仇敵 講談社作品一覧
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-魔王──それはたった一人で国を滅ぼす人類の仇敵。 人魔戦争から100年後、ローランド王国は魔王と停戦条約を結ぶ。 その代償は、魔王の生贄に王女を捧げることだった。 「エリィ。私の身代わりになりなさい」 しかし王女は婚姻を拒み、エリィは偽物の王女を演じることに。 実はただのメイドだとバレたら魔王に殺される―― エリィは"悪女"として振る舞うことで魔王に嫌われ、 本物の王女と約束した”3ヶ月"を乗り越えようとするが…… 「其方、面白いな」 悪女を演じれば演じるほどに魔王はなぜかエリィを溺愛し始める。 さらに、エリィは魔族全体からも慕われ始めて……。 身代わりから始まる恋は本物か、偽物か──?
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-恐るべき威力を持つ邪刀“星の剣”!! 惨殺された家族の仇を打つべく、雇われ侍として戦場を渡り歩く天地長久(あまちながひさ)! 捜し求める憎い仇は、右頬にアザのある武将だ!! しかし、名のある刀工として知られた父・天地源佐の命と共に奪われた“星の剣”には、忌まわしき力が潜んでいた。天地長久よ、“星の剣”の不吉な因縁と共に、ただひとつの生きる目的、仇敵の武将を斬りすてろ!!
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-魔王リュウトが復活した。封を解いたのは仇敵の血を受け継ぐ少女エレノーラ。彼女は反乱で国を追われた小国の姫だった。二人はとある事情で行動を共にすることになり、奪われた国を取り戻すため協力したものの……。世界の変わりように憤るリュウト。エレノーラは彼への強い憧れが空回り。ぎくしゃくしながらも圧倒的な力で敵をなぎ倒すリュウト。エレノーラもまた、エルフ族との交渉を経て彼とは異なる『強さ』に目覚めていき。
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-鏡心明智流・桃井春蔵の道場に居候して、天才剣客と謳われた上田馬之助ほど、孤独に徹した剣客も稀れである。旗本小普請の伜で、生来の読書好きで竹刀をとったこともなかったが、13歳のとき母と密通していたい井蛙流の平井利兵衛に父を討たれて、父の遺言で母をその場で斬った瞬間から、虚無に生きる人間となり、13年後に漸くめぐり会った仇敵が中風で半身不随の病床にあるのを見て、さらに孤独が深まったのである……。道場破りで流浪しながら、島津斉彬の面前で魔技に等しい業を披露した上田馬之助の異常な天才ぶりを描いた「孤独な剣客」ほか、評判の時代小説集。
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4.3海軍機動部隊の精鋭360機を率いハワイ奇襲作戦を陣頭指揮し、ミッドウェー海戦で重傷を負い、原爆投下直後の広島で被害調査に従事し、厚木基地にマッカーサーを迎え、ミズーリ号での降伏調印式に立ち会った淵田美津雄は、戦後キリスト教に回心し仇敵アメリカへ伝道の旅に出る。激動の時代を生き抜いた男の真実とは。