島崎藤村の作品一覧
「島崎藤村」の「破戒」「破戒(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
以前にも読んだことがある大好きな作品なので、今回は少し物語そのものから離れた感想になる。
まず驚いたのは、島崎藤村自身が名家の出身でありながら、身分の異なる人々の苦悩や葛藤をここまで解像度高く描いていることだ。師として仰ぐ人物の影響はあったとしても、それだけでここまでの作品を書けるものではなく、島崎藤村自身の観察力や想像力の高さを感じた。
一方で、一つだけ考えさせられたこともある。実際に差別や貧困の中で生きる人々は、まず明日を生きることが最優先で、登場人物たちのように理想や信念のために立ち上がる余裕を持てない人も少なくないのではないか、と感じた。
もちろん、これは自分自身の限られた視点か
Posted by ブクログ
被差別部落出身の主人公が,自分の生まれを隠して教師として働いていく。しかし,ある事件をきっかけに「自分の出生」を明らかにする方へと選択していく。
明治のご一新後,新平民と称されて平等になったはずの被差別部落の人々は,差別の中で生きていたし,未だに,その差別は残っているのではないか。
Audibleで,再度,聞き直す。
本棚を見ると,岩波文庫の『破戒』が並んでいたので,おそらく学生時代に買って読んだものと思われる。丑松という名前もしっかり入っていたし。
ところで,「破戒」とは「破壊」ではない。念のため。
破戒…戒を破ること。受戒した者が戒法に違うこと。
本小説で破った「戒」は,「出自を