『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
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Posted by ブクログ
アジアカップ準々決勝UAE戦の後始末を付ける52巻である。
この巻ではUAE戦の結末は元より、それによって生まれてきた椿への注目と、それへの彼の思い、そしてクラブ方面での反響などが主に描かれている。
その意味ではわりと地味な巻ではあるのだが、この作品が「椿の成長物語」としての側面を持つため、ここでの展開は読者にとっても味わい深い。
最初は線も細く、気弱でもあった彼が年代別代表に召集され、A代表にも召集されて、最後の一手としてトーナメントで活躍する姿は実に感慨深いものがある。
また、決勝点を挙げたアウトサイドキックによるゴラッソなども、彼の存在がより大きくなっていくステップとして魅力的に描かれたワンシーンだろう。
世界への道へと繋がる、そんな現代のサッカーシーンを踏まえた一巻だろう。
物語上は大きな動きはなく、あくまで次なるオーストラリア戦までの助走ではあるが、そこで椿にスポットを当てて退屈さを避ける構成はお見事。
現代サッカーへの含蓄ある解釈なども含めて、星五つで評価したい。
Posted by ブクログ
スター誕生の瞬間に立ち会えたら。
その感動を共感して欲しくて、ウザがられつつも周りの人に語りまくるだろう。
10年20年経っても、あの試合をリアルタイムで観たんだと子供たちに自慢気に語っているかもしれない。
マンガの中の話で残念。
椿、覚醒!!
UAE戦が決着する。試合内容が素晴らしく感動的。特に椿の成長は著しいものがあり、今後が楽しみです。アジアカップが始まった頃はETUの活躍がしばらく見れないことを残念に思ったけど、アジアカップも決勝まであと2試合、どんな結末を迎えるのかワクワクします。
Posted by ブクログ
UAE戦終了
この巻のゴールシーンは素晴らしい。
後、すでに52巻だけど、この漫画全然終わる気配がしない。
主人公って誰でしたっけ?ってのもきになるところ。