文芸社作品一覧

  • 時の代に抱かれて
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    1巻1,386円 (税込)
    元小学校校長の短編小説集。天皇に対する当時の農民の見方を記した「昭和天皇の仙台巡幸記」。戦中・戦後の朝鮮人への民族・人種差別、そして現代のいじめを描く「椿の木の下で」。社会党委員長・浅沼稲次郎の刺殺の瞬間に近づいていく少年と、東北の街で暮らす、同じく十七歳の少年を描く「瞬殺の秋(とき)」。「風樹」は3・11の東日本大地震の自然災害を扱う。
  • 弱むし
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    1巻693円 (税込)
    萬里子は生まれてすぐに母と生き別れたが、祖母に愛を注がれ育つ。実父と暮らすようになるが継母にきつく当たられる。やがて子のない叔父夫婦に引きとられ、萬里子は家で役に立つ子になろうと、健気に振る舞うのだった。表題作の長編「弱むし」と、心優しい恐竜と、足ることを知らない人間の愚かしさを描く「ブラッキオ氏」など短編5篇を収録。
  • 笑いがもたらす日々とは
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    人生は基本的には「苦である」と著者は考えている。人生の大半は苦の連続であるからこそ、幸福感が生きてくるのかもしれないとも言う。一回きりの人生を嘆いてばかりいるのではなく、ポジティブに考えたら人生は捨てたものじゃないと気づかされるとも。生きることの困難な世界中の人々に、「喜怒哀楽の感情と向かい合う日々に笑いを加えられたなら」という提言が響く。
  • 生きていてくれてありがとう
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    社会との繋がりを感じられず、誰かの役に立っていない己自身を価値のない存在だと思い込んでいる人は少なくないだろう。そんな人は「どんなあなたでもいい」「生きることに条件はない」と言われてホッとするはず。人の悩みは千差万別でも、苦悩の行きつく先は、多くの場合自信の喪失、そして人生に対する失望。この絵本には、そんな人たちの心を楽にするメッセージがこめられている。
  • 青空散歩
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    ある日の午後、外側に開く窓から外を見ていると、小雨、というほどでもない、やわらかな雨もあがり、空の色も大気も、ほんのりした紅色に見える。そこら中、ほんのりした紅色だ。周りの人に声をかけ、一緒にうっとりしようとしたが、三人ほどいたと思うが、だれもそんなように見えないというので、意外に思ったのを覚えている。(「空の色」より)
  • 僧侶になる
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    1巻891円 (税込)
    人生に迷う女性が見つけた居場所、そこはお寺だった。東北の寺を巡る親子二代の物語の始まり。顕子は美大に進むも挫折。卒業後は、家業の手伝いや高校の美術教師をしていたが、行き詰まりを感じ、東北へ一人旅に出た。たまたま立ち寄った寺で住職らに親切にされ、請われ、しばらくそこに住み込むことに。そして、実家に戻った顕子は、ある決断をする…。
  • 装飾古墳殺人事件 筑豊地方ランチ、スイーツ食べある記
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    1巻594円 (税込)
    筑豊地方の観光・グルメ、そしてミステリーを楽しめる一冊! 定年退職を控える井高志は、中2まで住んでいた筑豊地方を妻と旅することに。地元のグルメを楽しみながら観光地を巡っていた高志は、ある遺跡の近くで殺人事件の第一発見者になってしまう。別の場所でも殺人があり、連続殺人事件として捜査が始まる。二人の被害者は実は…。事件に隠された悲しい過去と友情とは。
  • 息・食・動・考 一億人のための面白健康人生訓
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    健康に生きるとは? 健康に死ぬことである。そのために必要なのは、すべての人が無意識にやっている「呼吸」「食事」「運動」「思考」を如何に行うか、である。……その考えに基づいて、日常生活においていつでも実践できる、健康のためのワンポイントを分かりやすく、楽しく解説した一冊。なんとなく知っているはずだけど、読んでみて「目から鱗」の情報がたくさん、です。
  • 日本人少年の見た新しい光 北朝鮮からの脱出
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    1巻1,188円 (税込)
    第二次世界大戦終戦時、朝鮮北部の吉州に住んでいた清水家は、父母と三兄弟の5人家族。日本が敗戦し、一家は吉州を脱出して南朝鮮の釜山港へ向かうことになったのだが、それは苦難の連続だった。後にアメリカに長く暮らすことになった著者が、2022年に英語で出版した体験記を、日本語版として刊行。子供の視点で綴られ、著者と長兄が描いたイラストも臨場感を醸す貴重な一冊。
  • 認知症の父、故郷への旅 松江ドタバタ珍道中
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    予定通りにいかないのが旅の常、しかも父は認知症──。ほかの宿泊者の迷惑にならないよう個室風呂付きの部屋をとるなどの対策をとりながら温泉を楽しみ、地元の名物に舌鼓。忘れられない2泊3日の旅を軽妙な筆致で綴るほか、「ひとり歩き」高齢者の事故を防ぐための家族の自衛策も掲載。前向きに認知症家族と向き合うためヒントをくれる一冊。あなたも読むと松江に行きたくなる!
  • 拝啓 安倍晋三様
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    故・安倍晋三元首相が存命のときから書き送り続けてきた手紙の数々。さまざまな政治課題に対して安倍元首相が対処してきた行動や、その裏側に垣間見られる政治哲学などを著者の目線で記しながら、国はどこへ向うのかという著者自身の憂慮と疑問を提起する。元首相の国を思う熱い気持ちに共感した著者にとって、その情熱と功績を無駄にはしないという誓いの書でもある。
  • 飛来美兎短編集
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    1巻594円 (税込)
    街をさまよう青年が、橋の上で女性と出会い、彼女のおせっかいに閉口する『橋の上』、砂漠を越える旅人が廃墟で出会った老人に、その土地で起きた事件の話を聞く『城跡』、若者が訪れた旧家で、奇妙な一夜を体験する『昼と夜のはざまで』。古い屋敷の崩壊、自由を求める旅人、仄かに匂う悪徳と死……リフレインされるモチーフが心に響く、琢磨の作品集。
  • 父が死んだ。 ─沖縄「手(古武道・空手)」の隠れ武士、嘉数光雄の足跡を辿って─
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    大正9年、嘉数家3兄弟待望の仏壇後継者として生まれた光雄。那覇の叔父に預けられていた小学生時に、「手」と運命的な出会いをする。叔父の急逝により学校を中退して村に戻る。結婚、子どもの誕生、そして出征。一方、妻ユキは戦火に巻き込まれていく。8人の子どもたちを大学まで進学させるために懸命に働いた両親。奇しくも二人が書き遺した回想ノートをもとに娘が描く家族の物語。
  • 魔港街(マンハッタン)をアルファベットで宝探し
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    目の前の風景には今と全く異なる昔の姿があり、その変遷には地形、人物、災害、戦争、宗教、技術の発達、欲望や神秘的な現象までさまざまな要因が影響する。恋人の慶子とともに散策しながら、特に鉄道や土地の歴史に詳しい光がダイナミックに語り尽くす。時間と場所を超える大学生カップルの旅を通して、国立市や横浜をはじめ、世界の姿を紹介するシリーズ第3弾。
  • 幕府は倒壊へ……我らはどうなる
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    旗本から見た「幕末から明治へ」。──旗本の松野家では当主が急死し、まだ幼い芳保が家督を継ぐことに。時は幕末、黒船が来航し世を騒がせていた。松野家の家老・半田と用人の西橋は、世の動きを知行地の若者に探らせることにする。しかしその動きは早く、また松野家は幕府側、主体的な行動はできないまま、幕府終焉の時をむかえるのだった…。
  • 未来への招待状
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    1巻495円 (税込)
    それぞれ旅路は異なるが最終地点は幸福である──。人生は平坦な道ばかりではない。でも人は立ち向かう勇気も、負けない強さも、時には逃げる知恵も持っているから。そして決して一人ではない。温かい魂は存在する。前を向いて。一歩でも半歩でもいい。笑顔で成し遂げた先に、必ず幸福が待っている。生きとし生けるすべての魂にエールを贈る本。
  • 夢の対局
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    エンジニアの土岐千歳は、妻との京都旅行で紫式部ゆかりの寺などをめぐり、平安の世の栄華盛衰に思いをはせた。さらに、平安時代の囲碁の棋譜らしきものが見つかったと聞き、AIを利用すれば、いにしえの人たちと時空を超えた対局ができるのではないかと思いつく。最先端技術によって、どんな対局が繰り広げられるのか。本書には、著者の思う「究極の幸せ」についてのエッセイも収録。
  • 明治政府測量師長コリン・アレクサンダー・マクヴェイン 工部省建築営繕、測量、気象観測への貢献
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    幕末から明治──日本近代化揺籃の時代、明治政府に測量師長として雇われたひとりのイギリス人。建築・科学技術の発展に多大な貢献を果たしながらも、その業績は顧みられることはなく、歴史の中に埋もれていた。明治政府の公文書を縦糸に、本人と家族や関係者による書簡を横糸に、入念な一次資料調査から、その足取りを辿り尽くした「マクヴェイン評伝」。
  • 与一と坂額 天慶前夜
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    「魔物のように、ひどく醜い女武者。そのように耳にしていた。だが噂とは異なり、花のように美しい、凛とした女であった」甲斐源氏の男と越後平氏の女。二人の運命は……(「与一と坂額」)。藤原清貫は本当に、内裏の落雷によって命を落としたのか……(「天慶前夜」)。鎌倉時代初期を舞台にした「陰謀」、平安中期の人間模様を描いた「能円法師」を加えた、歴史小説四編を収録。
  • 翼を狩る者と運命の乙女
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    羽衣伝説は生きている!! 自分が「翼の乙女」だと知らされたショックも覚めないうちに、衣望里が見たのは運命の相手を探しにきた支配者たちだった。彼らから逃げ惑うも、衣望里は愛してはいけない方の王子に惹かれていく。彼らの国、ヴァルハラ王国で想像を絶する苛酷な試練に立ち向う、衣望里と王子。それぞれを思い合いながらの選択とは。
  • 旅する町医者 蝙蝠のつぶやき篇
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    谷崎潤一郎原作の映画『細雪』三作を見比べた考察、初めて飼った猫に学んだこと、突如現れた幼児と出かけて翻弄された週末。西行の足跡を追って西へ……、歴史を探って旅すれば、われわれはどこから来たのかという問いに辿りつき、柳田國男の民俗学からアダム・スミスの経済理論まで、探究する旅は続く。少々回り道になっても、客観的に物事を見すえる努力を続けながらの旅は面白い。
  • 老いを生きる
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    「振り返れば遠い遥かな日々、老々介護のそれは今となっては命懸けの、それこそ毎日が充実した幸せに満ちた日々であった。苦労などそんな気持ちは微塵もなかった。よくぞ二人で生き抜いたものだと嬉しい思い出なのである」(「はじめに」より)。四千日余に及ぶ、妻との長い長い老々介護の生活を経た著者による、歌と言葉に満身の思いを込めた一書。これぞ、私の『人生の賦』。
  • 詩集 White Cotton Shirt
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    1巻1,430円 (税込)
    「台風がくるので/昨日のうちに/済ませておいた/洗濯物が/白い椅子の/背もたれにもたれて/いま台風の音を/聞いている」(生活)。「試供品の/コロンをつけた/女性用のコロン/誰かといるようで/さみしくなくなった/雑踏の中でも」(コロン)──穏やかな日常と、その穏やかな日々の中で生まれた感情を飾らない言葉で結晶化した45篇の詩集。文芸社詩歌句(しかく)大賞受賞作品。
  • 「あの時」七十六歳を振り返って
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    親子間の面会交流に尽力している著者が自身の半生とライフワークについて語ったエッセイ。/離婚を考えるようになった時、夫婦がどうするかということよりも、子の気持ちを先に考えてほしい。「子を愛しているけれども、父母は一緒に生活はできなくなった。だけどいつでも会えるよ」と、父母二人で子の目を見て話してやってほしい。そうすれば子は納得するであろう。(本文より)
  • 「ぱあとなあ」の愉快な仲間たち(出会い編)
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    「障害者だからといって臆する事無く胸を張って前を向いて歩きなさい」バリアフリー審議会で自分も障害者のためにお役に立てるかもしれないと嬉しかった。平成17年4月秋田県湯沢市に障害者のための複合施設「ぱあとなあ」が開所され、その一員となって集った仲間と職員や利用者と出会い、行事や出来事を通して障害を乗り越えて自立して行こうと頑張る姿をありのままつづったエッセイ。
  • 「ふたっつ下さい」
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    年長さんのかずくんは、誰にでも大きな声で「こんにちは」とご挨拶のできる元気な子。そんなかずくんは、いつもおばあちゃんと遊んでいるのですが、兄弟のいるお友達がうらやましくて仕方のない様子。「ぼくにはなんでいないの?」と聞くかずくんに、おばあちゃんが困った顔をしながら話したこととは……。そして、それを聞いたかずくんがとった行動とは……。
  • Afterglow ─最後の輝き─
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    1巻462円 (税込)
    啓介は精神科の医師。現在は相模湾を一望できる美しい病院でホスピス病棟の患者、内科・外科で精神症状のある患者を診察している。ある日彼はホスピス患者恵を診察する。保育士だった恵は40歳という若さで余命数ヶ月。天真爛漫な恵に、医師と患者としてではなく惹かれていく啓介。著者が精神科医であるだけにリアルで、命の輝きのようなものも胸に迫る。大人っぽい恋愛小説。
  • AI時代に挑む 日本の起業教育
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    1巻1,001円 (税込)
    点数中心主義の管理型教育に限界が見えてきている今日、改めて注目されているのが起業教育である。著者は、日本で初めての起業教育を先導してから10年以上、その可能性や問題点と向き合ってきた。プロ起業家の育成と誤解されがちな起業教育だが、本来は子どもたちの創造性と自立心を育む取り組みとなる。起業教育の第一人者が語る、新しい時代を生き抜くための提言。
  • D/Hによる福音の書 愛のダイモーンの児を宿した男の体験記
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    1巻1,232円 (税込)
    1984年1月17日午前、北部九州の空は広く晴れ渡っていた。風もなかった。真冬とはいえ、そんな穏やかな青空を伝って、その下の一隅に、ある不可視の、圧倒的なパワーを持つ、「愛」のダイモーンが異世界より降り来たった。そして彼は、屋内で事務を執っていた30代半ばの、こんな取るに足りない凡夫を襲い、一瞬にして私はその児を宿してしまったのだった……。
  • FLOWER
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    1巻880円 (税込)
    契約社員の路子は、押し付けられた仕事に忙殺され、ついにはとある原因で命を落とす。路子の恋人の克巳は、ショックで話せなくなった。そんなある日、路子の後輩社員のマキが、路子のデスクで遺書を発見する。路子の死は、事故ではなく自殺だったのか? 克巳とマキ、そして克巳の兄の薫は、路子の死の真相を究明しようと動き出す……。残された者たちの再生を描くラブストーリー。
  • Gang☆Star
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    1巻616円 (税込)
    2010年代、アメリカの架空都市を舞台にしたアクションエンターテイメント。友のために下す決断は将来を制約し、成年後の人生を犠牲にすると理解しながら、主人公は極道になる。月日の流れは無情にも、人との情と絆を大切にする主人公の心を蝕み、感情を奪っていく。ひとりの男との出会いが、主人公の秘めた想いに火をつけ、組織と敵対させる。主人公が表社会にまで影響を及ぼすほど強大化させた組織、人間として生まれた魔物のようなボスとの抗争は、極小数での戦いを余儀なくされる。努力が報われなくても、積み重ねたものは心身に宿り、信念を貫きとおす姿勢は人心に影響する。絶望的な戦いの最中、主人公の生き様は、自分を助ける力になる。強さとは 友情とは 人としての在り方とは 極道として生きる主人公が答えのひとつを見出していく物語である。
  • People in the twilight Kazu's Portfolio
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    描くことは、感じることと考えること──写真ではなくなんで絵なのか─(中略)─「美しい風景に出会ったなら写真撮ればいいじゃないか」と人は言いますが、それはそのとおり。でも私はそれだけでは満足できず「絵にしたいなー」と考えるのです。(本文より) 著者の心の軌跡をたどる作品集『光の街の人々』の英語版。2つのコラムは新英語版を収載。
  • あの頃 東ドイツの片隅で
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    1巻1,320円 (税込)
    渉は、網膜剥離でボクサーの道を絶たれ、逃避行のごとく東ドイツへ留学。共産主義国の厳しい規制と物不足にカルチャーショックを受ける。まるでタイムマシーンで50年前に戻ったよう。そして、ベルリンの壁崩壊という歴史の転換点に至近距離で立ち会うこととなる。遠い異国での友人や恋人と出会いと別れ。激動の時代に翻弄される男の青春を描いた小説。
  • うさぎのはくちゃん
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    ウサギの中でも一番小さな種類ネザーランドドワーフのうさぎがこの絵本の主人公。病気になり、ペットショップで売り物にならなかったため、飼育員に引き取られ、「はくちゃん」と名づけられた。飼育員ははくちゃんのパパになり、共に過ごす中ではくちゃんと強い絆で結ばれていく。しかし、やがて悲しい別れが。悲しむパパを笑顔にするために、空に昇ったはくちゃんは素敵なことをするのだった。
  • おばぁちゃんのまほうのおはぎ
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    もじゃもじゃ~~ とおはぎにおまじないをかけるおばぁちゃん。それをぬすみぐいするけんちゃんとタロ。すると、なんと、かみのけが……。そのさわぎにおどろいてやってきたかぞくもおはぎをぬすみぐい、同じくかみのけが……。おばぁちゃんはプンプンで、こまったかぞくがおじぃちゃんにそうだん。おじぃちゃんはかぞくにじょげんするのですが、なんとなんと、さいごはじぶんが……。
  • カタカナノキモチ ひらがなのこころ
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    1巻616円 (税込)
    鋭い感覚で表されたひらがなとカタカナ。でもそれは、まるで不思議な言葉遊びのよう……。日々の中で芽生える感情を一つひとつ丁寧に掘り起こし、瑞々しい感性で言葉に置き換えた作品集。視覚的にもおもしろいユニークな試み、誰もが安心して入り込んでいける世界観が構築され、さらに綴られた言葉が直截に沁み入る作品も収められた、奥行きの深さを感じさせる詩集。
  • カタツムリ飼育だより
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    年末、ある老夫婦のもとに鹿児島県阿久根市から届いた親戚からの正月用の荷物。その荷物の中に紛れ込んでいた小さな客人、それがカタツムリだった。いまいち生態のよく分からず、飼い方も不明な動物(?)ではあるが、老夫婦はこのカタツムリを飼ってみようと決心する。まずはツーチャンと名前を付けて……。ほのぼのとした文体が印象的な愛溢れる物語。
  • カミナリおじさん
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    カン、カン、チャラン。カン、カン、チャラン……この音が聞こえたら、子どもたちは走り出す。修ちゃんをはじめ子どもたちの楽しみは、広場で紙芝居を見ながら水あめを食べること。ある日、見知らぬ男の子が広場に現れたが、紙芝居も見ずに姿を消した。修ちゃんはその子が気になって……。ひと夏の思い出をあたたかな視点で描いた物語。
  • きみは たいせつな ともだち
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    孤独だと思って悲しみ、涙した1本の木が、じつはすぐ近くにいた友達の存在に気づくまでを描いた絵本。たとえひとりぼっちであるように感じても、誰もがひとりきりではない、見守り、共に喜びを分かち合える存在がきっとあるのだというメッセージが込められている。心温まるカラフルなイラストは、白い紙に絵の具で色を塗り自作した色紙でコラージュしたもの。
  • げんきな山ちゃん
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    野球が大好きな山ちゃんは、ある日のけががもとで、大病にかかってしまいます。その後、両親と病院の懸命な看病で元気になった山ちゃんは、学校の先生になり、自分が受けた愛情を返していきます。──「げんきな山ちゃん」は、私がお世話になった山崎先生のお話です。戦争が終わって、3年後のことです。この本が皆様の心に届きますように。愛と平和を願いながら……。(著者より)
  • ケンコ 荒波を超えて
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    1巻924円 (税込)
    親と子、教師と教え子、友と友。たがいの愛と信頼をいかにして築いていくか。遭遇する危機をたがいにどう克服していくか。戦争に塗れた地球の荒野を生きぬくための明日への心のメッセージ。平和な日本の今こそ、いのちに対する感受性を磨いてください。
  • こぶたのぶーたん はじめてのおでかけ
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    こぶたのぶーたんが、はじめて1人きりでおでかけすることに。まずやってきたのは地下鉄。エスカレーターの手すりに手が届かず、なかなか降りられないぶーたんを、優しそうなおばさんが助けてくれます。そのあとも、いろんな人の優しさに助けられ、声をかけられ、おでかけを無事にやりとげていくぶーたんの様子を描きながら、人と人との触れ合いや、社会とのかかわりの大切さを描いた絵本。
  • こんな事がホントの話なんて言ったら絶対、頭おかしいと思われるよね。
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    何度もかかってくる間違い電話、無言電話、ワン切り。外ではおかしな車が停まっていたり、車に尾けられたり。店では、背後にぴったりついてのぞいてくる人、挨拶しない店員。私をじっと見ている人。タイミングが合い過ぎのサイレン音。変な叫び声。一体、何が起きているの? どうしてわかってくれないの? 周りの人たちは、私がおかしいというけれど、本当にそうなの?!
  • さあ ひかるよ!
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    はじめて夜空で光った星のこどもたち。でも、町のこどもたちは気がつきません。「どうして、まちの こどもたちは、ぼくたちのこと みてくれないの?」かぜむすめがこたえます。「ふんっ! まちでは、ほしなんか みえないわ!」さあ、星のこどもたちはどうするのでしょう。かぜむすめ、あめのおばさん、もりのおじさんたちと繰り広げる、優しい物語。
  • さては南京玉すだれ
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    1巻770円 (税込)
    高校3年生の島田昭は受験勉強に没頭していた。そんな時、学年一の美人から少し甘えるように頼まれて、地元のイベント「白壁江戸祭り」で大道芸をやることに。初めてだらけの芸の稽古に孤軍奮闘。ほのかな恋も見え隠れ。さて、本番でのできはいかに!? 疾風怒涛の青春を駆け抜ける!! 山口県柳井市の高校生が祭りをきっかけに「南京玉すだれ」に挑戦する、自伝的フィクション小説。
  • ザリガニ「ザム」ときいろいさかな
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    「お父さん、すっごくめずらしいさかながいたんだよ。まん丸くて、きいろく光ってちっとも動かないさかな」「そんなさかな、いないよ」──こいのおじさん、なまずのおじさん、どじょうさん、めだかさん……。みんなこたえがちがうけど、いったいどれが本当なのかな? だんだん細くなっていくふしぎなきいろいさかなを追って、ザリガニのこども「ザム」が冒険する姿を描いた絵本。
  • シナリオ それぞれの、夏/いつもの、あなたと私
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    妻に先立たれた吾市、母を介護しながら、成就しない想いを抱える悦子、親に疎んじられている幸二、恋人が去った章司。年齢も境遇も異なるが、どこか息苦しさを抱えた彼らのひとときのふれ合い描く「それぞれの、夏」。両親が逝って久しいが、親への、そして兄へのさまざまな想いは消えず、ふいに蘇る。今、それを妻と語り合う「いつもの、あなたと私」。しみじみとしたシナリオ2編。
  • シン・資産運用 あなたの未来が変わる すべての人に贈る成功への処方箋
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    1巻1,320円 (税込)
    資産運用の本質を知り、手法を理解できれば、どの境遇でも資産を築き、人生を豊かに変えることができる。老若男女必読の一冊。──第1章 人生の選択や環境で、収入・支出・投資が変わり、人生が変わる/第2章 人生と資産運用/第3章 資産運用の本質/第4章 資産運用を始める/第5章 あなただけのポートフォリオの作り方/第6章 あなたの資産運用の未来
  • しんごうきの名前は ぼんちゃん
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    学校の近くにある信号機の名前は「ぼんちゃん」。ぼんちゃんの友だちの「げんちゃん」は、歩く人のための信号機。信号機の3つの意味って知ってる? 赤色は、とまれだよ。黄色も、とまれだよ。青色は、進んでもいいよ。ぼんちゃんが信号の見方、おうだん歩道のわたり方を楽しく教えてくれるよ。ぼんちゃんと、げんちゃんと、子どもたちは、ワンチーム。子どもたちの安全を願う絵本。
  • セックス・アドバイザーが届ける 幸せ夫婦のセックスライフ
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    秘技を尽くして夫婦愛。そこに潜む宝物。本書は宝さがしの旅へのエール。「人生には仕事、生活、性愛の三大課題がある。この三つの基には『先々にまで届く深い思いやりの心』が必要であるが、それだけではまだ【愛】とは言えない。人生は『宝さがし』の長い長い旅である。感動の宝、満足の宝、恍惚の宝、それに子宝、地球の宝。これらは欲得ではない真心魂の所産である」(本文抜粋)
  • そばの打てないそば食い名人
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    私自身は、そばを食べることのみに興味を持ち、「美味しいそば」を「美味しく食べる」を究極の目標としている者の一人である。そばの食べ歩きをはじめた頃は、手軽なところで近くの店回りから始め、遠方は、出張や旅行の折に立ち寄る程度の興味であった。ところが、気がついてみると、そば屋行きを目的に旅を計画し、仕事の際の宿泊はそば屋へのアクセスを考えて決めるようになっていた。
  • だいちの愛
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    大好きなおじいちゃんとおばあちゃんがなくなってしまったあと、「なくなった人たちが住む村」があると聞いた大地は、6歳になったある日、ふたりをさがす旅に出ました。3日で帰ってくるという約束をお父さんとして。さて、大地は、おじいちゃんとおばあちゃんに会えるのでしょうか? 子どもたちみんなが元気にすくすくと育ちますように──。家族の絆と子どもの成長を描いた物語。
  • トンちゃんの冒険 Ton-chan's Adventure
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    トンちゃんは好奇心旺盛でおてんばな6歳の女の子。三輪車、ブランコ、金魚すくい、鬼ごっこなど、いつも失敗ばかり……。でも、失敗なんてこわくない! トンちゃんはいつでも明るく果敢にチャレンジし、失敗を積み重ねて成長していきます。そんなトンちゃんの小さな“冒険”ものがたりをコミカルに描いたバイリンガル絵本。日本語&英語で親子いっしょに楽しめます。
  • ナマハゲコッコ
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    ナマハゲコッコ ナマハゲッコ あしたは いい日に なるように みんなが えがおに なるように おや。不思議なお祭りが開かれているみたい。ナマハゲ からかさ ゆきおんな ざしきわらしも コケコッコ ピーヒャラドドドン おまつりだ ナマハゲ家族をはじめ、妖怪たちが大活躍。リズミカルな文章と、生き生きとした絵がユーモラスに語りかけてくる言葉遊び絵本。
  • ハイキング・登山の危険予知
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    ハイキングや登山は日々の疲労やストレスを解消し、生きる活力を与えてくれる。そんな元気の源への行く手を阻む事故をいかに防いだらいいか。現場の生々しい状況報告と筆者の分析をまとめた。事故の記録、遭難事例、筆者の経験を織り交ぜて描き、緊迫感伴う臨場感で山の危険度を再認識させてくれる。遭難事故を未然に防ぐためには、十分な装備とトレーニングが必要と筆者は訴える。
  • バスケ小僧たち
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    1巻539円 (税込)
    過疎化が進み、来年には近隣の町に吸収合併されてしまうことが決まった山間の小さな村。その村にある中学校のバスケ部は、5人の部員たちが名指導者の下、練習に明け暮れていた。5月、県内の強豪校との練習試合中に、選手が1人負傷し、代わりに入ったのは、天才バスケ選手の妹であるマネージャーだった──。魅力的な指導者たち、真摯で懸命な中学生たちを描くバスケ青春劇。
  • ハルミ・ガーデン ここに碧い地球がある
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    1巻1,232円 (税込)
    それぞれが心の中に、過去、現在、未来を懐(いだ)いて集う「ハルミ・ガーデン」こそ、『碧い地球』。地球上の出来事も、全て混沌とした宇宙の営みの一部。誰もがこの地球と共に宇宙を飛んでいると感じられるようになれば、争い事も小さく見え、かけがえのないこの地球を大切にしようとするはず。時代を超え、人種も、思想も超え、宇宙から現代の社会を照らす、壮大なスケールの物語。
  • ハンドクラフトと私 過ぎし日々の思い出は私の大切な宝物
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    人生とは川の流れのごとく、幸せも苦労も、とどまることはない。自分を大切に、素直に生きていけたらいいなあ――。著者自身の人生を振り返るエッセイ、大きな被害のでた東日本大震災によせるエッセイとともに、古着で作ったおばあちゃん、紙粘土で作った人形や花、ストッキングを染め古着を中につめたぶどう等、眠るのも忘れて没頭した手芸作品の数々を紹介。
  • ひなたに咲く花
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    1巻528円 (税込)
    不器用な僕は 詩人の言葉で あなたの笑顔を 守りたい──日常を一生懸命生きていると、ふと気づくことがある。それは本当に他愛もない単語だったり、ふわふわした行動だったりするのだけれど。ただ、それは本当に心の底から浮かんできたモノなので、他のモノよりズシンと響く。忘れがたいモノたち。それらを丹念に集めて、丁寧な言葉で綴った詩集。
  • フィルハーモニア東都物語 ここに泉あり21
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    1巻1,386円 (税込)
    日本の地方都市における最初のプロフェッショナル・オーケストラである群馬交響楽団の約十年にわたる活動を描いた、今井正監督の名作映画『ここに泉あり』への限りないオマージュをこめて……。メセナ活動に情熱を燃やし、芸術文化活動を守り継承する大切さを熟知する著者が、舞台を21世紀の東京に移し、音楽の泉を掘り清らかな水を湧き出させる人々を描いた長編小説(装画/雨田光弘)。
  • フークンとピッキ
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    いっしょに仲良く暮らしている、フクロウのフークンと、ヒバリのピッキの日常を描いた絵本。仲がいいとはいえ、対照的な生活を好むためについついケンカをしてしまうフークンとピッキ。それでも、お互いを大切に思い合っているから乗り越えられるのです。人間も同じで、相手のことを思い、尊重しながら行動すればきっと平和で幸せになれるはず。そんなメッセージが込められています。
  • ふたりのけしき
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    一年間の景色──春、夏、秋、冬。一週間の景色──月、火、水、木、金、土、日──めぐり めくるたび 違った顔を見せるさまざまな風景。稲刈り 雛祭り お花見 ある猟師の話 雨宿り 野球場 落ち葉 きれいな雪……少年と少女が、町で山で、出会った四季折々の景色たち。あたたかくもせつない幼き日への郷愁を描いた絵本シリーズの第二弾。
  • ふらんすのふたりのブッダがおしえてくれたこと ほんとうの生きる意味としあわせは、日本の仏教【ぶっきょう】の中にあった……色々な動物がいっぱい出てくる、ユメのようなホントのおはなし
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    日本で生まれた悩み多きキキという女の子が、心の悲しみをいやすために外国へ解決の道を探しに出て、ふたりのブッダに出会うという、本当のお話がもとになっています……。ファッションデザイナーを目指してパリに渡り、ふたりの夫と出会い、フランスとカナダを舞台にドラマチックに生きる著者が、悩み多き人々、特に少年・少女に贈る、最後には〈しあわせ〉になれる物語。
  • ペポニ
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    海上に築かれた施設群で暮らすオルグ(ミュータント)のスカイは、データ解析の仕事をこなし、ソリッド状の食物を口にし、夢の話をリライブル(カウンセラー)に報告する日々。オルグは定期的に深い眠りに落ちる。ある日、女性体であるルシアに手を取られ、スカイは覚えのある興奮状態を味わう。21世紀から始まる人類生存を賭けた試み、その先の未来を幻想的に描くSF。
  • ぼくたち、ともだちだよ
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    ※本作品は、過去に配信していた同タイトルの作品と同一の内容です。重複購入にご注意ください。 幼稚園のころ、ゆうしのクラスにしょうたろうが入ってきた。それ以来二人はサッカーをして遊んでいつも一緒だった。そんな大の仲良しの二人だったが、ある日、しょうたろうが東京へ引っ越すことになった。別れの日、二人は泣きながら「また、あそぼーね!」「ぼくたち、ともだちだよー!」「うん! ずーっと、ともだちだよー!」とお互いにさけぶのだった。
  • みどりのるん
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    主人公の「るん」は池に住む“藻”です。魚たちと楽しく暮らしていましたが、ある日を境に人間が池にゴミを投げ捨てるようになって環境が一変。ついには、ゴミはゴミかいじゅうになって「るん」たちを襲いはじめます。池にゴミがたくさん投げすてられていることに気づいた子どもたちが「るん」たちのために立ち上がりますが、はたして、きれいな池を取り戻すことはできるのでしょうか。
  • みんなとお話ししよう 春・夏・秋・冬の友だち
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    「お母さん 野原いっぱいに タンポポが 咲いているね。まっ黄色で きれいだね」「タンポポも いっぺんに咲くと 本当にきれいね」(「春の友だち」より)──春はタンポポさん。夏は毛虫さん。秋は葉っぱさん。冬は雪ダルマさん。四季それぞれのお友だちがボクに話しかけてくる。みんな、一生懸命生きているんだね。自然とのふれあいを描いた絵本。
  • むかしむかしの子ども達 ─奈良時代の少年 鮒取─
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    1巻968円 (税込)
    奈良時代、近江国の農民の子、鮒取(ふなとり)は十歳。畑仕事やウサギ狩りに加わって重税にあえぐ親を助けながらも、のびのびと暮らしていた。十一歳のとき、ある男の誘いにより都に出ることとなり、公家の屋敷の犬司となる。その後、いくたびかの変転を経て、寺や大仏建立の土木作業に従事することとなる。それは大変な重労働だった。時代背景も鮮やかに生き生きと描く少年の成長物語。
  • やなぎのしたで…
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    まんちゃんに似た あの子は だあれ? ある日、饅頭のまんちゃんに似た知らない子に出会った。種のたーちゃんと、饅頭のまんちゃんが近づいてその子に話を聞いてみると、なんだか困っている。悩んだふたり。ちょっと怖い!? 新しいお友だちのためにさあ、いったいどうするのか。やなぎのしたで、勇気を出すことを描いた絵本。
  • ルゥーとミゥーの童話集 ~生命の誕生物語~
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    1巻704円 (税込)
    汝、天使の子、彼らの新たな旅路と数多の試練に、平穏な波と幸福の風が吹き続けることを……。光あふれる「天界」で春に生まれた双子のリスウサギ、兄のルゥーと妹のミゥーは、友だちや仲間たちを助けるため真剣に悩み、迷い、一生懸命駆け回ります。カラフルな絵本『ルゥーとミゥー「神様からの贈り物」』に続く、天界を舞台に双子のリスウサギが活躍する夢と感謝の物語。
  • わがままな花
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    花も草木も自由に歩き回ることのできた時代、ひときわ美しく咲いている花がいました。「あっちへ いってちょうだい」気位が高くわがままで、孤高に生きる花の行く末は──?/花も 草も 木も むかしは 歩くことができました。自分で 歩いて 水や えいようをさがしました。え、いつから 今のようになったか ですって。それは よく わかりません。(本文より)
  • わが家の白クマ、シャンプー
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    わが家の愛犬は、大変な問題犬だった! 保護センターから引き取った、白クマみたいに大きなグレート・ピレニーズ犬、シャンプー。実はとってもさみしがり屋で、ちょっぴりふてぶてしくて、わがままな性格。このようにひとクセある犬を家族に迎え入れるということは、どういうことなのか……。家族はそのことをわかっていなかった。トラウマをかかえた犬と家族の奮闘生活を描いた絵本。
  • わん2(トゥ)ミーハウスにようこそ!
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    1巻924円 (税込)
    空にかかるにじをうつしたような自動車がとまっている家が「わん2(トゥ)ミーハウス」。そこには「わん」(犬)が「2」ひき、「ミー」(ねこ)が1ぴき、家族とくらしています。そこではいろいろなできごと、事件がわんさかわんさか。でも、あたたかい心のみんなが、苦労しながらもひとつずつ解決していきます。さて、きょうはどんなことが起こるかな。目が離せませんよ。
  • 愛・明日にむかって
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    「オギャア」──みんなに見守られて、かわいい赤ちゃんが生まれました。赤ちゃんは「愛」と命名されました。愛が2歳になると、妹のひかりが生まれ、毎日がよりにぎやかになりました。さらに子犬のリキも家族の一員になり、4人と1ぴきの生活のスタートです。──日々に感謝をしながら愛を持ち続け、親と子がお互いを信頼しあう、理想的で明るい家庭を描いた絵本。
  • 宇宙(そら)の手紙
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    1巻1,056円 (税込)
    「この地球に生まれてきたキミへ。キミが生まれてきたことには、ちゃんと意味があるんだよ。」人間が生まれてきた意味とは? 著者が愛らしいイラストを添えて、やさしく語りかける絵本。──「パパと ママのところに キミが うまれてきた/うまれるまえのことは おぼえていないよね/でも こんな おはなしが あるんだよ/それはね……」(本文より)
  • 雨をよぶ化けくらべ/空を飛ぶ猿
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    たぬきのゴン太ときつねのお千代は化け上手。ある年、日照りが続いて村人も森の仲間も困り果て、ゴン太はライバルのお千代と協力するために一策を講じます(カラー絵本「雨をよぶ化けくらべ」)。遊び好きの殿様に飼われる鷹のタカ彦は、老猿のモン造に駆け引きを仕掛けますが、逆に大ピンチに陥って……(白黒挿画つき童話「空を飛ぶ猿」)。二作を収載した楽しい絵とお話の本。
  • 渦巻いて 三河牧野一族の波瀾 〈上巻〉
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    1~2巻1,144~1,320円 (税込)
    今川氏、松平氏(後の徳川氏)のはざまにあって、戦国の世を生き抜き、その後5つの近代大名・牧野氏の流れを輩出した「三河牧野氏」の100年に及ぶ壮大なる物語。一族はどのようにして勢力を広げ、城を築き、戦ってきたか、上巻・下巻に分けてお届けします。織田、豊臣のように誰もが知る人物ではありませんが、地元民でなくても、きっと興味深く読めること間違いなしです。
  • 雲 ─風に吹かれて─
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    1巻968円 (税込)
    果てしない好奇心と発見の喜び、友達、家族の情景など、記憶の奥底に眠った「子どもの思考回路」が呼び覚まされる『手まり唄』、自我の形成期を記した『遠い日』には、夭折してしまった友への思いがにじむ。そして親となって味わう奇跡のような瞬間の記録──。子ども時代、青春時代、子育て期、そして今。人生の時系列を貫く独特の感性が時に心に突き刺さる、一つの到達点となる詩集。
  • 永い旅路
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    平坦な道のりなど決してない。「一歩一歩足を進めて行けば、必ず頂上に着くことが出来る。苦しみの後には必ず喜びが待っている」ことを知る著者が、折々に半生を振り返りながら綴った随筆集。「誰でも 生きていて いいんだよ/ほら 見てごらん/お日さまが 暖かい光で/いいよ いいよと 優しく/あなたの身体を 包んでくれているでしょう」(作中詩「生きること」より)
  • 永遠の彼 病気とともに、社会福祉の世界に生きる
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    1巻770円 (税込)
    外から見るより遥かに、病気を生きていることは、嫌なものじゃない。きっと彼もそう思っていたと思う。病気を生きているからできること。病気を生きていなかったらできなかったこと。もちろん、病気を生きているからできないこともたくさんあったと思うけど。──(本文より)病気のこと、将来のこと、そして、支えてくれた人との忘れられない出会いを綴る。
  • 永劫に飛ぶ! 在野の天才哲学者 野村隈畔
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    大正時代、10冊の哲学書を遺し逝ってしまった哲学者、野村隈畔。令和3年は彼の没後100年にあたる。ベルグソン哲学に触発され、切り拓いた『絶対自由』の思想は政府から問題視された。高等小学校しか出ていない一人の若者が、執念で独学。言論界の一角に一躍登場していく。雑誌『第三帝国』の創刊、女学生梅子との死路への恋──壮絶に生き、そして戦った、隈畔の人生がここにある。
  • 炎の巫女/阿修羅王
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    高校生の飛鳥は、音楽の時間に突然啓示を受けた。飛鳥の魂は古代のとある村で巫女アスハの意識に入り込んで――「炎の巫女」。トンニャンとアシュラは、ある日天界の異変を察知し、インドラら他の神々のもとへ向かう――「阿修羅王」。時空を越えた世界を表現したファンタジー小説2編を収載した、著者の集大成となる一冊。
  • 黄昏の全共闘世代 その残滓が、今
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    1巻847円 (税込)
    「その時、三田キャンパスで何が!!」67歳の新人、渾身の書き下ろし135枚。「一つの時代が確実に終わりを告げ、新たな時代の秩序の中に包摂されたとしても、その時代に燃え上がった青春の炎とその残滓を、誰も完全に消すことはできない」(第5章より) 全共闘時代の付和雷同分子で、団塊の一片に過ぎない筆者、いわば「残滓」が雌伏45年の今、この時代に放つ鮮烈なデビュー作品。
  • 黄塵の彼方
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    第二次世界大戦が終結したその日、北京の町中が青天白日満地紅旗で埋まった。やがて、日本軍の全部隊が武装解除すると北京城内は百鬼夜行の恐怖の町と化した。そんな時、無実の罪で投獄された日本人の男が獄中で出会ったのは、半白の頭をした日満混血の男だった。男の語った波瀾万丈の日々とは……。史実に基づいた緻密さと大胆な発想、流麗な文体で綴られた小説。
  • 街路樹はなぜ剪定が必要か?
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    1巻1,078円 (税込)
    美しい街路樹はその街を彩り、人の心を豊かにする。本書では街路樹の剪定に的を絞り、樹木と人とが快適に共存していくために必要な専門的技術を紹介。剪定には「切る技術」はもちろんのこと、植物の生理を認識して「育てる技術」も必要であり、それがわかってこそ「どう剪定すべきか」が見えてくることを説く。剪定の技術者必読の書。また、自然の中で生きることを考えさせられる一冊。
  • 願わくは
    -
    神、人魚、ボス猿、小学生──不思議な存在と語り合う“僕”は、その語らいの中で少しずつ自分を見つめ直し、やがて前へ進みはじめる。「そろそろ/夢を見るのはやめて/その先の夢を見ることにしよう」……進むしかないみたいだ。そして、登るしかないみたいだ。詩と小説が“僕”の心の中を交互に描き出す。自分の居場所に、これから向かうべき未来に迷う僕たちの詩的叙情小説。
  • 記憶と夢は語る
    -
    1巻1,056円 (税込)
    母親との心の距離に苦悩してきた著者が、自身の半生を振り返りつつ、「夢分析」によって心を解放していくプロセスを綴ったエッセイ。/分析を始めて通算すると約三十年、自分の中に埋まっているものに気付いたら言語化し、文字にし掘り起こす作業を重ねたことが、悲しみを客体化することになったのではないか。客体化すれば、乗り越えられるという。──私は乗り越えたい。(本文より)
  • 戯れの後に。
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    1巻1,232円 (税込)
    50代のタクシー運転手・増田は、別れた元恋人が殺され、埼玉県警葦川署の刑事・工藤とともに事件の解明に乗り出す。工藤は出世欲がなくいまだに平刑事だが、その捜査能力は抜群だ。2つの殺人事件をめぐり、風変わりな刑事とそれを助ける男が犯人を手繰り寄せていく。──なさそうで、あり得ない話ではない。戯れの女遊びが殺人事件に発展、意外な展開の息をつかせぬサスペンス小説。シナリオ修業30年の著者が放つ会心作。
  • 鏡の色は何色/メルヘンストリート
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    「お願い事があるの」スミレを探していて出会った不思議な女の子マムルが、マー君に頼んだこと、それは、星、月、太陽の光の結晶を集めて謎を解き、アスファルドンに閉ざされたマムルたちの世界を開放すること。マー君の冒険が始まる。(鏡の色は何色)誰もが一度は行ける不思議な商店街。今日そこに踏み入ったのは……。珠玉の短編集。(メルヘンストリート)
  • 君だけの僕。僕だけの君。
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    1巻1,232円 (税込)
    美波は初恋の黒田君と十数年ぶりにメル友になったが、彼は既婚者だった。黒田君への未練を引きずりつつも、30歳目前で結婚を焦る美波は、会社の同僚に紹介された男性と交際を始める。美波は思春期に心のバランスを崩して以来、心療内科に通っているが、ある日担当の川上先生から、「聞いてもらいたいことがある」と切り出されて……。純粋でひたむきな心が奇跡を呼ぶラブストーリー。
  • 元素くん 水素と酸素の旅
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    二酸化炭素を出さない新しいエネルギーになるため、水素くんと酸素くん兄弟は旅に出た!! 目指すは次世代自動車のまちティノべシティ。そこで作られている燃料電池自動車は新しいエネルギーで動くのだ。そんな二人の行く手に立ちはだかった鉄は……。二人は力を合わせて闘うことになる。擬人化した元素たちがより良い未来をつくるために活躍するわくわくの冒険を生き生きと描いた絵本。
  • 現代語訳 青砥藤綱摸稜案 曲亭馬琴の名裁判物語
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    1巻1,320円 (税込)
    「よっ、名裁き!」江戸の民が溜飲を下げた逸話の数々を、混迷の時代、現代語訳で読み解く。「『南総里見八犬伝』『水滸伝』……馬琴は数多くの作品を残しましたが、そのなかに中国の公案小説を思わせるものがあることは、あまり知られていません。『青砥藤綱摸稜案』がそれで、なかなか面白いのです」(本文より)推理小説のような展開で進む公明正大な裁判の結末は──。
  • 光の羽 ≪ほっこりあん≫からのメッセージ
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    2001年3月、美容師の著者は左目に異常を感じ、以来6回の入退院を繰り返し、30歳で完全失明。しかし、32歳で結婚。その後は沖縄でトータルヒーリングを学び、今や盲目のセラピストとして活躍。2012年10月には心と体に優しいトータルケアをする美容室を開いた。受け入れがたい苦難に遭いながらかつての生き生きした日々を取り戻していく様に心打たれる自伝風エッセイ。
  • 公転軌道は時間軸(t軸)である
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    1巻770円 (税込)
    私の提唱:日欧共同のベ(ッ)ピコロンボ計画では、2機の探査機を2014年に打ち上げて2020年より水星の観測を行う予定であるという。その時が私の予言を観測できるチャンスである。この書では説明のために数式を使うことを極力避け、なるべく図解を多く用いるように工夫しました。そして私の持つ、“超”能力のすべてを発揮して書き上げたつもりです。──著者より。
  • 幸せのシッポ
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    ※本作品は、過去に配信していた同タイトルの作品と同一の内容です。重複購入にご注意ください。 落ちこぼれ少年が脳神経外科医となり、挫折から立ち直って欧州へ留学するが、帰国後担当した脳腫瘍を病む若い女性の生きる姿に触れ、ホスピス医に転向する。最期を我が家で過ごしたいという願いを限りなく近い形で叶える看取りを、緩和ケア医療の究極の目的とする草分け的分野で、限りある命について考えることが真剣に前向きに生きるためのヒントになると、孤軍奮闘する半生の記。
  • 香名とともに泣いて笑って23年
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    1巻770円 (税込)
    ※本作品は、過去に配信していた同タイトルの作品と同一の内容です。重複購入にご注意ください。 度重なるてんかんの発作に苦しむ娘・香名を見かねた母は困難な手術を決意する。手術を受けても、なおも続く発作に悩まされる香名と共に闘う母の愛情あふれる闘病奮闘記。時に悩み、立ちどまりながらも、前向きに生きていく香名と母の日々の出来事、折々の心情が、飾らない文章で綴られている。著者曰く「香名といると辛いことはたくさんあります。でも、笑うこともたくさんあります」。
  • 狛犬
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    漆黒の夜の山、野獣のにおいに混じって人間のにおいがする──「この小さな山の中も自然の摂理に基づき、弱肉強食により存続し生かされている。けれども、必ず守らなければならない命がある…『この子だ』」 とある施設に暮らす13歳のカイ君は、お母さんと施設の園長先生以外には心を閉ざしていたが、ある日、うら山に入って行方をくらましてしまった。彼を守った動物とは……。
  • 妻琴の記
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    1巻1,078円 (税込)
    心臓疾患を抱えながら恋に悩み、恋に破れても凛とした心性を失わず、思いやりと母性に溢れた女性・湖月弘子。恋に揺れる心はもちろん、生まれつきの病ゆえに諸々のことを諦めなくてはならない無念、逆に病に屈することを潔しとしない決然とした姿勢が丁寧に語られていく。気高さと優しさ、聡明さを兼ね備えて、周囲の人々の幸せのために尽力した女性の、波乱に満ちた人生を描いた物語。
  • 三つのチーク県の民謡
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    1巻539円 (税込)
    東日本大震災が発生した時、富樫は若い頃に一年間交際した女性の安否を気遣った。富樫にとって、彼女は震災を生き抜いたかけがえのない存在だった。その女性が、実は……。かつて愛した女性に会うために、バルトークのピアノ曲の楽譜をリュックに入れて、震災後の東北を目指す男の物語。人として生きることの意義を深く考えさせる小説、短編併録。
  • 士・黙示録 ─政宗が南蛮の天際へ放った、中世の〈はやぶさ〉─
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    慶長十八(一六一三)年九月、伊達政宗は支倉常長に密命を下し、宣教師ソテロとともに秘かに使節を奥南蛮(ヨーロッパ)へと送り出す。伊達の黒船〈サン・ファン・バウチスタ号〉は太平洋の嵐を乗り越え、見事ヌエバ・イスパニア(メキシコ)に到着。施設はローマ教皇との謁見にも成功したのだが……。全てを失った彼らに“復活”はあるのか。時代に〈黙殺〉された伊達・遣欧使節の不運!

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