『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
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今週は天皇杯3回戦。ジャイキリもいくつか見られたので、ジャイキリ読書。
35巻は引き続きガンナーズ戦。ガブの肉離れでの途中交代。王子が入って椿と窪田とのマッチアップ。
いいところを持って行く椿。
ただのネタキャラだと思っていたハウアーも日本に来たきっかけとかも描かれていて、ちょっと好きになった。
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大阪戦、後半(の途中まで)が描かれている巻である。
前半良い形で戦えていたETUだったが、ガブリエルの負傷交代の隙につけ込まれ、失点を許す。なお勢いに乗る大阪に対し、達海は三枚のカードをすべて切った。
大阪が攻勢を強める中、ETUの対策が奏功し始め、再び主導権を握ることに成功する。そして、カウンターにおいて、ルーズボールを決める椿、というところで物語は閉じられている。
実に躍動感のある試合展開で、大変楽しませていただいた。ここでは素直に星五つを付けたい。
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大阪ガンナーズ戦。前半を1-0で終えたETU。
「勢いってのは何か。それは挑戦者が、自分の殻を突き破ってく力だよ」
前半キレキレだったガブリエルが右腿の裏を傷めて退場。
ここから1点を奪われ後がないETUが動き出す。
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大坂ガンナーズ、後半戦。
開始早々、ガブリエル負傷交代。ここまで途中加入で、攻撃の切り札となってきたガブリエルの退場は痛い。この試合ももちろん、今後の試合でも。戦術カードが一つ減るってことなので。
ダルファーとハウアーの覚悟と誇り。それがあるから勝負強くて、ガンナーズはここまで強豪と言われてきたんだろうな、という同点弾。ハウアーじゃないけどね、決めたのは。
一進一退を繰り返す展開。試合の主導権を取るべく、選手交代・ポジションチェンジを使って両監督が動きます。
その結果が表れたのはETU。椿のミドルが勝ち越しゴールとなります。攻守の切り替えの隙間に、いち早く反応した椿。攻守の切り替えのふとした瞬間にできる空白の時間。コンマ何秒の時間だけど、そこを誰よりも早く反応できる選手。
それこそがチームを勝たせる選手。
椿が覚醒し始めました。
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最近オシムの物語を読んだせいか、これまでよりも味わい深く感じた。単純ですみません。やっぱり、監督の一挙手一投足って大事ですよね。仕事に関しても、思いを新たにしました。