坂口安吾の作品一覧
「坂口安吾」の「犯人当て小説傑作選」「文豪たちの微妙な関係」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「坂口安吾」の「犯人当て小説傑作選」「文豪たちの微妙な関係」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦後すぐに書かれたとは思えない、現代人と似た考えの戦争の本質を突いた鋭い評論。
堕落と書いてあるが、想像していた堕落と違った。単なる退廃ではない。完璧でなくて良い。人間は堕ちるもの。自分はネガティブに、斜めから物事を見てしまう癖があるが深く考えず、もう少し素直に生きてみようと思えた。
「不良少年とキリスト」が本当に良かった。太宰ファンとしては安吾から見た太宰を知ることができ、感激だ。安吾は「フツカヨイ」と称しているがそんな太宰が私は好きだ。歯が痛いなんて誤魔化しているが、織田にも太宰にも先立たれて悲しかったんだろうな。他のエッセイより文体が優しくて、泣きそうになってしまった。
Posted by ブクログ
私は野たれ死をするだろうと考える。まぬかれがたい宿命のように考える。私は戦災のあとの国民学校の避難所風景を考え、あんな風な汚ならしい赤鬼青鬼のゴチャゴチャしたなかで野たれ死ぬなら、あれが死に場所というのなら、私はあそこでいつか野たれ死をしてもいい。私がムシロにくるまって死にかけているとき青鬼赤鬼が夜這いにきて鬼にだかれて死ぬかも知れない。私はしかし、人の誰もいないところ、曠野、くらやみの焼跡みたいなところ、人ッ子一人いない深夜に細々と死ぬのだったら、いったいどうしたらいいだろうか、私はとてもその寂寥には堪えられないのだ。私は青鬼赤鬼とでも一緒にいたい、どんな時にでも鬼でも化け物でも男でさえあれ