勝呂作品一覧
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4.4喧噪(けんそう)のタイムズ・スクエアで、疾走する車列へ彷徨い出た、ひとりの日本人女性……。彼女を助けたのは、NY市警刑事シドニー。彼女の心を救ったのは、ノブこと伸行(のぶゆき)!? 記憶喪失の彼女の過去に、なにが起きたのか。次々と浮かぶ事実に翻弄されるふたり。孤独な愛と封印された愛憎が引き起こした哀しい結末!!
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4.7大切な人を事故で失った魚住真澄は死を意識し、自分にとって久留米充がどれほど特別な存在かを知る。出逢いと別れを繰り返し、人は生きていく。自分の居場所を探しながら。誰かの幸福を願いながら。大切な人を得た時、世界が広がる──。
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4.7味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候している。味覚を失ったのは、生きる意味を失ったから? インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元彼女のマリ。日常に潜む生と死、哀しみと喜びの物語。
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3.5【小説版登場!】小学生の頃の燐は、獅郎から重大な『にんむ』を託された…!! 風邪で倒れた雪男や教会のみんなを、たった一人で看病しなくてはならないのだ!! 燐の奮闘がはじまる…!! その他、幼い頃の勝呂たちがクリスマスをめぐって起こす騒動、正十字学園の学生だった頃の柔造と蝮が、藤堂の課題に挑むエピソードなどを収録した、小説第2弾!!
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-理想という大儀の下、潔癖に純粋であろうとするアーリア人。体制への忠誠は血に勝り、死にゆく者にも祈りは与えられない。完全なる純粋を求める故に生まれる孤独、衝動、愛情、罪……。ナチス政権下、時代に翻弄される少年、そして若き将校へのレクイエム……。
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5.0お一人様カフェ巡りだけが趣味の樹里が、新事業部に突然の人事異動。それは社運を賭けた新カフェ開発プロジェクトだった! 直属上司は超イケメンの若きCEO・勝呂澪。キレ者秘書やその取り巻きが厳重にガードしているが、カフェ飯研究のために他店のバイトまでやる研究熱心な彼の真の姿を知るのは樹里だけ。恋にオクテな樹里も、澪と市場調査をするうちにときめきを覚えるのだったが……
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5.0「ユニさんの国。毎日キスする。愛してる人、みんな」。初めてキスをくれたのはユニさんだった――。恋も愛もはっきりとはわからないけれど「好き」は知っている。
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-社員3000人の大企業に勤めるOLのり子は世話好きで、社員同士の恋愛を取り持ってあげるが、その二人がめでたくゴールイン。謝礼として1万円をもらい、のり子は「これは商売になる」と社内恋愛斡旋業を始める。あっという間に20件を超える申し込みがあったが、困ったことに申し込むのは女性ばかり。そこでのり子は鹿児島から転勤してきたバンカラ社員の牛場にサクラを頼む。いつしか牛場にひかれるのり子だが、同僚から牛場とデートを取り持ってほしいとの依頼が…。出演・浜美枝、芥川比呂志、勝呂誉、渡辺篤史ほか。演出・山内和郎。昭和46(1971)年にNET(現テレビ朝日)系で放送。
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4.1渋谷区神泉に調査探偵事務所を構える黒澤統一郎は、暑い夏の夜、元同僚で渋谷警察署の刑事である櫂谷雪人から呼び出される。補導された少年が、おまえの名刺を持っている、と。それが新たな事件の始まりだった――! 妹・澪子の死の真相を独り探り続ける黒澤。雪人は自分の知らない影を統一郎のなかに見つけ、激しく動揺する。自分はあの男の何を知っていて、何を知らないのか―― そんなとき、雪人は公安の鴉と呼ばれていた鷹取から統一郎の行確を命じられて…… 甘い一夜の記憶を封じたふたりの想い、そして見失った真実の行方は!?
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4.4元刑事の黒澤統一郎は、渋谷区神泉に黒澤調査探偵事務所を構えている。そこにはいろんな人生を抱えた人が訪れる。ある雨の日、少女と見紛う少年・奏がやってきた。三年前に行方不明になってしまった双子の兄・律を探してくれ、と。一度は依頼を断った黒澤だが、かつての同僚で現役刑事である櫂谷雪人もある事件の関係で律を探しており、ふたりは協力することになる。静と動。理性と本能。好対照な雪人と統一郎の関係は、統一郎が刑事をやめてからも続いていた。甘い一夜の記憶を忘れたふりをして。複雑に絡み合う過去と現在。彼らの未来は――!?
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4.3プロジェクトを成功させたいと願うすべてのプログラマに向けて 「なぜほとんどのソフトウェアプロジェクトは失敗するのか」そして「失敗を回避するには何が必要なのか」を、具体的に、ていねいに、かつカジュアルな文体で「最後まで必ず読み切れる」コンパクトな入門書にまとめました。情報工学博士としての膨大な読書量や研究成果とともに、超大手IT 系ベンダーを渡り歩き大小数多くのプロジェクトを経験したのち現在はプロジェクトの評価と改善を本業とする著者の「知識と経験」から導き出された「間違いなく現場で役に立つ」プロジェクト管理の考え方と対処が凝縮された一冊です。 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。 【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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-山の中で偶然知りあった『おっちゃん』の家に入り浸るようになった幸一。行き場があるようでない少年達のちょっと暴力的で楽しい毎日を描いた『天国へ行こう』他、迷える小羊青年『リカくん』、ナチス政権下1シーン『マレーネの紅』他を収録した幻の作品集ついに登場!
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4.0「なるほど彼は優しくするものを探していたらしい」猫と少年の奇妙な一日を描いた『ジロウ』、退屈な学校生活の楽しみ『タバスコ・タバコ』、子供の頃の幻との再会『夢や』、制作秘話『ザ・シロ』を含むファンの間で幻とまで言われた作品集、復刊!!
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4.0極限状態の下で男たちが出会うのは―運命。第3次世界大戦から5年後、東西に分断され、いまだ復興がままならないニホン。かつての首都トウキョウは「旧祖」と呼ばれ、ドラッグの蔓延する無法地帯となっていた。 イグラ―それは退廃した街トシマで行われる殺人可のバトルゲーム。殺人の罪で拘束されたアキラは、無罪放免の条件を果たすため、イグラに参加する。アキラを待つものは死かそれとも…!?
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3.3N.Y.でプロのダンサーを目指す潤也は、街角で通行人とぶつかり意識を失う。目覚めたとき、目に入ったのは財閥の御曹子でエリート弁護士アシュリーの冷たい美貌だった。ぶつかった拍子に怪我をした足が癒えるまでアシュリーの滞在するホテルのスイートで共に過ごすことになった潤也だが、夜の優しいアシュリーと昼間の尊大な態度の違いに戸惑いつつも惹かれる。少しずつ互いを知り、全てがうまくいくかと思えたある日、アシュリーの不器用さが招いたある事が、ふたりの間に誤解をうむ。好きだったのに、信じていたのに…!! 榎田尤利が贈るスイート・スイート・ロマンス登場!
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-●「法華経」は釈尊の入滅から数百年ほど経った紀元前後のインドで興起しはじめた大乗仏教にも、部派仏教(小乗)のはざまで、何段階かで出来上がった。すなわち漢訳経典は六訳三存といわれ現存するものは『正法華経』『妙法蓮華経』『添品妙法蓮華経』であるが、漢訳法華経によって最後の7品の順番が違うため、法華経はそれぞれ違う経緯で醸成されたものである。この従来の仏教学者の説に、唯識論研究の俊英の著者は「法華経同時成立論」を提起して学会に対峙した。著者は提婆品を除き同時成立説、“法華経成立論は厳密に言えば仮説に過ぎなく、ある部分が先行して成立したとすれば、その痕跡だけでも認められねばならない”と提唱した。すなわち、法華経を生む思想基盤があったことは否定できず、それが大部にわたる法華経典ができたわけで、伝来の諸本の構成がことなることが、バラバラに成立したという事実があっても、法華経の思想は同時期に醸成されたものであろう、という説を展開した。 《著者略歴》 1925年(大正14年)東京に生まれる。2012年(平成24年)遷化。東京大学文学部印度哲学科を昭和23年卒業。昭和27年、東京大学大学院退学、昭和62年、文学博士(東京大学)。平成8年、立正大学名誉教授。東京都葛飾区蓮昌寺第33世住職。蓮昌寺の住職として法務にいそしむ中、60年にわたって研究活動を続ける。地位や名誉には執着せず、法華経の教えと日蓮聖人の教えを大切に思い信じ伝えることに使命と責任をもって生涯あたった。 主な著作に 『法華経講義 上 法華三部経略講』さだるま新書シリーズ12(日蓮宗新聞社) 『法華経講義 下 法華三部経略講』さだるま新書シリーズ13(日蓮宗新聞社) 『法鼓-勝呂智静遺稿集』(日蓮宗新聞社) 『初期唯識思想の研究』(春秋社) 『法華経のおしえ日蓮のおしえ』(大東出版社) 『法華経入門』(春秋社) 『新国訳大蔵経 摂大乗論釈』共同校註(大蔵出版) 『唯識思想の形成と展開』勝呂信静選集1(山喜房佛書林) 『法華経の思想と形成』勝呂信静選集2(山喜房佛書林) 『日蓮思想の根本論』勝呂信静選集3(山喜房佛書林) など多数