木下けい子作品一覧

  • 二度目の人生はハードモードから
    3.8
    27歳で死んだはずの俺が、17歳として生き返った!? 交通事故で助けた高校生・拓人(たくと)の身体に、なぜか魂が乗り移った芳郎(よしろう)。何とか別人だと気づかれないよう、家族や友人と接する毎日だ。そんな芳郎を興味深く見つめるのは、元家庭教師で弁護士の市島(いちしま)。「たっくん、事故に遭ってから大人っぽくなったね」生前の拓人が彼に想いを寄せていたと知りながら、同い年の男として無意識に振る舞ってしまい!? ※口絵・イラスト収録あり
  • 眠り王子にキスを 【イラスト付】
    4.6
    デリのオーナー兼シェフの堀篤史には、気になるお客がいた。人懐こい笑顔にスーツがよく似合うサラリーマンと思しき男だ。週に二回ほどやってくる彼とかわす会話が、最近の密かな楽しみだった。彼の人懐こい笑みを思い浮かべると胸の奥に小さな火が灯るのだ。でも、傷ついた過去の経験から、篤史はもう一生恋愛をしないと決めていた。それなのに、彼──宮村に料理を教えることになって!?  番外編コミックス『赤ずきんちゃんの誘惑』も特別収録!
  • 薄情な男
    3.4
    高校教師の新山明宏の部屋に、ある夜、一人の男が訪れた。幼馴染みであり親友だった棚橋詠だ。高校を卒業して十年。それは、詠が明宏と連絡を絶った年月でもあった。自分たちは特別だ――、明宏のそんな思いは、詠の行為によって打ち砕かれた。それなのに、詠はなにごともなかったように現れ、一緒に住むことになってしまい……。
  • 【電子オリジナル】恥を掻くなら恋を書け
    5.0
    新鋭・柄十はるかのデビュー作は、エリート新米サラリーマン×不器用な書道家の年下攻ロマンス! 新米サラリーマン・清次郎の弱点は悪筆なこと。上司からも指摘され、つい母親に愚痴ったところ、知人の息子がやっているという書道教室へ勝手に連絡をとられてしまう。約束の日に清次郎を迎えたのは、書道のイメージからはかけ離れた派手な青年・小鉄。しかし彼は書道に対してひたむきで、指導も優しく丁寧だった。やがて清次郎は文字を書くことに夢中になっていく。そんなある日、仕事終わりに教室へ来た清次郎は、倒れている小鉄を見つける。個展に出す書がうまく書けず、食事も睡眠もままならないほど追い詰められている姿に、彼を支えたいと思う清次郎だが…?
  • Happy Life
    3.5
    外資系の会社で働いているのに英語が苦手な透は、帰宅途中で同僚の湊を見かける。秀でた容姿で仕事もできる彼は、会社でも一目置かれるエリートだ。だがなぜか彼の手にはおもちゃ屋の袋が。なんと彼は二人の子供を育てているというのだ。戸惑う透に湊はある取引を持ちかけてきた。「英語を教えてやるから、子供達に食事を作ってやってくれ」――。英語という弱点を見抜かれ複雑だが『料理が得意』という一面も知られていたのをくすぐったく思う透。不思議なきっかけから始まった『取引』の中で、湊の意外な温かさに触れ惹かれていくが…。 ※こちらは2013年に発売された商品となります。重複購入にご注意下さい。
  • 左隣にいるひと
    4.3
    夏休みに帰省した江沢を出迎えたのは、五年前にケンカ別れした親友だった。高校時代、振り返るとそこにいて優しく笑っていた生方。誰に告白されても「ごめんね」と困ったように微笑んで、最後は必ず江沢の左隣に戻ってくる――そんな関係に戻れるかと思ったのに、昔のままの笑顔で「あの頃も今も江沢が好きだよ」と告白されて!? 左隣の特等席は永遠に君のもの――友情が恋へ育つ軌跡。

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  • 【分冊版】キャラ文庫アンソロジーⅢ 瑠璃 [初恋をやりなおすにあたって]番外編
    5.0
    【分冊版】Chara創刊25周年を記念して出版された珠玉の傑作アンソロジー「キャラ文庫アンソロジーⅢ 瑠璃」!!  6作品の人気作書き下ろし番外編のうち、[初恋をやりなおすにあたって]番外編を収録した分冊版! ■[初恋をやりなおすにあたって]番外編『午前零時の紫の上』 尾上与一(イラスト◆木下けい子) 連敗のスランプに苦しむ雪(せつ)が挑んだ、特別な一局──兄弟子視点で描く、天才棋士達の舞台裏!! ※扉・イラスト収録あり
  • 待ち合わせは古書店で
    3.3
    男やもめの古書店店主・七尾涼介(ななおりょうすけ)の悩み。それは罪なき高校生・波頭碧郎(はとうへきろう)を万引き犯に間違えたこと!! けれど、濡れ衣を着せられた波頭は、怒るどころか「詫びに飯を食わせろ」と要求。戸惑う涼介に有無を言わせず、なぜか足繁く通ってくる。子持ち男といて一体何が楽しいのか…? 七尾家の団欒に毎日のように居座る波頭に疑問を抱くけれど、いつしか彼がいる食卓が当たり前になっていて!? ※口絵・イラスト収録あり
  • 松前先生と美貌の作家
    4.2
    渋谷は松濤に屋敷を構える元侯爵櫻井家の若様、春之は人も羨む美貌の持ち主だ。末っ子として家族中に甘やかされ、友人たちからちやほやされ、気づけば負けず嫌いで、我が儘で、そのうえ傲慢な若様になっていた。そんな春之にはひとつだけ、誰にも知られたくない秘密があった。それは覆面作家、小櫃由布であるということ……。憧れの挿画家・松前千種にいつかは絵をつけてもらいたいと思っていた春之だが、ある日、紳士倶楽部で出逢った見知らぬ男に松前千種の悪口を言ってしまう。ところが、その男こそが松前千種だった!?

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  • ムーンライトマイル
    4.2
    上映中のプラネタリウムで彼女に浮気を咎(とが)められ派手に振られた大地(だいち)。学芸員の昴(すばる)にきつい皮肉を浴びるものの、なりゆきで科学館でアルバイトをすることになる。昴は大人しげな見かけに反して気が強く厳しい。そんな彼に最初は苦手意識を持つ大地だが、天文一筋で誠実ゆえに偽(いつわ)りのない昴を知るほどに惹かれてゆく。その視線の先に別の誰かがいると気づいた時にはもう後戻りできないほどに――。年下攻星屑(ほしくず)ロマンス。
  • 夜の寓話
    3.3
    「きみは楡崎圭吾と別れたほうがいいよ」 画家である亡き父の偲ぶ会があった夜に知り合った男から、早坂蒼はそんな言葉を投げかけられた。それがすべての始まりだった。楡崎圭吾――彼は、亡き姉の夫であり、いまはひとつ屋根の下で暮らしながら、蒼を抱く男でもある。常に倦怠感を身にまとい、なにを考えているのかわからないが、初めて出会った子供のときから、蒼は圭吾に惹かれ続けてきた。互いに強く想いあいながらも、独占欲を押し殺し、むしろ終わりをさぐりあうかのように、一種の緊張感のなか、ふたりは身体を重ね続けている。けれど、ひとりの男の登場により、ふたりが築き上げた均衡は壊れはじめて……

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  • 隣人は恋人のはじまり 【イラスト付】
    4.3
    潔癖、偏屈、偏食で意固地な経理部会計主任の堂島 蛍がこの世で一番愛するものは、静寂と清潔だ。人に好かれたいと思ったことはないし、恋愛とか結婚とか、わずらわしいことは人生から排除している。だから、今はとても幸せだ。……幸せな状態のはずだ。そのはずなのに、なぜか胸がざわざわして、蝶のつがいにさえいらついてしまう。そんなある夜、酔っぱらった蛍は勢いで恋人代行業の便利屋に電話してしまう。現れたのは、清潔な匂いのするハンサムな男だったけど!?  【『眠り王子にキスを』の宮村さん&篤史のショートストーリー『その後の眠り王子』も同時収録★】
  • 恋愛志願
    値引きあり
    3.9
    フードプランナーの奈津が関わることになったリストランテの若き天才シェフ・来栖は、初対面から傲慢な態度で奈津の協力を拒絶する。対立しあう二人だが…? ※ノベルス『恋愛ドルチェミスト』(ビブロス刊行)を改題のうえ、書き下ろし「ドルチェヴィータ~甘い生活~」を追加収録したものが底本です。
  • 恋愛小説家は恋が不得意
    完結
    4.4
    夏生と洸史郎は小一から高三まで一緒の学校、大学こそ別だったものの上京時のマンションもなぜか一緒という間柄。しかも陽気で賑やかなグループに属していた洸史郎と根暗でぼっちの夏生は、特に親しかったわけでもない。なのに大学時代にひょんなことから恋愛小説家ユニットを組み、気づけば六年が経っていた。そんなビジネスパートナーである洸史郎への恋心を、高二の頃から自覚している夏生。実は洸史郎へのひそやかな妄想を綴ったものが小説の元ネタだった。そして今は特定の相手はいないらしい洸史郎に、この先大切な相手ができた時のことを考え始めた夏生だったが……? 幼馴染みで同い年の二人の、両片想いこじらせロマンス!!

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