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日教組とは何か? 生徒の学力低下に荷担したと糾弾され、先生の指導力低下を放置したと非難され、挙げ句には日本をダメにした元凶とまで名指しされてきた。そして今、民主党政権の誕生によって再び注目されている。が、実態は意外と知られていない。GHQ指令下、文部省によって作られ、かつては校長以下九割以上の先生が加入していた組織の歴史をたどりながら、その思想、所業、暗部、すべてを丸裸にする。
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Posted by ブクログ
一気に読み終わった! 日本の誇りを教えようとして、わけのわからない言いがかりをつけて呼び出しをくらった。 怖い!日教組。
面白い。 謎の悪の組織「日教組」は物心ついたころに知った。この組織が戦後日本をおかしくしたとか、国旗や国歌を踏みにじる教員がいるとか。 ただ、本当に日教組に所属する教員がみんな共産主義者なのかというとさにあらず。実態に切り込んだ上で、現在もある程度の力を持つ日教組に対する処方箋を提示する。
常に批判の矢面に立たされる印象の強い「日教組」ですが,私自身はその実態をあまりよく知らないので,大変参考になりました.日教組ばかりではないのですが,現在の日本の教育に,極めて深刻な問題が残されているのは事実だと思います.とは言え,この書が出されたのは民主党政権時代であり,現在は自民党政権に逆戻りして...続きを読むいるため,冷静な目で見守っていけばよいと考えられます.
わかりやすかった。 何も知らない一般人に伝わるように書こうという心意気を感じた。 前半の構成が特によい。 まず「教師の倫理綱領」を紹介し、次に共産主義について詳しく説明した後で再度「倫理綱領」を提示すると、 「なんということでしょう?!」となる部分は単純に面白い。 国旗国歌のことでなぜあんなに大...続きを読む騒ぎしてニュースになるのか全然理解していなかったが、 共産主義者にとって資本主義国家は打倒すべき存在なので、 国家の象徴である国旗や国歌も当然憎悪の対象となる、ということだそうだ。 軍国主義を思い出させるからかなーとなんとなく思っていたけれど、これって常識だったら恥ずかしい… しかし、日教組の人が全員共産主義者なわけはなく、一部の人が熱心に活動し、権力を握っているだけらしい。(顕教と密教) 地域によっては100パーセント近い加入率の所もまだあるが、ほとんどの地域では組織率は 低下し弱体化しているとのこと。 民主党は日教組の言いなりらしいが、その理由が献金ではなく「選挙運動を手伝ってくれるから」というのは驚いた。 選挙運動員にバイト代を出すことは公職選挙法で禁じられているので、 運動員のボランティアをどう集めるかは大変な問題らしい。 だいたいからして選挙運動に意味があると思えない。 ビラを配っていても受け取らないし読まない。 ホームページで政策を分かりやすく説明し、演説したければYouTubeにUPすれば、見たい人は見るでしょう。 私の知らないところには選挙カーで連呼されていた名前についつい投票する人が沢山いるのか? むしろうるさくて頭にきて、絶対に投票せん!という人の方が多いと思うのに。 組合費は先生達のお給料から天引きされているので、それを禁止すれば弱体化は容易だそうだ。 それを放置した自民党も悪い、というお話でした。
この日教組研究入門書、やや保守っぽい気がしないでもないけど、間違いなく読む価値がある。教育に少しでも関心のある人は読むべきだね。僕も日教組については具体的な内容をあまり知らなかったけど、この一冊でそこそこ知識を吸収出来た。難しい言葉も使ってないし、とっても分かりやすい。新潮新書では、創価学会研究入...続きを読む門書である島田裕巳の『創価学会』が良かったけど、この本も同じくらいに良いね。新潮新書は入門書系に強いな。
概略をさらうのには良書。現場にいた過去がありながら極力客観的に努めていることには好感が持てる。 戦後の教育行政はある種の敗戦からの反動で、過去の全否定。 それを現代に至るまで愚直にまで追及しているのがこの組織。 過程において完全に手段が目的化してしまっているのには笑える。
読み進めていくと、確かにその通りとうなずくところ多々あり。日教組について知りたいのであれば、一読の価値あり。わかりやすかったです。
日教組の歴史と現在。 批判的だが、冷静で客観的。 日教組の組織率と、過激さや偏向教育の度合いは比例していないなどの分析豊富
公立学校の教職員の労働組合である日本教職員組合、略して日教組について一般向けに解説した入門書的な本。 日教組というと、反日的な歴史教育、組合員たる教員の政治活動の参加、子供への過保護(体罰禁止など)といった事柄で悪名高いが、思えば自分は日教組について詳しいことは知らないので、参考のために読んで...続きを読むみることに。 著者は多くの日教組批判はデタラメであると述べた上で、日教組に関係する事件を取り上げつつ「戦後民主主義の申し子」と形容する。どういうことかと言えば、反日的教育=自虐史観は1947年5月15日、文部省(現・文部科学省)発表の「新教育方針」に従ったカリキュラムに基づくものに過ぎないし、政治活動についても文部省との労働協約で保障されたものだし、体罰禁止も既に1879年の「学校令」で定められていたもので、戦後になって初めて決まった方針ではない、といったことである。 日教組と文部省(+自民党)は文教政策を巡って対立関係にあることが認知されているが、それはプロレスショーに過ぎず、共犯関係にあったのだと言う。そうすることで日教組と文部省はそれぞれ自分に向けられた批判の矛先を相手に逸らすことができるし、自民党は日教組を叩くことで保守票を取り込める。 著者は日教組を一種の宗教組織に準える。戦後民主主義を布教するムラ社会的な組織だと。日教組が基本的人権の尊重を掲げる戦後民主主義と、人権を認めない共産主義という、相容れない思想を同時に標榜していたのは、インテリ層を取り込むためだったそうな。そう言えば日本のリベラル派はどこか共産主義的なイメージがある。 私も日教組に所属する教員の中に、「尊敬する人は金日成主席」と言う人や、自衛隊員を父に持つ小学生に対して「○○くんのお父さんの仕事は人殺しです」と言う人のような極端な思想の持ち主がいることを聞いたことから、悪い意味で左翼的な組織だとは思っていた。 だが、「日教組が日本を堕落させた元凶」といったような感情的、短絡的批判にも賛同できなかった。有力とはいえ、たかが一労働組合が1億人以上の人口を抱える国全体を左右すると考えるのは、過大評価が甚だしいと思っていたから。著者の主張に従えば、教育現場の現状や、文教政策について日教組だけを批判するのは片手落ちである。日教組を生かしてきた文部省(文科省)も視野に入れて批判するべきだと言う。 戦後の政治や社会にも密接に関わる話なので、結構勉強になった。
日教組が悪い。 そう思っていたが、実は日教組だけではないということには目から鱗。 でも日教組はとんでもないことには変わりない。 じっくりと日教組の動向を伺うのに、一つの資料となる好著。
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日教組
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