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国内外約40拠点で旅館やホテルを展開する星野リゾート。成長を続ける秘訣は「フラットな組織文化」にあった。星野佳路代表が「知らない」あいだに、なぜサービスの質が向上するのか? 軽井沢ホテルブレストンコートの「マイ・マルシェ・ウエディング」、トマム(北海道占冠村)の「雲海テラス」、奥入瀬渓流ホテル(青森県十和田市)の「氷瀑」……、ゲストを魅了するコンテンツ誕生の背景は? 10のストーリーを通して、社員の「好き」を競争力に変えるヒントが明らかに。
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Posted by ブクログ
星野リゾートの現場を第三者の視点から書いた1冊。 このコロナ禍でもなぜ星野リゾートが強いのか、とてもよくわかる一冊。 マネジメントとは個人に自由を与え、正当な議論ができる環境を整えること、フラットな組織で様々な課題について解決していくこと、いつでも挑戦できる環境を平等に与えること、 やっぱり現場起点...続きを読むだと思う。 最高の一冊だと思う。
星野リゾート関連の本を読んだことがない場合は、最後の20ページから読み取れる価値観を読んでから本編を読むと良いなと思った。自組織をどうしたいか?自問自答しながら読むことをお勧めする。
星野リゾートが成長している理由がよくわかった。 社員一人ひとりが考えて行動している。 星野社長は、仕事を楽しくすることが競争力につながり、そのためには仕事をやらされるのではなく、自ら取り組める環境をつくることとあった。 とてもわかりやすい内容だった。 他に、参考となった点は以下のとおり。 ・リゾー...続きを読むトが提供するものは、自分たちのこだわり ・上層部が経営判断に使う同じ情報をタイムリーに現場と共有することで、現場は正しく考え、議論し、判断する ・施設が提供するサービスが人を引きつけるかどうかは、スタッフのこだわりや情熱がすべて ・魅力創造に取り組めば必ず成果につながる ・現場の改善には、まず会社方針や価値観をスタッフと共有すること →スタッフの思考力を高めるのがマネジャーの役割 →現場スタッフが楽しみながら考えることが一番大切 ・顧客は友人、社員は家族 ・リーダーに必要なのは、責任を取る覚悟と組織運営のための戦略立案能力 ・星野リゾートでは、ポジションに就くことを「出世」ではなく「発散」、ポジションから外れることを「降格」ではなく「充電」と呼ぶ ・人は正しいことよりも共感したことに賛同する そして、何をやるかよりも誰とやるかで動く ・ミスを憎んで人を憎まず
苔マニア、雲海仙人、温泉ソムリエ 「何が魅力なのか」を語れる、情熱あふれる人がそこにはいて、その人が自由に発言して、その魅力創造に没頭できるような職場が星野リゾートにはある そこには、以下のような化学反応があるようだ ・得意分野がある人に自由と役割を与え、トップも「自分の意見より消費者に近い人の...続きを読む意見」を重視する ・消費者が明確なニーズをもってないことも多い。から魅力を熱心につたえる人に感化される ・「説得力ある意見」を尊重する職場を目指し、上司に自然と安心して反対できるフラットな人間関係をつくる ・全部専門家任せ、ではなく「知らない人が前提を覆す意見を言う」ことで、気が付かなかったことに気がつく いいたいことを言える職場は、魅力想像できる。1人で勝手に、じゃなく、みんなが組織とお客さんをおもっていいたいこといえる職場をつくりたい
星のリゾートが、いかにスタッフが自由に働き発展していったかがわかる本。各章ごとに1人の支配人達がどのように働きスキルアップしてきたかわかりやすい。 また、星野がフラットな組織文化を定着させ、各スタッフが意見を出しやすい環境作りの大切さを感じることができる一冊。それと同時に、管理職のファシリテーション...続きを読む能力が求められ、意思決定するときには納得度を醸成するコミュニケーション能力が必要となる。
星野リゾートをレポートしたTHE21の記事をまとめた本。星野代表の魅力が満載。会社のTOPとして信頼できる人だと感じる。 ・幹部だけが持っている経営データも全員に公開。組織をフラット化している。職場のメンバーは正しく考え、理解し、行動する事が出来る。 ・やるきの有る人間は、入社2年目でもユニット...続きを読むリーダ、支配人に立候補プレゼン出来る。社員が判断。既存支配人も危機感が発生する。 ・役職で呼ぶことは禁止、席の固定も禁止。
リーダーはメンバーに自由を与えて自主性に任せることで、より良いものが生まれる。トップダウンでなく、個性の違った各人に任せるが故に、トップだけでは思いつかなかったようなものが生み出される。
ポジションに就くことを出世ではなく発散、ポジションから外れることを降格ではなく充電。 顧客は友人、社員は家族。 星野リゾートはフラットな会社を目指した!情報量が皆んな同じになるように、さらに入社2年目から役職を持つ試験を受けることができ、地域の良さを生かした観光産業に力を入れている。 ※喫煙者...続きを読むを採用しない点は少しやりすぎではないかと思うが、そこまで思い切ってやれる、お客さんのためにやれる点ではすごいと思う。
軽井沢の1軒の温泉旅館から始まった星野リゾート。 現在では、高級旅館ブランドの「星のや」、リゾートホテルの「リゾナーレ」、温泉旅館の「界」など多角的に経営し、バブル崩壊などで経営が立ち行かなくなったホテルを買い取り、リノベーションし、リブランド化に成功しているイメージが強い。 最初は高級志向だった星...続きを読む野リゾートだったが、数が増えるに連れ、普通の人にも手が届く存在になりつつある。 ホテル業界が次々にリブランド化していく中で、星野リゾートはどのように現在の成功に至ったのか? 仕事をする上で星野リゾートの話は避けて通れない。その中で雑学程度の知識が得られればと手に取ったが、想像以上にビジネス書であり、働く人間として、役に立つ内容が多かった。老舗なのに、4代目社長の斬新な考え方。中身は完全にベンチャーだった。
フラットな組織文化を定着させることで、多くの社員が自ら発想し発言し行動する。星のやの成長の秘訣である。 また、星のグループでは、総支配人になる事を、『発散』逆に一般のスタッフに戻る事を『充電』という。また、総支配人になるには立候補制をとり、やる気のある人間に機会を与えている。 かたや、上司の一方...続きを読む的な評価制度、上司と部下が分かれていて、本来の目的を見失っている組織。何のために仕事をするのか疑問を持つ。熱い心を持った者のやりがいが失われていく。上司からのトップダウンしかなく、部下の創造性が失われている。このような組織は成長しない。 根性論や非論理的考え、偏見を持ち、自分の地位にあぐらをかいている全ての上司に捧げたい一冊である。
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前田はるみ
『THE21』編集部
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