森口朗の作品一覧
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Posted by ブクログ
2023.05.13
公務員を考える若者必読の部分あり。87ページから120ページ。特に82ページから92ページだけでいいです。この部分はダメになる。若者にとっては。このことをわきまえたうえで公務員を考えてほしい。ほんとに。
公務員27年目の管理職として痛切に「そうだなー」と思うからです。この部分を読んで自分の今までのモヤモヤが言語化されました。
この「事実」をわきまえて公務員にならないと自分も国民も不幸にするから。
この部分を20歳くらいまでには読みたかった!
とはいえ本書全部をその通りとうのみにするのも危険。「新書」はまゆにつばつけながら、少しためになることを得るために読むものだと思っております。
日本の民主制が進歩するには
一部ご紹介します。
・学問と勉強の違いは、自分を教育する者の説さえも疑うか否かにある。
・在職老齢年金(高齢でも働く者にお金を渡さないという事実上の罰則)を廃止し、年金支給の繰り下げ(先伸ばしにするほど月額で受け取れる支給額は多くなる)を無限にし、それ以外の加入年金制度を廃止することが、年金制度の道徳的バージョンアップである。
・官公庁が取り組むべきは、天下り(賄賂の時間差攻撃)全面禁止と、「ヒラに始まりヒラに終わる」職員制度(パワハラ防止)の導入である。その代わり一生働くことができるようにすることだ。
・日本が世界の中で圧倒的に低いのは大学教育だ。それは日本人が未だに「大学に入るためには勉強するけれど、大学に入ったら本気で学問をしない」という昭和時代の悪習の中で生きているからだ。
・ヒトの赤子は、チンパンジーと異なり生まれた時から体脂肪率が高く(概ね20数%。これに対してチンパンジーは5%)、チンパンジーのように24時間母親にしがみつきっぱなしの体にはできていない。チンパンジーの子は常に母親にしがみつくのが前提のため、体温を維持する脂肪が不要だ。これに対してヒトの子は母親だけでなく父親や他の家族などが子育てに参加するのが前提になっている。
・「共産主義はナチズム以上の危険思想であり、日本はその被害者」だと教えるだけで左翼政党(日本共産党、立憲民主党、社民党)に票を入れる人が少なくなる。
・「中華人民共和国(建国は1949年)、韓国、北朝鮮(韓国、北朝鮮共、日本人として第二次世界大戦を戦った)など第二次世界大戦当時国家として存在しなかった。にもかかわらず因縁をつけて金をゆすろうとする国の主張など認めるべきではない。それに加担する政治家は軽蔑すべきである」ことを教えれば、「朝鮮通信使交流議員の会」や「北京オリンピックを支援する会」、「日朝国交正常化推進議員連盟」、「日中緑化推進議員連盟」に所属する議員に投票する人は少なくなる。
・野党第一党が左翼政党である限り、安倍内閣の次の自民党政権は、かつての自民党のように政党や自分の金のために中国、韓国、北朝鮮にへつらう政権に戻る可能性が高い。
・次の政権が無視できないほどの議席を、「ワン・イシュー(たった一つのテーマで戦う)政党」(NHKから国民を守る党など)が取るしか、日本の民主制が進歩する階段はない。
左翼とは何か
一部ご紹介します。
・科学である条件は、反証可能性(仮説が実験や観察によって正しいか誤りかを判定することができること)と再現性(同じ条件下で同じ行為をすれば同じ結果が得られる)を満たすことだ。
・従って、反証された説を、反証を無視して唱え続けたり(無意味なサプリメントや代替医療など)、反証可能性のない説を、反証がないからと言って正しいと主張すること(神学のような信念によって立つ説など)は、科学的な態度とは言えない。マルクス思想やフロイトの精神分析は科学たりえない。
・左翼とは、資本主義(大企業や自分より上の金持ち)を否定し、主権国家を基本とする国際秩序(愛国心、軍隊、警察)を否定し、間接民主制や権力分立(独裁へのストッパー)を破壊するために、暴力による革命を正当とする人々のことである。
・右翼とは、左翼に、民族主義(自民族が多民族に対して優秀であり、その優秀さを制度化する)や、超国家主義(他の主権国家を支配し、場合によっては侵略する)が加わった人々のことである。右翼も左翼もどちらも危険な全体主義者なのだ。
・民主制が機能するには、多様な言論が必要だ。それには、古典的な自由を重んじる右派と、社会的弱者を救うために国家による介入を認める左派が政策を出し合い議論し、互いに妥協する政治風土を確立しなければならない。そのためには、強者の時には言論を弾圧し、議会で少数派になれば議論を放棄するような左翼の存在は、百害あって一利なしだ。
・確信犯の左翼に対抗する手段の一つは、相手の資金源を断つことだ。彼らが出ている新聞、雑誌を買わないことだ。彼らがテレビに出ていたら、テレビ局ではなく協賛スポンサーに抗議することだ。
・親から金を貰っている身でありながら、親の悪口ばかり言う不良少年がいたとする。彼らの背後には大抵、暴力団や暴走族がいて、不良少年は親の悪口を言いながら、暴力団や暴走族のことは褒めたたえるのだ。親を日本国に、暴力団や暴走族を左翼政党や左翼集団に置き換えると、左翼老人と不良少年はそっくりだ。
・暴力団や暴走族がいかに社会に迷惑を振り撒いているか、やっていること全体を見れば「悪」そのものだ、ということを言い続ける。
・左翼老人は、不良少年の亜種なのだ。間違った思想から解放してあげることが、日本人全員の幸せにつながるのではなかろうか。