『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
サッカー漫画の醍醐味です。
スポーツをやったことがある人であれば、共感できる漫画です。カリスマって
何なのか、人間の魅力を感じさせてくれる作品です。
Jリーグを最も応援してくれている漫画です。
城西キャプテン好き
東京ヴィクトリーをついつい応援してしまいます。持田もそうですが、キャプテンの城西も素敵で、代表でも活躍してほしいと思います。
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東京ダービー前半終了。スコアは1-3で東京Vリード。
表紙を見ればお分かりのように、持田劇場の前半でした。
先制点(!)の1点目は持田のCKから、2点目はミドルの跳ね返りをダイレクトで押込み、3点目はPKをきっちり沈めるという出来栄え。
ETUの出来が悪いわけでないけど、それを要所要所で越えてくる持田のパフォーマンスに黙らされてしまった前半です。
黙らされた?黙らされてはいないって。
ということを見せるための後半が始まるのは次巻からか。
Posted by ブクログ
試合中の采配の妙とか心境とか、それに応じた選手の変化がこれの見所だから、今回で前半終了までようやくたどり着いたけど、冗長さはなし。サッカーの試合っていう狭い枠組の中で、よくもこれほどバラエティ豊かな表現があるものだと改めて感心しました。2点もビハインドで折り返したけど、監督・選手ともに特に気負いはなし。負けているけど良い感触が見て取れる中、後半の行方やいかに。
Posted by ブクログ
持田無双のダービーマッチ前半が描かれた43巻である。強豪との対戦では間々見られる「良い勝負はしてたんだけど、決定力の差が出た」形の前半だったと言い換えてもいいだろう。
それにしても先制アシスト、二点目押し込み、PK誘発の起点と持田の無双っぷりはまさしく半端ない状況で、組織対組織の構図が個で破壊される様がまざまざと描かれている。
しかし、後半からの反撃ののろしは巻末に描かれている。ハーフタイム中に謎かけのような問いを行う達海の姿は印象的である。
非常にサッカーらしいサッカーをしていた熱い巻だった。
展開的にはまだまだこれからと言ったところだが、ここでは文句なしに星五つと評価したい。
前半戦終了で1-3のETU2点ビハインド。前半は持田劇場と呼べるくらい持田は大活躍。前巻のホンジュラス戦に引き続き持田無双。ETUはハーフタイムに立て直しができるのか。次巻の達海監督の采配が楽しみです。