作品一覧

  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    テミスの不確かな法廷 再審の証人

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    「私は息子だから、あなたに人間らしくあってほしいと思うのです。それが、ほんとうに本心なのですか」 任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、冤罪を訴える男。殺人罪で服役していた彼を誰も相手にしないが、安堂はなぜか気にかかり……。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!
  • 転がる検事に苔むさず

    転がる検事

    小説・文芸

    3.9
    1~2巻737~847円 (税込)
    窓際検事の逆転なるか! 夏の夜、若者が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。自殺か、他殺か。判断に迷う刑事課長は飲み友達の検事、久我周平に助けを求めた。出世レースから外れた久我は日の当たらぬ部署で罰金刑など軽めの事件ばかり扱う一方、遺体の検分には豊富な経験を持つ。久我は靴の傷に他者の関与を疑う。交番巡査、新人の女性検事とともに若者の身辺を探っていくと、高級外車を巡る、海を越えた取引が浮かびあがった。法務検察内のパワーゲームにも巻き込まれながら、男の正体に迫っていく。窓際検事の逆転なるか。 ◎著者は、検察庁など司法を担当した現役新聞記者 ◎解説は元最高裁判事の甲斐中辰夫氏 ◎第3回警察小説大賞受賞作 真摯に正義を求める“生身の検事”がここにいる―――柚月裕子 氏激賞! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『転がる検事に苔むさず』の文庫版となります。
  • 警察医のコード

    警察医のコード

    小説・文芸

    3.8
    1巻858円 (税込)
    解剖は死者を救うため――。 犯罪都市NYの検視局で キャリアを積んだ法医学者が 神奈川県警と警察医契約を結び、 横浜に戻ってきた。 すべては死者を救うために――。 医師が最期を確認する病死以外は〈異状死〉と呼ばれる。欧米では異状死の五割 を解剖しているが、日本の解剖率は二割に届いていない。 国内に法医学者の絶対数が少ないうえ、犯罪捜査のための解剖を行う公的機関が 常設されていないからだ。 重大犯罪が見逃されていないか?死者と語り、どこまでも真実に執着する警察医である法医学者。 多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。 死に隠れた謎を解き明かす、新たなドラマの幕が上がる!
  • テミスの不確かな法廷

    テミスの不確かな法廷

    小説・文芸

    3.6
    1巻924円 (税込)
    任官七年目の裁判官、安堂清春は幼い頃に発達障害と診断され、周囲との関わりを断ち、自身の特性を隠しながら日々を過ごしていた。Y地裁に赴任して半年、副市長が襲われた傷害事件を担当することになった安堂は、弁護士の小野崎から被告人が無言を貫いていると聞き、何かを隠しているのではないかと気づくが……。微笑みながら殺人を告白する教師、娘は殺されたと主張する父親。生きづらさを抱えた青年が様々な事件に挑む、異色の青春リーガルミステリ!
  • 警察医のコード

    警察医のコード

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    犯罪都市NYの検視局でキャリアを積んだ法医学者が、神奈川県警と警察医契約を結び、横浜に戻ってきた。すべては死者のために——。死者と語り、どこまでも真実に執着する法医学者。多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。死に隠れた謎を解き明かす、新たなるドラマの幕が上がる!

ユーザーレビュー

  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ

    オーディブル視聴。
    大まかな感想は1巻と同じ、やんわりした描写で事件にあたっていく雰囲気を感じて読んでいてストレスがない。
    今回はもう少し主人公周りが掘り下げられているかんじ。1巻で気になる終わり方をした彼の恋愛も(なかなか触れられないから本当に恋愛という意味だったのかな?と少し訝しんでしまった)一応続行中ということで微笑ましい。父親は引っ叩きたい!

    0
    2026年10月10日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大人になるほどに持って生まれた特性への自覚や理解をひろげてきた。どう周囲と自分が異なるのかを意識しながら悪戦苦闘する日々を過ごしています。

    0
    2026年10月09日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    ドラマが近年稀に見る面白さだったので、その面白さを下回らないことを期待しながら読み始めたが、杞憂だったとすぐに気づいた。やはり映像には映像の、文章には文章の強みがそれぞれある。

    やはり一番の見どころは自閉スペクトラム症に関する描写だ。最近は多くのドラマでASDの特性を持った人が描かれているので基本的なことは理解しているつもりになっていた。しかしこの作品を読み、はじめて様々な症状が起きたときに脳内で何が起きている感覚になるのか、どんなことがどんな風に辛いのか、それを制御したり、社会のルールにフィットさせることがどれだけ大変なことなのかを深く想像して、考えた。「安堂裁判官、かわいいな、愛おしいな」と思いながら、あんなに食い入る様に見ていた本作のドラマでも、やはり想像力が追いついていなくて、本人の気持ちが想像できていなかったということは、身近にASDの人がいても、自分は同じように表面を見て分かった気になっていただろうと自覚させられて、その無自覚の自覚が本を読んでの最大の収穫だった。どんなことも分かった気になることが1番怖い。スペクトラムという名前が示す通り、個人差だってきっとたくさんあるだろう。

    (※いま自分が患っている病気も、症状が出た時の脳内の状態を言葉にすることはとても難しくて、他人に分かってもらうことをほとんど諦めそうになることもあるけれど、ASDのことも誰かがこうして言葉にする努力をしてくれなかったら自分は一生想像することができなかったんだと思うと、やはり諦めたくないなという気持ちになった。)


    そして、ドラマではあまり描かれていなかったが、小説ではそのASDの特性のおかげで、裁判を根本から覆すような真実を安堂が発見していくという過程を丁寧に描いていて、それがとても読み応えがあった。

    NHKのドラマ化にあたっては、それぞれの事件の詳細や裁判所内の人間関係、登場人物の男女の設定などがかなり緻密に、それも小説とは別のメッセージを込めて再設定が行われていることにも気付けて、大きな価値のある二次創作だと思ったし、小説、ドラマまとめてテミスシリーズの大ファンになってしまった。続編が楽しみだ。

    0
    2026年10月06日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    NHKドラマが蘇る。
    ASDの主人公が、そのこだわりゆえに難しい裁判を正しい方向に持って行く。
    刑事じゃないから、推理する、わけじゃないはずだが、
    結果的に裁判官が被告から情報を引き出し、正しい結論を出す。
    その中で芽生える恋。
    ドラマはあいまいだったけど、小説は案外素直に主人公が自分の気持ちに気づく。
    NHKドラマで続編やらないかな。
    読んでいて楽しくなる本。
    発達障害の理解をすすめた本でもあった。


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    解説 岩波 明

    0
    2026年09月22日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ

    最後の2ページ、ぞわっとした。
    前作を読んだ後にテレビドラマ私見た。そのせいで安堂の声と表情が松山ケンイチになってしまった。

    0
    2026年09月22日

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