プロフィール

  • 作者名:豊田正義(トヨダマサヨシ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1966年06月30日
  • 出身地:日本 / 東京都
  • 職業:作家

早稲田大学第一文学部卒。『消された一家』、『告発!「イエローキャブ」―マスコミ公害を撃つ!』、『オーラの素顔』などの著書がある。

作品一覧

  • 家庭という病巣
    4.0
    最も身近な存在は、最も危険な存在にもなる。我が子を段ボール箱の中で餓死させた両親、夫を尺八で撲殺した老婆、娘に性的虐待を繰り返した「理想の父親」、妻の身内を殺害した暴力夫……。身内の凶行により、家庭は逃げ場の無い密室と化す。児童虐待、DV、近親姦、高齢者虐待等、増加しつづける家庭内犯罪の実態とは――。加害者、被害者への膨大な取材を通じ、家庭に潜む病巣の正体に迫る。

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  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―
    4.3
    七人もの人間が次々に殺されながら、一人の少女が警察に保護されるまで、その事件は闇の中に沈んでいた──。明るい人柄と巧みな弁舌で他人の家庭に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にし、さらには恐怖感から家族同士を殺し合わせる。まさに鬼畜の所業を為した天才殺人鬼・松永太。人を喰らい続けた男の半生と戦慄すべき凶行の全貌を徹底取材。渾身の犯罪ノンフィクション。
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち
    -
    1巻748円 (税込)
    01年10月13日「DV防止法」施行により、DVは「夫婦げんか」ではなく「犯罪」となる。加害者・被害者双方の声をもとに、DV問題の本質をあぶりだす初めての試み。
  • 妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻
    5.0
    「女が乗っているぞ!」その声が上空を旋回する11機の特攻機まで届くことはなかった。白いワンピース姿の女性を乗せた機体を操縦していたのは谷藤徹夫少尉(当時22歳)、女性は妻の朝子(当時24歳)だった。1945年8月19日、満州。20代の青年将校たちは、ある者は許嫁の自決を見届け、ある者は恋人を連れ、そして谷藤徹夫は妻を乗せ、空に消えていった。「妻と飛んだ特攻兵」、その衝撃の事実を追った歴史ドキュメント!!!
  • オーラの素顔 美輪明宏の生き方
    4.0
    「禁断の美少年」から「カリスマ霊能者」へ。比類なきオーラを生み出す美輪明宏の源泉とは!? 幼少期の複雑な家族関係、故郷・長崎での被爆、シャンソン歌手としての下積み生活、三島由紀夫、赤木圭一郎、寺山修司、江原啓之らとの華麗なる交流――波瀾に満ちたその半生を徹底取材で解き明かした決定的評伝!
  • ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦
    4.0
    秘密部隊の青年たちは、 国家から二度死を宣告された。 封印を破り、レ兵士たちは語った!! マルレという秘密兵器があった。それは戦闘機でも潜水艇でもなく、ベニヤ板製の水上特攻艇。 マルレの特攻隊は秘密部隊ゆえに人知れず消えていった。 しかし、この特攻隊にはより大きな秘史がある!  それは彼らが8月6日の原爆投下直後の広島に入り、真っ先に救援活動を行っていたこと。 結果、多くの隊員が被曝したこと、そして被爆者として戦後に苦しんでいたこと、である。 被爆地に真っ先に駆けつけて被爆者を助けた秘密部隊の特攻兵たちは、 復員後に自らの身体に発症した原爆症と戦い、被曝という事実を認定しようとしない国と戦い、 周囲の被爆者差別と戦った。 特攻と原爆によって、二度も死を国に告げられた彼らは、「戦後」を戦い続けたのだ。 秘密部隊ゆえにマルレは戦果を秘され、彼らの部隊が原爆投下直後の広島を救援に奔走した行為は忘れられ、 その隊員たちが被爆者として戦い続けた歴史は消えようとしている。 「彼らの証言は、語らずに逝った戦友たちへ捧げる鎮魂であり、いかに戦争が悲惨で愚かで空しいかを訴える警鐘であり、戦争のない平和な世界を祈念する遺言である」 もう、この国で人命を消耗品にしてはならない。 ■「俺は戦争に行きたくない! 軍隊に入隊したくない!」 ■「一艇を以て一鑑を屠る、それが諸君の任務である」 ■「みんな今年いっぱいの命だと覚悟して精進してくれ」 ■「私たちには玉砕は許されませんでした」 ■「俺が原爆症だと知れ渡ったら、子供たちが何されるかわからん」 ※本書は2015年7月に弊社より刊行した単行本『原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦』を 改題の上、加筆修正したものです。
  • ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦
    5.0
    沖縄本島に無数あるガマ(壕)。戦後、その洞窟で遺骨を掘り続けている人々がいます。そこからは、学用品や日用品も掘り出されます。それは、アメリカ兵から身を隠して暮らし、爆弾や毒ガスを投げ込まれて息絶えた人々の存在を、いまに伝える痕跡なのです。そのなかから、「すずり」「目覚まし時計」「アルバム」をめぐる現在と過去の物語を描きます。モノたちから浮かび上がるのは、最期の瞬間まで人間であろうとした命の証です。

ユーザーレビュー

  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

    Posted by ブクログ

    殺し合う家族は内側から北九州連続監禁殺人事件を描くフィクション作品でした。
    本作はそのノンフィクションで、外側から事件を見る、価値のある本でした。

    松永が法廷で皆を笑わせたというところが、本当に怖かったです。
    皆が自分の行いを知っているというのに雰囲気を変えてしまえるということは、
    松永を不審に思った被害者たちが懐柔されてしまったことに一致します。
    背筋が凍りました。

    一方で緒方は、一審の死刑から二審で無期懲役になったということで、フィクション作品から読んだ自分としては救いがあったように思えます。
    彼女は確かに加害者ではありますが、同時に被害者でもあったので……
    この本では上告しようと思う

    0
    2025年10月22日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

    Posted by ブクログ

    あくまでもこの本に対する評価。
    口にするのも恐ろしいような事件の詳細を、本にまとめた筆者に敬意を示します。

    最後まで読んだけど、読むのが途中でしんどくてたまらなかった。
    メンタルが弱い人は読む時期を考えたほうがいいかも。

    1
    2025年09月07日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あまりに凄惨で評価をつけるべきではないと思うが、こんな現実が本当にあったということを残して、知れたことに対して評価をつけた。
    どう感想を書いていいかわからない。

    筆者が書いてあるように松永の心のうちは全く分からず、底のない悪と虚栄心と自己愛しかないように見えた。
    およそ一般の人間が理解できる感覚ではないと思えたし、反社会性パーソナリティ障害やサイコパスという言葉でしか説明できないのだと思う。
    法廷で松永が話した内容に笑いが起こるという異常さが、この男の危険性をよく表していて、被害者の多くが松永のことを気に入ってしまい、平たく言うと良い人で魅力のある人だと男女ともに思い、そこからはめられていく

    0
    2025年08月31日
  • ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦

    Posted by ブクログ

    アジア・太平洋戦争に於ける日本軍の最悪の戦法として特攻があるが、一般的には航空機を用いた航空特攻を思い浮かべる人が大半だろう。海軍、陸軍合わせて四千名以上がその航空特攻に駆り出され、若い命を散華させた事は余りに有名である。それ以外にも人間ロケット弾としてアメリカからは「バカボム」とまで呼ばれた、ジェット推進の桜花(正に人が入ったミサイルそのもの)や、小型潜水艦である回天など、映画などでも題材にされるメジャーな特攻兵器もまだまだあるわけだが、本書が扱う小型特殊艇による特攻はそれ程多くは知られていない。何故なら、戦中戦後長きに亘り、その存在すらをも絶対的な機密事項とされたこと、そして実際の戦果を上

    0
    2025年08月15日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

    Posted by ブクログ

    傍聴人すら爆笑させてしまう天才的な話術と洗脳力を持つ太。自分には緒方の気持ちが痛いほど分かる書籍だった。逃げることなんて考えられない。これが自分の生きる道としか思えない状況下に飼われるなんてことがこの世には普通に存在する。極めて残忍だが、こんな鬼畜はいくらでもいる。他人事では片付けられない事件だと思った。

    0
    2025年07月20日

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