くるみ舎作品一覧

  • 元婚約者に勘違いされ、記憶喪失のフリをしています
    3.4
    1巻550円 (税込)
    婚約者から一方的に婚約破棄を言い渡されたヴェラは、自領である北の辺境の地でひとり、人目を避けるようにして暮らしていた。そんな暮らしが一年ほど続いたある日、ヴェラは馬車が崖から転落する事故に遭ってしまう。目覚めると、そこは治療院だった。そしてヴェラの傍らには元婚約者・ジェラルドの姿。ヴェラのことを心配しているのか、取り乱した様子でヴェラの手を握り、ジェラルドは「俺がわかるか」とたずねてくる。しかしヴェラにとって、彼は忘れ去りたい苦い過去だった。ヴェラとの婚約解消後、さっさと別の女と婚約した憎い男の顔を見つめながら、ヴェラは答えた。「――どちら様ですか」 私に【不貞者】の知り合いなどいないのだという、皮肉を込めて。しかしジェラルドは、ヴェラの言葉をそのままの意味で受け取ってしまったらしい。ヴェラは事故で記憶を失ってしまったのだと。しかも勘違いしたジェラルドは、ヴェラの面倒は自分が見ると譲らず……。
  • 御曹司はショールームで恋に落ちる
    3.0
    23歳の高田瑞穂は、インテリアが大好き。休日はあちこちのショールームに赴いては、自分好みのコーディネイトを妄想し楽しんでいた。それが高じて、念願だった国内大手インテリアメーカーに就職。派遣社員としてショールームで働くことになった瑞穂は、毎日楽しみながら熱のこもった接客をしていた。そんなある日、瑞穂はひとりで来店した若い男性の接客する。インテリアが好きなのか、やたら細かいこだわりを見せる彼と瑞穂は意気投合。長い時間接客をしたものの購入につなげることはできなかったが、和やかな雰囲気の中、さまざまなインテリアを紹介できたことに瑞穂は満足していた。しかし翌日、ショールームの隣りにある本社から呼び出しが……。「まさか、昨日の効率の悪い接客を咎められるのでは……」と不安な瑞穂だったが、瑞穂を待っていたのは昨日の若い男性だった。しかも彼は、会社のCEOである本橋瑛士であることが判明して……。
  • 六条院寮の春は嵐
    -
    大学進学を機にアメリカから、少年時代を過ごした千葉の田舎町に単身帰国した日和。これから始まる新生活に胸をときめかせながら大学の寮に足を踏み入れた日和だったが、そこで待っていたのは幼馴染の藤吾だった。その昔、日和は藤吾から「男を好きになる呪い」をかけられことがあり、親友だと思っていた藤吾から受けたひどい仕打ちは、いまだに日和の胸に苦い記憶として残っている。「あんなやつと同室なんて……」 早くも寮生活に不安を覚える日和だったが、そんなものは序の口だった。リビングで淫らに絡み合う寮生や、風呂場で日和に触れてくる寮生など、男子寮・六条院には危険がいっぱい。「男子寮では普通の光景なの? 俺がおかしいの?」 破天荒な寮生に囲まれた日和は、藤吾の呪いのとおり、本当に男を好きになってしまうのか……。
  • ホテル御曹司の溺愛エスコート
    4.0
    輸入食品会社の企画部に勤める美紀は、懸賞で当てた高級ホテルのディナー&宿泊券で友人とディナーを楽しんでいた。しかし、近くのテーブルに座っていたカップルが喧嘩を始め、美紀の履いていたお気に入りの白いパンプスが、ワインで赤く染まってしまう。ディナー後、謝罪のため美紀のもとへ訪れたのは、ハーフのような華やかな顔立ちをしたホテルのオーナー、考一朗。「後日正式に謝罪させてほしい」という彼の申し出を受け、ふたりは名刺交換をする。数日後、考一朗から「レストランでのディナーをやり直してほしい」と連絡がくるも、友人は都合がつかず、美紀は仕方なく一人でレストランへ。案内されたレストランの特等席では考一朗が待っていて、美紀は考一朗とふたり、まるで映画のワンシーンのような時間を堪能する。しかしその日以降、考一朗はなぜか口実を作っては、美紀をディナーに誘うようになり……。
  • 幼なじみ副社長の復讐は、私を溺愛することでした
    3.0
    志倉澄玲には、忘れられない人がいる。彼とは小学校1年生の頃に出会った。ほんの僅かな時間だったけれど、二人の間には温かな友情があった。しかし二人の友情は、「大嫌いだ」と言う彼の一言で終わった。言葉と共にガラス窓に突き飛ばされた澄玲は、背中に大きな傷を負ってしまう。醜い傷が原因で内向的な性格になってしまった澄玲は、24歳になった今なお人付き合いが苦手で、恋愛さえしたことがない。ある日、澄玲は聞き覚えのある名前を耳にする。――浅海優人。それは澄玲に消えない傷を負わせた彼の名前だった。本社から視察にきた副社長として現れた優人は、初対面を装い穏やかに澄玲に笑いかけてきたが、二人きりになった途端、態度を豹変させる。「死ぬほど憎らしかった。俺をいじめた志倉澄玲という人間が」 子供の頃、澄玲からひどいいじめを受けていたと言う優人。身に覚えのない澄玲は必死に否定するが、優人は構わず、澄玲を乱暴にベッドに組み敷いて……。
  • 御曹司と偽装夫婦になりました
    5.0
    桐ケ谷花壇のウェディング事業部でブーケデザイナーとして働いている萌々は、結婚式を挙げる恋人たちを笑顔にできるこの仕事に誇りを持っていた。そんな萌々にも、職場に対して不満がひとつ。それは、花にも結婚にも興味のない冷酷な男だと噂される御曹司、龍志がウェディング事業部に配属されたこと。ところがある日の就業時間後、萌々は龍志がブーケ作りの練習をしている姿を目撃する。話を聞いてみれば、噂は全くのデマらしい。跡取りとしてずっと花の勉強をしてきたし、見合い話を断り続けてはいるが、結婚に興味がないわけでもないという。数日後、萌々は上司から、上層部から萌々を名指ししたお見合いの話がきていると聞かされる。「出席するだけでいいから」という上司の言葉を鵜呑みにして、相手も知らぬままお見合いの場へ出向いた萌々だったが、なんとそこに現れたのは龍志で……。
  • 正体不明の侯爵様は没落令嬢に愛を注ぐ
    2.5
    借金まみれのミレッカー男爵家の長女であるエーファは、まだ10歳の弟・アルノを貴族学校へ通わせるため、病気で寝込んでいる父に代わり、少ない使用人と共に何とか家を切り盛りしていた。そんなエーファに縁談が決まった。相手はエーファより16歳年上のハイデマン伯爵。たとえどんな相手であろうと、自分が嫁ぐことで経済的な援助が得られるのなら、とエーファは覚悟を決めるが、顔合わせの日に屋敷に訪れたのは、伯爵の従者・フィルだけだった。「エーファ嬢、あなたがどのような方なのかを見定めにきました」 聞けば、フィルはミレッカー男爵家の困窮の原因を探るとともに、エーファがハイデマン伯爵の援助を得るに値する人物なのかを見定めにきたという。偉そうに命令ばかりするフィルを毛嫌いしていたエーファだったが、彼の指導のもと懸命に家の立て直しを続けていくうち、エーファの胸には、フィルへの想いが芽生え始め……。
  • 年下御曹司の甘い罠
    4.3
    昔から、内気な性格がため人付き合いが苦手だったりんこは、今の職場ではなぜか「恋愛の神様」として後輩たちから慕われている。しかし実際は、恋愛経験ゼロ。恋愛どころか男性とまともに会話をしたことさえないというのに、後輩から頼られるたび「役に立ちたい」その一心で、一生懸命アドバイスを返していた。そんなある日、りんこは3つ年下の新人男性社員の教育係に抜擢される。華やかな見た目をした彼・理は有名なゲームクリエイターで、しかも大手総合商社の御曹司。女性社員が目の色を変えて彼を狙い始める中、理はなぜかりんこに興味津々。しかも彼は、りんこに信じられない相談事を持ちかけてくる。「実は俺、勃たないんです……」 なんと彼は2年前から女性を抱くことができなくて困っているという。あまりに生々しい相談に逃げ腰になるりんこだったが、困っていると懇願する理にほだされて……。
  • 天翔る、隼
    -
    1巻550円 (税込)
    志堂家の養嗣子である隼知は、小柄で頼りなげな見た目をしているが、戦いにおける勘は人一倍優れた21歳の若武将。そんな隼知を支えるのは、9歳年上の補佐役、常嗣。11年前、隼知が志堂家の養嗣子となった頃から共に過ごしてきた、隼知にとっては誰よりも信頼できる兄のような存在だった。ある狩りの最中、隼知は何者かに襲われる。常嗣らの機敏な反応により事なきを得たが、時を同じくして館では、現領主である隼知の養父が毒を盛られていた。首謀者は、もう何代にも渡り睨みあっている隣国・庵原であることは間違いない。幸いなことに一命はとりとめたが、しばらくは療養の必要があるという養父に代わり、隼知は家中の指揮を執ることになる。突然の試練に不安を抱きながらも、常嗣に支えられ立派に責務を果たしていく隼知。しかし、隼知の養嗣子としての成長は常嗣との関係に変化をもたらしてしまう。急に突き放した態度を取り、隼知から離れようとする常嗣に、隼知の心はかき乱されて……。
  • 年下隠れ御曹司の一途な溺愛
    4.7
    いつか憧れの化粧品ブランドのパッケージデザインを担当したい。そんな夢を懐きデザイナーとして働く真澄は、2歳年下の営業部社員・祐太郎からアプローチを受けている。しかし祐太郎はハイパーイケメンで、社内でも人気者。だから真澄は、冗談として聞き流し続けていた。そんなある日、真澄の誕生日当日。早々に仕事を切り上げ、憧れのコスメブランドの新作を買って、ちょっとおしゃれな店でワインを飲んで、一人誕生日を祝う予定でいた真澄。しかし、急な仕事で残業が確定。時間を忘れて仕事に没頭していると、一息ついたタイミングで祐太郎が訪ねてくる。彼は真澄の誕生日を知っていて、プレゼントを用意してくれていたのだ。しかもプレンゼントは、真澄が憧れているコスメブランドのリップ。「こんな高級なものはもらえない」と驚く真澄に、祐太郎は「いま塗ってみてほしい」と懇願してくる。根負けして塗って見せた瞬間、祐太郎の唇が真澄の唇に触れて……。
  • 無骨な若旦那は新人仲居に御執心
    3.0
    看護学校を卒業後上京し、数年間を看護士として多忙に過ごした結果、心身ともに疲れ切り地元へ戻ってきた愛美は、ちょうど従業員を募集していた、地元では有名な老舗旅館・翠玲閣で仲居として働くことに。初出勤日、先輩について仕事を覚えていると見覚えのある男性が……。それは小・中学校の頃の同級生、廣幸だった。なんと、廣幸は翠玲閣の跡取り息子だったのだ。廣幸は昔と変わらぬ態度で接してくれるけれど、愛美は身構えてうまく接することができない。それは、中学生の頃のとある事故のせいだった。事故のせいで、廣幸の額のあたりには未だに傷が残っている。傷への罪悪感から廣幸への接し方に悩む愛美だったが、愛美の気持ちなど知らない廣幸は事あるごとに愛美にちょっかいをかけてきて……。
  • エリート社長の溺愛同棲
    5.0
    26歳の神谷日葵には同棲中の恋人がいるが、どうやら彼は浮気をしているらしい。浮気の現場を押さえるべく、出かけるふりをして浮気相手を待ち構えていると、なんとやってきたのは日葵の親友! ショックを受けつつも問いただすと、親友はまさかの逆ギレ。実は昔から日葵ことが嫌いで、嫌がらせのために彼氏を奪ったのだと激昂する親友の剣幕に気圧され、マンションから追い出されてしまった。恋人と親友、そして住む場所を同時に失い途方に暮れる日葵。今後の金銭面も不安でホテルにも入れず、取り敢えず会社の仮眠室で一夜を明かそうとしたところを、運悪く警備員に見つかりまたしても追い出されそうになる。すると、騒ぎを聞いていた社長の柚木浩介が、「それなら今夜は、僕の家に泊まるといい」と救いの手を差し伸べてくれて……。
  • 肉食系社長と交際宣言しちゃいました
    2.3
    何があっても何を言われても、笑顔で受け答える「いい子」として振る舞う癖がある遥。ある夜、同僚のミスを肩代わりして一人で残業をしていると、営業部に所属する彼氏が現れ、「他に好きな子ができたから別れてくれ」と告げてくる。突然の理不尽な扱いに腹を立てた遥だったが、つい癖で笑みを浮かべて「わかった」とうなずいてしまう。こんなときまでいい子を演じる自分に嫌気が差し、一人きりのオフィスでため息を付いていると、背後から「怒ることもしないのか」と声が聞こえてくる。驚き振り返ると、そこには社長である大貫尊人が立っていた。振られる場面を見られたことに対する羞恥と気まずさを押し隠し笑顔で接する遥だったが、尊人の「笑顔が胡散臭いな」という鋭い一言に、号泣してしまう。突然泣き出した遥に動揺しつつも、慰めるように抱きしめ背中を擦ってくれる尊人。彼の優しさに、ようやく落ち着きを取り戻し始めた遥だったが、深夜のオフィスで社長と抱きしめ合っている姿を、同僚に目撃されてしまい……。
  • 御曹司のマンションで、同居生活はじめました
    3.0
    理不尽なパワハラにより自主退職に追い込まれた山崎蛍。しかも悪いことは続くもので、同棲をしていた恋人にも振られ、マンションを追い出されてしまう。新居探しも職探しもうまく行かず、途方に暮れていたある夜。行きつけのバーで酔っていると、顔は見知っていたけれど言葉をかわしたことはなかった、マスターの友人である常連客の男性から、声をかけられる。酒の勢いもあり、初対面の彼・昴に涙ながらに不幸な現状を説明すると、彼は蛍に同情し「部屋が余っているから、今夜はうちに泊まればいい」と提案してくる。蛍はそこでようやく昴の素性を知るのだが、実は彼は国内外に多くのグループ会社を持つ電機メーカーの代表取締役専務を務める御曹司だった! 入ったこともないような高級マンションの最上階に通され、住む世界の違いに萎縮する蛍。そんな蛍に昴は「今夜に限らず、状況が好転するまでいていただいても構いませんから」と、どこまでも紳士的に接してきて……。
  • スパダリ営業マンに振られたはずが、口説かれ始めました
    3.0
    総合化学メーカー「ミズシナ」の営業二課で営業アシスタントをしている成瀬詩織には、想いを寄せている相手がいる。詩織の大学時代の先輩であり、今は隣の営業一課に所属している中延浩也。彼は王子様のように甘い顔立ちと温かな人柄で、学生時代から人気者だった。学生時代の片思いを忘れることができず、就職先まで浩也と同じ会社を選んでしまった詩織だったが、誰にでも優しい人気者の浩也にとって、自分は気楽に接することのできる後輩の一人でしかないことは理解していた。月に一、二回誘われる食事もマメに届く連絡も、誰にでも同じようにしていることだとわかっているのに、浩也から連絡がくるたびに、詩織の中には少しの期待が膨らんでいた。そんなある日、普段どおりの浩也との食事の後、詩織は酔った勢いで抑えきれない思いを伝えてしまう。しかし浩也の答えはNO。「詩織のことは好きだけど、恋愛感情ではない」とはっきり告げられ、詩織の片思いはあっけなく幕を閉じた。その日以来、少しでも早く浩也のことを忘れたい詩織は、浩也と距離を置くようになる。浩也からの連絡にはそっけなく返し、誘いは理由をつけて断り続けた。すると浩也はそれが気に入らなかったようで、「以前の関係に戻りたい」と言ってきて……。
  • 幼なじみが国王陛下!? 農家の娘は王妃になりたくありません
    3.8
    クリスティーンとローラントは、幼い頃から同じ家で兄弟のようにして育った仲。そんな二人の関係に、変化が訪れたのはクリスティーンが18歳になった年の秋祭りの数日前。秋祭りでは18歳以上の男女はダンスに参加し、そこでプロポーズを行うことが通例となっていた。ローラントが、秋祭りでクリスティーンにプロポーズしたいと言い出したのだ。クリスティーンは驚くも、彼の真摯な気持ちに動かされ、結婚を承諾する。そして迎えた秋祭りの夜。クリスティーンがローラントからのプロポーズを受けたまさにその時、王都から近衛兵の一団がおしかけてくる。突然のことに慌てふためく村人たちを無視して、近衛兵はローラントの前にひざまずき、言った。「この方は、国王バルタザール様の正式な、そして今や唯一の息子である」 なんと、ローラントは国王陛下の愛妾の子だったのだ。現国王の後を継ぐはずだった第一王子が亡くなったことで、ローラントが城に呼び戻されることになったのだという。ローラントはクリスティーンに「一緒に城に来てほしい」と懇願してきて……。
  • お転婆令嬢、記憶喪失の堅物伯爵と恋に落ちる
    4.3
    シルベスタント公爵家のクロエは、社交界でも絶世の美女と評される容姿を持ちながら、乗馬をしたり拳闘を習ったりと、淑女らしからぬ快活な令嬢。今日も幼馴染のホーイエと軽口を叩きながら拳を振っていた。その様子に乱暴されていると勘違いした紳士が割って入ってきた。クロエの拳がきれいに決まってしまったせいで、失神した紳士。慌てて病院に連れていったクロエは、紳士が一時的に記憶喪失になったことを告げられ、紳士の面倒をみることに。名前も思い出せない紳士のハンカチに『D』のイニシャルが刺繍されていたことから、クロエは紳士を「ディー」を呼ぶことにした。惹かれ合う二人だったが……。
  • 紳士な副社長と恋に落ちました
    3.0
    営業事務として働く早坂玲奈には、秘密の憩いの場所がある。使用する人がほとんどいない、オフィスビルの非常階段。仕事に疲れ一息入れたいとき、踊り場の小さな窓から差し込む自然光を浴びながらぼーっとすることが玲奈の日課だった。そんなある日、玲奈は大きな発注ミスをしてしまう。クライアントや上司に迷惑をかけてしまった申しわけなさ、そして上司にフォローされ励まされてしまった心苦しさから、非常階段で悔し涙をこらえていると、上階から駆け下りる足音が聞こえてくる。慌てて立ち去ろうとするも、降りてきた人物と目が合ってしまった玲奈は息を呑む。それは、副社長である倉永直斗だった。パワハラを疑っている様子の直斗に、玲奈は素直に事情を説明する。この日をきっかけに、なぜか直斗は頻繁に非常階段に顔を出すようになり……。
  • 侯爵子息の二度目の求婚
    4.0
    十代の頃、病に倒れ生死の淵をさまよったエリーナ。そのせいで当時進んでいた婚約話は流れてしまい、エリーナに残されたのは病の後遺症である視力の低下。心因性だと医師は言うが、22歳になった今なお、エリーナの目は暗い場所では見えなくなってしまう。そんなある日、エリーナは思い出の屋敷が売りに出されたことを知る。「せめて最後にひと目だけでも」と屋敷に向かったエリーナは、そこで思いがけず、かつての婚約者・マティアスと再会する。聞けば、彼はこの屋敷を購入するつもりらしく、購入前に状態を確かめにきたのだという。突然の再会を喜びつつも戸惑う二人は、雨宿りのため屋敷の中へ入ることに。しかし、長きに渡り使用されていなかった屋敷は老朽化が進み、薄暗いこともありエリーナには歩くことも困難だった。マティアスはそんなエリーナの手を引いてくれた。昔のまま、優しく美しいマティアスにエリーナの胸は高鳴るが……。
  • それは、恋を叶える計画です
    3.7
    パン屋「リデット」の店主である朝倉は、女性と話すことが苦手。接客以外で付き合いのある女性といえば、幼なじみの真菜くらいのもの。ある日、真菜から「彼氏を紹介したい」と呼び出された朝倉は、そこで大学時代に憧れていた同級生・七夜と再会する。しかし、七夜は朝倉に向かい「はじめまして」と口にする。大学時代、七夜と言葉をかわしたのは一度だけ。朝倉にとっては忘れられない出来事だったが、七夜は忘れてしまったのだろう。朝倉は七夜に倣い、初対面を装うことに。偶然の再会により、大学時代には得られなかった七夜との友情を手にした朝倉だったが、今や一流企業に務めるエリートとなった七夜は大学時代よりさらに眩しさを増していて、七夜に対する憧れは再び熱を帯びてくる。しかも七夜は、真菜とのデートの下見と称して、週末の度に朝倉を誘うようになり……。
  • 御曹司は定食屋のシンデレラを溺愛する
    2.5
    下町にある家族経営の小さな洋食屋・ナナハラで、花林はひとり、フロアを担当している。花林には大学生の妹・ミカがいたが、華やかな美貌を持つミカは、実家の手伝いなどせず美しく着飾ることばかりに精を出している。花林があかぎれだらけの手で必死に働いていても、お客さんも両親もそれが当然のことだと思っている。美しいミカにばかりちやほやして、花林のことなど眼中にないのだ。もうずっとそんな扱いだから、花林もそれが当然のことだと思っていた。そんなある日、洋食ナナハラに危機が迫る。地主が代替わりした途端、洋食ナナハラの建つ土地を売りに出してしまったのだ。突然のことに慌てる花林たちの前に現れたのは、常連客である若手実業家・黒田祥平。洋食ナナハラの土地を購入したという黒田は、「土地の代わりに娘さんと結婚させてほしい」と頭を下げる。両親もミカも花林も、ミカへの求婚だと信じて疑わない。しかし、黒田が手を差し伸べたのは、玉の輿に目の色を変えるミカではなく……。
  • 秘密の関係のはずが、エリート御曹司の溺愛が止まりません
    4.4
    大手インテリアメーカーのNARUSAWAに勤める西野美波は、少し天然なところがありつつも仕事熱心で周囲からも一目置かれる存在。どこにでもいる普通のキャリアウーマン……のように見えて、実は誰にも言えない特別な秘密があった。そのNARUSAWAの社長子息である成澤壮真は美波より3歳年上の30歳。ルックスも良く自分が社長子息であることも鼻にかけない。なにより自分の実力で事業部の統括部長にまで登りつめた男だ。部下や同僚からも信頼が厚く、多くの女性社員が一度は憧れる存在。美波もまた、壮真に恋心を抱いているひとりだが、「自分は御曹司の壮真に相応しくない」と秘めた想いを伝える気など全くなかった。そんなある日、ひょんなことから壮真と一夜を共にしてしまった美波は、「この出来事は事故のようなものだから忘れてほしい」と恋心を隠して嘘をつくのだが、壮真から「ならば、都合のいい時に一夜を楽しむ関係でいよう」と提案されてしまい……。
  • 拝啓、執事殿
    4.5
    1巻550円 (税込)
    英国コルフォート伯領、アントネルの街。活気に満ちた大通りの裏、貧しい労働階級者の集う小路沿いのベーカリーで、ノエルは働いていた。10歳の頃、店主夫妻により孤児院から引き取られて以来、18年間1日の休みもなく、たったひとりでパンを焼き続けていた。だが、そんな日々は突然、終わりを迎えた。月に一度、ベーカリーの前を通り過ぎる一人の紳士によって。彼はルイス・コルフォート。第四代コルフォート伯爵…アントネルの街の領主だった。ルイスは劣悪な環境からノエルを連れ出してくれたばかりか、ノエルを自分の屋敷で従僕見習いとして雇ってくれたのだ。ルイスの屋敷で働き出したノエルは、従僕の仕事を必死に覚えた。すべては、自分を助けてくれたルイスのため。ルイスの役に立ちたい。その一心でルイスに尽くすノエルに対し、いつしかルイスも、特別な信頼を寄せてくれるようになるが……。
  • 偽りのお妃候補でしたが、王太子に愛されてしまいました
    3.5
    マリーナお嬢さまの縁談相手はアルベルト・サーフェス王太子殿下? ……って、ええーーーーーっ! “名誉”であることは重々承知。が、王城とはすなわち、魑魅魍魎が住む伏魔殿。お嬢さまご本人も「行きたくない」どころか「私、実は好きな人がいるの」とまで言いだす始末。「お願い、助けて!」と懇願された世話係であり幼なじみのシリス。マリーナになりすまして、王太子妃候補から正しく落選してくることを思いつく。なりすましなど王家を欺く重罪。周囲の心配をよそに王城へと乗り込んだシリスは、ある朝、“誉れ高き王子”の意外な一面を覗き見てしまうことに……。シリスもシリスだが、王太子は王太子で相当なクセモノ。牽制しているつもりのシリスだったが、とうとう王太子に正体がバレてしまい――。
  • 再会したエリート同期が、一途に私を思い続けていました
    -
    幼い頃から野球観戦が大好きで、弟が生まれるまではずっと、父親について野球を見に行っていた恵理。成長するにつれ「女の子らしく」「女のくせに野球なんて」と周囲から言われるようになり、野球が好きという気持ちに蓋をするようになる。高校生の頃付き合っていた圭介にも「野球が好き」ということは秘密にしていたが、秘密を持ったことが原因となり別れることに。圭介の次の彼氏とも、結局野球に関することでギクシャクしてしまい破局。それ以来、恵理は野球が好きであることは誰にも打ち明けず、恋愛からも遠ざかった生活を送るようになる。しかし28歳になった恵理の前に、高校生の頃の元カレ・圭介が現れ、忘れていたはずの恋心が再熱! それは圭介も同じようで、二人の距離はまた縮まり始める。けれど圭介は恵理の秘密の正体を未だに気にしている様子。恵理も圭介にはすべてを打ち明けたいと思う反面、過去のトラウマが邪魔をして……。
  • お見合い相手に一目惚れ! 御曹司と田舎娘の激甘新婚生活
    4.0
    大安、吉日。愛海と肇は結婚した。経営不振にあえぐ会社を立て直さんと、躍起になっている愛海の祖父による強引な政略結婚だったが、実は二人共に一目惚れ。互いに強く想い合っているのに「政略結婚」という前提がため、相手に愛されている確信が持てず、不安を抱いたまま新婚生活がスタートする。しかも田舎育ちの愛海は恋愛経験ゼロで、肇に触れることさえできない。そんな愛海に、肇は「一週間ごとにステップアップ計画」を提案する。月曜日がくる度に「名前で呼び合う」「手を繋ぐ」「同じベッドで眠る」……と夫婦になるためのミッションをクリアしていく二人。ようやくキスまで辿り着き幸せを噛みしめる愛海だったが、肇はもう我慢の限界。数日後に迫った愛海の誕生日に「愛海の全部をもらうよ」と大胆な宣言をしてしまい……。
  • 沈黙の歌姫は隻眼の辺境伯に恋をする
    4.3
    容姿の良さと美声もあり、町の酒場を切り盛りする夫婦に引き取らた孤児のセラ。酒場で歌を披露し、周りからは「歌姫」と呼ばれていた。だが、歌っているとき以外は自尊心が低く、臆病な性格もあってか、スタッフたちから嫌がらせを受けたり、雑用を押し付けられたりしていた。そんなある日、養父のつかいで小箱を持って指定された場所へ向かうと、以前から自分に迫ってきていた下級貴族に捕まってしまう。そう、セラは養父母に売られていたのだ。逃げようにも大の男たちに囲まれ、ナイフで服を切り裂かれ、恐怖で声がでないセラ。怪しげな薬を飲まされそうになったとき、間一髪で、この地を守る隻眼の辺境伯・アルヴィスに助けられる。そしてアルヴィスは、もう自分に居場所がないと絶望の淵で泣くセラを、自分の屋敷へ迎え入れるのであった……。
  • 8年越しのラブレター ~初恋の幼馴染がCEOになりました~
    3.0
    大手文具メーカーの総務課に勤める六花は、ごく普通のOL。唯一の特技は字が美しいこと。それは高校時代、年上の幼馴染である悠斗にラブレターを出したくて一生懸命、字を練習した結果。しかし彼の卒業式の日、いざ勇気を出してラブレターを出したら、その直後に彼の友達から「アイツ、彼女できたらしいよ」と言われてしまい、人づてに六花は失恋。その後、悠斗は家庭の事情ですぐに引っ越ししてしまい、六花の初恋は慌ただしく終わってしまったのだった。元々恋愛に明るくない六花は、それ以来恋愛方面からは遠ざかっている。そんな中、勤めている会社のCEOが代替わりするという。新しいCEOは現CEOの甥。海外留学経験もある、若き御曹司らしく、色めき立つ女子社員。特に興味がない六花だったが、新しいCEOの顔を見て驚く。それは、六花がラブレターを書いた相手、悠斗だった。あれ以来、連絡もとっていなかったし、彼は忘れているだろう、と思った六花だったが、悠斗は六花のことを覚えていた。しかも、六花のことをアシスタントとして、そばに置きたいといいだして……。
  • イケメン弁護士に恋を教えてもらいました
    3.0
    和菓子屋の接客として働く澤村咲には、気になる相手がいた。それはここ二か月の間、雨の日だけ買い物にくるお客様。整った顔立ちをした、物腰柔らかな彼のスーツの胸元には弁護士バッチが輝いていて、名前を知らない彼のことを、咲は密かに「弁護士紳士さん」と呼んでいた。ある雨の日。和菓子を買いにきた彼は咲と普段より少し長めに会話をした後、傘立てに傘を忘れて店を出て行ってしまった。咲が慌てて後を追い傘を手渡すと、彼は喜びお礼に、と咲を食事に誘ってくれた。手渡された名刺には「橘 響」と書いてあり、咲は初めて彼の名前を知る。咲に対する彼の態度は思わせぶりで、恋愛経験ゼロである咲の戸惑いなどお構いなしに、二人の距離は急速に縮まっていき……。
  • イケメン御曹司のシークレットベビー ~会えると信じて、待っていました~
    2.0
    大学卒業後、サークルの懇親会で知り合った菜月と祐輝。その後二人は食事をするようになり、クリスマスイブに菜月は祐輝から「恋人になってほしい」と告白され、交際がはじまる。数か月後の菜月の誕生日、祐輝からプレゼントされた温泉旅行で二人は結ばれた。だが、その翌日に一週間後から三年間の海外赴任することを聞かされる。祐輝は大手ワイン商社・ニトカンパニーの社長令息。極秘ミッションで南アフリカに渡るため、会うのはもちろん、連絡をとるのも難しいという。言いそびれていたことを詫びる祐輝。三年は長すぎる、だから待ってくれとは言わないと伝える祐輝に、それでも待つと菜月は答える。もしお互いの気持ちが変わらなかったら、三年後の菜月の誕生日に会うことを約束して、祐輝は旅立っていった。その後、菜月にまさかの妊娠が発覚。気をつけていたはずなのに……。菜月は再会を信じて、一人で産む決心をする――。
  • 真実はキスのまにまに
    4.0
    第三王子ルドルフは剣の達人で、正義感が強く猪突猛進な性格。父王を支えるため、国内の不正や問題を調査して回っている。辺境伯マティアスが外国との秘密取引で不正に財産を築いている、という噂を聞きつけたルドルフは、調査のためマティアスの領土に乗り込む。マティアスは庶民の生まれだが、その美貌で先代の辺境伯をたらし込み養子に収まった男だ。噂通りの美しさとただならぬ色香を持つマティアスに、翻弄されるルドルフ。しかしそれはマティアスも同じことで、どんなに誘惑しても堕ちないルドルフに徐々に焦りを感じ始めていた。ルドルフの滞在は15日間。不埒な言動で覆い隠されたマティアスの真実を、ルドルフは暴くことができるのか……。
  • アパレル社長は初心な花屋を愛してやみません
    -
    藤田日菜子は両親と兄夫婦と共に花屋を営んでいる。日がな一日花のことばかり考えているため、23歳になった今もお洒落には無関心で、恋愛経験もゼロに近い。ある日、日菜子は沢山のフラワーアレンジメントの注文を受ける。注文したのは近々、近所のファッションビルへの出店が決まっている有名ブランド「カレンティーノ」のデザイナー兼社長・稲葉航大。童顔の日菜子をバイト扱いし、失礼な態度を取る航大に腹を立てる日菜子だったが、「予算内で自由にアレンジを作って欲しい」という初めての大仕事はやりがいがあり楽しかった。兄と共にアレンジを納品すると、航大は素晴らしい出来だと褒めてくれ、中でも日菜子の手掛けた花かごを気に入ってくれたようだった。それ以来、航大は何日かに一度店に訪れては、花束を注文するようになる。しかも配達は必ず日菜子が来るように、という指名付き。度々顔を合わせ言葉を交わすうち、二人の距離は徐々に縮まっていくが……。
  • 一夜の恋のお相手は、宿敵国の王兄でした!
    4.4
    モラン王国・第三王女のパトリシアは、愛情深く活発な少女。城を抜け出しては、王都の修道院で負傷兵のお世話をしている。モラン王国は隣国サイード王国と長きにわたり戦を続けており、パトリシアは国のために兵が血を流すことに胸を痛めていた。父の在位十周年を記念した晩餐会を数日後に控えたある日、二国の間に同盟話が浮上する。サイード王国の出した条件は、サイード王国の王兄であり、冷酷な男として有名なルドルフとパトリシアとの婚姻。国のため、民のため役に立ちたいと思う反面、敵国に人質のような形で嫁ぐことへパトリシアは不安を覚える。ルドルフとの婚姻に対する答えを出せず、憂鬱な気持ちのまま出席した晩餐会で、パトリシアはサックと名乗る傭兵と出会う。「敵国へ嫁ぐのか」というサックの問いにパトリシアは、見知らぬ相手への気安さか、ついぽろりと「恋くらいはしたかった」と本音をこぼしてしまう。するとサックは「では、私と恋をしませんか?」とパトリシアへ囁きかけてくる。素性も知らぬ傭兵の誘いに、パトリシアは……。
  • 琥珀の恋情 ~伯爵令嬢が恋した従者は公爵様でした~
    3.0
    1巻550円 (税込)
    伯爵令嬢イヴァンカが婚約者として対面したのは、つい先日までイヴァンカの従者をしていた男・ジークだった。聞けば、彼はわけあって素性を隠していたが、正体は新フォックスワーズ公爵であるらしい。しかも今回の婚約はジークからの申し込みであるという。「俺はその……お嬢様に手を出してしまいましたから。責任を取ろうかと」 愛を囁くわけでもなければ、ただ責任を取るために求婚したと言うジークに、呆然とするイヴァンカ。身分を偽られていただけでもショックだが、それ以上にジークから愛のない求婚がイヴァンカを落胆させていた。従者と伯爵令嬢では身分が違いすぎると、涙ながらにジークへの恋心を押し殺してきたというのに……。責任など取らずともよいと答えるイヴァンカに、ジークは従者の頃のままの言葉遣いで言うのだった。「拒否はさせません……申し訳ありません、お嬢様」
  • 幼なじみの侯爵は、行き遅れ伯爵令嬢の婚約者に名乗り出る
    3.9
    1巻550円 (税込)
    とある事情で「疵物の売女」という汚名を着せられてしまった伯爵令嬢のメイベル。すっかり行き遅れてしまった彼女を疎ましく思う義理の母が用意した縁談相手は、好色家として有名なブリッジズ侯爵。何人もの愛人を囲い、娼館通いが日課だという彼は、すっかりメイベルのことを気に入ってしまっている。「このままでは本当に彼と結婚させられてしまう!」と戦々恐々としていたメイベルの元へ、海外へ留学していた幼馴染み、マクファーレン侯爵家の子息・ユリウスが訪ねてくる。メイベルの置かれた状況を知ったユリウスは、メイベルに「契約的な婚約」を提案。「僕も結婚を急かされていて、困っていたんだ。お互いが窮地を脱するまで、婚約者のふりをしてやり過ごそう」というユリウスの言葉に、メイベルは継母の反対を押し切りユリウスと「契約的な」婚約をする。しかしメイベルが一安心したのもつかの間、今度はユリウスの様子がおかしい。夜会に一緒に参加するのは当たり前で、その中でさり気なくスキンシップを取られる。ハグはよくされるし、手の甲や頬などへのキスは日常と、まるで本物の恋人のように扱われるのだ。あくまでも表向きでは婚約者を装うだけ、という考えだったメイベルは戸惑うばかり! しかも破談となったはずのブリッジズ侯爵は、いまだにメイベルのことを諦めていないようで……。
  • エリート御曹司の恋愛指南 ~初体験は契約外です~
    4.6
    佐伯流花は自動車メーカーでマネージャー職として働くバリバリのキャリアウーマン。恋愛に興味はあるものの、社内ではデキる女として見られ合コンにも誘われず、異性との交流が壊滅的。マッチングアプリや街コンに出向いても、28歳でいまだ処女ということが気にかかり、なかなか次のステップに踏み出せないでいた。そんなある日、流花は会社の同期であり社長子息の一ノ瀬湊から相談を持ちかけられる。一ノ瀬は将来の役員としての席も用意されているが、まずは下積みとして現場で修行中。高身長・高学歴でルックスの良さを鼻にかけず、人あたりの良さと気さくな性格で男女問わず社内の人気者だ。「自分のステータスを狙って猛アピールしてくる女性から身を守りたい」という彼に、自分が恋愛初心者&処女であることを隠しつつ、付き合っているフリをする『契約恋人』になる約束をした流花だったが……。
  • 遊び人の冷酷伯爵は、意図せぬ結婚で真実の愛を知る
    3.0
    舞踏会の夜、エリザベスは談話室で聞いてしまった。見合い相手がエリザベスとの結婚を政略結婚だと断言し、「アウラ家に広大な土地がなければ、あんな野暮ったい娘と結婚なんて願い下げだよ」と言い放つのを。男は隣に座る美女を抱き寄せ「愛しているのは、君だけだ」と囁いた。エリザベスは逃げるようにして、明かりのない中庭へと足を進めた。もとより、エリザベスの気持ちなど顧みられることなく、親が決めた相手である。愛されないと知りながら、嫁がなければならない。涙を堪えるエリザベスの近くに現れたのは……ダグラス・ローファー伯爵! 社交界きっての色男として知られるエリザベスの初恋の相手だ。まもなく結婚する身であるエリザベス。初恋を振り切ろうと意を決してダグラスが落としたハンカチを差し出すと、ダグラスに強引に唇を奪われてしまう。酔って、誰かと間違えている? だが、その現場を主催者に目撃され、破廉恥だと責め立てられて、屋敷は大騒ぎ。ついにはエリザベスの兄デビッドまで出てきて、ダグラスに責任をとって結婚するよう迫るのだった――。
  • 雨馨る
    4.0
    ドラッグストアチェーンに就職した新卒薬剤師の一穂が5月に本配属となったのは、地元・東京から遠く離れた田舎の小さな町だった。可愛らしい顔立ちと外面の良さで、ドラッグストアのアイドルとして町の人々からは歓迎されたものの、一穂にとってそれは喜ばしいことではなかった。田舎特有の人と人との距離感、悪気なく向けられる厚意の過干渉に、もともと人付き合いが得意ではない一穂はうんざりしていた。特に一穂を悩ませていたのは、やたらと懐いてくる近所のホームセンター勤務の純平。いかにもスポーツマンといった鍛えられた身体と朗らかな人柄で、町中の人から愛されているムードメーカー。明らかに一穂とは真逆の人種だというのに、純平は事あるごとに一穂に構い、食事に誘ってくる。にべもない態度であしらい続けていた一穂だったが、ある日とうとう断りきれず、二人で食事に行くことになり……。
  • 身代わりの花嫁だけど蜜甘な新婚生活を送っています
    2.7
    本屋で働いている季穂は、25歳にもなって恋愛経験ゼロ。恋愛小説で疑似恋愛に浸ることは好きだが、現実の恋愛にはとんと興味がなかった。そんな季穂が、ある日突然結婚することに。理由は結婚式当日、新婦である姉が失踪したから! 結婚相手はお見合いで知り合った大手自動車部品製造会社の御曹司・二宮悠聖。当然、結婚式には多くの会社関係者が参列している。「花嫁に逃げられたなんて、二宮家の顔に泥を塗るつもりか!」と大激怒する新郎の両親と、顔面蒼白の季穂の両親。そんな中、ひとり平然とした顔をしていた新郎・悠聖が提案する。「手っ取り早く、あなたが僕と結婚すればいい」彼が指し示したのは季穂だった! 急遽、姉の代わりに悠聖と式を挙げた季穂。式の間だけ身代わりを務めるのかと思いきや、世間体を取り繕うために少しの間、新婚夫婦として共同生活をすることになってしまう。高級マンションで悠聖と二人きりの新婚生活をスタートすることになった季穂は……。
  • 一途な第二王子は不遇の伯爵令嬢に真実の愛を囁く
    3.9
    1巻550円 (税込)
    美しい双子の妹・ラケルと常に比べられ、“双子の出来が悪い方”“双子の地味な方”と呼ばれ冷遇されてきた伯爵令嬢のヒルダ・ブローム。両親の愛情は愛らしい妹に向けられ、屋敷をしばしば訪れる幼馴染のイェルドも妹に見惚れてばかりだ。ヒルダはイェルドに恋心を抱いていたが、ラケルを盲信する彼を見続けるうちにその恋心も萎みつつあった。すべての贅はラケルのためにあり、伯爵家の恥にならない程度の質素なものだけがヒルダに与えられる。ヒルダは愛を得ることを、すっかり諦めていた。そんな日常の中での慰めは、五年前、病にかかり行くことになった療養地で出会った、三つ年下の美しい謎の少年……“アレク”との手紙のやり取りだった。ある日、ヒルダに“後妻を探している侯爵様”との結婚話が浮上する。幼馴染のイェルドとの婚約が決まったラケルの「私だけお嫁に行くのでは、お姉様が可哀想」という一言から決まった縁談らしい。幸せな結婚をするラケルとは違い、自分は高位貴族との繋がりのために四十歳近くも年上の、好色として有名な侯爵の元に売られるのだと涙するヒルダ。そこへ、長い間外交に出ていた第二王子アレクサンデルから突然、「ブローム家の娘を花嫁に迎えたい」と書状が届く。突然の王子からの求婚に色めき立つ両親とラケルだったが、屋敷を訪れた第二王子はラケルには目もくれず、「僕が迎えにきたのはヒルダだ、その女ではない」と言い放ち……。
  • 副社長になった元カレが、復縁を迫ってきます
    3.5
    27歳の七瀬は、大手寝具メーカーの企画開発課で働いている。課長の平松に露骨な贔屓をされているお陰で部署内は針のむしろだが、それでも特別な思い入れのある“寝具”に携わることのできる仕事が好きで、めげずに励んでいる。そんなある日、副社長の交代が発表され七瀬たち全社員は多目的ホールに集められた。新任の副社長は御曹司で、しかもアメリカ支社で大ヒット商品を発案したエリートだという。そこで七瀬が目にしたのは、大学の頃付き合っていた元カレ、瑞貴だった。ある日突然「しばらく会えない」とだけ言い残して姿を消した瑞貴が、海外に行っていたことをはじめて知った七瀬。当然、彼が御曹司であることも知らなかった。衝撃的な再会だったが、もう昔のこと。今となっては無関係だと瑞貴を避ける七瀬だったが、瑞貴はそんな七瀬にしつこく復縁を迫ってきて……。
  • イケメン弁護士の甘く優しい失恋相談
    -
    26歳の森 葵はある日、「結婚まであと少し!」と思っていた恋人・光輝と自身の親友・彩が仲睦まじく歩いている姿を目撃する。状況を飲み込めない葵に向かい、二人は信じられないような事実を告げてきた。二人は三年も前から関係を持っていたこと。そして、彩は光輝の子供を妊娠していて、二人は結婚するつもりだということ。突然のことに雨の中、泣き崩れてしまう葵に、そんな一部始終を偶然にも目にしてしまった一人の男性、弁護士の佐藤律樹が優しく声をかけてくれる。彼は悲惨な有様の葵を見かねて、着替えまで用意してくれた。葵はお礼がしたいと申し出たが、彼は必要ないの一点張り。それでも何かさせて欲しいと食い下がると、律樹は「それでは後日、食事に行きましょう」と葵を誘い、連絡先の交換まで求めてくる。面食らう葵に向け、律樹は「愚痴でもなんでもいいから、誰かとやりとしていると気が紛れるでしょう」とどこまでも葵のことを気遣ってくれる。それをきっかけに連絡を取り合うようになった二人は、徐々に距離を縮めていき……。
  • コワモテ社長の不器用な溺愛
    4.0
    橘菜々美は焦っていた。29歳女盛り。彼氏はここ数年いないけれど、仕事では人事部の中堅として責任ある仕事も任され、充実した毎日を過ごしている。ある朝、目が覚めると、隣で寝ていたのは「カタギの人間ではない」と噂されるほどの強面社長である一色怜史! 怜史とは仕事上の付き合いしかない。それも会議の席で言葉をかわす程度のこと。けれど互いに全裸だし、菜々美には昨夜、激しく抱かれた記憶があった。問題は「なぜ彼とこんなことになったのか」という記憶がないこと! 目を覚ました怜史に昨夜の顛末を問うと、どうやら会社の飲み会の後、酔っ払って前後不覚になった菜々美の方から「抱いてほしい」と懇願したらしい。「なかったことにしてほしい」と頭を下げる菜々美だったが、怜史はそんな彼女に「俺はお前が気に入った」と意味深なことを言う。そしてその日から、怜史は毎晩のように菜々美を自宅に呼びつけるようになる。彼の自宅に行ったらどうなるかなんてわかりきっているのに、菜々美はなぜか彼の誘いに乗ってしまい……。
  • イケメン社長は新人秘書を溺愛中
    4.5
    勤務先の飲食店が不況で潰れ、職場の寮住まいだった千夏は仕事と住む部屋を同時に失った。飲食業での再就職先を探すもうまく行かず、困り果てた千夏は昼はバイトの受付嬢、夜はキャバ嬢(寮付き)として働くことに。これで一安心と思いきや、受付嬢として勤務する東西商事は業績悪化のため、買収が決まっているという。「バイトの受付嬢なんて真っ先にリストラ対象だ……」と肩を落とす千夏だったが、なぜか千夏は新社長の植村に抜擢され、秘書部への異動を命じられる。しかも、社長秘書として! 千夏に対し細やかな気配りを見せてくれる植村に密かに心ときめかせながら、なんとか秘書としての業務をこなしていく千夏。しかし、そんな千夏の大抜擢を快く思わない社員は少なくなくて……。
  • 伯爵家の養女は冷徹な義兄のレッスンで恋を知る
    2.7
    まもなく18歳になるロッティは、来月には孤児院を出なければならない。そのために仕事を探しているが、うまくいかない。そんな時、たまたま泥棒に遭った老紳士ヴォルフを助けると「うちに来るといい」と言われ、仕事が得られたと大喜び。だが翌日、彼女のもとにヴォルフの息子を名乗る端正な顔立ちの青年がやってきて、金目当てだろうと一方的決めつけ、いくばくかの硬貨を置いてあきらめるよう言い放つ。さらにその翌日には、別の者がロッティを迎えにくる。混乱するロッティ。そんな彼女は迎えの者から、ヴォルフ老人がリンジー伯爵であること、伯爵がロッティを養女にと望んでいること、そして息子のトレヴァーが反対していることを教えられて驚く。戸惑いながらリンジー伯爵家に向かうロッティを、温かく迎えてくれるヴォルフと、拒絶する嫡男のトレヴァー。そんなトレヴァーから、ロッティは伯爵令嬢としての社交マナーを学ぶことになるのだが……。
  • 年下CEOの甘い誘惑
    5.0
    楓は、平凡な会社員。婚活や社内恋愛のに興味を惹かれるお年頃のはずが、お気に入りのチョコレートを片手に海外ドラマを見るのが大好き。29歳にもなって「このままではいけない」という先輩の忠告はスルーして、今日も今日とて総務課長代理から押し付けられた大量の仕事をテキパキとさばいている。そんなある日、新たなCEOが就任することになり、楓たち社員は会議室に集められた。海外企業から引き抜かれたという若きCEO。就任の挨拶に立った彼を見た楓は唖然。それは、楓の幼なじみである理人だった。「まさかこんな立派になって……」と感動したのもつかの間、理人は楓を見つけるなり、全社員の前で抱きしめ、キスをしてきたのだ! 理人の突拍子もない行動のせいで同僚たちに、理人と付き合っていると誤解されてしまう楓。それだけでも困るというのに、理人はなぜか楓のマンションの隣の部屋に引っ越してきて……。
  • 幽霊伯爵とお転婆令嬢の不器用な恋のすすめ方
    5.0
    貴婦人らしい趣味よりも馬で遠乗りをしたり薬草を集めたりするのが大好きなコリンヌ。年頃になっても元気があり余りすぎて社交界にも興味ゼロ。「このままでは行き遅れ、かなり年寄りの後妻に入るくらいしかなくなるぞ」との周囲の苦言にも、「世話の焼きがいがあって素敵。毎日お薬を調合して差し上げるわ」と元気に返す始末。そんなある日、ある伯爵から縁談の申込みが舞い込んでくる。相手は長らく伏せっていたため、社交界にはあまり顔を出さないことで有名な「幽霊伯爵」。名をアランというその伯爵は、今も田舎の領地に引きこもりっきりだという。普通ならば腰が引ける相手だが、アランの暮らす田舎がすっかり気に入ってしまったコリンヌは、喜んでお嫁に行くことに。こうして夫婦として共に暮らし始めた二人。傍からは仲睦まじく過ごしているかのように見えたが、アランはなぜかコリンヌに触れてこようとしない。キスはしてくれるし求めれば優しく抱きしめてくれるのに、一緒に寝ることだけはコリンヌがあの手この手で誘っても、なにかと理由をつけて拒み続けるのだ。アランの態度は自分に魅力がないせいだと思い込んだコリンヌは、得意の薬草で彼をその気にさせる作戦に出るが……。
  • 難攻不落の冷血御曹司は、冴えない派遣社員に夢中です
    2.7
    以前の職場でやっかいな上司に目をつけられ、退職に追い込まれた美沙。正社員としての再就職を目指すも難しく、派遣社員として働くことに。そんな美沙の教育係となったのは、社長の息子である凪。凪は御曹司という肩書と整った容姿で女子社員の注目を集めていたが、彼自身は「難攻不落の冷徹御曹司」とあだ名されるほどに周囲に興味を示さない仕事人間だった。美沙に対しても「仕事は教えてやるから、それ以外では話しかけないでくれ」と冷たく言い放つが、前の職場での経験がため、できるだけ人付き合いをせずにただ黙々と仕事をこなしたい美沙にとってはかえって好都合だった。凪のお陰でスムーズに仕事を覚えていった美沙は、仕事の速さを買われ日に日に仕事量が増えていく。「一人でこんなには無理です」その一言で済むことはわかっていても、美沙にはその一言が言えない。「期待を裏切ったらいじめられるかも……」そんな恐怖を抱きながら必死で残業を続ける美沙の状態に気づいた凪は……。
  • 一夜の相手は義理の兄!? スパダリ上司は御曹司でした
    4.0
    ある日、明日奈は再婚を考えている相手に紹介したいという母親に連れられてホテルにやってきた。そんな相手がいるのも明日奈は初耳。驚くいっぽうで、女手ひとつで苦労してきた母親の幸せそうな顔がうれしくもある。しかしいよいよ相手と対面してみると、相手はなんと明日奈の勤め先であるカフェチェーン「フルール」をはじめとした企業を統括するエムズホールディングスの社長だった。しかもその横に座る社長の息子は、明日奈の上司である事業推進部部長・瑞樹。瑞樹が御曹司であったことも初めて知ったし、瑞樹が義兄になるという事態に明日奈は言葉を失くす。それもそのはず。実は、瑞樹と明日奈は一週間前に一度だけ、一夜を共にしていたのだ。みんなのあこがれの的であるスパダリ上司・瑞樹と身体の関係を持ってしまった。それだけでも明日奈にとっては予期せぬハプニングなのに、この上、瑞樹が義兄になる!? あの夜のことはすっかり忘れ、兄妹として付き合おうとする明日奈だったが……。
  • セノーテ・シュトレーンはキスを知らない
    4.6
    魔術師セノーテ・シュトレーンを知らぬ者は、この国にはいない。わずか22歳の若さですでに魔術師団内では一二を争うと言われる実力の持ち主であり、月下の妖精・青銀の百合と囁かれているほどの美貌の持ち主。そんなセノーテに、騎士ルトルガーは嫌われているらしい。普段、凍りついたような無表情で誰に話しかけられてもつれなく避けるセノーテが、ルトルガーにだけは異なる顔を見せるのだ。ろくに言葉を交わしたこともない間柄なのに、いつも遠くから突き刺すような視線で睨み据えてくる。そんなある日、ルトルガーはセノーテのメイドが彼の私物を盗む現場に遭遇する。金目の物を狙っての犯行ではなく、セノーテを想うがあまりの犯行だったが、セノーテは彼女の気持ちがわからないという。「好いていたら、相手のものを盗みたくなるものなのか?」セノーテに尋ねられ、恋愛に疎いルトルガーは戸惑いながらも「想いが深まると、そうなるのかもしれません。ハンカチなどが手元にあれば、その方をより近く感じられるのでしょう」と曖昧な答えを口にする。するとセノーテは、なぜかルトルガーに「私のハンカチと君のハンカチを交換してほしい」と頼んできて……。
  • 初恋の御曹司と添い寝フレンドになりました
    3.0
    1巻550円 (税込)
    バリスタとして働く陽葵は、兄の幼なじみである大手寝具メーカーの五代目社長・岳理に長い間片思いをしていた。ある日、現在は岳理の秘書となっている兄から「岳理が不眠症で悩んでいるから助けてやってくれ」と相談を受けたことをきっかけに、一年ほど交流の途絶えていた岳理と再会。安眠ケアの効果があるハーブティを作るため、岳理の自宅を尋ねることに。ハーブティが苦手だという岳理に美味しいハーブティの作り方を教えるだけのつもりが、翌朝目覚めると陽葵は岳理の腕の中にいた。久しぶりにぐっすりと眠れたと晴れやかに笑う岳理。彼の役に立てたことは嬉しいが、女性として見られていない事実を突きつけられたようで、陽葵の心中は複雑だった。しかし、そんな陽葵の思いなど知らぬ岳理は「君を抱きしめて眠りたい」とその後も陽葵に添い寝を求めるようになり……。
  • 俺様社長と淫らな同居生活
    2.0
    幼くして母を事故で亡くした若崎詩帆は、父からは「母の事故の原因はお前だ」と責められ、双子の妹の渚からは「呪われた女」としていじめられ続けたことで、人付き合いが苦手な根暗女子に育ってしまった。そのせいで25歳になった今でも恋愛経験はゼロ。友人もろくにいない。最も長い付き合いとなっているのは、入社当時からの上司、御曹司の東郷正臣。彼とはかれこれ5年の付き合いになるが、仕事熱心な鬼上司である正臣の前では、いまだに詩帆は萎縮してばかりいた。そんなある日、社長に就任した正臣により、詩帆は強引に社長秘書にされてしまう。社長秘書なんて務まらない、と突然の人事に呆然とする詩帆。しかも悪いことは続くもので、借りていたアパートが火事に見舞われ全焼。住む家を失った詩帆に救いの手を差し伸べてくれたのは、正臣だった。「俺のマンションに空き部屋がある。落ち着くまでそこに住めばいい」という彼の言葉に甘えることにした詩帆だったが……。
  • ハイスペ専務の溺愛で、不器用な干物女は花開く
    3.9
    錦織千砂。急成長中のアパレル企業HKマテリアル役員室勤務。社長令息であり専務でもある檜垣嘉史の補佐をしている。部下からの信頼も厚く、彼を頼る社員があの手この手で嘉史と接触しようとするのを捌くのも千砂の仕事のうち。表情を変えることなく、仕事に私情を挟まずに嘉史たち役員に指示されたことを淡々と熟す千砂は、社員たちから「血も涙もない鉄の女」と揶揄されている。そんな千砂、実は干物女でもある。営業部の伊沢にデートに誘われたものの、「今度こそ」という想いが強すぎて「真剣に受け取られると困る」とまで言われる始末。昨夜のことを思い出すとふつふつと怒りが沸き起こり、つい目の前の嘉史のデスクにあたってしまう。だが、その勢いで置時計が壊れてしまい、あろうことか、当の嘉史に一部始終を見られていた!? 叱られると思ったが、意に反して嘉史は大爆笑。それどころか両腕で身体をロックオンされ……いや、専務、近すぎるんですけど!
  • エリート同期と意地っ張りな私が、恋を成就させる方法
    -
    大手菓子メーカーに務める佐藤愛華と佐藤樹は、顔を合わせれば喧嘩し合う犬猿の仲。しかし仕事中は互いにないものを補い合い、切磋琢磨し合うベストパートナー。趣味や価値観が同じで、なにより仕事に対して同じくらい情熱を抱いている樹に愛華は惹かれていた。ところが、仲を深めれば深めるほど樹は愛華に対して意地悪になっていく。それは樹が自分に心を開いてくれている証拠だとはわかっていても、異性として意識されていないようで悲しくもある。そんな時、二人の部署に新入社員の心愛が配属される。顔も態度も女性らしくて可愛らしい心愛は、すぐに部署のアイドル的存在に。そして、こともあろうに心愛は樹に一目惚れしたと言って、愛華に協力してほしいと頼んでくる。素直に自分も樹が好きだと言えない愛華は、心愛に協力すると言ってしまい……。
  • 海外帰りのエリート社長はカフェで愛を囁く
    3.0
    有名ホテルのエントランスに併設されたカフェで副店長として働いている糸井まどかは、ホテルで行われる大企業の新社長就任記念パーティにウエイトレスとしてヘルプに入ることに。パーティでの給仕などしたこともなく、困惑しつつも必死に仕事をこなしていたが、招待客から理不尽な言いがかりをつけられてしまう。困り果てていたまどかを救ってくれたのは、パーティの主役である新社長・如月昂だった。翌朝、早番シフトで店に入っていたまどかは、モーニングコーヒーを飲みにきた昴と再会する。聞けば、昴は海外から帰国したばかりで住居が決まっておらず、当面の間はホテル暮らしを余儀なくされているという。互いに惹かれるものがあったのか、それ以来、昴はカフェに頻繁に姿を見せるようになり、まどかもそんな昴の来店を心待ちにするようになる。けれど相手は大企業の若手社長。自分とは住む世界が違う、と立場の差を思うまどかは昴と距離を置こうと考え始める。そんなある日、まどかにストーカーの影がちらつき始め……。
  • きみと描く光の色
    4.6
    1巻550円 (税込)
    芸大のデザイン科を卒業後、デザイナーとして働き出した旬。仕事にはやりがいを感じているものの、本来の夢であった絵の仕事に対する未練を断ち切れずにいた。そんなある日、 仕事仲間と訪れた料亭で、旬は 額装された日本画に魅了される。それは、大学時代の同級生、色葉の手によるものだった。見惚れるほどに絵がうまく、そして学内でも評判の美形だった色葉に対し、旬は憧れとも嫉妬ともつかぬ感情を抱いていた。当時のことを思い出した旬は、卒業以来初めて色葉に連絡を取る。返事はないかもしれないと思っていたが、色葉は意外にも返事をくれ、二人は数年ぶりに会うことに。色葉に指定された彼のアトリエを訪れた旬は、色葉が画廊に絵をおいてもらう代わりに、 画廊オーナーと性的な関係を持っていることを知ってしまい……。
  • 呪われた令嬢の初恋
    2.8
    「婚約者を死に至らしめる呪われた令嬢」――ルクール国ヒンデミット公爵家の長女グレーテは、婚約者が次々と不慮の死を遂げたことでそう噂され、周囲の貴族だけでなく両親と妹たちからも敬遠されていた。そんな折、公爵家に国王から縁談の打診が来る。相手は隣国アルテアの指導者の息子だという。王を喪って間もない小国であるアルテアは、ルクール国民から見下されており、妹たちは断固として縁談を拒否。結局、厄介払いも同然の形でグレーテが嫁ぐこととなる。侍女のレネだけを連れてアルテアへ向かうグレーテだったが、道中で馬車が事故に遭ってしまう。あわやというところでアルテアの騎士団に救出され、手当を施されてベッドで目覚めたグレーテは、一人の騎士が自分を膝に抱きかかえ、「もう大丈夫ですよ」と優しく囁いてくれたことを思い出す。そこへ件の騎士が見舞いに訪れ、侍女のレネや御者、馬も大事には至らなかったと教えてくれた。安堵したグレーテが名を尋ねると、彼は「エリク=ヴァレンタ」と名乗る。そう、彼こそがグレーテの婚約者だったのだ。その事実を知ったグレーテは、咄嗟に婚約の解消を申し出てしまい……。
  • このお見合いはできません! 偽装恋人のはずが本気で愛されています
    -
    恋愛にも結婚にも興味のない真梨香。そんな彼女を心配した親戚の強引な勧めにより、形ばかりのお見合いをすることに。渋々出向いたホテルのロビーで偶然出会ったのは、真梨香と同じく望まぬお見合いをする羽目になった、一人の男性だった。意気投合した二人は互いのお見合いをぶち壊すため偽りの恋人を演じ、作戦は見事成功。よく見ると男性は相当なイケメンで、真梨香は「なぜこんな人がお見合いを?」と不思議に思うが、もう二度と会うこともないだろうとその日は名乗ることもせずに別れる。翌朝、出社した真梨香は上司に頼まれた書類を届けるため、本社へ赴く。いつも通り受付へ預けようとする真梨香だったが、なぜかこの日はCEO執務室へ向かうよう告げられる。言われるままにCEO執務室へ行くと、そこにいたのは昨日、真梨香の偽装恋人を演じてくれた男性だった。実は彼は、真梨香の務める会社のCEO・恭一郎だったのだ。驚きを隠せない真梨香に向け、恭一郎は「もう一度偽装恋人を演じてほしい」と頼んできて……。
  • 御曹司との勝負に負けたら、婚約を迫られました!
    3.5
    文具メーカーの営業として働く陶子は、社長就任が発表された御曹司・一真とは同期の間柄。仕事熱心で勝ち気な性格をした二人は反りが合わず、入社当時はなにかと競い合っていた。とはいえ、それはもう昔の話。入社から五年が経った今となっては、一真も忘れているだろうと思っていた陶子のもとに、一真から「五年前の勝負の約束は有効だ」と連絡が……。五年前、一真から持ちかけられた勝負。それは負けたほうが、なんでも言うことを聞くことを条件とした、「一真の社長就任と陶子の営業部長就任、どちらが先に成し遂げられるか」を競うものだった。潔く負けを認めた陶子に突きつけられた一真の要求は、「俺と婚約してくれ」という思いもよらぬ内容で……。
  • 孤独なメイドが幸せな花嫁となるまで
    3.5
    ニア・エルケド国国政補佐官コンラッド=バースの屋敷に台所女中として仕える下級メイド・アリアは、上役である料理人から執拗な嫌がらせを受けていた。ろくに寝る間もなく四日間入浴ができていなかったアリアは、用向きの帰り偶然見つけた泉で水浴びをする。その時、何者かの視線を感じ振り向くも、残っていたのは立ち去った誰かの残り香だけだった。帰宅したアリアを待っていたのは、機嫌の悪い料理人だった。いつものように罵声を浴びせられ、残飯を頭からかけられたアリアが殴られることを覚悟したその時、料理人を止めてくれたのは屋敷の主・コンラッドだった。その夜、アリアはコンラッドから呼び出される。呼び出しの理由がわからず不安を抱えたままコンラッドの元へ赴くと、彼は上機嫌でアリアを迎えてくれた。主とはいえ今までろくに言葉をかわしたこともない相手であるはずなのに、コンラッドの言動からはアリアのことを以前から知っているかのような親しみが感じられた。困惑するアリアに構うことなく、コンラッドは「君には今日から、俺専属のメイドになってもらう」と言い出して……。
  • 素直になれないシンデレラは敏腕社長に溺愛される
    3.0
    言い訳なんか、聞きたくない。社内恋愛で結ばれ、婚約までしていたのに……浮気された。許せなかった。指輪を投げつけ、会社も辞めた芽衣。恋はもう、いらない。そんな傷心の芽衣を慮って、友人の明日香は自分の結婚式の二次会の幹事を芽衣に依頼する。新郎側の担当は、この日初めて顔をあわせた超イケメンの長谷川直哉。おまけに対応も迅速で、彼の機転で二次会も大成功。二人は、会場となったラグジュアリーホテルの最上階のバーで打ち上げをすることに。酔いが回った芽衣は、長谷川に「こんな素敵な人だったなんて。本当にびっくりですよ」と口に出してしまう。長谷川も「今日初めて会って、芽衣さんのことをすごくタイプだと思ったから」と……。その夜、二人は肌を合わせるが、これは恋ではない、一夜限りの関係なのだと自分に言い聞かせ、芽衣はこっそり部屋を出る。靴擦れだったせいか、靴を部屋に忘れるという失態に自己嫌悪に陥った芽衣は、あらためてこんなことはもうしないと誓うのだった。半月後、気持ちもあらたに転職先に初出社した芽衣は、そこで長谷川とばったり! なぜ? 長谷川が答える。「ここ、俺の会社なんだけど……」
  • 猫嫌いなCEOと猫好きな私が結婚したワケ
    -
    人付き合いが苦手というわけではないが、無理を押してまで共にいる必要もない。そんな風に思っていたら数年間付き合っていた彼氏には振られ、気づけば結婚の予定もないまま28歳になっていた。とはいえ真奈に焦りはない。真奈にとっては三匹の愛猫との生活が何よりも大切なのだ。そんな真奈が、親友の勧めで男性とデートをすることに。事前に数回メールを交わした程度で初めて合う相手だったが、会話はそれなりに弾んでいた。しかし、会話が弾めば弾むほど彼の印象はメールの文面から離れていく。違和感を覚え始めた頃、真奈の飼い猫のことが話題に登ると彼の態度が変わった。「君、本当に遠藤京香さん?」「私、遠藤真奈ですけど……」 なんと名字が同じという偶然のため、デート相手を間違えてしまっていたのだ。妙な縁で知り合った勘違いのデート相手は、急成長中のIT企業のCEO・綾人だった。仕事人間で「よほど相性が悪くなければまず結婚。恋愛は結婚してからでもできる」という独特な考えのもと、仕事相手に紹介された女性との初デートを予定していたという。相手の女性は将来、猫を飼いたいと希望しているらしく、綾人は猫が苦手ながらもそれを受け入れるつもりでいるらしい。彼の「猫との生活」への楽観的な態度に不安を覚えた真奈は、彼のため……というより将来彼に飼われるかもしれない猫のため、自分の愛猫に会ってみないかと綾人に提案してしまい……。
  • 美貌の王太子と無口な侯爵令嬢の秘密
    3.5
    同世代の令嬢たちが楽しいお喋りに花を咲かせている中、エリーネは一人、読書に勤しむ。友人たちから「変な子」扱いされても、本が大好きなエリーネにとっては読書の時間こそ至福の時なのだ。ある日、王立図書館で本を借りたエリーネは、図書館の庭に置かれたベンチに腰を下ろし本を読んでいた。読書に夢中になっていると突然、近くの垣根がガサガサと音を立てそこから現れたのは王太子・ベルトラート! ベルトラートは彼に熱を上げるきらびやかな令嬢たちから逃げている最中で、成り行き上エリーネは彼を助け、かくまう形になってしまう。ほどなくして令嬢たちが立ち去ると、護衛の一人も連れていないベルトラートを心配したエリーネは、彼を城までおくることに。礼をしたいというベルトラートの申し出を辞退したエリーネだったが、彼はなぜか次の日も、図書館の庭で本を読むエリーネの前に現れ……。
  • 幼なじみのクールな伯爵は初恋の令嬢を逃さない
    3.1
    伯爵令嬢のシャーロットは、歳のわりにおっとりとしていて甘えん坊な性格。そのせいか、19歳となり社交界デビューをはたした今なお、恋人ができたためしがない。すこし良い雰囲気になって距離を詰め始めると、どの殿方もことごとくシャーロットのもとから去って行ってしまうのだ。自分の何が悪いのか、と嘆き悲しむシャーロットを哀れんだ兄がシャーロットに紹介したのは、幼い頃からの兄の友人であるロイ。いまだ独身のロイはシャーロットにちょうどよいのではないか、という兄の提案に乗り気のロイから求婚され、シャーロットは胸をときめかせる。というのも、実はロイはシャーロットにとっては初恋の相手。たとえお情けだとしても初恋のロイと結婚できるだけで幸せだ。そう思っていたシャーロットだが、実はロイには忘れられない相手がいて、そのため25歳まで独身を貫いてきたのだと知り……。
  • 一目惚れを装った仮初の恋に溺れてしまいそうです
    3.5
    クラウディアはフローレス国の王城で働く洗濯メイド。両親の顔も知らず孤児院で育ったクラウディアは、十年ほど前に第三王女アマンディーヌの慰問の際にすっかり気に入られ、城に呼ばれたのだ。その王女が、いよいよ結婚することになった。相手は隣国ジェバイト国の王太子ルーウェン。心細いので一緒についてきてほしいと懇願されたクラウディアは、急遽、侍女に昇格し、王女の輿入れに同行することになった。だがその途中、山賊に襲撃される一行。クラウディアは王女を守るべく気丈に立ち向かうものの、賊の魔手は容赦なく迫ってくる。そんな危機一髪を救ったのは、鮮やかな濃紺の軍服を身にまとったジェバイト国第二王子アクセル。ところが、そんな勇ましいアクセルにアマンディーヌが一目惚れした挙句、王太子妃になろうという立場も忘れて「アクセルと一緒にいたい」などとのたまう始末。機転を利かせたアクセルは、自分はクラウディアに一目惚れをしたととっさに嘘をつく。アマンディーヌの信頼も厚いクラウディアの協力を得て、本来の婚約者に目を向けさせようという企みのはずだったが……。
  • 帰国子女のエリート社長と密かな熱愛始めました
    4.0
    外資系証券会社で事務員として働く結衣は大の海外好き。最近は仕事が忙しくて英会話教室にも海外旅行にも行けていないが、少しの時間でも海外に、語学に触れていたくて独学での英会話が日課になっていた。そんなある日、結衣は本屋でとても美しい男性と出会う。結衣が英会話、海外が好きだと知ると男性は、おすすめの英会話の教材や海外の雑誌を教えてくれた。翌朝、たった一度きりの偶然だとしても素敵な男性との出会いにご機嫌のまま出社した結衣は、信じられないものを目にする。それは、新社長就任の挨拶のため全社員の前に立つ、昨日の男性。本屋で出逢った美しい男性は、ニューヨークから帰国してきたばかりの新社長・真斗だった。なんとなく周囲には、真斗との偶然の出会いは伏せておいたほうがよいだろう、と昨日のことは忘れようとする結衣だったが、真斗はなぜか結衣に興味を持ち始めて……。
  • 5月の空は、青くやさしい
    3.8
    スポーツジムからの帰り、亘は公園で行き倒れている青年・史春を保護する。一宿一飯を提供したが朝には姿がなく、代わりに保護猫カフェのスタンプカードと亘の寝顔を描いた一枚のラフ画が残されていた。ラフ画の端には署名が入っていて、それは亘の好きな画家「HARU」のものだった。史春が「HARU」だと知った亘はその日から、彼ともう一度会うため猫カフェに通い、「HARU」の絵を取り扱っている画廊を巡り始める。そうして数日が過ぎたある日、亘はようやく史春との再会を果たす。人懐こく甘え上手な史春は亘との再会を喜んでくれ、二人は気の合う友人のような付き合いを始める。はじめのうちこそ憧れの画家「HARU」との交流に心躍らせた亘だったが、交流が深まるに連れ亘の興味は「HARU」ではなく一人の男・史春へと向いていき……。
  • 恋に墜ちたときから
    4.0
    『恋と気づいたときから』に登場したBAR.MISERYのバーテン・鈴と常連客・塚本のその後を描いたスピンオフ作品! BAR.MISERYでバーテンとして働く桐島鈴には、しつこく言い寄ってくる常連客がいた。弁護士の塚本玲次。彼はBAR.MISERYオーナーである千尋の旧友であり、鈴にとっても恩のある相手。塚本のことは嫌いではないが、彼の恋人になった自分を想像することができない鈴と、鈴の気持ちを理解しながらめげることなく何度も告白してくる塚本。そんな曖昧な二人の関係が一歩前進した初デートの最中、鈴に思いも寄らない知らせが届く。それは鈴の住むマンションの部屋にトラックが突っ込んだ、という信じられないもので、成り行き上、鈴はしばらくの間塚本のマンションで同居させてもらうことに。日常を共有することで二人の距離は縮まっていく……どころか、BAR.MISERYでは見ることのなかった塚本の新たな一面を知るにつれ、鈴の中ではモヤモヤとした感情が積もっていき……。
  • 御曹司は恋を知らない
    -
    大手総合商社の総務部で働いている弓は、密かに思いを寄せていた上司の結婚式に出席していた。祝福したいとは思うけれどやはり失恋のショックは隠しきれず、会場を抜け出しこっそり涙を拭っていると、他部署の男性社員から優しく声をかけられる。なかなか涙の止まらない弓のことを心配していた彼だったが、涙の原因が失恋であると判った途端、態度が急変。「恋愛なんかに振り回される方が悪い」と恋愛をバカにした態度を取る彼にカチンときた弓は、「じゃあ、私が恋愛の良さを教えてあげる」と勢い任せにとんでもない宣言をしてしまう。弓は知らなかったが、実は彼・柾仁は最近海外支部から転籍してきた社長の息子で、現在は女子社員の注目を集める営業部のエースだった。とんでもない人を相手に啖呵を切ってしまった、と後悔する弓を尻目に、柾仁はその日から総務部に頻繁に顔を出したり食事に誘ってきたりと、執拗に弓に構うようになり……。
  • 彼は恋愛対象外!? 完璧社長と一夜の過ちを犯しました
    3.3
    株式会社トワジュのバンケットプランナーとしての仕事に熱中するあまり、長年付き合っていた彼氏に振られてしまった晴花。ショックのあまり仕事中にミスをしてしまう。幸いなことに大したミスではなく、周囲に迷惑をかけることなくリカバリーできたが、トワジュのCEO九条琥珀にだけはお見通しで叱責を受けてしまう。晴花と琥珀は会えば言い争ってばかりの犬猿の仲だが、大学時代の先輩・後輩という間柄のせいか、琥珀は晴花のことをよく理解してくれている。ミスするなんてらしくない、と珍しく心配してくれる彼に誘われふたりで飲みに行き、ことの経緯を琥珀に話す晴花。愚痴ったことで気が楽になったのか、泥酔してしまった晴花は酔った勢いも手伝って、琥珀と一夜を共にしてしまう。翌朝、酔いが冷めて後悔する晴花だったが、琥珀は「次の彼氏が出来るまで、俺が彼氏になってやる」と信じられない提案をしてきて……。
  • クールな外科医は添い寝してほしい
    2.7
    中高大と女子校・女子大で過ごし、女性比率の高い職場に就職してしまったせいで、男性に苦手意識のある日向。24歳になった今でも恋愛経験はゼロで、男性と会話するだけで緊張してしまう有様。実家の改装のため、姉が保有する今は誰も住んでいない高級マンションに一時的に住まわせてもらうことになった日向はある夜、隣の部屋の玄関扉の前で倒れている男性を見つける。慌てて救急車を呼ぼうとするも、「眠いだけだから大丈夫」という男性の言葉に思いとどまり、悩んだ末に彼を自分の部屋に運び入れ、ベッドに寝かせて様子を見ることに。しかし翌朝目覚めてみると、ソファで眠っていたはずの日向はなぜか男性とともにベッドで眠っていた。しかも目覚めた日向に向け、彼は「これから毎晩、俺に添い寝してくれないか?」と信じられないお願いをしてきて……。
  • 運命の相手は商売敵の御曹司
    -
    金森明良は、日本海に面した歴史的風情溢れる観光地・調古井で生まれ育った。観光地といえど過疎化が進んでいる調古井市には、近々都心部から直通の新幹線が通る予定があり、明良の祖母が営む市内の商店街にある小さな土産物屋『かなもり』には立ち退きの話がきていた。思い出の場所がなくなることが耐えられない明良は再開発には断固反対だが、祖母を始め商店街の人々には半ば、諦めのムードが漂っていた。そんなある日、明良は出社前にたまたま立ち寄ったカフェで置き忘れられたスマートフォンを拾う。落とし主は見るからにこの土地の人間ではない、洗練された空気を全身から醸し出す男性。人の見た目に頓着しない明良が見惚れてしまうほど、とても美しい男だった。立ち退き話で陰鬱としていた心が少し晴れやかになったような気がして、偶然の出会いに感謝した明良だったが偶然は続くもので、仕事帰りに駅前を通りがかった明良はまたしても、今朝の男性と出くわしてしまう。二度目の偶然は怪しまれるのではないか、と一度はその場を立ち去りかけた明良だったが、困った様子の彼を放っておくこともできず、声をかけてしまう。住民のすべてが顔見知りのような小さな町ではなかなか起こり得ない、運命的な新たな出会いに胸を高鳴らせる明良だったが……。
  • 誠実な没落貴族は氷の令嬢との契約結婚を受け入れる
    3.4
    これまでの苦労が実り、橋梁建設を破格の金額で請け負った没落貴族のヴァン。だが、発注元の会社に計画倒産され、資金繰りに窮していた。このままでは病弱な妹の薬代や、職人たちに給金も払えない。そんなときに親友のノートルから、ある貴族のお披露目会に「氷の令嬢」の異名を持つ資産家の令嬢が参加するから口説き落とせとそそのかされる。そんなことはできないと一度は断るものの、妹や職人のことを思うと、背に腹は変えられない。ヴァンはお披露目会に参加する。一方、「氷の令嬢」ことアメル・アスターは、遊び人のゴードンを冷たくあしらううちに、周囲から受ける冷ややかな空気にいたたまれず帰ろうと……。そこで声をかけてきたのは美麗だが、どこか野暮ったさが抜けないヴァン・スチュアート伯爵。アメルは香水に酔ったようだという口実を真に受けたヴァンから親切にされ、少しずつ心を開いてダンスを踊るまでに。だが、アメルはヴァンの手が、まるで労働者のようだと気づく。何かあるに違いない。アメルは侍女のミリアにヴァンの身辺を調べるよう命じ、ヴァンの事業が行き詰まっていることを知る。財産目当てで自分に近づいたことを詫びるヴァンに、アメルは契約結婚を申し出るのだった。そして二人の新婚生活がはじまり……。
  • 虐げられたお針子令嬢は隻眼の軍人王に愛されすぎているようです
    3.0
    母を亡くしたアリーシャは、父の後妻に虐げられている。針仕事を押し付けられ、クズ呼ばわり。後妻の連れ子で義姉となったクリスティーナからも意地悪されている。幼なじみの騎士フレデリックは親切にしてくれるものの、そのフレデリックもクリスティーナの婚約者となって、孤独な日々を健気に耐えていた。辛い時に思い出すのは、亡き父と母、それにヴィクター――そうこの国の王である。4年前、父母とともに体調不調の国王を見舞った際、当時まだ王太子だったヴィクターと偶然出会った。戦で隻眼となり王位継承者として不適だと落ち込むヴィクターを、アリーシャは慰め、刺繍入りハンカチをお守りとしてプレゼントした。良き王になりたいと語るヴィクターに憧れを抱くアリーシャだったが、それはあまりにも遠い日のこと。今夜の国王の凱旋パーティに呼ばれることもない。だが、そのパーティから帰った義母と義姉から、国王から明日の催しに出席するよう命じられたと聞き……。
  • 星は願いを
    4.3
    両親に育児放棄され、養護施設で育った過去を持つ小谷未来には忘れることのできない相手がいた。養護施設で同室だった高崎流星。流星は中学を卒業すると同時に養護施設を出ていってしまいそれっきり連絡を取っていないが、彼と過ごした3年間の記憶は、22歳になった今なお未来の中に鮮明に残っていた。そんなある日、勤めていた工場が閉鎖されることになり転職先を探し始めた未来は、事務員の求人を出している会社の概要欄に、流星の名を見つける。流星に会いたい、その思いで面接を受けた未来は無事採用され、流星の会社で働くことに。しかし感動の再会と思いきや、流星は未来を避けるような素振りを見せる。流星は施設育ちの過去を隠したいのだと理解した未来は、仕事の関係に徹しようとするが……。
  • サンタクロースは愛を囁く
    3.0
    20歳の実尋は駆け出しの声優。幼い頃に抱いたとある大物声優へのあこがれを胸に、「2年間で結果を出せなければ契約解除」を条件にプロダクションの預かり所属となったが、約束の2年が目前に迫っているというのに鳴かず飛ばず。支えてくれていた母を病気で失ったこともあり、夢を諦め堅実な職につくべきかとこれから先のことを迷っていた。そんな悩める年のクリスマス、実尋の前に義理の兄を名乗る男、羽澄が現れる。25歳も年の離れた兄の存在を聞かされていなかった実尋は訝しがるが、羽澄は実尋が幼いころサンタ宛てに書いた手紙を持っていて、実尋の生い立ちについても詳しかった。なにより羽澄の立ち居振る舞いに誠実さを感じた実尋は、彼を信用することに。声優を諦めようか悩んでいる、と今の状況を説明すると、羽澄は支援させて欲しいと申し出て……。
  • 好きな子ほどいじめたい!? 俺様御曹司のこじらせた初恋
    3.0
    1巻550円 (税込)
    幼い頃、幼なじみの遑(いとま)から意地悪され続けたせいで、26歳になった今でも男性に対する嫌悪が拭い去れない砂羽。そのせいで恋人ができたことはないが、アパレル販売員から企画部への昇進を遂げたばかりの砂羽にとっては仕事が恋人。しかし、そんな砂羽を心配した両親によるお見合い攻撃がエスカレートし、砂羽はとっさに「恋人がいる」と嘘をついてしまう。それでも「恋人を紹介しろ」と食い下がってくる両親を黙らせるため、恋人のふりをして助けてくれたのは砂羽を男嫌いにさせた張本人、遑だった。その日以来、両親に付き合っていると言った手前、それらしい振る舞いをしたほうがいいと砂羽をデートや食事に連れまわす遑。またどうせ、弱みを握って嫌がらせをしてくるつもりだろうと警戒する砂羽だったが、遑はまるで別人のように甘く優しく接してきて……。
  • 病弱な伯爵令嬢は王子の宝物になりました
    3.0
    伯爵令嬢だが体が弱かったため、屋敷の中だけで生きてきたフロレンシアはある日、馬車の事故で両親を突然亡くし天涯孤独の身になってしまう。両親の葬儀が終わったばかりだというのに、美しいフロレンシアとその爵位を狙い、強引に言い寄ってくる男たちから彼女を救ってくれたのは、国王の嫡子であるクラウディオだった。クラウディオにより王宮へ招かれたフロレンシアは、生まれてはじめて恋を知った。しかし、生まれつき血が少なく子供を成すことはできないだろうと言われているフロレンシアは、子孫を残さねばならない立場にあるクラウディオを思い身を引く覚悟を決め……。
  • 第二王子の不器用な求婚 ~行き遅れ公爵令嬢の困惑~
    3.4
    公爵令嬢のソフィアは21歳。結婚適齢はとうに過ぎているが、まだ結婚相手は見つかっていない。両親には申し訳ないけれど、もう諦めたほうが良いのだろうか。そんな思いを抱えながら第四王女・ヴィオラに侍女として仕えていた。そんなある日、ヴィオラに隣国の王子との縁談が持ち上がり、ソフィアにもヴィオラ本人から「一緒にきてくれる?」と誘いがくる。家は弟が継ぐ予定で、妹にも婚約者ができた。この国に残っても実家にソフィアの居場所はないだろう。それにもしかしたら、この国を出れば結婚相手が見つかるかもしれない。そんな打算的な考えもあり、ソフィアはヴィオラと共に隣国へ移り住む決意をする。しかし、そんなソフィアを引き止めるように、両親から手紙が届く。ソフィアを妻にもらいたいという申し出があったのだ。しかも相手はなんと、ソフィアが仕える第四王女・ヴィオラの兄である第二王子・ルーサー。願ってもない良縁ではあるけれど、ソフィアにとってルーサーは、何度か顔を合わせたことはあっても、個人的な会話などしたこともない相手。それなのに一体、なぜ……。
  • 箱庭の夜明け
    3.3
    裕福な家庭に生まれ、見た目も頭も悪くない大学生の晃は「生まれながらに勝ち組」と言わている。しかし晃自身はそんなことには興味がない。晃のことを跡取りとしてしか見ていない父親と、自分を金づるとしか思っていない友人たち。そんな周囲に嫌気が差し、講義をサボった晃は初めて、大学の裏の博物館に足を踏み入れる。寂れた博物館には小さな展示室があるだけで、客は晃一人。ガランとした展示室に飾られた古代の夫婦茶碗を眺めていると、学芸員の恵一が声をかけてくる。落ち着いた喋りと穏やかな声のその男の解説は、なぜか晃の心に響き、その日以来晃は、博物館に足繁く通うようになる。どこか無気力感を漂わせる恵一のことがやけに気になる晃。恵一の解説がうまいからだ、と思い込もうとする晃だったがとある雨の日。ふたりの関係は決定的なものとなってしまい……。
  • 本気の恋、いただきます
    4.3
    1巻550円 (税込)
    『惣菜屋 かえで』を経営する朝希は施設育ちのゲイ。家族、家庭への憧れから「家庭料理の温かみ」を感じられる惣菜作りを大切にしている。そんな朝希には気になる相手がいる。時折サラダのデリバリーを注文してくれる客で、名前は都倉。そんなある日、いつものように都倉からサラダのデリバリー注文が入り、朝希は嬉々として配達に向かった。しかしその日は、いくらチャイムを鳴らしても出てこない。鍵のかかっていないドアをそっと開けると、そこにはぐったりとした都倉が倒れていた。聞けば都倉は小説家で、原稿に没頭すると食事を摂ることを忘れてしまうのだという。朝希は都倉の身体を気遣う親切心と、お近づきになれるかもしれないという下心から惣菜の定期デリバリーを申し出て……。
  • 副業家政婦はじめたら、クールなCEOに見初められました
    4.0
    就職をきっかけに念願の一人暮らしを始めた沙耶。しかし、そのアパートが急遽取り壊されることに。やむなく引っ越しをしたものの、家賃が当初考えていた予算を少しオーバーするため、仕方なく会社に内緒で家政婦派遣のアルバイトを始める。依頼主が留守の間に作業を行い出ていくルールだったが、ある日急用でいつもより早めに帰宅した部屋の主とばったり出くわしてしまう。そこにいたのは今まで出逢ったこともないように美しい男性で、沙耶は慌てて部屋を出ていこうとする。しかし、そんな沙耶を足止めするかのように男性は沙耶のフルネーム、そして会社での所属部署名まで言い当てる。知られているはずのない情報が漏れていることに驚く沙耶だったが、続く男性の言葉は、沙耶をもっと驚かせるものだった。彼はなんと、沙耶が務める会社の新CEO・早川隆哉だったのだ。副業禁止の社則を破っている現場を押さえられてしまった沙耶の運命は……。
  • お騒がせ令嬢は堅物騎士団長の強引プロポーズに抗いたい
    3.0
    ルイーゼは伯爵家の18歳になるお騒がせ令嬢である。毎日昼過ぎに起きて夜会や舞踏会に繰り出し、ワインを飲んでは遊び回る生活を謳歌していた。ルイーゼの華やかな容姿に惹かれて、ちやほやしてくれる貴公子はまわりに大勢いる。恋の駆け引きを楽しんでいたルイーゼだったが、特に気があっていた貴公子が、ルイーゼとは真逆のタイプの清楚な令嬢と結婚を決めたと聞かされる。このままでは結婚が危ういと内心焦るルイーゼだったが、そんな彼女の前に堅物として有名な騎士団長・レイラールが現れ、「俺と結婚してほしい」と結婚を申し込まれたばかりか、「いますぐ返事をしてくれないか」と迫られる。驚いたことにルイーゼの両親は了承済みだという。レイラールのあまりに不躾な申し出に、家に戻って両親に話を聞いてくると返したルイーゼであったが、レイラールはルイーゼに「君にはこのまま俺の邸にきてもらう」と言い放った。レイラールはルイーゼと結婚のために三日休暇をもらったのだと説明する。結婚するのに、たったの三日!? だが、その後の記憶は残っていない。目覚めると、そこはレイラールの邸宅だった……。
  • 野蛮な王との政略結婚が、薄幸の王女に幸せを運ぶ
    3.6
    シャーロットはローデン国の第三王女。聡明で慎ましやか、小動物を愛し、慈善活動に精を出すシャーロットは父からも家臣からも愛されていたが、腹違いの姉・第二王女のエリザベスだけはシャーロットのことを疎ましがり、嫌がらせばかりされていた。ある日、エリザベスに隣国・カナンデール国王との縁談が持ち上がる。カナンデール国王・ウイリアムは戦ばかりする野蛮な男として恐れられており、この縁談も今後の戦を優位に進めるための政略結婚だった。しかしどうしても嫁ぎたくないエリザベスはシャーロットを身代わりにすべく策を講じ、罠に嵌ったシャーロットはウイリアムとの結婚を余儀なくされてしまう。突然の縁談相手の変更にも動じないウイリアム。戦のための政略結婚なのだから、ローデン国の王女であればエリザベスでもシャーロットでも関係ないのだろう。そう思いショックを受けるシャーロットだったが、ウイリアムと生活を共にする内、彼がただの野蛮な男ではないことを理解し始め……。
  • デパ地下の王子様は幼なじみのOLを誘惑する
    2.5
    地元の大手「鶴島百貨店」の食品売り場で働く愛実と、この百貨店の御曹司であり現在は副社長を努めている祥悟は幼なじみ。愛実は子供の頃から祥悟のことが好きだったが、意地っ張りな性格のせいで顔を合わせれば些細なことで言い合いをしてばかり。そんな関係は二人が24歳になった今でも相変わらず……。しかし、二人きりで呑みに行ったその夜、二人は一線を越えてしまう。思いを告げる前に身体の関係を持ってしまったことで、愛実の祥悟に対する態度はますますこじれていく。好き、だから抱かれた。そんな簡単なことが言えず、祥悟を避けようとする愛実とは逆に、その夜以来祥悟はやけに愛実に優しくなって……。
  • エリート御曹司の溺愛が、気弱な地味OLを強くする
    2.5
    1巻550円 (税込)
    気の弱さが災いして、我慢してばかりの人生を送っている葉山恵。電車に乗れば痴漢に遭い、仕事場では仕事を押し付けられる日々。そんなある日、恵は通勤電車で激しい生理痛に襲われる。立ったまま苦痛に耐えていると、目の前の座席に座っていた男性が優しく声をかけてくれた。彼は次の駅で恵と共に電車から降りると、恵の体調が落ち着くのを見届け、名乗りもせずにそのまま立ち去ってしまった。その後、恵がタクシーで出社すると、新任課長の自己紹介が行われていた。社員の前に立った彼はなんと今朝、恵を助けてくれたあの男性・渡瀬広大だった。偶然にも恵の上司となった広大は、甲斐甲斐しく恵の世話を焼いてくれるようになり……。
  • ペットシッターは不器用に恋をする
    3.8
    元カレとのいざこざから人間不信気味の佐倉は、人と深く関わることを避け、ペットシッターの仕事をしている。ある日、新規依頼を受けた佐倉は、歌舞伎役者のように涼しげで品のある佇まいと顔立ちをした男・樋置の家へ訪れる。樋置の美しさに一瞬、見とれそうになるものの、愛犬・ヴィムに対するぞんざいな態度に腹を立てた佐倉は、彼を怒鳴りつけてしまう。自身の失態に青ざめ、契約解除も覚悟した佐倉だったが、予想に関して樋置は佐倉の言葉を真摯に受け止めヴィムへの態度を改めてくれた。どうやらヴィムは突然預かることになったようで、樋置は慣れない犬との生活をどうして良いものか戸惑っていたらしい。そんなことがあったせいか、樋置は佐倉を信頼してくれるようになる。それは佐倉も同じことで、ヴィムの世話を介して交流していくうちに、二人の距離は少しずつ近づいて行き……。
  • 君の箱庭はふたりの楽園
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    書店員の反町顕人は謎の得意客・佐倉こうの家へ注文品を届けた際、上司から「見てはならない」と言い渡されていた美しい顔をうっかり見てしまい、一目惚れしてしまう。家族と疎遠で孤独な引きこもりとして生活しているこうに、なんとか近づこうと必死にアプローチを繰り返す顕人だったが、こうのガードは固く取りつく島もない。そんなある日、こうにとっては唯一の外出先である近所のコンビニで彼を待ち伏せ、偶然を装い声をかけた顕人は、こうの秘密を知ってしまい……。
  • あなたが運命の人ですか? ~年下のスパダリ社長は恋も結婚もまっすぐです~
    -
    幹本麻理恵、29歳。高校時代の仲良しグループ五人のうち、とうとう最後のシングルになってしまった。試しに婚活アプリに登録してみたものの、あまりの登録者数の多さに圧倒され、気持ちがくじけてしまう。退会しようとする麻理恵のもとに、『あなたにひとめぼれしてしまいました。結婚前提にお付き合いしていただけませんか?』というメッセージが届く。半信半疑でヒロと名乗る相手のプロフィールを見ると、会社を経営する美しい顔立ちの25歳。そんな人がなぜ私に? はじめはメッセージのやりとりから。有名レストランでの初めてのデート。よそ見をしないようにと二人は同時に婚活アプリを退会する。そして次のデートは麻理恵の幼馴染が俳優として出演する芝居を見に行き、彼が少し嫉妬したりと、距離を縮めていく二人。だが、まっすぐに気持ちをぶつけてくるヒロとは対照的に、麻理恵は慎重だった。この人が運命の人だったら嬉しい。それでも麻理恵はヒロとの出会いを手放しで喜べない。婚活アプリで知り合ったということも気になっている。女性なら放っておくわけがない彼ほどの人がなぜ私を? 麻理恵がヒロに訊ねると、ヒロは顔を赤らめながらようやく理由を話してくれた。それは……。
  • 婚約破棄された伯爵令嬢は、自称・王太子の求婚を受ける
    3.5
    リエッタは、幼いころから憧れていたマライヤのように立派な女伯爵になることを目標としてきた。婿入り予定の婚約者ウィルは内向的で頼りにならない。だから余計に自分がしっかりしなければという意識が強く、領地の経営を学ぶために国境を越えて経営学を学ぶためにエルノルン国の大学に留学するほどその情熱を傾けていた。だが、ある日突然実家から呼び出され、ウィルと異母妹シャロンとの結婚と、爵位をウィルに継がせることを宣告される。――ばかりか、シャロンはウィルとの子を妊娠していた。確かに、領地発展のため、家の隆盛のためと頑張るあまり、リエッタはウィルの気持ちに寄り添っていなかったのかもしれないしれない。だがそれを止められたことは一度もない。ウィルからも、家族からも。それなのに今になって? 混乱するリエッタを悪意ある噂が襲う。リエッタが大学に戻れば、そうした噂はさらに尾ひれがつき、あろうことか、リエッタが傷害罪で訴訟されたことになっているのだった。やけ酒を煽るリエッタの前に現れたのは、エルノルン国の王太子と名乗る同じ大学の学生サリエル。王族とは髪の色が異なるサリエルだったが、リエッタがついこぼしてしまった弱音を真摯に受け止めてくれて……。
  • お隣さんが初恋の人!? 地味OLは再会したCEOに溺愛されています
    3.0
    25歳の美緒は幼い頃からずっと勉強一筋に生きてきた。恋愛経験といえば、中学生の頃に塾が一緒だった男の子とたった三ヶ月、恋人ごっこのような日々を過ごしたことがあるだけ。社会人になってからは仕事一筋に生きてきたおかげで、今ではそこそこ良いマンションで悠々自適な一人暮らしを満喫していた。そんなある日、美緒のマンションの隣の部屋に、とある男性が引っ越してきた。挨拶に来た男性の顔を見て、美緒はビックリ仰天。彼はなんと、中学生の頃の美緒の元カレ・樹だった。聞けば、樹は大学卒業後すぐに会社を立ち上げ、今は社長として忙しくしているらしい。都心から離れた郊外に家を建てたが、通勤には不便だからと会社から近いこのマンションを平日の住まいとして借りたという。偶然の再会に心踊らせる美緒だったが、見違えるほど素敵な男性に成長した樹の姿に、昔と何ら変わらない自分が恥ずかしくてたまらない。親しくしていたことはもう過去のこととして気持ちに蓋をしようとする美緒だったが、美緒の気持ちを知らない樹は昔のまま、美緒に優しく接してくる。そんな樹に心絆された美緒は、生まれてはじめての自分磨きを開始するが……。
  • 偽装結婚は恋の始まり!? 処女家政婦のいきなり新婚生活
    3.3
    ハウスキーパーとして働いている塔子は28歳。ある日、退職する同僚の強い希望で寺岡勇吾という男性のお宅の担当を引き継ぐことになった。勇吾はかなりのイケメンで、しかもまだ若いというのに人気鋳物ブランドの副社長。そんなセレブの担当、自分には務まらないと逃げ腰の塔子だったが、同僚はそんな塔子に「あなたなら大丈夫」と太鼓判を押してくる。しかしその理由は「あたななら寺岡さんと間違いを起こすよう心配もない」というもの。確かに塔子は、アラサーにいて恋愛経験ゼロ。恋愛というものに興味すらない。勇吾に対しも「恵まれた人だなぁ」という感想しか抱かず、寺岡宅でも粛々と仕事をこなすのだった。そんなある日、寺岡宅で働き始めて2週間が経った頃。仕事のひとつである犬の散歩から帰った塔子は、予定よりも早く帰宅した寺岡と2週間ぶりに顔を合わせる。形式的な挨拶だけを交わして立ち去ろうとした塔子だったが、なぜか勇吾は塔子を呼び止め突然、プロポーズしてきたのだ。この2週間、ろくに顔も合わせていないし必要最低限の会話しかしていないというのに、一体なぜ……!?
  • 冷徹な伯爵は没落令嬢に愛を乞う
    3.2
    放蕩の限りをつくす継父によって、男爵令嬢であるにもかかわらず、シェリーはダリル伯爵家へ奉公に出るよう命じられる。“あばずれ”と吹聴されて出された伯爵家では、冷徹な当主アルスライドから“躾”を受けることに――。乙女の証と引き換えに、シェリーは自分の運命を狂わせた男爵家と決別して生きていくことを決意する。一方、聞いていた話とあまりにも違いすぎるシェリーの人となりに、アルスライドは戸惑っていた。あの父親はたしかにゲスな男だった。なにか秘密があるはず。アルスライドは家令に男爵家の調査を命じる――。
  • 男装令嬢は仮面舞踏会で運命の王子と出会います
    2.5
    女騎士として騎士団に所属するパトリシアは、戦場で負傷した兄が回復するまでの間、従兄弟の「パトリック」として伯爵家当主代理を務めることに。当主代理とはいえ日常的に人前に出なければならない職務があるわけでもなく、普段から男勝りな部分のあるパトリシアだから、「パトリック」としての日々もそつなくこなしていた。そんなある日、「パトリック」のもとへ王都で行われる仮面舞踏会の招待状が届く。大きめの仮面や帽子、マントで顔と体を隠し「パトリック」として参加したパトリシアは、酔っ払った大男に絡まれてしまう。逃げることもできず無理矢理に酒を飲まされそうになっているところを間一髪、自称伯爵家の嫡男・クラヴィエに助けられる。その日から、「パトリック」とクラヴィエは男の友情を育むようになる。クラヴィエはパトリシアを「パトリック」として弟のようにかわいがってくれるが、パトリシアの胸にはクラヴィエに対する淡い恋心が芽生え始め……。
  • 白衣アレルギーのアラサー処女が年下ドクターに見初められちゃいました!
    4.3
    小学生の頃、理科の先生にイタズラされかけたことがトラウマとなり男嫌い・白衣嫌いになった美紀は、大人の男性と関わりたくないという理由から保育の仕事をしている。そんなある日、大病院の院内保育にヘルプで行くことになった。白衣男子が大勢いるまさに地獄のような現場に疲れ果て、げっそりとした心地で休憩をとっていると、見知らぬ男性に話しかけられる。ボサボサ頭にラフなジャージ姿の彼は、見とれてしまうほどにきれいな顔をしているのに、なんだかとても気だるげで、美紀は彼が長期の入院患者であることを悟る。男性嫌いで近づくことさえためらう美紀なのに、相沢と名乗る彼とは肩を並べてベンチに座り、気軽に言葉をかわすことができた。後日、再び院内保育のヘルプに入った美紀は、そこで信じられないものを目にする。入院患者だとばかり思っていた相沢が、白衣を着て颯爽と院内を歩いているのだ。しかも相沢は美紀に気がつくと嬉しそうに寄ってきて「今夜食事に行こう」と気安く誘ってくる。大嫌いな白衣を着た相沢を目の当たりにした美紀は……。
  • 世界一美しいブーケを君に ~イケメン社長は花屋に一目惚れしました~
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    大人しくてお人好しな性格の風花は、他界した両親の花屋を継いだ28歳。大好きな花に囲まれ、趣味のガラス細工を楽しみながらお一人様ライフを楽しんでいた。そんなある日、風花の店にきれいな男性が訪れる。「あなたの好きな花で小さなブーケを作ってほしい」という彼の注文を不思議に思いながらもブーケを用意すると、彼はそれを風花に渡し、信じられないような誘い文句を口にする。「このブーケはあなたに。俺と、デートしてもらえませんか?」 乙希と名乗る彼は数日前、とある場所で偶然出会った風花のことが忘れられず、「花屋を営んでいる」という情報だけで店を探し当てたのだという。由緒正しい名門ブライダル会社の御曹司である乙希からの求愛に、風花は驚くばかり! 住む世界が違いすぎる彼からの好意を、本気と受け取ることが出来ない風花。しかし彼の真摯な態度に段々と気持ちがゆらぎ始め……。
  • 歴オタ王子、お掃除侍女を溺愛中!
    3.5
    花嫁修行の一環として王宮で侍女をしているフェルダは、最近婚約者から一方的に婚約破棄されたばかり。伯爵家の娘ではあるものの、もともと掃除が大好きで行動的な性格のフェルダは「もうこの際、侍女として生涯独身で過ごすのも良いかもしれない」などと考えながら王宮での侍女生活を楽しんでいた。ある日、フェルダは王宮北棟の掃除をしていた。そこは第三王子レイナードの管轄で、立入禁止の書斎では悪魔の召喚術や死霊を呼び出すための降霊術が研究されていると噂されていた。いつも通り熱心に掃除をしていると、本が落ちるような物音が聞こえてきた。音のするほうへ行くと、どうやら立ち入り禁止の書斎のようだ。思い切って扉を開けると、そこには埃にまみれたレイナード……と、汚れ放題、ひどい有様の室内! お掃除好きの血が騒いでしまったフェルダは、黒い噂などすっかり忘れ書斎の掃除を買って出てしまい……。
  • 初恋の伯爵令息は惜しみない愛と才覚で没落令嬢を救い出す
    3.5
    クロイツァー子爵令嬢カロリーネは、かつて父の経営するレース工場で出会ったシャルマ伯爵の息子オリヴァーとの淡い初恋を大切に胸に秘めている。無理な事業拡大から母を亡くし、やがては事業に失敗した父も母のあとを追うよう逝ってしまった。借金はすべて返済した、遠からずお前に迎えがくると言い残して……。やがて天涯孤独となり、爵位もはく奪されたカロリーネにシャルマ家から縁談を伝える手紙が届く。もしやオリヴァー? だが、迎えの馬車に乗り込み連れていかれたのは、ぞっとするような蔑みの言葉を吐く先代からシャルマ伯爵位を継いだデニスという男のもとだった。クロイツァー家には未回収の貸付があり、その借金のカタにカロリーネを後妻として娶るという。そしてまだ混乱して現実を受け入れられていないカロリーネの目の前に現れたのは……。デニスが告げる、「私の甥、オリヴァーだ」
  • 凛々しく成長した王太子は没落令嬢との再会を甘い束縛で包み込む
    3.5
    甘やかされて育った男爵令嬢のエルフィ・ハイドラーは14歳の誕生日、高慢なふるまいを公爵家の令息ジュリアスに諌められる。その後、ハイドラー男爵家は没落、エルフィが友だちだと思っていた令嬢たちは次々に離れていった。過去の行いを悔いるあまりエルフィは憶病になり、婚期も逃していつのまにか24歳に。そんなエルフィのもとにも王太子殿下のお妃選びの晩餐会の招待状が届けられた。王太子とは、あのジュリアス。あれから1年後に、王子を亡くしたばかりの国王夫妻の養子として迎えられ立太子したのだ。そんな席に出かけるつもりはないエルフィだったが、両親から懇願されて出席することに。懐かしさを覚えながらエルフィは遠くからジュリアスを眺めているつもりだったが、ワインに酔って中庭で眠ってしまい、目覚めるとそこにはジュリアスが。ジュリアスは再会したエルフィがすっかり自信をなくしている様子に、過去の自分の生意気さを詫び、気分転換に城で好きに過ごすよう申し出る――。
  • 偽装恋人はじめました! ~失恋OLと幼なじみの御曹司~
    4.4
    彼氏の部屋で浮気現場を目の当たりにしてしまった沙耶。しかも相手は二人の務める会社の受付嬢。彼氏にも受付嬢にも二度と会いたくないと思っても、会社に行けば嫌でも顔を合わせることになるのが社内恋愛の嫌なところ。会社でばったり出くわした受付嬢には勝ち誇ったような顔をして見下され、彼氏を寝取られた悔しさと悲しさでやけ酒をする沙耶。そんな沙耶に、幼馴染の瑛士は「俺と付き合っているふりをして、見返してやればいい」と提案してくる。実は瑛士は、沙耶の務める会社の御曹司。女子社員の憧れの的である瑛士と付き合い出したら、元カレも受付嬢も驚くはず……とその提案に乗った沙耶だったが、その日から、なぜか瑛士は本物の恋人のように甘く優しく沙耶に接してきて……。

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