三木清の作品一覧
「三木清」の「人生論ノート」「解釈学と修辞学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三木清」の「人生論ノート」「解釈学と修辞学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
三木清は先崎彰容氏の推薦ということで手に取ったが、大変良かった。
構成は、「習慣について」「怒について」など短い章に分かれている。
言われていることはヨーロッパの思想に似ているが、それを唐突に直感的に書いていて、背景と理由は説明してもらえないところが日本思想。
と思いつつ読み進めていたら、まさにその点を指して、
「確実なものの直観は…論理の証明を要しないのに反して、不確実なもの…こそ論理を必要とする」
とあっさり論じてくれた。
「感情は多くの場合客観的なもの、社会化されたものであり、知性こそ主観的なもの、人格的なものである」というのも、その言い換えである。
社会と論理から思想を導くヨー
Posted by ブクログ
【読もうと思った理由】
かなり時間は経ってしまったが、以前読んだ「行く先はいつも名著が教えてくれる」(秋満吉彦氏著)の中で、名著として紹介されていた書籍の中の一冊だ。(他の名著が気になる方は、上記書籍の感想欄に一覧を載せております)最終的には、秋満氏が名著として紹介していた12冊は、全て読みたく思っている。その中で三木清氏の本を今回選んだ理由が、もう一つある。
それは、今から約100年前の1927年、岩波書店から日本初の文庫本が出版されたんだそう。ドイツのレクラム文庫という文庫を参考にし、文庫本というスタイルを、日本で初めて発案したのが、著者の三木清氏らしい。当時、三木氏は法政大学で教鞭をと