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近代日本の歴史哲学の草分け・三木清は、ヨーロッパ・ニヒリズムの思想的意味に目覚め、次第に激化しつつあった日本ファシズムに抗し、無法な拘禁の下に獄死した――。本書は、その著者の生き方、思索の足跡を偲ばせると共に、ある時は青春を、ある時は読書遍歴を、またある時は哲学の手引きを、真摯な筆致で読者に親しく語りかける。若い人々への読書案内として、必読の名著。
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Posted by ブクログ
古典の重要性の実感。 また、哲学への面白さを実感。 生き方自体に、羨望と劣等感を抱く。 さまざまな書物から学んでいこう。 もちろん、人からも同じように。
著者とその周囲の人々の、ひたむきな勉強ぶりに圧倒されました。 「如何に読書すべきか」の項目が、ためになりました。
自分にとつて現實的に問題になつてゐないことを、それが流行であるからといつて、或ひはそれについてひとが論じてゐるからといふので、問題にしたのでは、わからないものになるのは當然であらう。
本によって自分をいかに成長させるか、そのようなことを考えるときにお勧めです。三木さんの哲学へのアクセスの歴史が本を通して分かるのと同時に、どのように、読者一般への本への姿勢が書かれています。良い本にアクセスしていく技術を身につけられたら、と読み終わったあと、改めて感じました
中学の課題図書で読んだ、読まされた「人生論ノート」 なんだかむずかしいイメージが定着して、なかなか手の伸びない作者だったけれど、カバーにある「-日本ファシズムに抗し、無法な拘禁の下に獄死したー」に興味をそそられて。単純だね。 相変わらずむずかしく、知らない専門用語があちこちに出てきたけれど内容ある...続きを読む1冊。 「原典を原書で」 この言葉はアメリカに来てから身にしみたもの。 翻訳小説は退屈で嫌いだったのだけれど、英語で読んでみるとおもしろい。文章にかかれていないビートを感じることができる。 あと、西田幾太郎の横顔を描いた『西田先生のことども』も好きだ。 ありがとう。
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