蒔絵作品一覧

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  • ペイルライダー
    3.4
    クラスに守るものはあるか!?青春破壊小説 転校を繰り返してきた享一は他人と親しく接する事はせず、転入から転出までの期間をひとつの人生と捉えていて、最後は破壊で終わる事で去っていく自分を他人の記憶に残そうとする。鷹音は、自分が加わっていない他人の和が、円満に円滑に幸せに転がっていくのを、ドラマや映画を見ているように横から眺めている。女教師である蒔絵は、生徒に対し取引による統治を試みる。密告と評価の交換、推薦枠を餌にしたその取引はクラスに一見完璧な静穏と緊張を与え、生徒による相互監視の自律という「完璧さ」を目論む。  三者三様それぞれの思惑がクラスに混乱をもたらし…そして!  江波節全開の青春破壊小説 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 麗しき花実
    -
    江戸琳派の仲でも近年、鈴木其一の人気が高まっている。 その鈴木其一が、作品中、重要な役割を果たす。 主人公・女蒔絵師・理野と其一が、それぞれのジャンルで、美を求めて切磋琢磨する関係から…。 物語の中で、「夏秋渓流図屏風」の着想を得る重要なシーンあり。 女と男の結ばれないまま、続く交情が感動を呼ぶ。 江戸琳派の世界、華やかな文化人交流には共に素晴らしい女性達の存在が…。 当時の根岸には、美術工芸や画家、文人などの一流の人々が集っていた。 その中に蒔絵にすべてを注ぐ女が一人。 美を生み出す陰に大量生産の工房システムがあり、主人公も其一もその矛盾に悩みつつ、独自の美を追究する。 …「夏秋渓流図屛風」は其一が正面から師、抱一と対峙した制作と位置付けられるだろう。 この作品は「噲々(かいかい)其一」の署名から、三十台半ばから四十代半ばの間に描かれたと知られる。 抱一の没後師風から解放され、其一なりの光琳画風の展開や、西遊の成葛飾葛飾北斎などの浮世絵風景画の 影響も指摘される。 しかしこの屛風の迫力に富む描写を目の当たりにした時、その根底に自然の景観を前にした其一の実体験があったことは充分可能考えられよう。 日記には宇治川の急流や布引の滝などほかの水流の写生も残されている。 一方其一が松江に寄った事実は「癸巳西遊日記」現行本からは確認することができない。けれども何処であれ、其一自身がその眼で見た実景、筆で掴み取った形態、心に刻み込んだ感動が「夏秋渓流図屛風」に確かに生かされていることをこの小説から教えられた。 こうした其一の清新な作風は、近年ようやく江戸絵画の中でもひときわ異彩を放つ存在として多くの人々に知られるようになった。 制作の複雑な背景を浮き彫りにしたこの小説に触発された読者も多かろう。 (解説より) 文政5年、蒔絵師の娘・理野は、兄と共に松江から江戸の原羊遊斎の工房を目指した。 羊遊斎の工房で、急逝したが、女の蒔絵師として、下絵から仕事が許される。工房の数物を作りながら、新しい美をもとめる理野。情念を込めた独自の表現を目指し、全てを蒔絵に注ぐ。 江戸琳派の酒井抱一、鈴木其一など実在の人物を絡め、描かれる美術工芸の世界と、やるせない恋。そして、職人魂を貫く潔い女の生き方が感動を呼ぶ。 ラストシーンで、其一の代表に連なる松江の山道からの風景が想像をかき立てる。凜と生きる女の潔さと情念が印象的な時代長編。
  • あなたのための恋文様 【短編】
    完結
    -
    全1巻132円 (税込)
    女性ファンに囲まれるイケメン蒔絵職人の夏樹。アイツを見出したのは俺なのに…モヤモヤする気持ちの正体は、きっと抱き合えば判る!? ※本電子書籍は「麗人uno! Vol.22 職人2 恋とエロスは修業の後で」に収録の「あなたのための恋文様」と同内容です。
  • いちまつ捕物帳 1
    完結
    4.3
    “岡っ引き”の五郎佐親方が営む双六床で、髪結い修業中の“いち”こと市蔵は、岡っ引きの部下“下っ引き”でもある。ある晩、お江戸大川端で夜鷹が殺された!! 夜鷹の爪の特殊な装飾に注目したいちは、その装飾が施せる唯一の人物と噂される、“謎の蒔絵師”松之丞に辿り着く。そして夜鷹殺しの真相を問い質すべく、いちが松之丞に挑むが!?
  • URUSHI 漆芸の可能性
    5.0
    自由な発想力と伸びやかな感性の交錯が、漆の世界に新しいクリエイションを生み出した! 京都に生まれ、秋田で伝統の技法を学び、沖縄の地で独自の手法と意匠を会得した、漆芸家・原田城二の作品集。 作家が愛してやまない鳥獣草木のモチーフを、多様な素地作りと手の込んだ加飾法(象嵌、螺鈿、蒔絵等)を尽くして表現した、生命力溢れる作品全68点を収録。 イマジネーションの旅ヘと誘うこと必至の1冊。

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  • 漆塗りの技法書:漆の特徴、基礎知識から各種技法までをわかりやすく解説
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漆芸の基本となる技法を、わかりやすく丁寧に解説した本。 ・初心者でも、この本を見ながら、実際に様々な漆の塗り方をマスターできる。 基礎から応用編まで学べる内容で、熟練者にも大いに参考にしてもらえる。 ・数百枚に及ぶ工程説明や道具などの写真を掲載。 ビジュアル面を重視しながら、丁寧な解説を展開。 ・塗りの工程紹介だけではなく、漆の特性や歴史、下地や塗りの種類と違い、修理方法、漆用語の解説、漆かぶれの予防法に至るまで紹介。 ・講師役は木漆工芸家として活躍されている、十時啓悦さんと工藤茂喜さん。 長年の経験を生かして漆芸の本質を押さえながら、初心者でも取りつきやすい方法なども指導。 ・紹介した主な技法:拭き漆(摺り漆)、木地呂塗り、本堅地黒塗り、本堅地朱塗り、本堅地朱溜塗り、目はじき塗り、蒔地黒塗り、根来塗、変わり塗り(錆塗り、布目塗り、石目塗り、マーベリング)、加飾(箔絵、卵殻、螺鈿、簡単な平蒔絵)、脱活乾漆、金継ぎ、安価で入手しやすい素材を使って木地づくりから漆仕上げ(津軽塗技法を用いた折敷、呂色仕上げした小箱)、など ・漆器の修理も紹介:割れた漆器、拭き漆がはげてきた椀、縁が欠けてきた盆
  • かげろう蜜書 摩利支天あやし剣
    -
    北関東五万石の皆川藩で、膳奉行を務める大門重郎は十八歳。先ごろ父親から役目を継いだばかりの若輩だ。ある日、主君の鷹狩りの最中に事は起こった。昼餉に用意した重箱の蓋が突然のつむじ風に飛ばされ、崖下に落ちてしまったのだ。役目として、蒔絵の施された家伝の名品を探しに行くはめになってしまった重郎は、意を決して断崖絶壁から飛び降り大怪我を負ってしまう。崖下で気絶していた重郎を助けたのは、この世のものとも思われぬ美少女。彼女に蘇生させられ、人ならぬ力を貰って城に戻った重郎だったが、そんな彼を待っていたのは思いもよらぬ幸運だった。永遠の命を持つ魔少女が、冴えない若侍にもたらす淫気の力とは!?
  • 京都で働く―アウェイな場所での挑戦―
    3.5
    カフェバリスタ(福島県出身)、パン屋店主(熊本県出身)、ゲストハウス経営者(石川県出身)、蒔絵師(栃木県出身)、観光ガイド(愛媛県出身)……しがらみに負けず、夢を実現させた「よそ者」10人をとことん取材。それぞれの働き方、この街への思い、成功への道のりから、あらためて京都の魅力が見えてくる。
  • クロスライン 1巻
    完結
    4.4
    蒔絵を追ってマヤを駆り、函館の地へと降り立ったハルナとヨタロウ。合流した 4人は北の大地を貪り尽くしていた!?これはハルナ、マヤ、蒔絵、ヨタロウが横須 賀第4施設に向かう前のストーリー!大好評のアルペジオスピンオフシリーズ!
  • しずり雪(小学館文庫)
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 人生の哀感を描き感動に溢れる時代小説集。 老中・水野忠邦の改革が始まり、苛烈な奢侈取り締まりで江戸庶民の心も暮らしも冷え切っていた。幼なじみの小夜と所帯を持ったばかりの蒔絵職人・孝太も、すっかり仕事が途絶え、苦しんでいる。そこへやはり幼なじみの親友が、ご禁制の仕事を持ち込んできた――。切ないほどの愛、友情、そして人情。長塚節文学賞短編小説大賞を受賞した『しずり雪』ほか、短篇三編を収録。珠玉の時代小説はどれをとっても人生の哀感に心が震える。
  • 真紅の瞳
    -
    女性の美への憧憬が、現代社会において、さまざまな哀歓を生む――その美しく粧った心おごれる女性・蒔絵を中心に、心の美しさをつつましく守る女性・杉枝を対比させ、ゴルフに練達する素朴な青年、落魄の元宮殿下、好色で貪欲な実業家などの現代社会を表徴する男たちを配して、世相の明暗、女の生き方などをたくみに捉えた長編小説。現代小説に新たな意欲を示す会心の力作長編。
  • 時空旅人別冊 桃山展
    値引き
    -
    戦国武将と桃山美術の関係性を紐解く! 目次 桃山美術 ─天下人が愛でた美の世界─ 【巻頭寄稿】桃山時代とは 年表で見る 桃山時代の美術 【第1特集】特別展「桃山―天下人の100年」より 美術館で作品鑑賞 <interview>日本史上最大のバブル景気に誕生した桃山文化 <展覧会紹介>特別展「桃山―天下人の100年」より <Part.1>織田信長・豊臣秀吉・徳川家康 天下人が愛でた美  織田信長  豊臣秀吉  徳川家康 <Part.2>絵画の黄金時代を築いた天才・永徳と絵師たち  狩野永徳  【column】狩野派とはなにか?  狩野光信  狩野孝信  狩野長信  狩野山楽  狩野山雪  長谷川等伯  海北友松 洛中洛外図屏風で京都の街を読む 【第2特集】戦国武将が築いた城郭建築の美  織田信長×安土城(滋賀県)  豊臣秀吉×大坂城(大阪府)  豊臣秀吉×聚楽第(京都府)  徳川家康×二条城(京都府)  徳川家康×名古屋城(愛知県) 【第3特集】高台寺蒔絵と陶芸に見る桃山時代の工芸  高台寺蒔絵  桃山の陶芸 【美術展INFOMATION】三井記念美術館で観る 国宝の名刀「日向政宗」と武将の美 九州国立博物館で観る しきしまの大和へ─奈良大発掘─ 時空旅人SELECT SHOP サンエイ新書 告知 時空旅人 バックナンバー 男の隠れ家デジタル 奥付 裏表紙

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  • 紅盾の皇女と剣の道化
    4.0
    レヴィンシュタイン公主国では、近衛隊と国民隊が公都の治安を守る勢力を二分していた。いつものように街の巡回をしていた「紅盾の皇女」ことオルタンシア姫と近衛隊の“姫様係”フランは、怪しい剣技を操る賊に苦戦を強いられる。追い詰めたはずの賊から思わぬ反撃にあい窮地に陥った姫の前に現れたのは、最近巷を騒がせている仮面の男“剣の道化(ジョーカー)”だった! 一方、教会の司教と結託して勢力拡大を画策する国民隊は、身寄りのない子供たちの砦を排除しようと強硬手段に訴えるのだったが――。
  • 日本伝統の配色事典
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の伝統色283色の名前と配色 日本に受け継がれてきた伝統色は絵画や浮世絵、水墨画、染織、陶磁器など、様々な物に取り入れられてきました。本書はその伝統的な色と配色を赤、紫、青、緑、黄、茶、黒白、金銀のカテゴリーに分け、モチーフとなった美術工芸品とともに紹介します。色彩一覧にはマンセル値、CMYK値、RGB値、HEX値を掲載しました。 ■赤の配色 赤の色を基調にした配色パターン 絵画の朱の彩り 漆芸のモダンな配色 陶磁器・精巧な筆致の赤絵の美 染織と浮世絵の艶やかな配色 [コラム]歌舞伎衣裳の色彩 ■紫の配色 紫の色を基調にした配色パターン 絵画の静謐な彩り 染織と浮世絵の斬新な配色 [コラム]源氏物語・襲の色目 ■青の配色 青の色を基調にした配色パターン 絵画の妖艶な配色 陶磁器・呉須の発色美 染織と浮世絵の粋な配色 [コラム]威勢を示す戦いのコスチューム [コラム]浮世絵のブルー 北斎・広重・英泉の青 ■緑の配色 緑の色を基調にした配色パターン 絵画の穏やかな配色  陶磁器・緑釉の華やかな美 染織と浮世絵の着こなしの美 [コラム]庭・構成の彩り [コラム]花の色名 ■黄の配色 黄の色を基調にした配色パターン 絵画の冴えた配色 蒔絵・黄瀬戸のはえる彩り 染織と浮世絵の鮮やかな配色 [コラム]鳥の色名 ■茶の配色 茶の色を基調にした配色パターン 絵画の上品な佇まい 陶磁器・備前のぬくもりの配色 染織と浮世絵の重厚な配色 [コラム]歌舞伎役者の色名 ■黒白の配色 黒白の色を基調にした配色パターン 絵画の深みのある配色 漆芸の深い彩り  陶磁器・織部の重厚な色 染織と浮世絵の斬新な配色 [コラム]大胆な配色の寛文小袖 ■金銀の配色 金銀の色を基調にした配色パターン 絵画にみる豪華絢爛な金屏風 漆芸の幽玄なる美 染織の荘厳な彩り [コラム]琳派・雅の彩り [コラム]水墨・墨と幽玄の配色
  • 日本の職人
    -
    青銅鏡、墨、刺繍、タタラ製鉄、漆、べっ甲細工、扇、鯉のぼり、蒔絵(まきえ)、焼き物、竹細工……。二十世紀後半、科学技術史家である著者は、職人の仕事場を訪ね歩き、伝統の技とその現状を報告する。現代へとつながる、中世~近代の日本における職人の変遷を概観し、苦しくも誇り高き手仕事を再評価する。職人の盛衰から日本文化を読み解く試みでもある。
  • 花篝 御探し物請負屋
    -
    手習い師匠の息子藤井文平は齢十六。小柄で元服前の前髪立ちのためよく子供扱いされるが、二年ほど前から「御探し物請負い屋」の看板をかかげている。知り合った二枚目の哲哉とごつい岩五郎が、暇つぶしの助っ人を買って出てくれている。二人とも旗本家の部屋住みだが剣の腕はあり、秀才でもある。蒔絵の文箱、消えた盆栽……請負い屋の本領は、失せ物が見つかってからにある。江戸に生きる人々の機微を切なく描く連作時代小説。
  • パラダイス山元の飛行機のある暮らし
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版では、紙のガイドブックと内容が一部異なります。掲載されない写真や図版、収録されないページがある場合があります。あらかじめご了承下さい。 著者自ら、機内で全編執筆の掟を課した、笑い、提言、時々ホロリの脱力エッセイ第2弾。狭い機内で繰り広げられる中国人搭乗客のどたばた劇、天草エアラインが日本で初導入したフランス製ATR42-600のデザイン秘話、ANA、JALのダイヤモンドメンバーのすすめなど全32編収録。 ●目次 ・はじめに 飛行機にノルウェー ・第1回 機上文学大賞 ・プレミアムエコノミー症候群 ・輝け! 空港キラキラネーム大賞 ・どこに向かうか羽田でワクワク ・機内同時多発ヘボ ・ドクターコール、ノーアンサー ・空港の保安検査1回520円 ・上空から撮る裏富士 ・飛行機に乗るとモテる!? ・飛行少年、飛行少女 ・2030年パイロット不足問題 ・外人にウケる日本的デザイン ・うどんですかい、らーめんですかい、そばですかい ・年末恒例目的外搭乗 ・大ベテランCP(チーフパーサー)さんの退役 ・国内線ファーストクラスのおもてなし ・のりひこさんの絶対温度と絶対重量 ・加賀蒔絵タグ vs チタニウムタグ ・健康体でもスペシャルミール ・申し送りメンバー ・天草エアラインATR新機材のデザイン ・ダイヤモンドピーポー ・ピーチボーイズとバニラガール ・いまさらながらの、おもてなし ・私にも、のど飴ください ・ホテル修行への道 ・飛行機のなかった暮らし ・ノルウェイの森進一 ・疑似ファーストクラスプレイ ・パスポートの残り1ページ ・一人前の飛行機乗りとは? ・金子哲雄先生と行く妄想国際線 ・おわりに 飽きるほど飛行機に ●著者プロフィール パラダイス山元(ぱらだいす・やまもと) 肩書は、ハイパーミリオンマイラー。 本業は、マンボミュージシャン。 所属は、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー。 役職は、グリーンランド国際サンタクロース協会 日本代表。 前職は、富士重工業株式会社 技術本部 デザインセンター。 特技は、保安検査場で身体検査されずに通過すること。 信条は、貯めたマイルは裏切らない。 日課は、マイルをコツコツ貯めること。 趣味は、献血。 著書は、『パラダイス山元の飛行機の乗り方』『読む餃子』『餃子のスゝメ』『ザ・マン盆栽』シリーズ、『サンタクロース公式ブック』『お湯のグランプリ~誰も書けなかった入浴剤文化論』など。 CDは、『東京パノラママンボボーイズ完全盤』など。 ※本商品は過去にダイヤモンド社から発行されていた商品になります。収録内容に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
  • ペイルライダー(イラスト簡略版)
    -
    クラスに守るものはあるか!?青春破壊小説 転校を繰り返してきた享一は他人と親しく接する事はせず、転入から転出までの期間をひとつの人生と捉えていて、最後は破壊で終わる事で去っていく自分を他人の記憶に残そうとする。鷹音は、自分が加わっていない他人の和が、円満に円滑に幸せに転がっていくのを、ドラマや映画を見ているように横から眺めている。女教師である蒔絵は、生徒に対し取引による統治を試みる。密告と評価の交換、推薦枠を餌にしたその取引はクラスに一見完璧な静穏と緊張を与え、生徒による相互監視の自律という「完璧さ」を目論む。  三者三様それぞれの思惑がクラスに混乱をもたらし…そして!  江波節全開の青春破壊小説 ※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。

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  • ボストン美術館 富田幸次郎の五〇年
    -
    なぜボストン美術館はアジア美術の宝庫なのか! そのキーマン富田幸次郎の全貌! 富田幸次郎(1890~1976)は東洋美術コレクションで名高い、 米国ボストン美術館のアジア部長を戦前、戦中、戦後の32年間 (1931~1963)勤めた人物である。 「岡倉覚三(天心1863~1913)最後の弟子」と伝えられながらも、 日本では、その経歴や業績はあまり知られていない謎の人物でもある。 本書は、富田幸次郎の生い立ち、アメリカに渡った経緯、アメリカで どんな人々に出会い、どのような活動をしたのかを探りながら人物像に迫り、 また、彼のアメリカにおける活動を解明することによって、20世紀前半の 日米間の緊張が高まるなかにあって、「ボストン日本古美術展覧会」という 一大イベントを成功させ、欧米人の日本文化への関心を多いに高めるとともに、 その後の日米文化交流の道を切り拓いた知らざる歩みを明らかにするものである。 目次内容 はじめに  第一部 ボストン美術館アジア部キュレーターへの道のり 第一章 父親、蒔絵師富田幸七──漆の近代を見つめて(1854~1910) 第二章 幸次郎の生い立ちと米国留学(1890~1907) 第三章 ボストン美術館──めぐり合う人々(1908~1915) 第四章 目覚め──美術史家として(1916~1930)      ──アーサー・ウエーリと司馬江漢の落款をめぐる論争考  第二部 富田幸次郎の文化交流──日米戦争のはざまを米国で生きる 第五章 祖国に国賊と呼ばれて(1931~1935)      ──『吉備大臣入唐絵詞』の購入 第六章 1936年「ボストン日本古美術展覧会」の試み(1936~1940)      ──戦間期における日米文化交流の一事例として 終 章 太平洋戦争とその後(194 ~1976) 富田孝次郎年譜
  • もと夫婦
    3.0
    何気ない日常生活にひそむ、おかしさ、愚かしさ、そして愛の喜びと悲しみを、関西弁の味を心憎いまでに駆使して描く田辺聖子独自のユーモア世界……別れた夫婦が喧嘩をくり返しながら、いつのまにか元のさやにもどった「もと夫婦」、他に「求婚」「あじさい娘」「あめりか・じゃがたら文」「金蒔絵の雲」等9編を収録。

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