人生論ノート 他二篇
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人生論ノート 他二篇

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3.9

如何に生きるか?生きるとは何か?愛と死、幸福と嫉妬、瞑想と懐疑、孤独と感傷、虚栄と名誉心、利己主義と偽善、旅と個性…、透徹した真摯な眼差しで人生の諸相を思索する。
近代と現代の狭間で人生の処し方・生きざま・死生観が問われた時代に書かれた、今なお読み継がれる畢生の論文集。
『人生論ノート』/死について/幸福について/懐疑について/習慣について/虚栄について/名誉心について/怒りについて/人間の条件について/孤独について/嫉妬について/成功について/瞑想について/噂について/利己主義について/健康について/秩序について/感傷について/仮説について/偽善について/娯楽について/希望について/旅について/個性について/後記
ほか、『語られざる哲学』、自分の娘へ当てた書簡『幼き者の為に』所収。
解説/岸見一郎

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人生論ノート 他二篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月10日

    懐疑について、デカルトの懐疑は一見考えられるように極端なものでなく、つねに注意深く節度を守っている。
    個性について、詩のように美しい個性賛歌である。「個性の奥深い殿堂に到る道はテーバイの町の門の数のように多い。」から始まる。
    何度でも読みたい。

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    Posted by ブクログ 2017年04月09日

    高校の現代文の教科書で「旅について」で,三木清に出会ったと思う.高校生ながらにして,とても引きつけられる文章で,国語の授業として読むものというよりも,何度も読み返して反芻したくなるものだった.
     
    最近,岸見一郎さんがこの三木清の人生論ノートを解説する本を出したりして,もう一度じっくりと読みたくなっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月07日

    目から 鱗が落ちっぱなし。読前と 読後では 人生観が変わる。人生の希望の書。

    「○○は〜である」という断定文が心地いい

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    Posted by ブクログ 2022年03月22日

    「人生論ノート」P173の『語られざる哲学』の中で三木は自分のことを正直に書いている。私は今まで獄中で死んだ彼をおとなしく理性的な人物だと思っていた。意外な感じがしたが、魅力的な行動的な人間だという印象を新たにした。
     思索を重ね、語られざる哲学の意味をじっくりと醸成していく様子を読み続けたい。

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    Posted by ブクログ 2020年05月21日

    内容は難しいですが、色々なテーマが書かれているので何かしらプラスになる部分が必ずあるはずです。

    瞑想を不意な来客と書いてある部分は面白かった。

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    Posted by ブクログ 2017年05月16日

    NHKで紹介していた一冊。
    何とか読みきった…というのが本音です。難しかった…
    ただ、最初の「人生論ノート」は比較的平易な言葉で書いてあります。
    人生で起こるいろんな出来事や感情について、「なるほど」とか「わかるわかる」といったような共感できる記載が折々あります。
    とはいえ、こういう種類の本は、作者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月17日

    やはり難解であった。ちょうどNHKで取り上げていたので並行してようやく理解できるかなという感じ。そんな中でも心に残るメッセージがいくつもあった。「愛する人に対して、自分が幸福であること以上に善いことを為し得るだろうか」「習慣として形作られるのでなければ情念も力がない。」「どのような天才も習慣によるの...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月14日

    人間は幸福だと幸福のことを考えない。
    内面的なだけでは幸福ではなく、幸福は表現するもの。外に現れて他の人を幸福にするものが真の幸福。
    古代には成功は存在せず、幸福が目指すところであったが、現代は成功が主要な課題となり、幸福は関心事ではなくなった。
    成功と幸福を同一視することは憐れむべきことである。
    ...続きを読む

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