永井荷風の作品一覧
「永井荷風」の「麻布襍記 附・自選荷風百句」「畦道」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「永井荷風」の「麻布襍記 附・自選荷風百句」「畦道」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1913~14年に連載された東京散策記。つまり、関東大震災前の東京の光景が記録されている。
本書を通読して目を惹くのは、荷風の都市景観論である。たとえば…、
・東京に都市美があるとすれば、山の手の樹木と下町の水流である。
・駅や官庁といった近代建築は、古社寺の風致と歴史とを傷つけないように、慎重に注意すべきだった。
・渡し舟には近代生活では味わえない慰安を覚える
などなど。これらは、現代の都市景観論でも言われている(だけど、あんまり実現されない)ことだろう。徹底的な個人主義者と言われる荷風が、景観という公共性について踏み込んだ発言をしていることに、興味を惹かれる。
もっとも、川本三郎氏
Posted by ブクログ
あなた、私の心が見えましょう
鏡花目的で購入したけれど、この編集考えた人天才。永井荷風の随筆と、そこで紹介された3作品を収録している。
でもやっぱり鏡花が最高。
同じテーマでも圧倒的に美しく、優しく、悲しくて幻想的。
江戸っ子言葉も読んでいてたのしい。
たけくらべは川上未映子の新訳がでているからそちらで読む予定。昔一回読んだけどあんまり記憶にない。
あと、雅文が読めないのです。
広津柳浪は会話が軽快でとても読みやすかった。
この辺りは田んぼだったとか、今は残っていないお稲荷様とか、昔の浅草を想像して読むのがとても楽しかった。今はもうほとんど面影はないけど、土地勘ある人にはぜひ、みんなにす