日

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