薄情な男

高岡ミズミ / 木下けい子

高校教師の新山明宏の部屋に、ある夜、一人の男が訪れた。幼馴染みであり親友だった棚橋詠だ。高校を卒業して十年。それは、詠が明宏と連絡を絶った年月でもあった。自分たちは特別だ――、明宏のそんな思いは、詠の行為によって打ち砕かれた。それなのに、詠はなにごともなかったように現れ、一緒に住むことになってしまい……。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 講談社X文庫ホワイトハート(BL)
• 電子版発売日: 2011年12月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[あい · ★★★★★]

好きぃーー！

こういう普通の人の話、いい話でハマることが多くて作者さん限らず読んでしまう。
ノンケが落ちる話はファンタジーだと思ってるんだが、幼馴染の友人から恋人って流れは異性愛と重ねて納得しつつ読みました。
良かった！

[匿名希望 · ★★★★☆]

幼馴染みの再会ラブ

設定も話の流れもよくあるものでした。でもそういうのが読みたいときもある。

さんざん男同士なんてと思っていた受けより、攻めの方が一枚上手だったということですかね。
とくに可もなく不可もなくです。

本筋とは関係ないのですが、守がお馬鹿過ぎて少しいらっとしました。
なんでそうまで騙される。
でも良い終わり方だと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

十年間音信不通だった幼馴染が突然帰ってきて部屋に転がりこんできた。
幼馴染もの。

幼馴染で親友という話特有の、じわじわと近づいていく感じがいいです。
木下ケイ子さんの挿絵がまた素敵。

折角じっくり近づく感じで書いているので、ラストも、もっとゆっくり書いてほしかったという欲が。

[読むコレ · ☆☆☆☆☆]

［BL］
本人曰く「女に振られた」から、会社を辞めてまでわざわざ帰ってきた幼なじみ（音信不通）との話。主人公がどうやってオトされちゃうのかと楽しく読みました（笑）。
思ってもみないからとセオリーどおりニブニブの主人公に、いつ決定的な台詞が出るのかとか、殺し文句具合も期待どおりで良かったです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

よろず屋×高校教師
長い恋を実らせる話は好みの作品。
音信不通になってたのに急に戻ってきた詠を蔑ろにできない明宏は、詠を本当に大事に思ってるんだなと思うし、詠は明宏と付き合うことになってから途端にいきいきして可愛らしいと思った。

[リエ · ★☆☆☆☆]

全く共感出来ず

誰の想いにも共感出来なかった、寺の弟以外。
よくある幼馴染両片想いの変形型だとは思うが、それぞれの思い込みが自己中過ぎて、誰にも共感出来なかった。結婚至上主義の世間、同性だろうと恋は尊くその為の犠牲は仕方ない、とか、ほんと、みんな勝手だなぁ〜と、白けてしまう。男同士はあり得ないと吠えていた主人公も、結局は絆されてるし。攻めは自分に都合のいい嘘ばっかりだし。残念。