青年マンガ - グループ・ゼロ作品一覧
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-ゴッドは万有の創造者であるとともにまた偉大なる破壊者である。これはゴッドに反逆する四人の少年と一人の少女の物語である――。太平洋のとある不思議な無人島に漂流した時……彼らはゴッドの正体を見る。ゴッドが人間をつくった目的は、単に遊びのためであった。その遊びというのは人間同士を戦わせて、それをゴッドが観賞すること。この世に戦争が絶えないのは、このためである。つまり、人間はゴッドのレジャーを満たすためにそのオモチャとして生きているのだ。人間が動物を飼っているように…。ゴッドは人類最後の破滅的な大戦争を期待して、人間界へ工作員を送り込むが…!?バロン吉元にとっては、異色のSF冒険コミック!
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1.0時は明治、仕込み杖にした傘を操る美しき女刺客がいた。通り名を修羅雪姫と言う…。その過去は、まさしく修羅!徴兵制を悪用した連中に、父を虐殺され、その時に連れていた赤ん坊まで殺された母は、輪姦された上に、父を殺した犯人の一人に妾とされた。その男・正景徳市を殺して監獄に入った母は、残りの三人に復讐を果たす為に獄史に身体を与え、雪を産んだ。母の怨念を背負った雪は、子供の頃からの厳しい修練に堪え復讐を果たす為に生きる…。収録作「外題之一 隅田川湯文字俎板」以下「外題之二 女伊達血雨傘」「外題之三 愛憎血糸懺悔」「外題之四 死桜小袖白刃舞」「外題之五 鹿鳴館殺人八景」を収録。
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-翼とあすかの兄妹はママと新しい街で花屋を開いた。でも死んだお父さんが墜落事故を起こした東西航空のパイロットだった為にお客さんが来ない。翼たちまで『人殺し!』といじめられる始末。いじめっ子に反撃した翼は出て行けと責められ、死ぬつもりで手製の翼を着けて、団地の屋上からジャンプし……。収録作「引っ越してきたスゴいやつ」ほか「おいら小四、転校生」「応援演説に立候補」「大きないちょうの木の上で……」「テストなんかこわくない!」「くどきのテクニック」「まわれ~~~右!」「モミアゲ・オン・ステージ」「まわれ右をもう一度」「やっぱりまわれ右」を収録。
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-少年院を退院した津波四郎・16歳。院内を完全に締めていた彼は、お礼参りに襲ってきた不良どもを全員叩きのめす。そんな四郎が入る事になった高校は、鳴門海峡に浮かぶ隔島の私立隔島高等学校。全寮制の男子校で、校訓は『弱肉強食』。格闘技を中心に教えているが、いずれのクラスも超高校級という、四郎にとってワクワクする環境。ちょっと覗いてみたボクシング部で、一番強い級長を簡単にのしてしまう。もっとも凶暴でスペシャル学級といわれるキック・ボクシング部に入った津波は、経穴を突いて人体を破壊する術に長けている級長の左土に身体を動けなくされ……? 格闘アクション本格ロマン!
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4.0
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-一家皆殺しの強盗事件。犯された後、首を絞められた女は、絞殺されながら赤ん坊を産んでいた。赤ん坊は山本直人という名前を与えられ施設に引き取られる。戦後の混乱期。不幸の星の下に産まれた山本直人は、悲惨極まりない生活のなか、生きるために盗みをし、捕らえられ、施設での凄惨なリンチを受ける。「牙には牙」その流儀に則りボスを倒した彼は、自らを牙と名乗る。成長した彼は暴力の世界に生き続けていくが……。圧倒的な迫力で描かれるバイオレンス。様々な人々の人生が交錯するドラマ。ドラマのリアリティをより深める人物描写、心理描写。読み始めたら間違いなく止められなくなる、漫画界の最高傑作です。
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-可憐な少女が目覚めて知る、淫蕩な血の宿命――!裕福な商家の一人娘・高野雪絵は十代半ばにして恋を重ねる。初恋相手の奉公人・竜吉を捨て、教師・沖島と駆け落ちをした雪絵は、やがて母の犯した罪を知り、抗うことのできぬ宿命を悟る。情欲の炎に燃えさかり、花から花へと舞う蝶のごとく、男たちを切り捨ててゆく女を待ち受けるものとは………!?収録作「序章」ほか「かんざし おくれ毛 白い足袋」「黒髪 えりあし すすり泣き」「くちづけ 囁き 花の影」「別れの時 出会いの時」「春の嵐」「血は花よりも赤い」「愛の暴力」「愛する理由 花咲く理由」の全9話を収録。
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3.0堀ヨシオ・25歳、独身。職なし、金なし、トーゼン恋人なし。趣味は焼酎を飲みながらのポルノ雑誌観賞、それでも青春ど真ん中。女をゲットした話を聴けば、そのまま真似をして失敗ばかり。たまに美女をモノに出来たかと思えばオカマだったり、他人の恋路を邪魔すれば、逆に結びの神になる始末。さりとて友人に恋の仲立ちを頼んだら、ちゃっかり取られてしまいます。劇画界の誇り高きボヘミアン・福谷たかしが、切々たる愛情と限りない共感の情を込めて、金なし女なしのヤングマンを描いたギンギラ青春メッセージ。収録作「恋ン乱ドリー」ほか「GOOD VIBRATION」「脱ぎ捨てブギ」「ホレ惚れブギ」「ブルースを歌わないで」「ザ・兄弟仁義」「とうきょう・あでゅう」「スマイル フォー ミー」「イーストからの熱い風」「さよならはヴィオロンで…」「BGMはため息で」「ノー・ウーマン ノー・クライ」の全12話を収録。
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4.4
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-絶滅したはずの狼とともに、北海道の大自然の中で生きる、狼少年・陽太。その陽太と狼の存在を人間の魔手から守ろうとする、美少女・はるか。二人の願いは、本物の自由と真実の愛――。今、その宿命にも似た凄絶な青春が、大都会の中で燃え上がる。狼の咆哮の如きエキゾストノートが、ライダー・陽太の中の野生に火をつけ、熱き原野・サーキットに青春のすべてを賭けて、愛機を駆る! たぎるものは野生の血、求めるものは愛、そして夢は、世界最速! 魂の故郷・北海道の大地に眠る狼たちよ、この心臓・エンジンの高鳴りを聞け! 著者最初の長期連載にして代表作となる、異色サーキット・ロマン! 「少年ビッグコミック(小学館)」1982~86年連載作品。
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-F県京浜高校木材工業科(通称:木工科)は四年制の高校である。定時制ではなく、れっきとした全日制の高校なのだが、普通科と違い女子生徒はゼロ。木工科に集う男子学生達は皆、勉強嫌いで品性下劣な不良学生ばかり。そんな彼等を見下す品行方正な普通科の生徒達に対して、木工科の生徒達が繰り広げる、愚鈍で下品で一直線な嫌がらせの数々! 巨漢・怪力で小学一年生程度の学力しか持たない田の神(たのかん)マゴハチロー、女とバイクがめっぽう好きで悪知恵に長けた同級生・早月弓弦(さつき・ゆづる)、芸者の置屋の息子である後輩・日絵虎太郎(にちえ・こたろう/通称ニーチェ)。そして新任の木工科担任教師・六反田学。物語として、70年代後半という時代を強く反映した内容であり、今となっては「歴史漫画」としての味わいを感じる佳作。感慨深いラストまで引っ張る筆力は、著者ならでは。「ヤングコミック(少年画報社)」1976~78年連載作品。
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-僕達は家出人の玉子(18歳)と出会った。不幸な身の上に同情した僕達は3人で部屋を借りて玉子を養うことに。その代わり、玉子には3人の妾になってくれと頼むと玉子は快くOKした。その後、喫茶店に勤めた玉子は結婚を申し込まれ受けることに…。だけど僕達誰も、まだ玉子とエッチしていなかった。今までのお礼にとヌードになってくれた玉子を眺めた3人は……。収録作「玉子と3人」ほか「らすとあどべんちゃあいんさまあ」「こ・ん・ば・ん・わ」「不連続不機嫌事件」「無骨三代」「写真とります」「200ミリでズズンと痺れる」「ぷんぷん騒動」「お巡りさ~ん」「カケカケごっこ」を収録。
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-加井の息子が野球をやりたいと言い出した。困った加井は博多新聞の岡に相談する。実は加井は、元プロ野球選手で八百長疑惑で球界から永久追放を受けた身だった。彼の無実を信じ、擁護する記事を書き続けていた岡は、それ以来20年に渡って記事を書かず、『書かずの岡』と呼ばれている。全てを子供に打ち明け、納得してくれたらキャッチ・ボールをしろと、岡はアドバイスした。そして20年ぶりに記事を書く……。新聞記者魂を描いた佳作短編集。収録作「多摩川発=書かずの岡さん」他に「たった一行のスキャンダル」「人生の一大事」「欠陥報道」「夏の夜の夢」「柩と杭」「テレビ症候群」「サイン」「予定稿」の全9話を収録。
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-文学に憧れていた狸の中沢君は月に一度山を降りて、葉っぱのお札で本を買って帰るのが楽しみだった。被害に遭う本屋さんのために、将来自分が小説家になって稼いだら、出世払いする予定を立てているのだ。十八歳の時に幼馴染のジェーンと結婚した中沢君は、人間に化けて出版社に小説を持ち込んだのだが、本に出来るかもしれないと言われて有頂天になり、クルマに撥ねられてしまう。そして彼は、記憶喪失になり、自分が狸であることも忘れてしまった…。「人生の並木道」<PART1>他に「ある係長の場合」「吉野さんの参観日」「吉野さん怒る!」「おじいちゃんがやって来る」「岩田さんの見た夢」「親と子のきずな」「人生の並木道」<PART2>「桃子大好き」「月子さんの幸せ」「おっかけに生きる」「サイクルコースに賭けた青春」「続・サイクルコースに賭けた青春」「「関東vs関西」について」「うちのハハの全面戦争」「六本木の夜」を収録。
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-東旺映画で十年の助監督時代を過ごした、村瀬高之。やっと自分の書いたシナリオが認められ、監督として映画を任される事になった。その時に出会った美少女・綾小路若葉。その美しさもさることながら、彼女が自殺した大女優・梓ふみ子(綾小路扶美)の娘だと知り、絶大なチャンスが自分に向いてきたと確信する村瀬だった。しかし引退していた大御所監督・牧口健造が、若葉を使って映画を撮りたいと復帰してくる。折角の幸運を横取りされそうになった村瀬は…。ドロドロとした映画界の深層を描く長編!収録作「PART・I」「PART・II」「PART・III」「PART・IV」「PART・V」「最終章」を収録。
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4.5
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-“柔侠伝”シリーズでお馴染みのバロン吉元先生の『昭和柔侠伝』に続くシリーズ第3弾。主人公も、柳勘太郎(言うまでもなく、昭和柔侠伝の主人公)の息子で、柳家3代目の柳勘一。この第1巻は、戦後の激動と混乱の時代を、ほがらかに、明るく強く生きる、幼少時代の勘一少年を中心に描かれる。終戦直後の“焼け跡闇市”の時代も、遠いむかしの話であるが、さすがのバロン先生。この作品でも、的確な時代考証と見事なばかりのストーリー展開で、わくわく胸踊らせてくれる。作品自体が長編のため、この第1巻は、“焼け跡闇市”の時代をけなげに生きる勘一少年の話が中心だが、強烈で感動的な読後感があり、つい、第2巻にも手を伸ばしてしまうのだ。
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-狼の睾丸(ふぐり)の異名をとる同心・藤掛飯伍。腹の底から怒ると、手がつけられなく事から、そう呼ばれている。 名奉行・大岡越前の下で数々の難事件を解決して行く。痛快・大江戸同心捕り物時代劇シリーズ! 小池一夫原作、神江里見作画のロングセラー江戸同心捕り物時代劇。1978年3月~2003年11月まで週刊ポスト(小学館)で連載。 単行本ではなんと110巻に及ぶ。大岡越前の下で働く二枚目の同心藤掛飯伍と配下の由造、そして三枚目の同心菊池鶴次郎の活躍を人情味豊かに描く。序盤の主人公は藤掛飯伍だが、後に菊池鶴次郎が中心となって物語は展開する。また、1984年にはテレビドラマ化もされ、飯伍に名高達男、鶴次郎に泉谷しげる、大岡越前には萬屋錦之介が扮している。
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-元警視総監の娘・麻子。幼い頃お父さんと同じ警察官になると言ったお蔭で、武道全般を厳しく叩き込まれ、絵本の代わりに六法全書を読まされて育った。嫌々婦人警官になったものの、もっと女の子らしくなりたいと悩んでいる。一念発起女らしくなるために、ランジェリーパブで働いてみるが、店で暴れた客を叩きのめしてしまった。やっぱりこんな仕事は向いていないと悟り、いい仕事が見つかるまで警官を続けていくことを決意する。可愛くてめちゃ強い婦人警官・麻子ちゃんの活躍をご覧あれ。収録作「警官なんて大ッ嫌い!」ほか「エステに行こう!」「デートしたいのぉ」「ボディーガードはセクシーに」(1)(2)「ステキにネズミ小僧」(1)(2)「アイドル大好きッ!」を収録。
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4.8原作・小池一夫、作画・小島剛夕の黄金コンビで評判となった日本の代表的時代劇画。柳生一族の陰謀により妻を失い、遺児・大五郎と共に刺客道に生きる元・公儀介錯人にして水鴎流の達人、拝一刀の凄絶な物語。1970年9月から1976年4月まで「漫画アクション」(双葉社)に連載され、大人気となり映画やTVドラマにもなる。また、海外でも『Lone Wolf and Cub』として英語版劇画が出版されている。日本が誇る時代劇の金字塔、堂々のスタート!!収録作「子を貸し腕かしつかまつる」ほか「父なればこそ子の心 子なればこそ父の心を」「北から南 西から東」「三途の川の乳母車」「水鸚流斬馬刀」「時雨待ち」「八門遁甲の陣」「鳥に翼 獣に牙」「刺客街道」の全9話を収録。
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5.0
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-幕末の動乱期、京都に一人の拳法の達人がいた。名は拳竜。この拳竜、破れ寺に住み、女も大好きという罰あたりな破戒坊主なのだが、エッチなくせして正義感も強いという実に格好のいいスーパー・ヒーローなのだった。破れ寺の名に因んで、くるわの愛染明王、げんこつ法師ともよばれるが、その絶対的な強さには、ただひたすら感動するばかり。ちなみに第1話が「寺田屋」。最終第10話まで感動的で心が洗われるような作品がそろうが、各話に激動の時代の“有名人”、つまり、歴史上の人物が登場するのも読者には楽しみのひとつだ。いずれにしてもさすがにバロン先生。ストーリーの面でも天下一品、この充実ぶりには、まさに大満足の一言なのであった。
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-収録作品は、表題作の「だるま校長」、「小さい鬼たち」、「瀬戸口先生」、「「氷川先生 命のかぎり」、「マドンナの花」の合計5作品。「だるま校長」は、著者自身の人間観や人生哲学といったようなものまで感じさせてくれる、バロン先生ならではの秀作である。が、笑いとペーソスに涙したい、“男の純情”大好き組の正統的まんがファンには、ぜひ「マドンナの花」の一読をお奨めしたい。男気あふれるやくざの親分・燕子花(かきつばた)陽介の活躍ぶり。また、ストリッパーの春日ミキ嬢に対する純情っぷりについ涙という感動もののストーリーもいいのだ。“本番ナマ板ショー”が全盛の頃の関西のストリップ劇場が舞台というのがまたよく、どきどきのストーリー展開とともに、熱い感動にひたれること、間違いなしだ。
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-豪腕プロデューサーの林は、自衛隊批判の番組を作った責任を取らされそうになったのを期に、関東テレビ局を飛び出し自分で番組制作会社・梁山プロダクションを設立した。彼がスタッフとして集めたのは、みな並外れたやり手ばかり。カメラマンの史、代理店セールスマンの栄江、番組プロデューサーの巴である。巨大企業マイコーラをスポンサーにしてのけ、『日本の親子』という番組でヤクザのドキュメンタリーを流した。視聴率は20%アップ。次は過激派にテレビ局を占拠させ、大変な話題を呼ぶ。しかし公安の刑事・天動と、郵政事務次官の畑山を敵に回し、梁山プロはテレビ界から締め出され、遂には史と栄江が警察に逮捕され……。収録作「梁山プロ立つ!」ほか「精鋭三巨頭」「四天王 野に下る」「日本の親と子」「大義覇道を征く」「竜虎相討つ」「雌雄決すべし」「暗雲 空に満つ」「死命を制す」「知者は惑わず 勇者は懼れず」「同期相求む」「将を射んと欲すれば馬を射よ」「社未だ屋せず」の全13話を収録。
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-オレの名はD.D。どんなヤバイ物(人間)でも運ぶ、特殊運転代行業だ。元は“カミカゼ”と異名をとるほどのラリードライバーで、運転技術はハンパじゃない!その俺が住んでいる部屋の大家は、ビッグママというスクラップ屋だが、スーパーカーからアメリカ空軍のギャラクシーまで調達しちまう顔利き。激ヤバ警官のブリッドや、仕事仲間のジャガーとともに、命が幾らあっても足りない走り屋を続けるオレの活躍を楽しんでくれ!収録作「ステージ1 Fuckin’Driver(危険な走り屋)」「ステージ2 Fuckin’Jaguar(殺しの黒豹)」「ステージ3 Fuckin’Bich(悪い女)」「ステージ4 Fuckin’Cup(タフな警官)」「ステージ5 Fuckin’Little Bell(小悪魔ベレット)」「ステージ6 Fuckin’Porsche(過激なドイツ車)」「ステージ7 Fuckin’D.D(懲りない男)」を収録。