ビジネス・実用 - パンローリング作品一覧

  • トレード技術ではなく、仕組みで稼ぐ 網掛けFX ──小さな利益を何度も積み重ねていく中長期戦略
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    トレーダー間の技量の「格差」をなくす。 ただ網を掛けるだけという画期的なFXの登場です! ◆技術の「差」を、「仕組み」で埋める  本書の網掛けトレードは、大きなレンジ相場を狙う、トレーダー間の技術の「格差」をなくす取引手法です。なぜなら、トレーダーがすべきは、現値より上には等間隔で「逆指値の買い注文とその決済注文」を、現値より下には等間隔で「逆指値の売り注文とその決済注文」を予約するだけだからです(※ただし、基本ルールの場合)。つまり、「予約注文の網を掛ける」という作業だけが必要なのです。  この手法では、作業するだけなので、チャートを読む技術(テクニカル指標の知識)が必要ありません。チャートを読む技術がいらないわけですから、必然的にトレーダー間の技量の「差」もなくなります。トレンドを把握することも、タイミングを計ることも、常にチャートに張り付くこともまったく必要としないのです。  本書で紹介している基本ルールであれば、ベテランでも、初心者でも、予約注文を発注する場所(=価格)は、すべて同じになります。誰がやっても同じになるのです。 ◆50年間の運用で破綻なし。コツコツ利益を積み重ねる、中長期運用型のFX  FXというと、一般的には、レバレッジを掛けた「短期トレード」をイメージする人が多いかもしれません。  しかし、この網掛けトレードは、FXのレバレッジという有効性は利用するものの、「中長期投資の運用」に適した手法になっています。  この網掛けトレードが長期の運用を狙っている理由。それは、その仕組み上、短期ベースの運用で考えてしまうと、含み損のほうが多くなってしまうことがあるからです。  しかし、短期では結果が伴わなかったとしても、3カ月、半年、1年と長く続けていくと、溜まった利益が十分に大きくなり、含み損を常に上回った状態になります。  したがって、網掛けトレードには「(少なくても)3カ月以上は続ける」というルールを課しています。  しかも、この網掛けトレードは、検証の結果、50年間運用しても破綻しなかったロジックであることがわかっています。安心して取り組める手法だと言えます。 ◆やり方は人それぞれ。可能性は無限大です  基本の網掛けルール以外にも、網の張り方は複数あります。レンジの「行ったり来たり」を狙う網掛けトレードで利益を溜めていく一方、短期的なトレンドフォロー系の手法を組み合わせて、相互補完するようなやり方も可能でしょう。トレーダーのアイデア次第で、やりようはいくらでもあります。  「成功」の反対は「失敗」ではありません。「何もやらないこと」です。明るい未来への最初の一歩として、この網掛けトレードに取り組んでいただけたらと思います。
  • トレードコーチとメンタルクリニック ──無理をしない自分だけの成功ルール
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    自己変革の第一歩を踏み出し、内側に眠る真のパワーを発見! 自己発見の旅路! 自分自身を変えて、スーパートレーダーへの旅へ出よう! SF映画の傑作『マトリックス』では主人公のネオが赤と青のカプセルの選択を迫られるシーンがある。「青いカプセルを飲めばここで終わり。ベッドで目覚め、あとは好きに。赤いカプセルを飲めば真実の世界を見せてやる」と言われる。もちろん、ネオは赤いカプセルを飲み、冒険が始まる。さて、もし赤と青のカプセルのどちらを飲むかと聞かれたら、あなたはどちらを選ぶだろうか? 本書はあまたあるトレード指南書や投資ガイドとは趣を異にする。本書はネオが飲んだ赤いカプセルの役目を果たす。自分の人生において何が得られるのか、何が可能で何が不可能なのかといったプログラム化された思考から自分を解放する勇気さえあれば、本書はあなたを新世界へと導いてくれるはずだ。心にしみついた考えや信念や認識はトレードの意思決定に影響を及ぼし、当然手にすべき成功からあなたを遠ざけるかもしれない。自分の内面を見つめ、こうした根深い考えや信念や認識に新たな光を当てる。トレード結果を劇的に改善し、あなたの富を何倍にも増やす新たな方法を探す旅に出ようではないか。
  • トレードシステムの法則
    完結
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    トレーダブルな戦略とは自分のリスク・リワード目標に一致し、リアルタイムでもバックテストと同様のパフォーマンスが得られる戦略のことを言う。しかし、カーブフィッティングから貪欲まで、さまざまな落とし穴が待ち受けているため、トレーダブルな戦略を開発するのは容易なことではない。しかし、正しい方法で行えば、トレーダブルな戦略を開発することは可能である。 このことをだれよりも理解しているのは、トレードシステム開発の第一人者であるキース・フィッチェンだ。彼が開発した不動の人気を誇るアベレイションシステムは、『フューチャーズ・トゥルース』誌の「史上最高のトレードシステムトップ10」の常連だ。25年以上にわたり実績のあるシステムを開発し、彼自身それらのシステムを使って活発にトレードしてきたフィッチェンは、トレードの豊富な経験を読者のみなさんと共有したいという思いで本書を執筆した。 本書は、トレード戦略によってどういったことが達成可能かという現実的な話から始まる。世界の最も優れたマネーマネジャーたちの過去5年にわたるパフォーマンスに始まり、トレード戦略のパフォーマンスを最もよく特徴づける統計量、個人的なリスク許容量に合った「トレーダブルな戦略」を構成するものは何かを定義するうえで手助けとなる一連の質問のほか、戦略開発における最大の問題の1つであるカーブフィッティングについても議論する。さらに、「Build,Rebuild,andCompare」(構築、再構築、比較)、またの名をBRACテストとも言う独特の手法も紹介する。BRACテストは戦略開発におけるカーブフィッティングの度合いを知るための方法だ。 本書の後半では2つのトレーダブルなシステムを開発する。1つは株式用の短期スキャルピングシステム、もう1つは商品用の中期トレンドフォローシステムだ。これらのシステムを開発しながら、仕掛け、手仕舞い、トレードフィルターについても議論する。これら2つのシステムは両方とも現状のままでも「トレーダブル」だが、株式や商品の大口口座から小口口座まで、さまざまなリスク・リワード特性に合わせて調整するためにはあるテクニックが必要になる。それがマネーマネジメントテクニックだ。また、株式戦略や商品戦略を単独でトレードするよりも一緒にトレードしたほうが効果的であるため、両方の戦略を一緒にトレードするためのマネーマネジメントも開発する。本書の戦略についてもっと詳しく知りたい人は、両方のシステムのトレードをウェブサイトで閲覧できる。 真剣なトレーダー向けに書かれた本書は、BRACテストからバースコアリングまで、ほかでは入手不可能な情報が満載だ。本書を読めば優れたリターンを達成するうえで優位な立場に立つことができるはずだ。
  • トレードシステムはどう作ればよいのか 2 ──トレーダーが最も知りたい検証のイロハ
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    「株式や債券の投資戦略やトレードシステムであれば、β(ベータ)さえ取っていれば支離滅裂なことをやっていてもランダムに50%以上は当たるのだが、先物市場や為替市場(FX)を取引対象とするトレードシステムの場合は、デタラメをやっていると手数料を考慮すれば50%以上の確率で負けるのである。結果として、株式や債券の場合は、まったく儲かりそうにない投資戦略やトレードシステムでも、それが役立たずだと判明するまでには長い時間がかかる」(「監修者まえがき」より)――。このような時間の浪費をリアルトレーダーはどのように避け、短縮することができるだろうか。そのヒントをシステム開発と評価の世界的な権威が教授してくれる。 本書の内容とは、ケリーの公式とオプティマルfとの関係、短期バイアスの見つけ方、CCIとほかのオシレーター系インディケーター、エクセルのVBAによるシステムの検証とトレード、タートルシステムの再考、2つの固定比率ポジションサイジング、トレンドは依然としてわれわれの友だちか、フューチャーズ・トゥルースのトップ10常連システム、パラメーターはどう設定すればいいのか、など。 われわれトレーダーが検証に向かうとき、何を重視し、何を省略し、何に注意すればいいのか――それらについて示唆に満ちた本書は、実践的システムトレーダーにとってブレイクスルーへの第一歩となるだろう!
  • トレードシステムはどう作ればよいのか 1 ──トレーダーが最も知りたい検証のイロハ
    完結
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    売買システム分析で業界随一のフューチャーズ・トゥルース誌の人気コーナーが本になった! システムトレーダーのお悩み解消します! 検証の正しい方法と近道を伝授! トレーダーは検証の正しい方法を知り、その省力化をどのようにすればよいのか 最近のトレーダーは百パーセント裁量でトレードすることに後ろめたさを感じるほど、トレードする前は自前のPCで検証を繰り返す。そのなかには、高度なPC技術と数学的・統計的な知見を持ち合わせている人や、もっとも初歩的な知識しか持ち合わせていない人もいる。しかし、知識や技術の多寡にかかわらず、トレーダーとしての根本的な悩みや苦悩は同じである。 パラメーターはどう設定すればいいのか、現在の高ボラティリティの市場ではどんな損切りがうまくいくのか、先物のトレードシステムは株式で転用できるのか、ある先物のシステム(S&P500)はほかの先物市場(ナスダック100)でも機能するのか、単純・指数・加重の移動平均線には違いがあるのか、長期システムにおける利益目標とは、オーバーナイトトレードで翌朝の寄り付きの重要性は減少したのか、イージーランゲージの落とし穴とは、トレーリングストップはトレンドフォロワーの友だちか、オープンレンジブレイクアウトは今でも通用するのか、資産曲線でトレードすべきときとすべきでないときを見極めることができるのか、ギャップは利益を予言するものなのか、長期トレンドフォローシステムの強みとは、トレンドフォローはまだ機能し続けているのか――。 われわれトレーダーが検証に向かうとき、何を重視し、何を省略し、何に注意すればいいのか――それらを知ることによって、検証を省力化して競争相手に一歩先んじて、正しい近道を見つけることができる!
  • トレードステーション入門
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    世界定番の自動売買ソフト イージーランゲージはシステムトレーダーの世界共通言語 あなたの売買アイデアをイージーランゲージで簡単表現 チャート分析も 売買戦略のデータ検証・最適化も 売買シグナル表示も簡単実現 システム売買とは客観的売買ルールの確立である 「売買戦略」「自己規律」「資金管理」――。投資で大成するために最重要かつ不可欠なものとして、よく挙げられるポイントです。本書の目的は、そのなかの売買戦略に焦点をあて、「売買ルールをプログラムする」というアプローチで、売買戦略をシステム売買として洗練させてゆくことにあります。 「売買戦略」とは、突き詰めれば「どのタイミングで、その金融商品を売買するか?」です。より簡単に言ってしまえば「安く買って、高く売る」あるいは「高く売って、安く買い戻す」ために「いつ行動するか?」に尽きます。 その答えとなるのが「ルール」です。将来的かつ確率的に「総じて」有利な結果になると思われる売買のタイミングをルールによって明確にします。つまり、売買戦略をルールとして確立し、一貫させることによって、そのルールの持つ優位性が総じて実現することを期待するわけです。 実際、ほとんどのトレーダーが独自のルールを持っています。例えば、モメンタム指標がマイナスからプラスに動いたら買う、あるいは短期移動平均線が長期移動平均線を上から下にクロスしたら売る……などです。 ところが、売買を執行する主体が生身の人間であるところに、トレードの本質的な問題が潜んでいます。常に平静にトレードできるわけではないからです。一時的な感情に左右されたトレードは、ルールを履行できずに機会を逃してしまったり、損失を膨らませてしまったりする可能性を高くしてしまいます。 ルールに直感や感情といった主観的な要素を多分に交えてしまうと、その優位性を総じて実現させることは期待できません。ルールは一貫して実行してこそ、初めてその確率(優位性)を期待できるのです。 システム売買は、まさにこの「ルール」を客観的に数字から判断し、貫徹しようとする試みに他なりません。あらかじめ決めた数字に従いますから思惑や直感に惑わされず、自動的に淡々と、一貫して「ルール」を執行できます。システム売買は常に明確かつ客観的なトレードを実現させるために最も効果的なアプローチなのです。 また、自分の手法を数値化し、システム化することで、今までトレードにあてていた多くの時間をシステムの「検証」にあてることができます。その時間を活用してルールの持つ優位性を最大限に発揮させるための工夫を考案できるのです。 システム売買のもうひとつの長所に、数値化した「ルール」を検証し、さらに進化させていくための時間を投資家に与えてくれることが挙げられるでしょう。 なぜトレードステーションか 本書は米国のトレードステーション社が開発したソフト「トレードステーション」を対象に、システム売買の世界を紹介していきます。 トレードステーションは、プロのトレーダーたちのシステム運用手法を個人でも利用できる環境を提供している画期的なソフトです。まさに「システム売買と言えばトレードステーション」と言っても過言ではないでしょう。 それを象徴するのがトレードステーション社の商標です。「ルールベースド・トレーディング(Rule-Based Trading)」。つまり「ルールに基づいてトレードを執行する」ことを意味しています。 現在、日本でトレードステーションを利用して実際の運用を行っている投資家は、まだまだ少数だと思います。いろいろな理由が考えられますが、一言で言えば「とっつきにくい」というのが理由ではないでしょうか? トレードステーションの投資プログラムは非常に難解そうに見えます。何の知識もなければ全く理解不能でしょう。ただ、順を追って学習していけば、けっして理解できないものではありません(トレードステーションのプログラミング言語は、まさに“イージーランゲージ”と呼ばれています)。 トレードステーションで自分の理想とする戦略がプログラム化でき、かつすべてを自動で運用できたら、どんなに便利か想像してみてください。現在、巷で言われている“自動運用”など単なる条件注文にすぎません。真の自動運用とは、まさに投資における最初から最後までを判断する戦略(ストラテジー)そのものなのです。 先ほども述べたように、トレードステーションを使ったトレード環境は、まだまだ日本では限られています。しかし、投資の本場、米国ではすでに当たり前のように実践されている環境です。 投資の世界では、米国で起きていることが結局のところ数年後に日本でも起きています。それは過去の歴史を見れば明白でしょう。実際、徐々に日本の投資環境もその方向に進んでいます。 本書を利用し、本当の意味での「ルールベースド・トレーディング」を学んでください。
  • トレードで行き詰まったときに読む本
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    「自分自身を理解すること」こそがトレードを上達させる!  トレードは、20%の知的な要素と80%の心理的な要素から成り立っている。  成功への第一歩は、古代ギリシャの格言である「汝自身を知れ」から始まる。素晴らしいトレードモデルを開発しても失敗に終わるのは、自分自身を理解していないからだ。最終的に成功を収めるためには、あなたのトレードシステムとあなたの感情を調和させなければならない。そのためには、自分の内面を見つめて、自分の本当の姿を理解し、自分に自信を持つことが絶対に必要になる。そうすることによって、トレードにおいて、より良い判断につながり、それが高い収益をもたらしてくれる!  本書は、トレーダーにとっての内なる声(インナーボイス)を聞く手助けをしてくれるだろう。それさえできれば、システムの指示に従って、勝つための戦略をためらうことなく即座に実行に移すことができるようになる。  マーティンは、通常のトレードでの判断を、感情という視点から検証し、行動の元となる「自分の思いを感じ取る」手助けをしてくれる。ちなみに、トレードの行動の元となる思いと言っても、それはお金とはまったく関係がない場合がよくある。本書は、エド・スィコータやマイケル・マーカスといった伝説のトレーダーとのインタビューを通して、彼らがそのトレードを行った理由と自身の感情を統合して、日々、より良いトレードを行っていることを明らかにしている。また、本書を熟読すれば、読者にも必ずそういうことができるようになるということを教えてくれている。 ● トレーダーも人間  楽しみを求め、痛みを避けるという人間が生まれな がらに持っている資質がトレードにどのような悪影 響を及ぼすのか ● 長期間使い続けてもストレスフリーの戦略  あなた自身が受け入れ可能で、躊躇なく実行できる トレード戦略をどのように発見・開発すればよいのか ● 子供のころから思い込まされてきたあるべき 姿から自らを解放する―いつも正しくある 必要はない  トレードに正しさを求めるのは間違いであり、また トレードの目的は正しくあることではないというこ とを理解することがなぜトレードを上達させるのか ● 規律を守り、負けを認めることによって損失を  減らす  自らの感情を理解しているトレーダーはどのように 損失を抑えてパフォーマンスの向上に結びつけて いるのか
  • トレードとセックスと死 ──相場とギャンブルで勝つ法
    3.0
    「ゲーム理論が大はやり」――ウォール・ストリート・ジャーナルがそう報じている。現在、死活的な売買判断にゲーム理論を用いて利益を上げている一流トレーダーは多い。事実、『新マーケットの魔術師』に登場するトレーダーたちはみんな、ポーカーやブラックジャックの手を用いて相場に臨む。ゲーム理論が脚光を浴びたのは1994年。3人の経済学者がポーカーをはじめとするゲームの手法を経済分析に応用し、ノーベル経済学賞に輝いたのである。超一流トレーダーや金融界の達人が相場で勝つのはなぜか? ポーカーと相場で勝つ手はほとんど同じだと知っているからだ。 今、ゲーム理論の人気作のひとつが他ならぬトレーダー必携の書として生まれ変わった。オプション取引の大家デビッド・カプランが新たに書き下ろした詳細な序文も掲載されている。 トレーディングで儲ける方法とは……  “賭け金”=ポジション・サイズを柔軟に操る  “良い手”=絶好の機会が回ってきたときにだけ取引する  つまり、相場のトレンドや価格差、オプションのボラティリティの好転を待つ  自分の“手”=トレードでの成功の可能性を見極める  取引の前には、忘れずにリスク/利益を計算する  “カジノ経営者のつもりで”オプションを売る。つまり“胴元のように”トレードする  ――このほかにも、「勝つ」極意が満載 ポーカーの勝負とトレーディングには驚くほどの共通点があることに気づくだろう。それをトレーディングに生かし、「ゲーム」の勝者側へと導くのが本書の狙いである。
  • トレードの教典 ──メンタル強化 チャート読解 損失管理
    4.0
    トレーダーとして成功する条件については、バイサイドからの視点で書かれた何百冊もの本が刊行されてきた。しかし、本書は逆の立場、つまりセルサイドからの視点で書かれた世界で最初の本だ。
  • トレードのストレス解消法
    完結
    3.0
    トレーダーにとって「最難関」の壁は負の人生経験が作り出す「心の障壁」である 本書の目的は、さまざまな心の問題を抱えるトレーダーに、解決策や改善策を提示し、洞察、平穏、一筋の光をもたらすことにある。いずれの章も五分で読めるよう、簡潔にまとめた。本書を読み、やる気を高めることで、トレードに対する心の準備をしてもらえればと思う。各章を短くしたのは、一日一章のペースで毎日読んでもらいたいからだ。ポイントをひとつに絞ることによって、通常、理解するのが難しい内容を易しくかみ砕いて説明した。 一章を読み終えたら、自分自身の問題として考える。そうすれば、より多くのことを得られるだろう。そして、そこから学んだことをぜひ実践してほしい。 規律、やる気の高め方、自暴自棄や注意散漫への対処法といった、他書では明確に取り扱っていない――しかし、トレードに直接かかわる――問題を取り上げた。重要ポイントについては、その大切さを強く認識してもらうため、別の角度からのアプローチを試みている。したがって、同じ話題が何度も形を変えて出てきても驚かないでほしい。 トレーダーに必要なのは、ビジネスプラン(事業計画)、売買ルール、そして心理的問題への取り組みである。これらは何千回、何万回でも繰り返すべきテーマなのだ。トレーダーが克己して次の成功レベルへと進むのに役立つようなツールを各章で用意した。 素晴らしきトレードを! ・AdrienneToghraie(エイドリアン・トグライ) 「トレーダーズコーチ」としてトレード業界で豊富な指導経験を持ち、特に心理面に深刻な悩みを抱えたトレーダーたちを多く成功に導いてきた。世界の主要投資カンファレンスでの講演、メディア、ラジオ、テレビへの出演など、第一線で活躍している。著書に『NLPトレーディング』(パンローリング)など多数。 ・AntoniaWeeks(アントニア・ウィークス) 講演の傍ら、株式ブローカー、そして先物売買システム開発会社の共同経営者としての顔を持つ。フリーランサーとしての受賞経験があるほか、20年以上にわたり編集者、コンサルタントとして活動中。
  • トレードの成功哲学 ──NLPでネガティブな無意識の欲求がポジティブに変わる
    完結
    3.0
    相場で長年利益を積み重ねながら生き残っている「勝者」に、自分もなるためには、どうしたらよいか。それは、すでに成功している勝者の心理(勝者のメンタリティ)を「深いところから学ぶ」のが一番だと、私は考えています。 勝者の心理を“真似ぶ”といってもいいでしょう。それも徹底的に。その道標と道筋、そしてスキルをNLP(脳神経言語プログラミング)のアプローチから提案しようというのが、本書の大きなテーマとなります。 まず、自分の現在の状態(現状)を正確に認識します。次に、勝者の心理を「成功モデル」として目標(理想)に設定します。そして現状と理想を対比して、どのような問題点と解決策があるかを具体的に明らかにし、そのために役に立ちそうな「メンタル改善スキル」を実践し、継続的に最高のパフォーマンスを出せるようなトレード戦略と計画を立てるのです。 本書の第3章で提案している成功モデルは、国内外のトレード勝者たちに実際に話を伺い、彼らの心理的角度からみた戦略の共通点を整理したものです。読者の皆さんには、この成功モデルを“土台”に加除修正をしていただくことで、自分なりの「理想像」を明確にしてもらえればと思います。 第7章には、この成功モデルを作るために取材をさせていただいたトレーダーたちとのインタビューを掲載しました。世界的著名トレーダーのラリー・ウィリアムズ氏、ジャック・シュワッガー著『続マーケットの魔術師』(パンローリング)でもとり上げられたスコット・ラムジー氏、伝説的トレーダー集団「タートルズ」の流れを汲むケン・ジェイコブザック氏、100%システムトレードで500億円以上の資金を運用するクリストファー・スタントン氏、200人以上のトレーダーを育て上げたマーク・シュレイス氏――現在、最前線で活躍されている5人の海外トレーダーたちです。 インタビューでは、単に技術面の考え方について聞くだけでなく、彼らの心理面からみた戦略について深く探るよう努力しました。それぞれが、一見まったく正反対のことをいっているようにみえることがあるかもしれません。しかし、行間を読みとってもらいたいと思います。実は同じ意味のことを違う表現で話しているにすぎないと気づくでしょう。 また同章には、日本の個人システムトレーダーの草分けである斉藤正章氏の「回答」も掲載しています。斉藤氏には、本書の重要ポイントのひとつである自己認識作業にも回答していただきました。こちらも読者の皆さんがご自身で回答するとき、また目標を設定するときに良い参考となるはずです。 村居孝美(むらい・たかよし) 1966年生まれ。NLP(神経言語プログラミング)を応用したスーパートレーダーのモデリング法「NLPトレーダーコーチング」の開発者および現役システムトレーダー。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA) 米国NLP協会認定マスタープラクティショナー 一般財団法人日本ライフセラピスト財団認定コーチ
  • トーナメントポーカー入門 ──テキサスホールデムの基本理論
    完結
    4.0
    全1巻1,320円 (税込)
    トーナメントの基本から最新の戦略までの体系的な解説書 2011WSOPトーナメントルール付属 第5作目となるカジノブックでは、日本で最もアクセス数を記録したポーカーブログ「ポーカーの高速道路とけものみち」の著者が、さらなる情報をもとに国内外でのトーナメントで入賞を目指すための基本から最新戦略までを紹介します。 キャッシュゲームとは異なる戦略が求められるトーナメント。ポーカーの基本概念は不変でも、その戦略は常に進化しています。本書は、著者の7年間の研究成果が体系的に分かりやすく解説されているだけでなく、世界で名だたるプロプレイヤーの紹介や、海外でのトーナメントへの参加の仕方といったコラム、さらに、WSOPのトーナメントルールの邦訳掲載まで、すぐに役に立つ実践書です。 本書によって目指すところは、中程度の参加費(ライブトーナメント―オンラインでない実地のトーナメント―では100~300ドル、オンラインでは6.5~24ドル)の90人くらいのトーナメントで、コンスタントに入賞(入賞率15~20%)し、優勝する(優勝率5~10%程度)プレイヤーになり、さらには、WSOPやオンラインなどの参加者1,000人を超えるビッグトーナメントに参加して入賞できるようになるプレイヤーとなることです。 第1章では、テキサスホールデムの基礎知識を紹介します。ここで、ポーカーの基礎理論からオッズ、「ポジションの力」などトーナメントポーカーの戦略を習得するうえで不可欠な基礎知識について説明します。 第2章では、ベッティングアクションについて、コールやレイズの基本的な意味、アグレッション(積極性)の重要性、フォールドエクイティなどの基本的な事項を説明します。 第3章では、プリフロップの戦略について、スターティングハンドの選択の仕方、レイズなどに関する意思決定の基準など幅広く説明します。 第4章では、フロップでの戦略について、コンティニュエーションベット、スロープレイなど基本的な概念を説明します。 第5章では、ポストフロップ(ターン、リバー)戦略について、ポストフロップでしばしば必要となるバリューベット、ブラフ、シックコールなどの考え方を説明します。 第6章では、トーナメント戦略として、トーナメントの序盤、中盤、終盤において必要となる概念をそれぞれ説明します。 また、本書を通じてポーカーをより楽しんでほしいという側面からコラムも用意。ちょっとしたトリビアネタから、WSOPの具体的な参加方法まで、気軽に読んで活用できる内容になっています。 さらに、世界的に活躍している有名プロプレイヤーについても紹介。輝かしい実績を築いたプレイヤーをとおし、華やかなポーカーの魅力をお伝えします。
  • 動物学者による世界初の生き物屁事典 ヘビってオナラするの?
    4.0
    NYタイムズベストセラー! すべてのオナラをしたことのある人へ送る、 80種の生き物のオナラについて科学的に考察した、ユーモアあふれる究極の生き物事典。 本書は動物学者である著者が「ヘビってオナラするの?」と子どもに聞かれたことがきっかけで誕生した。「イヌはオナラする?」「虫は?」「貝は?」「魚は?」「恐竜は?」子どもから大人まで誰もが興味を持つ「あの生き物はオナラをするの?」という問いに、動物学者、生態学者などがSNS「#DOES IT FART?(#オナラする? )」で知識を結集。地球上の80種をオナラから考察する世界初の生き物オナラ事典が誕生した。 イヌはオナラする。タコはしない。クモはするかもしれない。トリはしないけれど、したくなればできるかも。ニシンはオナラで仲間とコミュニケーションをとる。 ハイエナのオナラはなぜ臭いのか? 貝はなぜオナラをしないのか? フォッサってどんな生き物? オナラをするの? 貝は吐き出すのにオナラはしないの? そしてオナラってそもそも何? たかがオナラ、されどオナラ。 オナラを知ればその生き物の食物、消化や排せつシステム、くらしが見えてくる。ときには、オナラは生き物の命に関わる。動物学者、生態学者が科学的な見地から大まじめにオナラを論じた、子どもから大人まで楽しめる一冊。
  • ドレスコード ──ファッションに隠されたメッセージ
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    貴族、公民権運動家、IT起業家、ラッパー、YouTuber… 私たちの思考と行動は「服装」で決まっていた。 14世紀の宮廷、フランス革命、公民権運動、ジェンダー、人種、宗教問題まで、 姿を変えながら人びとに影響を与えてきた「ドレスコード」とは何か? 法律家にして文化評論家、スタンフォード・ロースクール教授の意欲作 17世紀、ルイ14世は自分と廷臣以外の赤いソールの靴着用を禁止し、21世紀、クリスチャン・ルブタンは赤いソールの商標を独占した。彼らは赤い靴底ではなく「権力と特別感」を守ろうとしていた。なぜなら「服装」にはそれだけの効き目があると知っていたからだ。 宮廷と修道院、革命と公民権運動、娼婦と淑女、ギャングとセレブ。「階級・性差・貧富」を表し、固定するものとしてドレスコードは機能していた。そしてフランス革命後の「国家と個人の誕生」とともに、服装は自由と平等を実現し、一人ひとりの個性を表し、格差を破壊するものになる――はずだった。 それにもかかわらず、アメリカの高校は現在も服装規定を増やし、レストランは髪型を理由に従業員を解雇する。「流行なんてどうでもいい」とTシャツを好むIT起業家たちは、「ファッションに無関心という最新の流行」に夢中になっている。ドレスコードに隠されたメッセージは形を変え、今なお生きているのだ。 ジャンヌ・ダルクは異性装でパワーを手にするもタブーに倒され、おしゃれをした黒人は「身のほど知らず」だとリンチにあい、現代の女性はメイクをしてもしなくても批判される。イタリア人の無造作なネクタイは絶賛され、スコッチテープでネクタイを固定したトランプは馬鹿にされる。服装は女性の趣味ではない。人類がパワーゲームのために用いてきた暗号であり、今でも社会と個人に密接に関わる重要な要素だ。 私たちがドレスコードに縛られるのはなぜだろう? 服装が取り決め、ルールや法、裁判所命令の対象になるほど絶対的になるのはどんなときか? ドレスコードが、平等や個人の自由に関する社会規範の変化と衝突したら何が起きるのか? ドレスコードが役立つのはどんなときで、必要以上に抑圧的になったり、不当なものになったりするのはどんなときか?  歴史をひもとけば人は服につくられてきた。それなら服装は本当に個人が選択しているのか? 時代の流れに知らぬ間に同調し、周囲に好印象を与える――あるいは人の気を引くためにその服を着ているのだろうか? 本書は、歴史を通したファッションの法則を探り、服装――自己表現の最も私的かつ公的な媒体――が持つ個人的、社会的、政治的な意味を明らかにしていく。階級、性差を表す「暗号」だった歴史的なドレスコードを読み解くとともに、人種、ジェンダーの平等をめぐる戦いの中で、服装がどのような役割を果たしてきたのかを考察する。そしてこのテレワークの時代、消えない分断の世界で、「これからのドレスコード」を問う。
  • どんな場面でも! 誰とでも! うちとける話し方50の習慣
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    どんな相手とも、パッとうちとけることのできる人は、“得”です。  松本幸夫氏は、研修講師という仕事を25年やってきた。受講生とは、毎日のように20人、30人と接して、さまざまなタイプの人がいるのを体験した。この中で大別すると、「すぐにうちとけられる人」と「なかなか心を開けず、うちとけられない人」の2グループに分けられる。  これは研修に限ったことでないのはいうまでもない。仕事でもプライベートでも、すぐにうちとけられる人は、人とのコミュニケーションがよくなり、毎日が明るく楽しく過ごせる。毎日の積み重ねが人生ですので、いわば、人生を明るく楽しく過ごせるともいえる。  では、どんな人がすぐにいろんな人とうちとけられるのだろうか? 松本氏は、三つのポイントを挙げる。1 感じがいい。2 話し方がいい。3 自然体。 感じがいいというのは、初対面ですぐにわかり、パッと見のわずか30秒で決まってしまうといってもいい。「この人感じがいい」と思われる人は、すぐにうちとけていくことができる。しかし、この30秒で嫌な印象を与えてしまうと、あとでうちとけていくのはとても大変だ。 当然、いい印象のあとのコミュニケーションは、相手と話しやすくなるが、この時にも、うちとけやすい「話し方」がある。せっかく感じがいいと思われたとしても、ここでつまずいてしまっては、元も子もない。とても話しやすい、とても聞きやすい、こういう人はそれなりの「話し方」をしているのだ。それはなにも大げさなことではなく、頼む時に「ちょっと悪いけど」という一言が加わっているとか、相手に話すタイミングをよく見ていて、機嫌 の悪い時は避けるとか、ちょっとしたことなのだ。 もしもいい印象が伝わり、好かれることができたなら、あなたは仕事でもプライベートでも、思うがままに“得る”ことができる。商談であれば“成約”が、婚活であれば理想の相手との“結婚”が。あるいは、日頃のコミュニケーションがどうもしっくりこないという人も、「周囲の人と良好な関係」が築ける。それは仕事を頼んだり、手伝ってもらうことも容易になるだろう。もしもあなたが意識したなら、相手に与える第一印象、イメージは全く変わります。そして、その第一印象、イメージは、あとで変えようとすると相当な苦労が必要なこともある。  人と人とのコミュニケーションでは最初が肝心。では、どうやって30秒で相手とうちとけ、いいイメージを与えることができるのか。もちろん、「話法」という基本的なスキルも、松本氏はしっかり身につけている。ほかにも、敵をつくらない言い回しや気軽に話せるちょっとした一言など、話し方がうまいことで、松本氏は誰とでもうちとけられる。  どうしたら初対面から感じのいい人となれるのか? どういう話し方が、いい話し方なのか? 本書で具体的に学んでいこう。
  • 内向型を強みにする
    完結
    4.3
    つきあい下手、考えすぎ、疲れやすい―― 内向的なあなたが長所をいかして堂々と楽しく生きるコツ 世の中の75%は楽天的で活発な「外向型人間」だという。 残りの25%の「内向型人間」といえば、大勢の人が苦手、外に出ると疲れやすく、考え過ぎるタイプで、とかく肩身が狭くて、「なんとか自分を変えよう」と思いがちだ。 「外向型」と「内向型」がじつは生来の脳の回路の違いによる気質タイプの違いであることをご存じだろうか。 エネルギーの取り込み方、刺激に対する反応、情報や経験に対するアプローチが最も大きなちがいだといわれる。 「外向型」は人と話したり外の活動からエネルギーを得、少しでも多く刺激を得たいと飛び回り、広く浅く経験を積み重ねていく。 一方「内向型」はエネルギーをアイデアや感情などなかの世界から得て、静かに自分と向き合うことで充電し、深く経験することを好む。 このちがいと自分の特性がわかれば、今までのように自分を責めたり、別の人間になろうと思うことなく、ありのままで生きられるだろう。 パートナーや子供、同僚とどうつきあえばうまくいくかという具体的なアドバイスも豊富なので、「内向型」の人がラクに楽しく生きることに大いに役立つはずだ。 あなたは内向型? ●自分ひとりか、二、三人の親しい友達とくつろぐほうが好ましい。 ●深くつきあっている人だけを友達だと思っている。 ●たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある。 ●無口で冷静に見え、観察するのが好きである。 ●話したり行動したりする前に、考えることが多い。… (自己診断のための「小テスト」より) ※本書は「小心者が世界を変える」(ヴィレッジブックス)の新装改訂版です。
  • ナイスガイ症候群 人生が思うようにならない理由
    -
    日々他人の目を気にして自分を殺し、女性には主導権を奪われ、 悶々と過ごしている自分とはサヨナラしよう。 こんなに頑張っているのに、仕事も恋愛も思うようにいかない。こんなに人に尽くしているのに認めてもらえない。見返りがない。自分はこれ以上何をすれば思いどおりの人生になるのか……。そんなジレンマで苦しむ男たちには、ある共通する考え方がある。それは「自分が善い人間でありさえすれば必ず愛してもらえるはず、認めてもらえるはず」という子供のころに形成された思考パターンだ。この思考パターンは次のような傾向を伴う。 ・自分のことより他者を優先する ・人の世話を焼く ・けっしてノーと言わない ・自分のミスや失敗は隠す ・感情を表に出さず、いつも穏やかさを保つ 本書はアメリカの心理療法士、ロバート・A・グラバー博士が、自らの満たされない人生体験を基に、このような心理状態を「ナイスガイ症候群」と名づけ、約20年にわたって研究した症候群克服のための手引書である。 「ナイスガイの一体何が悪いのか?」という声が聞こえてくるかもしれない。しかし本書を読めば、その答えが手に取るように納得できるはずだ。ナイスガイ症候群が生まれる大きな要因は、「自分はダメ人間だ」「だから本当の自分は隠さなければいけない」という誤った思い込みだ。それはどのような背景でかたちづくられてきたのかが詳しく検証されている。そこに症候群克服のカギがある。 本書で示されている克服へのステップは、すでに多くのナイスガイたちによって、次のような効果が実証されている。 ●不満やストレスから解放される ●男として自信がついてくる ●女性と親密な関係をつくれるようになる ●自分の感情や熱い思いを表現できるようになる ●充足感のある、エキサイティングなセックスライフを送れる ●自分のポテンシャルを引き出して、創造的で生産的な人間になれる ●ほかの男たちと実のある関係を築ける この状態を放置すると仕事も結婚も、人生そのものが空回りし自分の思いとは違った方向にいってしまう。たった一度の人生を自分らしく豊かに生きるために、「ナイスガイ症候群」克服への第一歩を踏み出してほしい。
  • 中村天風 絶対積極の教え
    -
    運命よりも心の力が勝れば、運命は心の支配下になる。これは中村天風師の言葉だ。 多くの人は、人生の、特に「トラブル」に遭遇した時に、「運命だから仕方がない」とあきらめがちである。しかし、本当は天風師の説いたように、心の力によっていかようにも人生は好転させられる、運命は自分の力で切り拓けるのではないか。 中村天風、本名三郎。師ほど波乱万丈という言葉が、当てはまる人は少ないだろう。約半世紀、人生を力強く生き抜く「心身統一法」俗にいう天風哲学を伝えた。  本書では、天風師の生き様だけではなく、どうすれば自分の力で運命を切り拓いて人生の成功を手にすることができるのかを、師の教えより具体的に述べていく。「これも運命さ」と嘆くことの多かったようなあなたにこそ、じっくりと味わって読んでもらいたい。  言霊というように、古来言葉には神秘的な力が宿るとされてきた。日常生活の中でも、「疲れた」とか「やっていられないよ」というような消極的な言葉を連発していると、本当にヤル気が失せて、力が抜けてしまったような体験がおありではないだろうか。言葉は、使い方さえ誤らなければ、私たちの運命を切り拓いていくだけの力を持っているものだ。ある時、天風師の周囲に、「弱い」という言葉がよく聞かれるようになった。 例えば、「私はパソコンに弱い」とか、「英語に僕は弱いんだ」という場合の弱いである。上手でない、得意でないという意味である。弟子の前で、天風先生は次のような内容のことを説いた。「これからは弱いという言葉は使うな」。当然、ではどのようにいえばいいのかという疑問が、弟子の中から出た。すると天風先生はこういった。 「弱いとは絶対にいうな。万一使わなければならない場合には、『強くない』といえ」、つまり、強くないというほうが、まだ「強」という字が入っているだけマシ、というのだ。弱音を吐かずに、自分の心に対して害を及ぼし、力の抜けてしまうようなことは決して口にしないのが鉄則である。  もし、天風の教えを実践したなら、どんな人であっても、その潜在能力を十分に発揮して、「オンリーワン」の価値ある生き方ができるようになる。本書は実践することでさらに価値が増すものである。  本当のプラス思考とはどんなものなのか、真の積極とは何か、読み進むうちに理解してもらえるであろう。  人生上のさまざまなトラブル、苦労、悩みにあきらめかけている人(天風師のいう“運命難”の人)。どうも心に張りがなく、生きる志を失っている人。さらに“パワー”を失いつつある現代人すべてに、天風師の教えを知らしめたい。本書をくり返し読まれ、実践していくうちに、いつの間にか運命がパッと拓かれていることに気づくであろう。
  • 中村天風伝
    -
    松本幸夫氏は、中村天風先生の教えを知れば知るほど、この尊く実践的な教えを「もっと多くの人に知ってもらいたい」という想いが強くなった。 「教え」というのは、説いている「人間」を抜きにしては語れない。 「天風伝を読んでみたい」「どんな生き方をした人なのですか」「もっと詳しく知りたい」などの多くの要望が松本氏に寄せられ、彼は、天風先生の生きざまやその波乱万丈の人生を、「天風の伝記」という形で書いてみることにした。これらの要望、質問、期待に応えるのは、現在の自分の使命であると感じているという。  天風師の教えが広まっていく中で、心さえ強くなればいい、一種のガンバリズムだ、精神主義だ、と誤解する人もいる。そんな人には、天風師の生きざまを知ってもらうのが一番良い「クスリ」になる。  天風先生は、弱気になったときの私たちに、ガツンと「喝」を入れてくれる。現代人は何かを失ってしまった。その「何か」とは信念や志、使命感であるかもしれない。その一端でも自分のものとしてつかみとっていただくために、天風先生の生涯をたどってみたい。 生ぬるい考え方だけでは、人生の荒波に対抗できないだろう。もっと力強く、何ものにも打ち克つだけの不動の信念が必要だ。  本物の積極思考とは何かを知るためには、まず天風師の生きざまを知ることである。「こんな人が本当にいたのか」という驚きから、「もっとよく知りたい」「実践してみたい」という意欲が湧いたなら、本書の目的は達成したのも同然だ。  天風先生を語る上でのキーワードともいえる「ヨガ哲学」や「武道」については、松本氏も偶然若い時期から縁があり、本書の中でも触れられている。 武道家としての、あるいはヨガ実践者としての天風師という観点をまったく取り払ってしまうと、天風哲学を真に理解、体得していくのは至難なものと松本氏は信じる。天風師が、どんな生き方をした人なのか本書を「伝記」として読んでいただいても、もちろん構わない。あるいは、天風哲学についても触れてあるから、天風哲学の「入門書」として読むことも可能だ。
  • 中村天風に学ぶ真健康の知恵
    -
    何か嬉しいことがあった時に、それまで体調が悪かったのに急によくなった経験がないだろうか。  健康に目を向けるという意味では、健康法がブームになるのは好ましい。だが、一種の「健康でなくてはならない」という強迫観念、いわば「健康教」のようになったのではどこか釈然としないものが残る。身体的、精神的、社会的に良好な状態にあってこそ「真の健康」であるというのは、WHO(世界保健機構)の定義である。つまり、心と身体、そして仕事やプライベートな面でもバランスのとれた状態にあってこそ真の健康である。  松本幸夫氏が主張したいのは、現代人の健康観というのは、あまりにも肉体、身体に偏重してはいないか、という点だ。とくにポイントになるのは、身体と精神、心の調和がとれてこそ、われわれは、ストレス過多ともいえる社会を生き抜くことが可能になるということだ。  先述したWHOの健康の定義にしても、まず心と身体の調和をとることが先決だ。そうすれば、社会生活も良好になっていくものである。 「病は気から」というのは「健康は気から」といいかえることもできる。  中村天風先生は、「病は忘れることによって治る」と喝破した。しかも、自身の死病克服による体験から、どのようにしたら病を忘れることを、自分で説くことを決めた。天風先生の心身統一法は、どうすれば真の健康が得られるのかを詳細に説いている。本書では、松本幸夫氏自身のヨガ体験、インドの哲学、アーユルヴェーダ、陰陽哲学などに触れながら、天風流の心身健康の知恵を紹介していく。  本書で一番強調したかったのは、「健康は土台」「健康からはじまる」ということである。つまり、健康になることが目的なのでなく、健康な心身を土台にして、何かをしていくのが人として生まれた使命であろう。だから、本書は読めば終わりではなく、ここから始まるのだ。  英語で、卒業式のことをコメンスメント、つまり始業式という。学業を終えて、実社会でのスタートを切る記念すべき式、というわけだ。同様に、健康な心と身体をまず手にして、そこから世のため人のため、自分の「天職」をみつけ、人類の進歩、向上に尽力していくことが望まれる。身体だけでなく、心をも含めた健康を「真健康」という。さらに、健康を土台にして何かを成していくという意味も、「真健康」に含まれる。  ブームに惑わされずに、真健康への道を、本書を読むことをきっかけにして突き進んでいってほしい。
  • 中村天風に学ぶ心身統一法 超健康法
    -
    健康になりたい。そう願う現代人は多いはずだ。松本幸夫氏は「真の健康」というのは、これだけ行なっていれば良いというものではないと指摘する。つまり、もっと総合的に考える必要があるだろう。 具体的には心の状態はどうあるべきか、食事は、呼吸の仕方は、さらに運動のやり方から日常生活全般の過ごし方に至るまで、すべてを総合して始めて「真の健康」が手にできるのではないだろうか。 そこで中村天風師の教えが断然、価値を持つ。なぜなら、中村天風師の「真の健康」に関する教えというのは、間違いなく総合的なものであるからだ。  まず、健康というのは総合的にとらえるべきだということを始めに明らかにしておきたい。天風は、真健康を欲するものに対してのアドバイスとして、「時候違いのものを食さぬこと」を挙げている。例えば、冬にスイカをあまり欲しないように、本来われわれは、あまり季節外れのものは受けつけないのである。簡単に言えば夏の季節の食べ物や産物は身体を冷やし、冬の場合は身体を暖める働きがある。  次に忘れてならないことは、健康づくりの目的をはっきりさせるということである。 健康づくりのみが目的となってしまうような状態を「健康教」と呼んでいる。健康になることが究極の目的と化してしまった人のことである。健康教の信者となるのだけは避けるべきだろう。むしろ健康になってから何をするのか、これを真っ先に決めておくことである。  健康になることそのものが目的でなく、そこからスタートなのだということを二番目に言いたい。そして、もう一つは、健康というのは、身体のみの健康をいうのではないという考えかたである。身体の健康のみを考えている人は、心の持ちようでいくらでも体調が変わることに気付いていない人である。「病は気から」というのは本当である。「病は忘れた時に治る」という天風師のことばもあるくらいだ。  すでに「医療費大国」というありがたくない名も我が国にはあるようだ。反面、ますます「半健康人」は増えている。これといった大きな病気はないにもかかわらず、自分が健康だ、と力強く断定できない人たちのことである。「半健康人」を一人でも多く、真の健康人へ生まれ変わらせることができたなら、これに勝る幸せなことはない。果たして、あなたは今本当に心身共に健康であろうか?  本書を読んで、こんな健康観があったのか、こんな健康法もあったのかと、新鮮な喜びと共に読み進めてもらいたい。
  • 中村天風の教え
    -
    天風哲学の実践者は、すでに100万人を超えているといわれている。天風哲学は、約50年もの間、中村天風師によって説き続けられた。  大正8年、天風師は、複数の会社の社長などそれまでに得ていた社会的地位を全て投げ捨てて、大道説法を始めた。この教えには「人生は二度も三度もないのだから、何があろうとも積極的に生き抜け!」という精神が流れている。そして積極的というのは、どんな場合にも「心を尊く、強く、正しく、清くもつこと」だと説いた。  天風師は、インドのヨーガを探究し、「大自然の持つ偉大な力は、自分にも脈脈として流れている」という宇宙と自分との一体感を得た。大宇宙(梵)と小宇宙(我)との一体感は、インド哲学でいうところの「梵我一如」である。 人間の頭で考えた知識、教えにはどうしても限界がある。ところが万物を生成したような「大自然」、「宇宙」、「気」といった人智を超えた力は、本来無限のものだ。そして、天風哲学の土台にあるのは、人生のあらゆる場でこの無限の力を活かすということなのである。 「疲れ切っている」現代人達は、自分の力不足を実感し、「もっと力が欲しい」と望んでいる。天風哲学は、その力をどのようにしたら量多く取り入れられるかを説く。 また、われわれはこの力の結晶であるともいう。そればかりではなく、日常の心得、家庭生活、対人関係というように生活を送るうえでの「基本」についても説いている。例えば、信念というと、力が体中にあふれて、何でも打ち負かしてみせるというような状態を思いがちだ。しかし、ここでいう信念とは「絶対的」なもので、肩の力が抜けた平常心である。本当の信念とは、安定した心の状態、とらわれない心のことだと天風師は教えてくれる 。 幸いなことに、天風師自身の語った言葉は、貴重な資料として残されている。そこには、教科書的な教えとは一味違った「趣」が感じられる。口にする一言一句が、すべて殊玉の名言になっていく。これは、哲人天風師の大きな魅力であろう。  その語り口調は、ただの説教調ではなくて「べらんめえ」口調であったり、時には聴き手を叱り、また時にはしんみりと語りかけてきたりとさまざまであったが、そのさりげない一言が思いの他、深い人生真理を気付かせるきっかけになっていく。  本書では、天風師自身の「肉声」が読者に伝わるように、語り口調を混じえながら数々の「名言」を紹介していく。天風師の価値高い教えは、今もなお不滅である。その「生命」をここに名言の形でよみがえらせ、さらに一人でも多くの人に天風哲学を知らしめ、積極的に人生を生き抜く指針としてほしい。
  • なぜかうまくいく薬局M&A成功法則
    -
    後継者に悩むオーナーと独立希望の薬剤師をつなぐ現役アドバイザーの教え 買い手・売り手・ドクター・患者が喜ぶ Win-Win-Win-Winの会社承継の道 大切な会社や事業、店舗を人に譲渡する。それは苦渋の決断を要するものです。だからこそ、会社や従業員、顧客を守ってくれる信頼に足る相手先に譲りたい。しかし、オーナー自らが相手先を見つけ出すのは容易ではありません。本書ではそんな、買い手側と売り手側をつなぐM&Aについて現役アドバイザーの立場から、M&Aとは何かという基本的な説明や締結までの流れと次なるステージ、薬局M&Aの成功・失敗事例や注意点、相談者となるアドバイザーのレベル診断まで幅広く解説しています。 日本ではM&Aの仲介業を行うにあたり、資格や制度などがまだ確立されていません。現状では、やったもの勝ちです。なかでも本書がテーマとする薬局M&Aは、雑誌やテレビでも数多く特集が組まれるほど急増しました。それは同業界の成り立ちから業界再編などが深く関係してきた結果です。しかし急増したばかりに、M&Aを単なる手数料稼ぎとして、売り手が手にする以上の破格な金額を要求するアドバイザーが後を絶ちませんでした。 本書は、今後の日本の事業承継や顧客保護において重大な役割を果たすM&Aについて、正しい知識を広めたい。そんな思いが詰め込まれています。まずはどこに相談すればよいのか。相談料や成功報酬などはいくらが妥当なのか、いずれM&Aを考えるときまでに何を準備しておけばよいのか、売り手として薬局の価値を高めるにはどうするべきか、買う側は何を注意すればよいのか、どんなところに落とし穴があるのかなどなど、それらを細かく解説していきます。 さらに、介護サービス事業などを行うシンセリティグループ株式会社を一代で築き、6億円超で売却された元代表取締役社長の西浦誠二さんの特別インタビューも掲載。M&Aまでの波乱万丈な歩みを通して、幸せなM&Aとは何かをご紹介します。 本書を読んでほしい人 ・後継者問題に悩む薬局オーナー ・独立して自分のお店を持ちたい薬剤師 ・就職先に悩む薬学生 ・今後、M&Aを予定または視野に入れている方 ・薬局経営をしている親御さんの老後が心配な方 M&Aを終えたあとも、その先の人生が輝かしいものになるように、ぜひ、本書を参考にしてください。
  • なぜ株価は値上がるのか?
    完結
    3.0
    第1章 株価を動かす要因を知る 1.何が株価を動かすの? 株価急落の日 下落要因を記事から探る 2.株価を動かす要因 第2章 株式市場で注目すべき材料 トレンドラインと投機筋 1.企業業績 サプライズ 2.社会的評判 3.投資家動向 出来高 バブルは崩壊する 4.景気動向 5.金利 金利と株価の関係 6.財政 7.為替レート 8.原油価格 原油高の影響 9.国際情勢 10.国内政局 第3章 株式入門者の素朴な疑問 株式市場の存在意義 分散投資の極意 動かないことにもリスクがある 損は誰にでも出る 高勝率は破滅パターンのひとつ? バリュー株とグロース株の違い 物言う株主 多様な価値観 相場は小さな判断の連続 信用取引ってなぜあるの? 元本保証で高利回り アノマリーって何? 株式分割は値上がりの材料? 外国人の持ち株比率は意味があるの? どうして夜間取引ができるの? 相場の極意 第4章 リスクマネジメント 1.リスクは避けるものではなく、うまく管理すべきもの リスクの管理 2.姿を消したスーパーディーラー 3.市民権を得た「損切りの徹底」 4.評価損は実現損よりも性質が悪い 5.損はでるもの。そして、損は切るもの 6.勝負は潮の流れに乗れているときに行うもの 第5章 テクニカル分析の利用 チャートの有用性 1.「素」のチャート:ローソク足とバーチャート 2.トレンドライン 3.移動平均線 4.オシレーター系のテクニカル指標 5.一目均衡表 6.パラボリック 7.ボリンジャーバンド 8.新値足、かぎ足、ポイントアンドフィギア 9.「素」のチャートとテクニカル指標の使い分け 第6章 値上がる株の見つけ方 1.銘柄検索 他人任せの銘柄選択 自分で行う銘柄選択 出来高に注目する 投資か、投機か 2.チャート分析 スペック(仕手、材料株)の兆候を示すチャートの形状 パニックの兆候を示すチャートの形状 天底確認を暗示するチャートの形状 3.勝負は利食いでつく あとがき――踏み出すところからすべては始まる 著者/矢口新(やぐちあらた) 豪州メルボルン大学卒。日米欧の大手金融機関の為替・債券のディーラー、機関投資家セールスとして東京、ロンドン、ニューヨークの三大市場に勤める。現在、株式会社ディーラーズ・ウェブの社長兼ファンド・マネジャーとして、資本金を株式市場などで運用。主な著書に『生き残りのディーリング』(東洋経済新報社)『生き残りのディーリング決定版』『矢口新の相場力アップドリル為替編』『矢口新のトレードセンス養成ドリルLesson1』などがある。
  • なぜ、努力してるのに成功できないか
    -
    世の中に「こうすれば、あなたは成功できる」という、いわゆる願望実現の本というのは数多くある。もちろん、実践に結びつけて読んだなら、それなりに効果も見込まれるだろう。 しかし、逆に「あなたの成功できないのはこれが原因だ」ということから説かれた「成功法」というのは、ほとんど見たことがない。こうするから失敗してしまうのだというのは、発想の転換にも通じるだろうし、何よりも新しい感覚がある  松本氏は、運命は変えることが可能であると考える。自らの命を運んでいくのが運命であり、そこにはあなた自身の強い意志の力が作用する。失敗する人に共通していることは、失敗の原因を他に求めるという心の態度をもつことであろう。つまり、決して「自分」が失敗の原因だということに思い至らないのである。  今なら、「売れない」原因は景気のせいにする人が多い。しかし、同じ経済環境の中でも「売れる」企業は存在しているし、売れている営業マンもいる。ただ、「景気」であれば、まだ先行きの変化が見込まれるから、決定的な要因とはならないかもしれない。そこには「景気がよくなれば売れる」という、ほのかな希望が見えるからだ。  ところが、「運が悪いから」「自分はツイていないから」というような言い訳は絶望的である。というのは、運命は変えられない、運命だから仕方がないという前提のもとに、そこに失敗の原因をもっていくからだ。  新しい成功法というと、すぐに興味を持って、何とかやってみよう、知りたいと思うものだ。その効果は別として、少なくともこんなことをしているから成功できないということを知っておいて全く損はないはずだ。  本書は、基本的にはどのページから読み進んでいただいても構わない。読みやすく、一項目ずつで完結するような内容になっている。  今までに様々な成功法、願望実現法を試みたが、どうも十分な成果を手にすることができないと嘆く人は、決して少なくないだろう。  松本幸夫氏も、多くの相談を受ける中で、どうしてこの人たちはうまい具合に成功できないのだろう、といつも考えていたという。  そんな「成功できない」エッセンスを集めてみたのが本書だ。わかりやすくいうと、ここに書いてある項目の「逆」をやっていけば間違いなく成功できる、ということになるだろう。本来は、本当の成功とは何かから説くべきであろうが、それは読み進むうちに必ず理解できる。自得したものこそ本当の力になるはずだ。  松本氏が、40代に入って、物の見方・考え方が深まり、従来説いてきたような、安易なプラス思考、楽天思考だけでなく、一歩深めて考察した興味深い一冊だ。
  • 納得しないと動かない症候群
    -
    世の中がおかしな方向に向かおうとしている。  松本幸夫氏は、人財育成コンサルタントとして、また作家として、さまざまなところで講演やセミナーを開催し、27年以上にわたっていろいろな企業の新入社員研修を行ってきた。最近になり、この病的ともいえる症状を目にするようになった。ある研修でのことだ。 「では、これから10分間休憩に入ってください」  そう言ったあと、松本氏は自分の目を疑った。誰も席から離れようとしない。しかも、シーンと黙ったまま。なぜ休憩だと言っているのに、席を立つ人が1人もいないのか……。 「まだまだ研修は続きますので、今のうちにトイレに行ったり、自動販売機で飲み物を買ったりしておいたほうがいいですよ」  そう言うと、ようやく1人、2人、3人と席を立ち、続けて全員が動きだした。些細な出来事かもしれませんが、松本氏の心の中になんともいえない不安を抱かせた瞬間だった。  そしてその後、幾度となく同様の経験をした。例外と思いたかったが、これだけ繰り返されると、もはや若者特有の気質としかいえないのではないか、とも思えてきた。  なぜ、誰も動こうとしないのか? 松本氏は考えたが、答えは出なかった。  そこで思いきって、受講者に、「なぜ休憩しようとしないのですか?」と聞いてみた。 「なぜ休憩しなければいけないのか、よくわかりません……」 松本氏は、その答えの衝撃で思わず尻餅をつきそうになった。これまで、若者に対して「なぜだろう?」と思ったことをいろいろ思い返してみて、このひと言ですべてが腑に落ちた。  松本は、この症例に名前をつけて徹底的に研究することにした。 “納得しないと動かない症候群”  研究を進めれば進めるほど、松本氏は、暗澹たる気持ちになり、彼ら自身や日本の将来を憂いた。なぜなら、この症候群が蔓延すれば、道徳的価値観や上下関係といった日本らしい慣習がことごとく破壊され、合理主義と怠慢がはびこるとんでもない国になるからだ。  また、会社組織やビジネスにおいて考えたときも、松本氏にはどうしても明るい未来が見えない。  本書では、“納得しないと動かない症候群”の症例や恐ろしさ、処方箋などを松本氏の体験と研究をもとに伝えていく。“納得しないと動かない症候群”というフィルターを通して「若者」を眺めることで、これまで無意識レベルでしか認知できなかった問題がはじめて顕在化し、対処できるようになる。
  • 波の殺意
    -
    優しい夫と四歳になる一人娘の突然の失跡!?それは、妻・京子が、元刑事の藤木との不倫の情事に陶酔し、疲れた肉体を癒しているときであった。自責の念にかられ、藤木に二人の捜索を頼む京子。二人の行方を追う藤木が掴んだ、一枚の風景画に絡む美貌の人妻の行動。その絵とは、失踪した夫が描いた「冬の海」であった…。絵に秘められていた悲しい過去。一見、平穏な家庭にうごめく男女の愛憎を見事に綴った傑作長篇サスペンスミステリー。
  • No.2理論 ──最も大切な成功法則
    4.0
    すべてのエグゼクティブ必読の一冊! 「伸びる会社」「伸びない会社」の違いはココにある! 著作累計100万部超! “能力開発の魔術師”西田文郎氏が明かす 「伸び続けるための組織論」 30年以上にわたる活動から導き出された組織運営の重大な経験則=No2理論、を詳らかにした意欲作。 何が組織の盛衰を決めるのか…… 社長が優秀なのに、潰れる会社がゴマンとあるのはなぜでしょうか。 しかし実は、優秀なNo2がいるのに潰れた会社はほとんどないのです。 逆にいえば、優秀なNo2のいる会社は必ず伸びています。 No2がダメな会社に未来はありません。 特に発展途上の企業の場合はNo2で組織の盛衰が決まってしまう部分が非常に多いのです。 会社経営ではNo2が成功のカギを握っているのです。――それが「No2理論」です。 ★No2が優秀だとなぜ会社は伸びるのか? ★優秀なNo2がいない会社はどうして発展しないのか? 本書では組織におけるNo2がマネジメントの最重要課題であること=「No2理論」を詳らかにします。 さらに、 ★どういうNo2が本当に優秀なのか? ★No2の役割とは何か? ★どんな人間をNo2にしたらよいのか? 「No2理論」を実践導入していく上での必要な知識を伝授します。 ピラミッド型の会社組織からよりフラットな組織形態へと会社の形も徐々に変わりつつあります。 トップとボトムの距離が縮まりよりフラットな組織になっていくとすれば、 No2の役割はより一層大きくなります。 時代が優秀なNo2を求めているのです。 ぜひ、No2理論を実践して繁栄する会社、伸びる組織になってください。
  • No.1営業力 ──脳を理解すれば誰でも奇跡のトップセールスになれる
    4.3
    営業・セールスパーソンの必読書! 売れるセールスが実践している“脳の使い方” 著作累計100万部超!! 「能力開発の魔術師」と言われている著者が、 真のトップセールスになれる “脳の使い方”を説き明かした 画期的な営業指南書です。 ●お客さまの「心」が開くと「財布」も開く● どうしたら、お客さまに心から喜んでもらえるか、 その脳を「快」にできるか、 営業やセールスはお客さまの脳との勝負です。 本書にはお客さまの脳を「快」にするセオリー、 「伸びる営業」「売れるセールス」のノウハウ、スキルが 惜しげなく紹介されています。 ・「トップセールス」と「一般セールス」の脳の使い方の違い ・契約が簡単に取れてしまう「脳の秘密」 ・お客さまの脳を契約したくなるように変える「手法」 ・紹介が爆発的に起こる「脳の使い方」 トップセールスの「脳の使い方」、 トップセールスが実践している 「お客さまの心の操り方」を マスターしてください。 だれでも3年でトップセールスになれます。 ●トップセールスは売ろうとしない トップセールスになったとき、 そこに職業的な“落とし穴”が待っています。 お客さまを 「ターゲット」「攻略すべき敵」 「落とさねばならない相手」と 思っている限りは 営業という仕事はハードになり 消耗してしまいます。 なぜなら、「敵」に対峙すると、 人は緊張して脳が「不快」になってしまうからです。 本物のトップセールスのステージはここからです。 見返りを求めず、お客さまを喜ばせようとするとき、 「売り手」「買い手」の区別は消えています。 「あなたに会えて、私の人生は変わった」 こうお客さまから言われたとき、 真のトップセールスになっています。 どんどん売れる上に感謝されて、 感動をつくる幸せな仕事になっています。
  • No.1理論 ―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」
    完結
    4.4
    人間の脳はプラス思考、プラスイメージ、プラス感情になると信じられないほどの力を発揮する。 著者の開発したブレイントレーニングの概要を示し、自分の脳に革命をおこす方法を紹介する。 天才たちを天才にし、成功者を成功者にしてきた“秘密のカギ”を解き明かした脅威の30刷(2009/12現在)のロングセラー。 人間の脳はプラス思考、プラスイメージ、プラス感情になると、信じられないほどの力を発揮します。人間は、脳にインプットされた「条件づけ」に従って行動しています。成功する人の脳には「成功」が条件づけられていますし、失敗が条件づけられていれば、どんなに頑張っても成功できません。脳の条件付けを変えることで、「成功する脳」「自己実現できる脳」をつくるのがブレイントレーニングです。この方法で脳に「成功」が条件づけられると、否応なく成功してしまいます。嫌でも心がウキウキワクワク状態になり、人生が楽しくて仕方なくなります。 本書では、脳の条件付けを変えて、成功してしまったスポーツ選手やビジネスマン、受験生の事例などを紹介しながら、誰でもカンタンにプラス思考になれて、ラクラク成功してしまう丸秘ノウハウを大公開しています。
  • No.1リーダーを支える 英断の言葉
    3.0
    信頼されるリーダーは、自分を支える言葉を持っている! 著作累計100万部超! 日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニアであり、日本の経営者、トップビジネスマンの能力開発指導に多数携わり続けてきた著者が、これからの日本を担う、若手リーダーに贈る「心が強くなる50の言葉」。 「言葉には魂がある」――言葉には恐ろしい法則があります。人のことを悪く言うと悪い心ができ、暗いことを言うと暗い心ができ、明るい言葉を使うと明るい心ができ、感謝の言葉を発すれば感謝の心ができる。No.1の言葉、強気の言葉を言うと、強気の自分、No.1の自分ができるのです。 “弱気の自分”を“強気の自分”に切り替える言葉を、あなたの人生の味方にしてください。きっと、未来が変わります。 苦しいとき、つらいとき、心がくじけそうになったとき、この本を開いてください。 若きリーダーたちに贈る、西田文郎先生の「No.1の言葉」があなたを支えます。
  • 日経225Weeklyオプション取引入門 ──少額投資で最大限のリターンを狙うための考え方と戦略
    3.0
    夜明けを迎えたばかりのWeeklyオプション取引には魅力がたくさん  あなたは今、世界の中で、最強かつ最新の株式投資法をご存知でしょうか。  何を隠そう、それが、2015年5月に大阪取引所(現JPX)で誕生した日経225Weeklyオプション(以降「Weeklyオプション」と表記)なのです。  Weeklyオプションとは、満期日である毎週金曜日の寄り付きで決まる日経平均株価(=日経225)、すなわちSQ値(特別清算値)を、あらかじめ定められた、125円刻みの権利行使価格で売る権利(プット)、または買う権利(コール)を指します。  Weeklyオプションの基本は従来のマンスリーオプションとほとんど変わりません。大きく違うのは以下の3点です。 ◎ 週1回(月に4~5回)、満期日が来る ◎ 安く買える(時間価値がほとんどないので、オプション・プレミアムが安い) ◎ 本質的価値(最終価値)を狙ったわかりやすい取引ができる(満期日にイン・ザ・マネーになるような権利行使価格を選ぶことで勝利につながりやすくなる)  Weeklyオプションの最大の魅力はオプション・プレミアムが安いことです。海外旅行期間の短い損害保険が安く買えるのと同じです。Weeklyオプションの満期は最長で1週間しかなく、しかも買いの損失は、最大でも「支払ったプレミアム(価格)」に限定されます。  さらには、日経225の1000倍の取引なので、日経225の時価が1万6000円ならば、数千円~数万円の投資で1600万円を超えるインデックス投資が可能なことも大きな魅力のひとつです。  このように、Weeklyオプションでは、本質的価値の急騰を狙って、損失限定の少額投資で数十倍から100倍を超える大きなリターンを実現することも決して夢ではありません。これらの利点に着目して、本書では「プットを買う&コールを買う」という戦略に絞って紹介していきます。  Weeklyオプションの買いの最終的な儲け方は極めてシンプルです。プットの場合は、満期時に、SQ値が権利行使価格を下回れば、その差額分が儲けになります。コールの場合は、満期時に、SQ値が権利行使価格を上回れば、その差額分が儲けになります。  また、満期前であっても、本質的価値が生まれる可能性が高まり、買ったオプションのプレミアムが跳ね上がれば、金曜日(満期日)を待たずに、市場で転売して利益を確定することも可能です。  Weeklyオプションという新しい世界を、ぜひとも堪能していただきと思います。
  • 日経平均5万円時代がやってくる 2030年までの株式市場、大胆予測
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    バブル期を超える株高が迫るいま、今後の投資を考える 本書では、約40年にわたる投資歴を持ち、成長株投資とその利益を元とした不動産投資で成功を収めた著者が、これからの投資について予測します。 まず、第1部では、景気循環と投資の関連について、とくに個人投資家がどのように景気局面を判断していくべきかを分かりやすく解説します。また、現在著者が暮らすニュージーランドと日本の状況を比較し、日本における投資の必勝パターンを示唆。最後に、2025年にかけて日経平均が大幅に上昇するという著者の考えが語られます。これまでの財政政策を紐解き、日銀が今後も大規模な金融緩和政策を長期間、続けることによって日経平均株価が押し上げられること、そしてそれはMMT理論や最近のデフレ傾向などからも予想以上の規模・期間にわたるという見方が、著者の予測の核心になっています。 後半の第2・3部では、1980年代から現在にいたる日本の投資市場の概略を、政治・社会の状況、日銀の政策を中心に振り返ります。著者の40年の投資経験を織り交ぜながらの解説は、国の経済という大局面に合わせてなすべき投資術を知り、令和時代の流動的な株式・不動産投資市場を乗り越えようとする個人投資家にとって大きなヒントとなるはず。 投資塾などで数々の予測を的中させ、昭和~平成の日本株市場と不動産市場の 荒波を経験してきた著者の「日経平均5万円」予測に耳を傾けてみてください。
  • 日本国債先物入門 ──債券市場の指標からこの国の「方位」が分かる![改訂版]
    3.0
    草創期から14年以上にわたってJGB先物ディーラーとして活躍し、今も最前線で情報を配信する債券アナリストである著者が、トレーダーの視点から債券・国債・JGB先物の仕組みと市場構造について分かりやすく解説。経験者だからこそ語れるトレードで生き残るためのコツとJGB先物の激動の歴史を惜しみなく紹介する。
  • 日本人の知らないアゼルバイジャン ──今、知っておくべき最新51項
    4.5
    アゼルバイジャン(急成長国・超親日国)で投資・ビジネスをするための必読書
  • 21日間般若心経の独習
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    本書は、般若心経を独習したいという人全てのために書かれたものである。形式にとらわれることなく、自由に楽しく行なえるように、1日ごとにマスターしていけるようにできている。実践していくことに価値があり、般若心経のパワーを、行動にうつすことによって味わえる。 松本幸夫氏は、般若心経を実行されている人から「具体的にどうやったらいいのかわからない」という質問をよく受ける。その答えともいえるのが本書の独習法である。もちろん般若心経は形にとらわれるものでなく、どのように行なおうと自由である。 本書では、般若心経五大力が、テーマとなる。本書を読みながら、21日間がんばってみよう。一つの「五大力」という行を21日間続けることができたというのは、あなたの意志の強さを証明していることになる。  あらゆる種類の願望をもっている人が世の中にいる。試験に合格したい、集中力をつけたい、人間関係を良くしたい、お金持ちになりたい、車が欲しい、恋人が欲しい、ストレスから解放されたい……など。  それらの全ての願望をもつ人に、松本氏は「それなら般若心経五大力の実践をしなさい」と答え続けてきた。しかし、それだけでは、親切ではないなと感じた。できることなら、般若心経の実践的なテキスト、実践編ともいえるガイドブックを人々に与えられたらと想い続けていた。その想いが結実したのが本書だ。  この21日間、般若心経五大力を実践したあなた。必ずプラスの結果が出てくる。 明日からのあなたは何をしたらいいか。もちろん五大力をくり返し続けていくのである。  ・声がかれ、たとえのどがつぶれようとも「読行」せよ!  ・腕が疲れ、物を持てない位になったとしても「写行」せよ!  ・頭の中でくり返し、もうダメだというその時まで「黙読行」せよ!  ・目がかすんで、もう何も見えないという時までくり返して「見行」せよ!  ・耳が痛くなり、限界がくるその時まで、徹底的に「聞行」せよ!  五大力を、一つ一つどのように実行していったら良いかという「方法」をしっかりとマスターしていくことが大切で、本書はそのための手引書でもある。  全く初めて「般若心経」のことを勉強したいという人がいるかもしれない。そういう人も含めて、まず般若心経の全文を目にして、イメージをつかむだけでも良いだろう。般若心経を「頭」でなくて、体で理解することが第一歩だ そして、本書が、あなたの座右の書、成功へのバイブルとなる。
  • ニライカナイ ──ウロボロスの宝玉
    2.5
    神居島で次々に人が殺される事件が起きる。そこには国防省と建設会社の陰謀が隠されていた。 「人などみな滅びればいい」ナギの心は憎悪と怒りの炎となり、人々の邪心を利用していく。 妹の暴走を止めようと奔走するナミ。特別な力を持った姉妹がついに激突する。その衝撃的な結末とは…。 人と自然のあるべき姿と命の尊厳を問うSFミステリー。
  • ニンジャトレーダー入門 ──「世界戦」で勝つためのシステムトレード養成ソフト
    4.0
    「システムトレードのアイデアはある。だが、コンピュータにプログラムをするのは大変だし、その勉強には時間がかかる。そもそも高額の検証ソフトを購入しなければならない……」 しかし、ニンジャトレーダーなら、プログラムの知識がなくても、ウィザード画面に沿ってルールを選ぶだけで、簡単に売買システムを構築できる。トレーダーは、プログラムの入力や勉強に割く時間を大幅に省き、より本質的な部分(つまり売買ルールの作成、検証、修正)に集中できるわけだ。 しかも、このシステム作成機能は「無料」である。ほかにも、売買システムの検証・最適化、さまざまなチャート分析、実際の相場データでのトレード練習、売買シグナルの自動表示、板情報の記録・再生など、優れた機能が「無料」で利用できてしまうのだ(有料版が無料版と違うのは「実際にブローカーに発注する機能」だけである)。 ニンジャトレーダーは、米デンバーのIT企業、ニンジャトレーダー社が開発した「多機能売買ソフト」。世界70以上の市場を扱うインタラクティブ・ブローカーズ証券をはじめ、100を超える証券、先物、FX(外国為替証拠金取引)会社が対応している。 「これ1本で」さまざまな海外市場、ブローカーに接続でき、およそ売買ソフトに求められる機能は、ほとんど搭載している。だからこそ米欧の個人トレーダーから高い評価を得ているわけだ。 では、これだけ優れたソフトが、日本では「知る人ぞ知る」存在なのはなぜか。その最大の理由は、日本語版がないからである。すべて英語で表記されているため、日本人にはとっつきにくいのだ。 (FXトレーダーに人気の「平均足」(コマ足) は HeikenAshi Indicator、4種のフィボナッチ指標も収録されている) 本書の目的は、そうした英語の壁をできるだけ取り除き、ニンジャトレーダーの魅力を紹介することにある。基本動作にさえ慣れてしまえば、英単語は単なる記号でしかない。しかも慣れるまで、とことんデモ口座で売買練習やシステムの試運転ができるのだ。 トレードのグローバル化は急激に進行中である。ニンジャトレーダーで十分な練習と検証を積んで、世界を舞台に才能を開花させる日本人トレーダーが数多く誕生することを願っている。
  • 願いを叶える魔法の香り事典
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    スコット・カニンガムは自然のパワーによる魔法を20年以上も実践していた。フィクションやノンフィクションなど、30点を超える著書を執筆しており、その大半がルウェリン・パブリケーションズから出版されている。ニューエイジの分野では極めて高く評価されており、その著書は同分野の幅広い興味や関心を反映している。1993年3月28日、長い闘病生活の後に逝去。 何世紀も前からハーブを使った香りの魔法は秘伝とされ、大切に継承されてきました。本書では、古代から受け継がれたレシピをひも解き、ハーブの香りを使って、人生をより豊かにする技を教えています。 香りは、サイキック能力や霊性を高めるだけでなく、愛や豊かさ、他人や自分自身さえも癒す自然からの恵みです。インセンスやオイル、軟膏やハーブソープなど、オリジナルの香りはさらにあなたを魅力的にしてくれます。 あらゆるシーンに役立つレシピを惜しみなく紹介した、この香り完全ガイドは、初級者から上級者までおすすめです。香りの魔法を詳しく学びたい人も、香りを日常的に取り入れたい人にも必読です。 たとえば… ・愛と美貌を手に入れたいなら、「アフロディテ(愛と 美の女神)のインセンス」を作る ・すぐにお金が欲しいなら、パチョリ、シダーウッド、 ジンジャーなどのオイルをブレンド ・「強運」を引き寄せたいならベチバー、オレンジを加 えた「幸運のハーブソープ」を ・理想的な恋人が欲しいなら「愛のパウダー」を体に 振りかける ・心を癒したいならローズの花びらを使った「ヒーリ ングのサシェ」を身につける 身近なハーブは、計り知れないパワーを秘めています。中には魔術的なものも紹介していますが、それは古代のレシピを掲載したにすぎません。本書はハーブを使って日々の暮らしを何倍にも楽しくする、とても実用的な香りの教科書です。様々なハーブの香りがあなたを特別な毎日に導いてくれるはずです。
  • 願いを叶える魔法のハーブ事典
    -
    植物に秘められたパワーが、あなたの望みを引き寄せてくれる  わたしたちの祖先は、ハーブに不思議な力や魔力が宿っていることを知っていました。 例えば、ケルトの司祭ドルイドやアポロン神殿の巫女たち、古代ローマ神殿の司祭たちなどは不思議な力を植物から得ていました。植物は、太古のむかしから魔法に使われているのです。  魔法とは、「自然の力で変化を起こす術」のこと。いまではハーブを使った魔法はほとんど忘れ去られてしまいましたが、けっして、完全になくなったわけではありません。  本書には、ヨーロッパとアメリカのハーブに関する知識や、世界各地で言い伝えられている「おまじない」をふんだんに盛り込み、植物で魔法を使うときに必要な情報を網羅したガイドブックです。 例えば… ●バーベインを家のまわりだけでなく観葉植物のまわりにも埋めておくと、経済的に豊かになり、植物もよく育つ ●オリス根をバッグに入れて持ち歩くと、異性を惹きつけることができる ●就寝前にローズバッド(バラのつぼみ)ティーを飲むと、予知夢を見られる ●歯痛を和らげたいなら、エルダーの小枝をかんでから、それを壁に打ち込んでみる  本書で紹介する魔法のほとんどは、このように日常的に起きる問題に対して使うものですが、なかにはもっと難しい魔法もあります。  例えば透明人間になる、霊を呼び出す、不死身になる、ウミヘビにかまれないように注意する、妖精を呼び出すなどです。それらは、かならずしも実用を目的としたものではありません。  ではなぜそういった情報をご紹介するのかというと、むかしからの言い伝えということもありますし、何よりも、興味深く、ロマンがあるからです。 そういう情報があったほうが、効果的な魔法をかけるために必要なイマジネーションがかき立てられるのです。  本書でご紹介するハーブの総数はなんと400種類以上。 一般名称(本書では基本的に英名に統一しました)から、学名、使用時の注意事項など基本的な情報から、「ジェンダー」「支配惑星」「支配元素」「(ハーブとの結びつきが強い)神」「儀式での使い方」「魔法の使い方」など魔法で使うときに必要な情報をできるだけ簡潔に掲載してあります。  これらの情報はあくまでもハーブの魔法の使い方に限定しました。薬効に関してなら、その分野ですばらしい本がすでにたくさん出版されているからです。 植物にまつわる神話や歴史などの背景情報も、魔法と関連がある場合を除いて、載せていません。  また、破壊的で有害な魔法について調べようとしている人にはがっかりされるかもしれませんが、そういう魔法は使う人を破滅へと導いてしまうため、これも本書には載せていません。  自分や周りに良い結果が出るように願って魔法を使えば、私たちの生活はより豊かに、より楽しくなります。ハーブがきっとあなたの願いを叶える手助けをしてくれるでしょう! ■目次 はじめに 第1部 ハーブを使った魔法の基本 1.ハーブのパワー 2.魔法の流儀 3.呪文と唱え方 4.魔法の目的 5.ハーブ事典の項目について ハーブ使用時の注意事項 第2部 魔法に使うハーブの事典 付録 ハーブの色と魔法の関係 用語集 参考文献一覧(注釈つき) ほかの呼び名⇔一般名対応表(五十音順) 【著者紹介】スコット・カニンガム(ScottCunningham) スコット・カニンガムは自然のパワーによる魔法を20年以上も実践していた。フィクションやノンフィクションなど、30点を超える著書を執筆しており、その大半がルウェリン・パブリケーションズから出版されている。ニューエイジの分野では極めて高く評価されており、その著書は同分野の幅広い興味や関心を反映している。1993年3月28日、長い闘病生活の後に逝去。 原書:Cunningham'sEncyclopediaofMagicalHerbs
  • 願いを叶える魔法のパワーアイテム事典 ──113のパワーストーンと16のメタルが生み出す地球の力
    4.0
    スコット・カニンガム第4弾は自然に存在する石や金属に関するもの。 前著では主にハーブに関する効能・香について解説しました。 今回はパワーストーンとメタルそれぞれの解説にとどまらず、 組み合わせによる効能についても考察しています。 たとえば犬や猫に触れるとあたたかな気持ちになります。 それは私たちの五感が彼らのエネルギーとつながるからです。 同じように石や金属を身に着けると、それは私たちの潜在意識にはたらきかけパワーを注ぎ込みます。 そして気がつけば物事が好転している! 望んだことが実現している! この変化が魔法です。 魔法は古代の人々にとって生きる知恵でした。 しかし文明の発達とともに、魔法は忘れ去られていきました。 私たちの生活は、昔の人々から見れば魔法だらけです。 それなのに最近、石の魔法に興味を持つ人が増えています。なぜでしょうか。 お金とマイクロチップに支配される生活に、人々が満足していない表れではないでしょうか。 本書では113におよぶパワーストーンと16のメタルの効力を詳しく解説しています。 これらのパワーを単独あるいは組み合わせることで可能性は無限大です。
  • 熱血選書 成功法則のすべてがわかる本。
    -
    世の中に、成功法則、願望実現法と名のつくものは多い。経営者に限らず、ビジネス社会で生きるわれわれに共通しているのは、成功したいということではあるまいか。これは、出世するとか、思い通りにビジネスを展開していくような仕事上の成功だけとは限らない。平和な家庭を築くのも、人脈を広げていくのも、趣味の時間を充実させていくのも、その人にとって価値があるのなら成功だといえよう。その中で、でも、どうせ、だってという言い訳がましい言い方をしないことが大切だ。言葉は古来、言霊という威力がある。できる、大丈夫、やってみせる、可能だ、楽しい、面白い、興味がある、というように極力肯定的な言葉を使うようにし、明るく楽しそうに振る舞うことで成功に近づく。また、心構えが積極的な人々とつき合っていると、少なからず感化されていくものである。やがて類は友を呼ぶもので、さらに良い影響を受けられる。  特に、企業・組織をリードする価値観は、時代と共に個を重視するような価値観へと移行しつつある。あるいは、多様化、差別化を人は好み、必ずしも物質的に豊かになることが成功だとは言い切れなくなっている。  このような時代の流れ、価値観の変化を前提にして、成功とは何か、どのようにしたら人生に成功できるのかを、本書では説いていく。  成功法則の多くは、第2次世界大戦後に、アメリカから紹介されたものである。中にはベストセラーになり、日本の経済復興を陰で貢献したとさえいえるような成功法則もある。しかし、多くは個人の説く成功法則であり、集大成して数々の成功法則の特徴を紹介しているような書は、ほとんどないのが現状である。「成功法則にはどのようなものがあるのか?」、「何か入門書でもあったらなあ」、「自分に適した成功法則を知りたい」、そんな疑問のある読者に、これを読めば成功法則のことがすべてわかる、というような手引書があればいいなと、松本幸夫氏は長年考えてきた。幸いにも、成功法則を研究したり、試みてみたりするのは松本氏自身の趣味でもあった。  本多静六博士は、職業の道楽化が人生成功の秘訣だと説いた。中には、成功法則というと、難しく考えてしまう人もいるかもしれない。しかし、どんな人でも、成功法則の基本を理解でき、しかも実行する意欲が湧いてくるように工夫をしてみた。おそらく対話形式で話をすすめていく成功法則の手引書というのは、初めての試みであろう。  本書によって、一人でも多くの方が成功法則の理論を知り、「自己実現」のための力としてほしい。
  • 熱血選書 人前での話し方のすべてがわかる本。
    -
    〈本書の登場人物〉  熱田 三郎(あつた さぶろう)  この熱血選書シリーズの主人公。入社してはや3年、仕事の辛さ、楽しさがわかり始め、ますます仕事に燃え、着実に前進している。 内容紹介  心理学では、人が第一印象で他人に評価を下すと、なかなかその評価を変えようとはしないことがわかっている。これは、初頭効果と呼ばれている。  服装、態度が重要だという理由も、そこにある。もし、外見から「この人の話は聞く価値がない」と判断されたら、話の内容以前の問題である。しかも初めに抱いたその人の印象 は、ずっと後まで変わらないものだ。初めのわずか数分間で、他人への評価がなされるという報告もあるくらいだ。  また、話し手が「気を付け」の姿勢で直立不動、難しい表情をしていると、聴衆にも伝染してしまうものだ。逆に、肩の力を抜いてリラックスし、ニッコリ微笑して話すと、聴衆も安心して聞くことが出来る。リラックスした態度、にこやかな表情というのは伝染する。まず、話し手自身が態度、表情を友好的なものにすることを心がけたい。われわれが心を惹かれる話し方というのは、何も中身が素晴らしかったり、話し方の技術が洗練されているばかりではない。たとえ中身が不十分、技術は未熟であったとしても、汗を流しながら懸命に話をしている人の熱意に、われわれは心をうたれるものだ。  ビジネスマンにとって、人前で堂々と話の出来る能力は、今や必須といえるでしょう。沈黙は金、腹芸、以心伝心では通用しなくなった。 会議や商品説明会、研修会のみならず、社外でもスピーチをする機会は今後も増えこそすれ、減ることはないでしょう。特に管理職者になるほど、コミュニケーション能力が重要視され、中でも人前で自分の意志をしっかりと伝えることの出来る能力は、欠かせないものだ。 ところが「何を話したらいいのかわからない」「どのように話したらいいのだろう」といった話の構成や、話し方の技法に関する知識不足の方が多いのが、現状。 あるいは「あがり症でとても人前で話せない」、「変な質問が出たらどうしよう」、というように、話し方の技術以前の問題もある。 実は、話し方というのは、話し手だけの問題ではない。大切なのは聞き手が理解してくれること、満足してくれることだ。だから、話し方というのは「聞かせ方」でもある。 本書を読むことによって、あなたが人前での話し方は劇的に変わる。同時に、間違いなく人に聞いてもらえる話し手になれる。
  • 脳とトレード ──「儲かる脳」の作り方と鍛え方
    完結
    4.0
    人間の脳は、さまざまな形で意思決定に密接に関係している。ところが残念なことに、金融マーケットでは、この「密接な関係」が利益を上げることに結びついていない。この分野ではリチャード・ピーターソンの右に出るものはいない。マーケット・サイコロジー・コンサルティングを創始し、投資家のコーチとして活躍し、心理に基づくトレードシステムを開発したピーターソンは、自身も元トレーダーであり、無意識の誤り(バイアス)がいかにして適切な投資判断を妨げているのかを身をもって理解している。 本書でピーターソンは、この分野での貴重な経験を読者と共有しようとしている。ニューロファイナンス(神経科学を投資活動に適用する研究)、心理学、および実験ファイナンスのさまざまな研究・調査に基づき、多くの投資家に「固有の」基本的なミスを説明し、これらの壁を乗り越えて投資判断を向上させるステップを明らかにしている。 まえがきとして、LTCM、アイザック・ニュートンと南海バブル、そしてマーク・トウェインと1860年代の銀の熱狂のケースを通して、最も基本的で一般的な投資家のバイアスを紹介し、4つのパートへと話を展開させていく。第1部の「マインドとマネーの交差点」では、脳の基本的な役割について説明し、マーケットの変動に対処するのがいかに難しいかを見ていく。第2部の「感情と投資」では、精神状態、化学的状況、そしてそれらが投資判断に及ぼす影響を検証し、投資家にとって最適なパーソナリティとは何かを考える。第三部の「お金について考える」では、投資分析の落とし穴を調べ、投資の機会・リスクの評価がいかに重要であるかを明らかにする。第4部の「儲かる脳とは?」では、金融マーケットでの精神管理のヒントを紹介し、心理を考慮した投資戦略を提案する 各章で紹介している実際のケースを参考にして、読者は無意識のバイアスを見つけ、思考が投資プロセスにプラスになるタイミング(あるいはマイナスになるタイミング)を理解し、心の知能指数を伸ばし、結果ではなく過程を重視するのに役立てることができるだろう。 優れた投資には金融に関する基本的な教育が欠かせないが、実際の世界で本当に成功を収めるには、自分自身を管理する方法を身につける必要がある。本書では、マーケットとマインドの両方の分野についての知識を深めれば、投資での収益を増やすことができるということを明らかにしてくれている。
  • 脳に効く「4時間!」短眠法 なぜ成功者ほど睡眠を短くできるのか
    -
    今、短眠がブームだが、どうだろう。いたずらに睡眠を削る人が多いが、苦しい思いをしたり、昼間にポーッとしてしまったりという例が少なくない。短眠には、独自のスキルがあるのだ。それを無視して、単なる睡眠削減におちいってしまっては、短眠の素晴らしい効果も、遠くまで逃げ出してしまうだろう。  松本幸夫氏は、年に約一〇〇回のタイムマネジメント研修をしている。時間をどのように効率よく使うかを考え、実践する。受講者からのフィードバックもあり、効果的な方法をどんどん編み出してきた。だが、隙間時間や早朝時間、通勤時間の有効活用とか、仕事の段取り術に至るまで、あらゆる方法を試して、「もう、これ以上は時間を削減しにくい」というところまできているのが現状だ。  人と差をつけるには、睡眠を減らして自分の時間を創造していくしかない。つまり、タイムマネジメントの究極形態が、短時間睡眠なのである。  そして、正しい短眠法を知ってほしいのだ。  誰もが内心抱く、「寝ないと仕事の能率が下がる」「睡眠不足だと頭の働きが悪くなる」という心配にいつまでもつきまとわれることになる。個人差を考慮して、実践目標を四時間から五時間前後に置く。これを突き詰めれば、ニサイクル(三時間)の睡眠でも健康、爽快に生きられるはずである。フランスの英雄ナポレオンが実践していた「ナポレオン睡眠」である。これも、昼のうたた寝などを併用することで可能だ。ただ、短眠とはいっても、睡眠を単に短くすればいいというものではない。「なぜ」短くするのか、短眠で「どんな」成果が得られ、目標は何なのかといったこととセットになってこそ、威力を発揮することを付言しておこう。  松本幸夫氏は、短眠法にタイムマネジメントを盛り込んでいるが、その中核には「プライムタイム」の考え方がある。プライムタイムとは、同じ時間を投資して、最も仕事の効果が高い時間帯のことをいう。  正しい短眠法を実践すると、心配は、まったく逆だったことに気づくだろう。むしろ八時間以上ダラダラ眠るほうが仕事の能率が下がるし、頭の働きも悪くなる。 松本氏は、眠りの「質」を高めるスキルが必要だと強調する。質の高い睡眠を集中してとることで、あなたはガラリと変身できる。頭は朝からフル回転で、アイデアがみるみる湧くようになる。体は軽くなり、疲れ知らずになるはずだ。  仕事で成功するだけでなく、日々が充実してきて、人生にもっともっと前向きに取り組むヤル気に満ちあふれるだろう。  そんな楽しい毎日が、短眠の恩恵によって、もたらされるのだ。二度とない人生を太く長く生きるために、本書によって正しい短眠法を身につけてほしい。
  • 脳の配線と才能の偏り
    4.5
    天才とは、いったい何なのだろう。アインシュタインなどの非凡な才能の持ち主は、私たちが精神的な欠陥とみなす「脳の特異性」を持っていた。 オックスフォード英語大辞典は、天才を「並外れた知的能力や創造力その他の天賦の才」と定義している。この無駄のないシンプルな定義は、才能と弱点をあわせ持つことを明確にするのに役立つ。 あらゆる分野で平均以上の結果を残す天才に匹敵すると言っていい「ハイ・アチーバー」とよばれる人たちが存在する。彼らは努力によりその能力を開花させた人たちだ。そして、天才と同様の特徴を持っている。 「脳の特異性」にはさまざまな種類がある。本書では7つの特徴で分類した。 1.学び方の特異性(学習障害、読み書き障害) 2.注意力散漫(ADD、ADHD) 3.不安(不安障害、強迫性障害、パニック障害、恐怖症) 4.憂うつ(うつ病、気分変調症、不快気分) 5.気分の浮き沈み(双極性障害) 6.拡散的思考(シゾイドパーソナリティ障害、統合失調症) 7.関係性を持ちにくい(自閉症、アスペルガー症候群) この7つの特徴は、脳の特異性を持つ人々の大部分をカバーするものであり、才能とのかかわりも深い。 本書の目指すところは、天才と脳の特異性との相関関係を明らかにし、そのずば抜けた才能を育てサポートする家族や地域社会に助力することだ。弱点を補い、彼らの強みを最大限に活かす道を探る。
  • 「能力開発」の基本が身につく本
    -
    未開発の力が、あなたの中に大量に眠っている。それは能力全体の80%にも及ぶとされる。アインシュタインでさえ脳の半分は未使用だったといわれるほど、人間の潜在能力は巨大なのだ。そうした潜在能力は、ほぼ完成した形で出番を待っている。あとは能力に舞台を与え、必要なら少しあと押しする。それが能力開発である。すでに持っているものを活かすだけで、人生を望む方向に劇的に変えられるのだ。  だというのに、能力開発を敬遠する人がいる。松本幸夫氏が、講師をする研修会でも、「どうせ自分にはムリ」、「難しそう」などと、宝の山を前にしりごみをする人が見受けられる。  能力開発は、やさしく、誰にでもできるものだ。多大な努力や特殊な才能は要らない。能力開発を果たした人のめざましい活躍を見て、「才能を伸ばす才能」を感じているのだとしたら、そういう誤った先入観、固定観念をまず捨ててほしい。 本書では、最新の科学的方法から古来の体験的手法まで、必ず効果があがる能力開発法の定番を集大成し、だれでも実践できるように平易に解説した。松本氏が、実際に年間平均4000~5000人の方々に実行してもらって成果をあげてきたことばかりだから、保証つきだ。 「なあんだ、こんなことだったのか」と思わず手を打つ個所がいくつもあるだろう。一つ実践すれば二つ、三つと試したくなるにちがいない。自分なりのアレンジを加えるのもいい。たとえば集中力強化法を記憶術に応用することだって可能だ。 あなたはさまざまな「力」を求められ、欲しているだろう。語学力、資格力、実務力、話力、文章力、人脈力、情報力、問題解決力、企画力、行動力、統率力、論理力……。それらをバラバラに追いかけていたら、いくら時間があってもきりがない。 では、どうするか。基本を身につければいい。本書で述べる記憶、集中、学習など7つの基本力を開発すれば、個別の力はおもしろいようについてくるのだ。あらゆる能力開発法も、土台となるのは集中力だ。記憶術、速読術、勉強術……いや、短眠法や行動力ですら、集中とリラックスがうまくできなかったら、なかなか身についてくれない。ビジネスや勉強、人間関係で伸び悩んでいる人は、たいてい集中力の鍛錬をおろそかにしている人だといってよい。能力開発の基本中の基本であるこの集中力を、まず確実に身につけよう。  これからはますます「能力本位社会」になっていく。そんな、弱者に厳しく、強者に有利な時代を勝ち抜いていくために、本書を長く活用してほしい。
  • 配当成長株投資のすすめ 金融危機後の負の複利を避ける方法
    3.0
    「資金を殖やし、引き出して使うまでが投資です!」 投資の神髄とは、資産を増やすことではなく、資産をいつ、どのくらい引き出すか! 殖やした資産をいつ引き出し、どのように使うかまでを考えたポートフォリオの作り方! すべての投資の本質は投資した資金の回収してこそ! 独立系ファイナンシャルアドバイザーの視点 株式投資のインカムの増大は配当! 新ミレニアムの最初の10年、投資家は自らのポートフォリオを増大させ、またそこから資金を引き出す方法を吟味せざるを得なかった。 金融危機後の回復も、この問題を解決する必要性を和らげることはなかった。今世紀に起こったドットコムバブルと住宅バブルは、基本的な知恵や安定性を欠いた新たな「バブル」に取って代わられた。 だが、何十年にもわたり、投資家が見いださなければならない解を提供してくれる株式市場への取り組み方が存在していたのだ。配当成長株投資は市場のボラティリティを回避するのではなく、システマチックかつ機械的に、それを富を蓄積するうえでの敵ではなく、友とするのだ。そして、市場のボラティリティが持つ大きな影響を受けることなく、ポートフォリオから資金を引き出し、マイナスの複利と呼ばれる致命的な影響を回避することを可能とするのである。
  • 鋼のメンタルトレーダー ──しなやかさと対応力が身につく心理と生理機能の管理法
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    ストレスや挫折をバネにして、精神を防弾仕様にする! メンタルに問題を抱えるトレーダーの聖典 自分の生理状態を管理し、確実なことが何もない市場の無常と正しく付き合う  トレードとは素晴らしい見返りが期待できるやりがいのあるもの(仕事? 趣味?)である。しかし、トレードは精神的にも感情的にも大変厳しい場面に置かれることがよくある。高パフォーマンスの分野に携わる人すべてに言えることだが、ある技術を習得して戦い続けようとするのは自分自身との戦いにも真剣に取り組む必要があるということだ。当然、そのなかには自分の心や精神やメンタルと体を鍛えることも含まれている。  著者のスティーブ・ワードは過去15年間、パフォーマンスコーチとして世界中の大手有力投資銀行、ヘッジファンド、マネーマネジャー、CTA(商品投資顧問業者)、プロップトレード会社などの金融トレーダーや投資家を陰で支えてきた。彼は、顧客が持てる能力を最大限に発揮し、トレードや投資の良いときも悪いときも適切に舵取りをしながら、長期的に高パフォーマンスを維持していけるように手助けをしている。  あるとき、ヘッジファンドに勤める顧客の一人が言った。「これで防弾仕様のメンタルになれる」  メンタルが防弾仕様のトレーダーということは、経験と生物科学や心理科学の最新の洞察と実践哲学の最高の教えとプラグマティズムに基づいて、現実の市場やトレードの世界でどんな場面に遭遇しようとも、それにうまく対応できるようになれるということだ。  あらゆる分野の最新の知見を用いた本書は、ストレスや挫折に対処する方法や高パフォーマンスを上げていく方法を学んで、防弾トレーダーになりたい人には絶対に読まずにはいられない1冊と言える。  この本を読まずしてトレードするべからず!
  • 危険地帯の女
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    伝説の元プロゴルフプレーヤー・秋島慎一。彼は天性のバネを持つ木場を育て、世間を騒がせる逸材にまで育てたが、自らの手で殺してしまうことになる。木場の命を奪うことになった原因の謎の女を探しだし復讐を誓う。ゴルフレッスン場「アルバトロス」に謎の女が現れるという情報を元に手がかりを追いかける秋島は、元女子プロゴルファーの安田和美から怪しいと思われる9人の女性の情報を手に入れる。謎の女に近づくにつれ秋島にふりかかる暴力、錯綜する情報。そして最後に秋島が知った真実とは。
  • はじめてのタイ不動産投資
    完結
    4.0
    低額&手間要らずで投資できるタイ不動産! あなたも、海外にもうひとつ暮らせる場所を持ってみませんか? 本書では観光旅行先としてのみ捉えられがちなタイの不動産にスポットをあて、 その魅力や購入方法、投資手法についてさまざまな角度から取り上げています。 主な内容は以下のとおりです。 ◎タイという国が持つ魅力 ◎200万円台から購入できるタイの新築コンドミニアムの特徴 ◎タイのコンドミニアムの購入方法 ◎外国人が購入する場合の注意点 ◎タイ不動産におけるキャピタル&インカムゲインの狙い方について ◎物件価格の10%の資金で可能、プレビルド投資の解説 ◎バンコクとパタヤの最新不動産事情について ◎今後、発展が注目されるエリアをマップ付きで紹介 いずれも実践的かつ平易な内容です。 現地発信ならではの豊富な統計資料や画像を多数使用、タイ不動産の最新情報と その知られざる姿をあますところなく伝えています。 タイには日本人が生活しやすい環境が整っています。 また、物価の安さや親日的な国民性も兼ね備えています。 ですから、単なる投資先としてだけでなく、海外での生活の拠点としても 大きな魅力があります。 さらに、2015年に発足を控えたAEC(東南アジア経済共同体)に向けて、 そのハブになるであろうタイは、今後、さらなる経済的発展が期待されます。 タイ不動産への投資はそれ自体で完結ではありません。 タイという国につながりを持つ第一歩であり、さらにはほかの東南アジア諸国、 ひいては世界の国々を新しい視点で眺めることのできる拠点を獲得することでもあるのです。 これから海外不動産投資に取り組もうと思っている方、他国の不動産投資で 満足できなかった方、海外でのロングステイや移住を考えている方などに、 ぜひ読んでいただきたい1冊です。 バンコク大家 2011年3月の開設以来、50万PV超のブログ「タイ不動産購入ガイドバンコク大家」をベースに活動する情報ユニット。タイ(バンコク/パタヤ)の不動産情報を中心に、タイ生活に関する様々な情報を現地発信ならではの豊富な画像とともに紹介している。メンバーはカルナー音山(KarunaaOtoyama)、ナット寺沢(NatTerasawa)ほか、日本人とタイ人で構成。タイ人大家とも親交がある。東京や大阪で年に数回行われるセミナーは各回とも満席で、遠方からも多くの参加者がある。
  • 発想力強化書―集中力が発想を生む―
    -
    「アイデアが最近出ない」、「もっと集中力をつけたいな」、あるいは「どうしたら豊かな想像力で商品開発できるのだろうか」そんな疑問を持つ人もいるだろう。  人生で成功するには、よく運・鈍・根だという。しかし、100%運を良くする法というのはないようだ。もしあるなら、神仏は不要だろうし、第一、初詣でに行くような人はいないだろう。しかし、人は常に「もっと運を良くしたい」と、祈り、頼るのである。  あるいは、根気のない人が、一夜にしてコツコツと実行するタイプに変身もできない。  人生で確実に成功するには、頭脳開発していくことだと、松本幸夫氏は確信している。中でも、発想力の豊かな人は、今後サバイバルのできる人だといえよう。  そこで本書では、努力すればしただけの効果の出る、具体的な発想力の強化法について述べていく。ただし、発想するには集中力も欠かせない。又、集中して発想していくだけではロマンがない。大きな、人生を賭けるに値する夢をかなえていくような想像する力も必要だ。  発想力、集中力、想像力を柱にして、読むだけでもユニークで、豊かな発想の持ち主になれる方法を紹介していく。「これが同じ自分か」という、新鮮な驚きをあなたが抱かれるものだと確信している。  本書では、発想力の土台ともいうべき、基本的な考え方を述べていく。  発想というと、ただ量を出すことばかりに重きを置きがちだ。しかし、発想には三本の柱がある。また、どんな場所、いつ、状況はといった発想の出やすいTPOや、ストレスは一概に悪いものではなくて、適度なストレスは好ましいのだといったことも含めて、話を進めてみたい。まず、いかにして多くのアイデアを出すことができるか、発想のアウトプット方法について述べていく。発想力というのは、アウトプットしたものを選びとっていく力も含まれる。それは判断力であり、直観の要素もあるものだ。さらに、実行していかなくては、どんなにすばらしいアイデアを出しても価値は限りなくゼロに近付く。世の中には、グズグス病とでもいえる位に、物事を先延ばしにするような癖の人がいる。発想力を活用していくには、それはマイナスにしか働かない。いかにして即断即決、即実行の力を養っていくかについても述べていく。  また、発想のためには「集中力」や「想像力」も欠かせない。  本書を読み進めることで、あなたの発想力について抱いていたイメージは、ガラリと変わると信じている。
  • 破天荒な経営者たち ──8人の型破りなCEOが実現した桁外れの成功
    4.0
    配当を払わず、自社株を買いまくるアウトサイダーたち 非常識なことこそが優れたパフォーマンスを上げるコツ! 企業経営で非常識を貫いた破天荒な者たち 優れたCEO(最高経営責任者)とはどのような人たちなのだろうか。たいていの人は「業界に深く通じた経験豊富な経営者」のような定義を思い浮かべるだろう。あるいは、今日のいわゆる有名CEOの資質から、カリスマ性、巧みなコミュニケーション力、自信に満ちた経営スタイルなどを挙げるかもしれない。しかし、企業経営で本当に大事なことは何なのだろうか。何をもってCEOの並外れたパフォーマンスと言えるのだろうか。それは、株主の長期リターンである。 本書は直観には反するが爽快な1冊だ。著者は、成功した投資家としての知恵を駆使して8つの会社とその経営者を細かく分析し、そのパフォーマンスを明らかにしている。本書で紹介する8人の個性的なCEOの会社は、株価の平均リターンがS&P500のそれを20倍以上上回っている。つまり、8人にそれぞれに1万ドルを投資していれば、25年後にはそれが150万ドルに増えたことになる。彼らの名前は知らなくても、彼らの会社は聞いたことがあるだろう――ゼネラル・シネマ、ラルストン・ピュリーナ、ワシントン・ポスト、バークシャー・ハサウェイ、ゼネラル・ダイナミクス、キャピタル・シティーズ・ブロードキャスティング、TCI、テレダイン。本書は、個性的なリーダーたちがこれほど桁外れのパフォーマンスを上げる助けとなった特徴と手法――彼らの一貫性と執ようなまでの合理性――を紹介していく。 「アウトサイダー(破天荒な者)」たちは謙虚で、気取らず、だいたいは質素で、ウォール街やマスコミを避け、新しい流行の経営方法には手を出さない。その代わりに、彼らには彼ら自身と彼らの会社を成功路線に乗せるための共通した特徴がある。収益や売り上げ成長率ではなく、1株当たりの価値を上げることにレーザー光線のように集中すること、資本と人材を配分する並外れた才能があること、報告利益ではなくキャッシュフローが企業の長期的な価値を決めるという信念を持っていることなどである。 長年にわたる調査と経験に基づいて、著者は会社を経営したい人やそこに投資して桁外れの利益を上げたい人たちに、驚くべき物語と、そこから得られる教訓と、素晴らしい選択肢を披露している。
  • 話ベタでも10分、ラクに話せる85のルール
    -
    本書は、明るい気持ちでうまく話せるコツをたくさん集めたものだ。 「話すのは気が重い」「本当は発言したくないんだけど」という人に読んでほしい。スーッと心身が軽くなり、びっくりするほどうまくしゃべれるようになる。  松本幸夫氏は、極度のあがり症だった。話術以前に、しゃべること自体が嫌いだった。当時の松本氏より話ベタな人は、読者に一人もいないはずだ。  松本氏は、貧しい家に生まれたから人一倍お金持ちになりたいと思い、努力した。そして気づいた。うまく話そうとするから、うまく話せない。自分なりに話せばいいと思えば、あがることなく、内容や気持ちを過不足なく伝えられるようになる。 現在、松本氏は、会社の研修講師として、毎日のように日本のどこかで人前に立って話している。それができるのは、相手に余計な神経を使わなくなったからだ。「無神経ほど強いものはない」と勝海舟が『氷川清話』で言った通りなのだ。 スキルや技術は重要ではない。「こうすればラクな気持ちで話せる」というポイントを知ることだ。そうなれば「絶対口ごもる」と思い込んでいても、最初の一言がサッと出るだろうし、十分間は話が続く。そこまで流れができれば、あとは大丈夫。 社会生活では、同じ相手と何度も会話することになる。言い負かしては、あとがやっかい。その場だけとりつくろっても、化けの皮がはがれる。「自分なりに」が一番なのだ。 研修で接する人の中には、感心するほどリラックスして話す人がたくさんいる。松本氏は、勝手に「昔は話ベタだったんだろうな。だからうまくなれたんだ」と憶測し、自分の「話し方ルールブック」に1行、その人のいい点をメモする。そうして、そのメモが、1冊の本になるくらいたまり、まとめたのが本書だ。  会議やプレゼン、面接、スピーチ、セミナーなど人前で話すのが「嫌だなあ」と思う時、30秒程ですぐ克服できるようなコツを選んで、紹介している。例えば、人間は「心身一如」だ。心を整えるには体を整えればよく、体を変えるには心を変えることから入る。だから、心理的な要素がからむ血や気、重心を下げるには、体をジャンプさせればいいのだ。  大勢の人の前で話す時のコツは、松本氏の講師体験から抜き出し、コラムとしてつけ加えた。自分に向きそうなものから試してみよう。話術で重装備した弁舌より、力の抜けた自然体で話すほうが、自分も相手もラクなことを実感できるだろう。
  • 話ベタを7日間で克服する本
    -
    会議の席で、手をあげようかどうしようか迷って、結局「まあ、いいか」と何もいわずにすませてしまう。ところが、自分と同じ意見を他の人がいい、周囲からほめられる。「なんだ、発言しとけばよかった」と思っても後の祭り……。こんな苦い悔しい思いをしたことはないだろうか? あるいは、スピーチするにしても、友人同士の問では会話が弾むのに、人前に出たとたんにあがってしまい、シドロモドロ。そもそも、出だしに何を話したらいいのかがわからない。ジョークをいって笑わせるような欧米人式がスマートでいいのか、まじめにあいさつしたほうがいいのか……。冷や汗は出るし、震えるし、何を話したのか覚えてもいない。そんな体験はないだろうか? 現代は“スピーチ・プレゼンテーションの時代”といわれている。仕事・ビジネスにおいていくら商品力・サービス力が備わっていても、それを正しく伝達する能力がないと、100のものも60や70にしか伝わらない。仮に、他社が商品力やサービス力で劣っていても、80をそのまま80伝えたら、顧客はそちらを選ぶことになる。 これは商品だけでなく、あなたのパフォーマンスに置き換えてみても同じで、プレゼン能力のある人は、他から「能力がある」と認められ、人生すべてにおいて成功するチャンスが拡大する。  10年くらい前と比べると、日本人のスピーチは上手になってきている。以前はスピーチの実習でも震えてしまって話ができないとか、極端にアガってしまって、シドロモドロという人がかなりいたものだが、最近は研修でも、「この人はうまいな」という人が数多くいる。そもそも話す機会が増えたことや、テレビなどで上手な人のスピーチを観る機会が多くなったということもあるのだろう。  ただ、どんなに上手な人でも「アガル」ことはあるし、レベルそのものは上がっても 「100%満点」という人はそう多くないのも事実だ。  口ベタはもう克服できない、生まれつきだから仕方がないなどとあきらめてしまっていないだろうか?  話し方(伝達・発表・表現力)には基本的なルールというものがあり、これを知っていたなら、同じ時間で大きな成果が得られる。スピーチであれば、もう決して「口ベタで話したいことの半分も伝わらない」などということはなくなる。  話ベタで困っている人に、実践して7日間で克服できる本書は、まさに最適だ。 スピーチやプレゼンの細かな状況も想定しているから、読んですぐに仕事にも活用でき、その効果が実感できるはず。もしも本当に、本書をじっくり読んで実践したなら、あなたは“セミプロ級”の話し手に必ず変身できるだろうし、中には、本当に“プロ級”になる人も出てくるはずだ。
  • ハワイで元気に赤ちゃんを産もう! ──妊娠・出産を南の島で快適にする方法
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    「ハワイ出産」のすべてのプロセスが分かります!  「ハワイで出産」は、今や一部の芸能人の特権ではなく、多くの普通のお母さんが体験している、出産の選択肢のひとつです。  出産前の大切な時期を南の島でリラックスしながら、高い医療水準で安心して出産。そして、生まれた子供はアメリカ国籍を取得・・・メリットいっぱいの「ハワイ出産」を、実際の体験談をもとに具体的に案内します。  「出発前に日本でやっておくこと」「現地での生活のポイント」「出産後の各種書類の手続き」「ミドルネームのつけ方」「実際の体験者の出産費用例」・・・などなど、これ一冊で「ハワイ出産」のすべてのプロセスが分かる、究極のマニュアルブックです!
  • ハンター・シッチーのポーカー分析 ノーリミットホールデム3つの要
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    本書はアメリカでポーカープロとして結果を出し続ける一方で、多くのプレイヤーのコーチをしている著者が、ポーカーテーブルで勝ち組になるために必要な思考法を解説している。  著者はポーカースノーウィ(PokerSnowie)の分析結果やGTO(Game Theory Optimal、ゲーム理論最適)プレイをベースとし、相手のミスにつけ込みながら、逆に搾取されてしまうことはないプレイを提唱する。  本書の構成は3つに分かれている。 ◆ ポーカーテーブルで必要な数字 ◆ プリフロップのプレイ ◆ ポストフロップのプレイ  実践的な例を用いてハンドを評価するためのフレームワークを紹介しながら勝てるプレイを解説し、$2/$5のプレイヤーが3カ月の学習で$5/$10のテーブルで勝てるようになることを目指す。  ツールを駆使した戦略を手に入れて、あなたのプレイをバージョンアップしよう。本書の戦略を実践すれば、多くのライブプレイヤーたちをカモにできるだろう。勝ち続けるポーカープレイヤーの道へ踏み出そう!
  • 般若心経願望実現パワー 五大力を実践する成功術
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    松本幸夫氏は、「般若心経」を「般若真行」と主張することにしたい。  どうしても「心経」というとお経のイメージが強くなる。  本書を、般若心経というお経の解説書だと思って手にした人は、残念ながら全く思惑はずれである。本書は、般若真行という実践書であり、活用の書である。 “真行”とは、真理を行ずることであり、真実、いつわりのない心で実践する、つまり“五大力”を行じることだ。  お経ではなく、経の内容の「実践」、「実行」こそが大切だという意味から「経」を「行」としても良いだろう。さらに、「中心」「心」という意味合いよりも深めた「真」の字であると理解してほしい。ここに“般若真行”が誕生したのだ。 21世紀に向けての万能のツール、奇跡の力を持つ神秘的な「行」、これこそが般若心経の正体だ。お経ではなく「行」であることをしっかりと覚えていただきたい。単なる文字でしかないという浅いとらえ方では、あなたは成功から遠くなる。 私たちは、願望を実現させたり、億万長者になったり、大成功者として歴史に名を刻んだりするのは簡単にできる。そのためには何をすべきか? それは、般若心経の実践によって可能だ。  21世紀は、「心」の時代だと説く人もいる。確かに、物質万能主義の時代はすでに過去のものになりつつある。そして、まさに「般若心経」こそは、私たちの「心」を解放してくれる武器ともいえよう。  本書では、単に「知識」としての般若心経に関してではなく、「実践」にウェートをおいたいわば“般若真行”とでも呼ぶべき内容について書いた。  松本氏が最も嫌うのは「解説者」である。そちらの方の適任者は、それこそいくらでもいるだろうし、私は解釈のプロではない。ただし実践家としてなら、本書を書く資格があると自負している。松本氏自身も読行の際、意味の上から息つぎをしたり、習わしでやっている読み方は、あえてしていない。棒読みでやっているし、好き勝手にリズムをつけている。その方が面白く、楽しく実践できるからだ。そして、意味の上で区切ったり、息つぎをしたり、昔からの読み方で読むのも構わない、要するに、自分の好きなスタイルで行なえばいい。それこそが、般若心経の世界であろう。人に左右されるのでなく、自分なりにスタイルを探し、実践することが重要だ。楽しみながらやろうではないか。 これから激動の21世紀に向けて、本書が必ず役に立つはずだ。
  • 般若心経100の成功法則 ──願望が実現する奇跡の五大力
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    「五大力」を実行するだけで、あなたは夢を現実のものとできる。  論理、言語、記憶を司る左脳に対して、感情、創造力、音楽を生み出す右脳は、潜在意識と密接な関係を持っている。そして、理論を超越している般若心経は「右脳開発」の最新兵器となる。面白いのは、2500年前の教えが現代の最新の武器となるということだ。  「ものを見る」と脳に映像化される。この「映像」「イメージ」が潜在意識活用には重要である。脳の中のスクリーンにハッキリとイメージされたなら、必ず潜在意識が現実のものになる。これは研究家の間でしばしば説かれている。例えば「別荘」、「ヨット」、「外車」などの物をイメージし続ければいいという。さらに、そこにいる自分の姿が映像化できたなら成功者となれる。  般若心経を「見る」ことは、この潜在意識活用とどんな関係があるのだろう? 「見経」とは、一字一句を読むのではない。全体を眺めるのである。般若心経の全文を縮小コピーして定期入れや財布にしまっておく。そして暇な時に、ただ眺めるのである。その時同時にあなたの欲しい物をイメージする。物だけをイメージするよりも、般若心経の全文を眺めながら行なうと効果は倍増する。もちろん、般若心経を眺めるだけでもいい。  般若心経をリズミカルに唱えることは右脳刺激になる。意味を考えずにただ眺める「見経」。りズミカルに唱えた般若心経を聞く「聞経」。これをバランス良く毎日くり返すのである。右脳開発そして潜在意識の活動に大変役立つのである。  右脳開発の特効薬、それが般若心経だ。  般若心経を読み、書き、黙読し、見る、聞くという五大力によって、クラスのリーダーになった少年がいる。彼は、般若心経を実践する前は、いわゆる「イジメ」をやられる側であった。しかし、毎日実践していくうちに、彼自身驚くほどに「人間改造」がなされた。それまでは青白く貧弱だった少年が、毎日五大力を行なっていたら、力に満ちあふれる「自信」ある人間になった。彼の変身のキーポイントは、般若心経五大力にあった。 ぜひ本書を読んで、あなたもぜひ実践して欲しい。 般若心経の効力を知っていただけでは何にもならない。その知識が実践、実行、行じられた時にこそツキが呼びこまれるのである。「実行せよ」これがたった一つの秘法だ。 運命は自由自在に変えられるし、ツキをどんどん呼びこむのも可能だ。そしてその方法は五大力として紹介した。あとは、あなたが実行するだけだ。 世界は理想郷へと一変するだろう。どのような願望も現実になる。本書がスタートとなる。
  • ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資
    4.0
    投資法や投資戦略を語った書物は数多くあるが、本書はそれらと一線を画するものである。バリュー投資の巨人エド・ヴァヘンハイム三世は、資本を守り、増やすために、実際の現場で用いられた投資手法や投資戦略を、自身がハーバード・ビジネス・スクールで学んだケースメソッドの手法を用いて描き出している。それらの投資は、彼が自分の会社グリーンヘイブン・アソシエイツ(エド・ヴァヘンハイムは同社の会長兼チーフファンドマネジャーであり、ウォール街で最も優れた投資家の1人とされ、現在およそ55億ドルを運用し、ヴァヘンハイム家、大学基金、引退したウォール街の重役たちや資産家などが顧客となっている)で行ったものである。 本書では、ウォール街の傑出した投資会社が採用する日々の投資手法や銘柄選択に触れられているだけでなく、卓越したファンドマネジャーによる調査・分析・モデル化、そして決断に至るプロセスをも知ることができる。市場の達人たちがどのようにして機をとらえ、富を生み出しているかを追い求めるだけでなく、実践の手引きとも呼べる本書では、人間の感情やプレッシャーや落胆など、時に目に見えない不確定要因やリスクを伴う取引から利益を獲得する好機を逃しかねない行動面にも踏み込んでいる。筆者は、投資にかかる自身の知恵を明らかにするだけでなく、巧みな挿話を通じて、ケーススタディに底通する要素を描き出し、偉大な成功の理由を浮き彫りにしている。この価値ある手引書は、即座に市場での競争優位を読者にもたらすであろう。なぜなら、ほかでは手に入らない情報を読者にもたらすからである。それは次のものである。 ・エリート投資家が間違った決断を下し、またそれにどのように対処したかというほかではほぼ語られることのない状況が分かりやすく説明されている。 ・伝統的な銘柄で構成される普通のポートフォリオで、いかなるレバレッジもかけずに年利18%もの超過収益を稼ぎだすための考え方や技術を伝えるべく、実用的な助言が示されている。 ・バリュー投資家として成功するために、筆者が用いる25の戦略と回避すべき落とし穴とが示されている。 本書でつづられている一連の知恵を目の当たりにすれば、経験豊富な投資家が日ごろ取り組んでいることが明らかとなるし、それは読者自身の投資戦略を改善させることになるであろう。
  • 売買システム入門 ──相場金融工学の考え方→作り方→評価法
    4.3
    本書では、高名なシステム開発者であるトゥーシャー・シャンデが、トレーディング上のニーズに即した「実際的な」システムの構築法を示している。 システムを構築・運用する手助けをするために、シャンデは基本原理から最新技術までをここで取り上げている。本書は見やすいように図表や数々の例を用いて、トレードの基本、新しいシステム、資金残高曲線分析、マネーマネジメント、データスクランブルなどについて、深く言及した日本初の投資書籍である。 簡潔かつ完璧な本書を読めば、基本概念から実際の運用までシステムデザインを作り上げる過程の複雑さがよく分かる。コンピューターを利用する投資家には必須の書籍である。
  • 「バカ?」と言われて大正解 ──非常識なアイディアを実現する
    4.0
    もし、あなたのアイデアや、何かを変えたいという考え、心の奥でひそかに温めてきた夢がバカバカしくてお話にならない、そんなことできるわけがないと誰かに言われたら……。おめでとう! いまや、あなたは世界を率いる革新家、変革の仕掛人、新時代を切り拓くリーダー、起業家、哲学者の仲間入りだ。
  • バックギャモン入門
    4.0
    完全情報・不確定ゲームの醍醐味! バックギャモンは西洋すごろくとも言われ、2人のプレーヤーがサイコロの出目に合わせて自分の駒を進め、早くすべての駒をゴールさせたほうの勝ちというシンプルルールです。ルールさえ覚えれば、大人も子どもも、3億人以上いると言われる世界中のプレーヤーと楽しむことができるのです。 しかし、シンプルなゲームだからこそ、奥が深く、より戦略的になります。 バックギャモンは、将棋やチェスのようにプレーヤーが同じ情報を持つ「完全ゲーム」でありながら、サイコロを使うため「不確定ゲーム」でもあります。どのゲームにおいても、強いプレーヤーが勝つのは同じ。しかし、そこに“運”という要素が加わることで、よりゲーム性が増してきます。運が良ければ、まったくの初心者が世界的プレーヤーに勝つことだってあるのです。 しかし、それは単発の勝負のみで起こること。経験を重ねていけば、運だけではどうにもならないことに気づきます。プレーヤーは常に、目の前の局面を分析し、不確定な要素を考慮しつつ、今後考え得るメリットとリスクを分析して最善策を模索していく。そうやって、自分の力で勝利を引き寄せるのです。 これは、人生でもビジネスでも求められるスキルです。目の前に起こることを冷静に理解し、柔軟に対応していく。そんな思考法を鍛える手段として、バックギャモンを部活動として取り入れている学校もあります。将棋や囲碁のような、知的ゲームとして愛されているのです。 本書は、「バックギャモンって何?」という方も、本をとじてすぐ始められるように、基本的解説からスタートしています。そして、何を指針に駒を動かすのか、どういうリスクが考えられるのか、など順を追って解説していきます。 世界王者を輩出している日本のバックギャモン業界が、新たな猛者の登場を待っています。
  • バックランドのウイッチクラフト完全ガイド
    4.5
    本書は、ウイッカになるためのすべてを学ぶことができるガイドブックです。ウイッカの信仰や魔術について知りたいと考える読者のため、1986年に初版が発行され、それ以来ずっとロングセラーとなっています。  本書では意図的に、どの宗派にも偏らない儀式を1つのお手本として書いています。読者が、この儀式を利用して古い宗教を実感し、それぞれのニーズに合わせて作り変えることができます。  そして、ウイッカ信仰はカヴン(グループ)でもソロでもできます。それぞれに長所と短所はあります。たとえば、一般的にソロだと融通はききますが魔術的なパワーは限られたものになりますし、カヴンには才能の蓄積があるので、占星術やヒーリング等、各専門家がいていつでもアドバイスを求められます。ソロのウイッカは自分の身一つで活動するので、用心し慎重に分析し考えなければなりませんが、反対に周囲との不調和や混乱もなく、自分の考えをまとめられます。  また、本書は15のレッスンで構成されています。各レッスンでは、写真やイラストをふんだんに用いながら、ウイッカの儀式や信仰、歴史や伝統はもちろん、必要なツールや衣装、魔術や占い、ハーバリズム(薬草学)、瞑想、ヒーリング、チャネリング、夢解釈、祝祭の祝い方、カヴンの作り方、ソロでの行動などを、具体的かつ総合的に解説しています。そして、各レッスンの末尾には練習問題と理解度テストがあり、学んだ知識やスキルをブラッシュアップすることができます。これらに取り組むことで、よりいっそう理解を深めてください。  これからウイッカを志す方々はもちろん、カヴンでもソロでも、道を極めたいと考えるウイッカの必携書といえるでしょう。
  • バナナ王サミュエル・ザムライ伝 ロシア系ユダヤ人がニューオーリンズでグローバルビジネスを生み出した
    -
    世界初の真のグローバル企業のひとつユナイテッド・フルーツの発展と衰退  1891年に14歳でアメリカにたどり着いたとき、サミュエル・ザムライ、通称サムは、のっぽでひょろりとした一文なしの少年だった。それから69年後、ニューオーリンズ一番の豪邸で亡くなったときには、世界で最も裕福な、最強の権力を握る男のひとりになっていた。  サムは、果物師、バナナの運び屋、やり手の商売人、中央アメリカ地峡のプランテーションのオーナーと、さまざまな仕事をしてきた。絶頂期には、世界初のグローバル企業ユナイテッド・フルーツに立ち向かい、打ち勝って社長となり、電話一本で歴史の流れを変えられる重要人物となった。  サムの生涯は、アメリカが機会に満ちた国であると示す証拠でもあるが、醜いアメリカ人の古典的な例でもある。自分たちの冒険のために他国を手荒く扱う海賊企業――ラテンアメリカの人々が「ヤンキーは、家へ帰れ!」と声高に叫ぶとき、頭にあるのはサムのような人間だった。  リッチ・コーエンによる魅力あふれる歴史評伝である本書を読めば、サムが不屈の精神を持つ起業家であり、政界の隠れた実力者であり、資本主義の革命家であることがわかる。「エル・アミーゴ」「グリンゴ」、あるいは、たんに「Z」として知られるこのバナナマンの生涯は、この100年間語られることのなかった偉大な物語のひとつだ。  斑点だらけの腐ったバナナ以外何もないところから、サムは広大な帝国を築きあげた。それは、バナナ・カウボーイや傭兵部隊、ホンジュラスの小作農やCIAの諜報部員、アメリカの政治家たちの世界にまたがる大帝国だ。  サムはグローバルビジネスの先駆者であり、英雄だ。ニューオーリンズの埠頭で奮闘したかと思えば、中央アメリカの政府を転覆させ、稀代のポピュリズム政治家ヒューイ・ロングと反目したかと思えば、合衆国政府の重鎮ダレス兄弟と手を結ぶ。そして、ついにはイスラエル建国の影の立役者となった。  サムの生涯は、アメリカンドリームを体現している。本書をとおして、アメリカがアメリカたるゆえん、「アメリカの世紀」を象徴する物語をぜひ堪能してほしい。
  • バフェットからの手紙【第8版】 ──世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社
    5.0
    世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社 日米で超ロングセラー バークシャーとアメリカ経済の歴史がわかる バフェット自身の声でバフェットがわかる唯一の本 日米で超ロングセラーの『バフェットからの手紙』第8版がついに登場! バフェットとローレンス・カニンガム教授との歴史的な出会いによって生まれた、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーとバークシャー・ハサウェイ社の哲学の集大成! 「バフェットが最も多くのサインをした本」との称号を与えられた本書は、まさにその内容も人気も寿命も永遠である。大局的で、分かりやすくバフェットやバークシャー・ハサウェイの考えや哲学をまとめた本書を読むたびに新しい発見がある! これからバフェットを知ろうと思う読者も、バフェットをよく知る読者も、バフェットの実績に圧倒されるばかりの読者も、分野別にカニンガム教授が要約・整理したバフェットの含蓄ある「株主への手紙」を文章を読めば、本書以外では絶対に知ることのできないバフェットやマンガーの深遠な知見に接することができるだろう。 ■編集部より 2021年1月に発売した本書の前著は「第5版」でしたが、著者のカニンガム博士から、「第1版の前に2つの版を刊行しており、今回のは実質、第8版である」との要請を受けたので、今回のを「第8版」としました。
  • バフェットからの手紙 [第4版]
  • バフェットからの手紙 [第3版] ──世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社
    3.3
    投資に値する会社こそ、21世紀に生き残る!20世紀最高の投資家が明かす成長し続ける会社の経営、経営者の資質、企業統治、会計・財務とは。「経営者」「ベンチャー起業家」「就職希望者」「IPO」のバイブル。
  • バフェットからの手紙 第5版
    4.0
    日米で超ロングセラーの『バフェットからの手紙』第5版がついに登場! バフェットとローレンス・カニンガム教授との歴史的な出会いによって生まれた、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーとバークシャー・ハサウェイ社の哲学の集大成! 「バフェットが最も多くのサインをした本」との称号を与えられた本書は、まさにその内容も人気も寿命も永遠である。大局的で、分かりやすくバフェットやバークシャー・ハサウェイの考えや哲学をまとめた本書を読むたびに新しい発見がある! これからバフェットを知ろうと思う読者も、バフェットをよく知る読者も、バフェットの実績に圧倒されるばかりの読者も、分野別にカニンガム教授が要約・整理したバフェットの含蓄ある「株主への手紙」を文章を読めば、本書以外では絶対に知ることのできないバフェットやマンガーの深遠な知見に接することができるだろう。
  • バフェット合衆国 ──世界最強企業バークシャー・ハサウェイの舞台裏
    完結
    3.0
    ウォーレン・バフェットの投資哲学は伝説になるほど有名だが、バークシャー・ハサウェイの経営者たちについて知る人は少ない。本書で著者は、バークシャーの成功に貢献してきた取締役やCEO(最高経営責任者)の素顔に迫り、彼らひとりひとりが若いころにどのようにして今の道を選んだのか、仕事を通じて何を得たのか、身につけたスキルはどのようなものだったのか、そして、いかにして世界で最もダイナミックなコングロマリットの一員になったのかについて、ページを追うごとに興味深いエピソードとともに読者に明らかにされる。
  • バフェットとマンガーによる株主総会実況中継 バークシャー・ハサウェイから投資に必要な知恵のすべてを学んだ
    4.0
    バフェットとマンガーの頭の中を文字化! バフェットとマンガーはバークシャー・ハサウェイの株主総会で何を語り、何を伝えたのか ようこそ、資本家のウッドストックへ、バークシャー・ハサウェイ大学へ、そして週末のMBAへ  このような投資本が今まであっただろうか? たぶん、なかっただろう!  本書は、32年に及ぶバークシャー・ハサウェイの年次総会でウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーが株主たちに言ったり、株主からの質問に答えた教訓や知恵や投資戦略について、ダニエル・ペコーとコーリー・レンの著者たちがまとめたものである。  あなたが言い尽くされた古い投資の理論を探しているのなら、本屋にあふれる何百冊もの投資本を読んでほしい。しかし、投資に真剣に向き合い、本当に信頼に足る投資本をあなたが探しているのなら、本書以上にもう探す必要はない!  バフェットとマンガーによる、時代を超えた寛大で陽気で皮肉たっぷりの知恵が詰まった本書は、あなたが真面目な投資家であるならばあるほど、もうページをめくる手を止められないだろう。  バフェットとマンガーを世界で最も偉大な投資家の2人にした、良い面と悪い面から見る両方からの考え方や戦略や意思決定について、彼らのユニークな発言や深遠な洞察とともにぜひ自分の血肉としてほしい。  本書では以下のような株主総会の再現実況中継と、投資の永遠の真理を得ることができるだろう。 ●バフェットとマンガーがある特定の会社を購入し、それを保有し続ける理由 ●バフェットとマンガーの価値投資哲学の中核となる信条 ●マンガー独特の言い回しと的を射た痛烈なウイット ●現代ポートフォリオ理論(MPT)のような「人口に膾炙した戦略」に対する2人の異常なまでの嫌悪感 ●バークシャー・ハサウェイの年次会議が「週末のMBA」と呼ばれる理由
  • バフェットの重要投資案件20 1957-2014
    -
    現代の一流ポートフォリオマネジャーが、バフェットが投資した企業の当時のデータを現代の視点で徹底検証! バフェットは何をどう分析して投資をしてきたのか? 1950年代以降、ウォーレン・バフェットと彼のパートナーたちは、20世紀の流れを作ってきた最も利益率が高い会社のいくつかに出資してきた。しかし、彼らはそれが正しい投資先だということを、どのようにして知ったのだろうか。前途有望な会社を探すために、何に注目したのだろうか。そして、何をどう分析すれば、彼らと同じような投資ができるのだろうか。 本書は、長年、投資の成功パターンを探してきたバフェット信奉者への贈り物とも言える1冊で、バフェットの長期投資のポートフォリオを詳細に分析している。 経験豊富な投資家のイェフェイ・ルーは、バフェットが1958年に投資したサンボーン・マップ・カンパニーを手始めに、シーズキャンディーズ、ワシントン・ポスト、ガイコ、コカ・コーラ、USエア、ウェルズ・ファーゴ、IBMなど全部で20の主な投資先を検証している。 彼は、バフェットの投資組合時代の手紙や内部書類、年次報告書、第三者の資料、そのほかの独自の情報を使って、バフェット特有のタイミングや直感、外部情報の活用、投資後の行動などについて正確に指摘し、そのなかで、すべての投資家がさまざまな会社(大規模、小規模、国内、国外を問わず)への投資でまねができるかどうかを考えている。 この充実した年代記は、世界の出来事やアメリカの株式市場の変動なども考慮したうえで、バフェットの最も重要な特性は彼の幅広い専門性かもしれないと推測している。
  • バリュー株トレーディング ――レンジ相場で勝つ
    4.0
    今後数十年間のアメリカ株は、新高値を付けたかと思えば数年来の安値に落ち込むなど、ジェットコースターのような激しい乱高下を繰り返すだろう。こうした激しい動きはまだ過去の事実にはなっていないが、18年に及ぶ長期の大強気相場が2000年に終了したあとを受けて、これからトレンドのない長いレンジ相場が続くのは間違いないだろう。こうした変動の大きいレンジ相場で相応の利益を手にするのは、それにふさわしい投資戦略を持っている投資家だけである。 この厳しい投資の現実をだれよりもよく理解しているのは、優れたファンドマネジャー兼投資教育家、そして著述家でもあるビタリー・カツェネルソンであろう。 彼は本書のなかで、前の強気相場で大きな利益を上げた従来のファンダメンタルズ手法に磨きをかけ、レンジ相場向けに改良したアクティブなバリュー投資法をあますところなく公開している。この本はちまたにあふれている単なるバリュー投資の解説書ではない。前の強気相場の名残である高水準のPERが続く厳しい投資環境のなかで、多くの投資家がリターンと資金の喪失に悩んでいるとき、本書は相応の利益を手にするための深い洞察とタイムリーな投資テクニックが盛り込まれた実践的な指南書となるだろう。 本書の第1部では、過去200年にわたる米国株式市場のヒストリカルな推移とパフォーマンスを分析し、長期の強気相場・弱気相場・レンジ相場をもたらした要因を検証している。続いてそうした長期相場を支配していた人間の心理、現在の米国株式市場が長期のレンジ相場に突入した可能性、このレンジ相場がどれくらい続くのか――といったことが詳細に検討されている。 そして第2部ではこうした現実を踏まえて、われわれ投資家はどのように対処すべきかという戦略が述べられている。具体的には優良企業の条件とその株式を適正な価格で購入するための方法、すなわち現在のレンジ相場に適切に対処するためのアクティブなバリュー投資の実践法が明らかにされている。こうしたアプローチのベースとなるのが、企業の質・成長・評価という3つの条件の分析である。 そして最後の仕上げとして、優良企業の株式の買いと売りの方法、それを成功させるためのリスクと分散投資の考え方に焦点が当てられている。
  • バリュー投資アイデアマニュアル ──得意分野を見極めるための戦略の宝庫
    3.5
    「あなたの性格に合ったバリュー投資法」を探せ! プチバフェットになるための金鉱を掘り当てる! 本書の内容とは……。 ・最低条件を満たす20以上の投資アイデアを検証し、独自のランク付けによって3~5つの最も魅力的なアイデアに絞り込むための方法 ・バリュー投資の魔術師が安くて良い株を探すためのさまざまな方法――例えば、ベンジャミン・グレアムの「しけモク」戦略やジョエル・グリーンブラットの「魔法の公式」など ・そのほかのテクニック――隠れた資産を持つ会社への投資、小型株や超小型株投資、イベントドリブン投資、スタブ株投資、外国でのバリュー投資など ・そのほかのたくさんのアイデア 本書のテーマである素晴らしいアイデアは、投資の活力の元である。これを読んで、利益につながる新しい独自のバリュー投資のアイデアを生み出す方法を学んでほしい。
  • バリュー投資達人への道 ――幸福を呼び込む複利のメンタルモデル
    -
    複利は投資も人生も劇的に変える! バリュー投資と東洋哲学の奇跡のコラボレーション! 東洋思考を取り入れた複利的投資本決定版 読書は、投資も人生も人間関係も成功に導く「聖杯」 お金持ちにはお金持ちになるになるだけの理由があった!  バリュー投資は株式市場で成功するためだけの「システム」ではない。これは、世界をより深く理解するための知的なツールにもなり得るものである。バリュー投資家のゴータム・ベイドは、本書でバリュー投資に関する実践的な手法と自己修養とビジネスの知識と、幅広い読書から得た知恵を組み合わせて、バリュー投資と投資哲学の総合的な融合に成功している。  ベイドは、時の試練に耐え、今なお有効な教えを残してくれた卓越した先人たちの戦略と知恵を統合し、投資や人生の教訓から導き出した包括的な指針を作り上げた。この指針には、ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー、ベンジャミン・グレアムといった偉大な投資家だけでなく、哲学者や学者や東洋の大人たちのエッセンスが凝縮されているので、この1冊で何百冊も本を読んだ知識が得られるだろう。また、ビジネスや投資や意思決定といった分野における偉人たちの実践的な手法を紹介するとともに、これらのアイデアをバリュー投資だけでなく人生に応用すれば、その成果や報酬は複利的に膨れ上がることも示している。  本書は、バリュー投資における規律を称賛するとともに、ベイドの個人的な経験を振り返りながら、最高の投資は自分自身への投資に尽きるという考えを実証してみせた。投資にかかわるすべての人たちや、人生や対人関係で実践的な知恵を求めている読者に、本書は大きな気づきとブレイクスルーをもたらしてくれるだろう。
  • バリュー投資の教科書 ──良いビジネスを安く買い、高く売るための分析手法
    5.0
    安く買えて、高く売れる銘柄の見つけ方を大きく4つのポイントに分けて解説する。決算書のどこに注目すれば“地雷”を踏まずにすむかを解説し、「良いビジネスを見つける」ための定性分析と、「安く買う」ための定量分析について詳説。また、決算書(有価証券報告書)のみで定性分析を行う手法などを解説するほか、マーケットの“潮流(市況がいいのか、悪いのか)”が把握できる簡単な方法を紹介する。
  • バーンスタインのデイトレード実践
    3.7
    現在のマーケットはボラティリティが高く、デイトレーダーにとってパーフェクトな環境といえる。ちゃぶついたマーケットが何百という機会を毎日提供してくれる。さらに、高性能のコンピューターが開発され、今ではフロアトレーダーだけでなく、だれもがデイトレードを行うことができる。 それでも、デイトレーダーとして成功するには、正しい標的を見極め、慎重に狙いを定め、適切なタイミングに行動を起こすスキルと規律が必要である。トレーダーとして30年間経験を積んできたジェーク・バーンスタインは本書のなかで、読者を成功に導く戦略、心理的ヒント、その他多数の手法を紹介している。本書は入門書ではなく(初心者は、前著『バーンスタインのデイトレード入門』から読むことをお勧めする)、マーケットやトレードの基本についてある程度理解し、プロフェッショナルトレーダーか、あるいはトレーダーとして独立を目指す方々を対象としている。次のレベルに進む方法、マーケットを理解する方法、そしてデイトレーダーの心理について詳しく説明している。本書を読めば、トレーダーとして成功するための機能的で心理的なツールを開発するのに大いに役立つだろう。 本書では、デイトレーディングの「アート(芸術)」面を紹介している。深く考えずに1つのシステムだけに従うのではなく、各自のトレーディングスタイルにベストフィットさせるために5、6種類のシステムを組み合わせ、自分なりのトレーディングシステムを作り上げる方法を説明している。前著発表後のマーケットの変動を考慮し、本書は以下のように構成されている。 デイトレード手法についての概要――1つの章で1つの手法(30分ブレイクアウト、サヤ取りなど)について説明 読者がマーケットのトレンドを正しく予測できるように、数学的な分析と公式を記載 「外科的な」タイミングでマーケットに参入したり撤退できるように、大引けと寄り付きの戦略を紹介 読者が規律と根気を身につけるのに役立つルール――デイトレーダーとして成功するのに必要な行動ツール 成功を目指すデイトレーダーのルール――勝利を収めるためのガイドライン 損失リスクの管理方法 現在、S&P500先物、Tボンド、通貨など、さまざまなマーケットにデイトレーディングの機会がある。しかし、このチャンスをつかむのは、スキルを身につけ、優れたシステムを持ち、実践を積んだトレーダーだけなのだ。このハイリスク・ハイリターンのゲームにだれでも勝てるわけではない。損失はすぐに膨れ上がってしまう。本書は、デイトレーダーとその志望者の両方に対して、さまざまなリスクの対処方法を解説している。マーケットをどのように理解するか、その理解に基づいて効果的なツールをどのように開発するか、精度の高いそのツールをどのように使用するか、ということを教えてくれる。
  • バーンスタインのデイトレード入門
    3.0
    デイトレーディングを完全にマスターしたいと思うならば、達人のもとに行くとよい。その達人とは、本書の著者、ジェイク・バーンスタインのことである。テンポの速いデイトレーディングの世界について、実践で役立つ案内をしてくれる。初心者でもベテランでも、一読の価値があるこの本を読めば、新たな境地が見えてくるだろう。行動が速く、損益も大きく、ボラティリティが高い――そんな90年代、投資資金はますます増大した。バーンスタインは、デイトレーディング特有のさまざまなトレーディングシステム、分析手法、タイミング指標を分類している。これらをうまく組み合わせれば、読者もリスクを最小限にして、利益を最大限にすることができるだろう。100を超える図表とチャートを使用し、明快で簡潔に分かりやすく説明している。そのため、バーンスタインの提案と洞察には非常に説得力がある。この高名なトレーダーは、「投資家から投資家へ」のメッセージとして読者に語りかけている。本書の内容とは、 ●デイトレーディングを始める方法 ●移動平均、ストキャスティックス、ギャップなど、重要なデイトレーディングのツールの分析方法 ●ワイルダーのRSI、日中のモメンタムなど、読者にプラスとなる効果的な指標の使用方法 ●デイトレーディングのパフォーマンスを向上させるための典型的なチャートの使用方法 ●S&P、Tボンド、通貨など、アクティブなマーケットにおけるデイトレーディング特有のオシレーターの適用方法 ●大きな値動きをとらえるための季節性や決定的瞬間(CTOD)指標の使用方法 さらに読者は、デイトレーダーとして成功するのに必要な資質が自分にあるのかどうか、ということを判断できる。そして資質がない場合は、それをどのように身につけるかということも詳しく書かれている。一言でいうと、海千山千のデイトレーダーになりたいとか、デイトレーダーとして少しでも多くの利益を上げたいとか、これからデイトレーダーとしての人生を切り開きたいと思っている方は、この本をおいてほかに役立つ本はないだろう。 「私は、先物トレーダーや株式トレーダーとして25年間の経験を積んできた。私がそこで得た知識を皆さんも身につけたいと考えるなら、本書を読むことをお勧めする。本書は、皆さんを教育し、指導し、支援し、物事を解説し、成功への道を照らすだろう」――ジェイク・バーンスタイン
  • バーンスタインのトレーダー入門 ――30日間で経済的自立を目指す実践的速成講座
    完結
    5.0
    ヘッジファンドマネジャー、プロのトレーダー、マネーマネジャーが公表してほしくなかった秘訣が満載! 30日間で経済的に自立したトレーダーになる! 世界のマーケットの構造と性質はこの30年間に大きく変わった。われわれはもはやバラバラな経済国家ではなく、複雑で相互依存的に絡まり合った世界に住んでいる。こうした状況の下でマーケットの日々のボラティリティはかなり大きくなり、われわれトレーダーに大きな利益のチャンスを与える一方で、大きな損失のリスクも突き付けている。トレーダー兼アナリスト、そしてトレーダーの教育者として35年以上にわたるキャリアを持つジェイク・バーンスタインは、こうした現在のマーケットに適切に対処する方法を教えてくれる。彼は正しいトレーディングツールと高いモチベーションがあれば、だれでもコンスタントに利益を出せるトレーダーになれると信じている。 22章から構成される本書のトレーディングの授業は、先物や株式などあらゆるマーケットで利益を上げられる実践的な速成投資講座である。ここで紹介されているセットアップ、トリガー、フォロースルーというトレーディングの3つの基本条件(プロセス)をベースとするバーンスタインのトレード手法は、そのルールを正しく順守すれば、トレーダーにコンスタントな利益をもたらすだろう。また異なるマーケットやタイムフレームなど、3つのレベルにおける分散投資の必要性、どのような優れたトレーディングシステムやトレード手法を使おうとも、トレードの成否を決定するのはそのトレーダーの心理と行動、そして規律であるというのも貴重なアドバイスである。 トレーディングによる経済的自立を手にするうえで、経済学やファイナンスなどの専門知識や学位は不要である。必要なものは正しい決定を下す意思力、それを順守する規律と行動力である。本書ではその具体的な方法をはじめ、今日のダイナミックなマーケットで成功するための分析と行動のスキル習得法についても詳述されている。
  • Python3ではじめるシステムトレード【第2版】 ――環境構築と売買戦略
    -
    読者待望の第2版! より理解しやすく実践的にパワーアップ ネットワーク上にあるデータソースから金融経済関連のデータをダウンロードし、そのデータの特徴を理解し、投資・取引戦略を構築する。その際にPythonというプログラミング言語と統計的手法を用いてデータを客観的に分析し、安定した収益を実現する取引戦略を構築する。また、学習に用いたソースコードを公開することで、だれでも卓上で分析結果を再現できるようにする。これらが本書の特徴であり、目的である。 データ分析に用いるPythonでの最大の特徴は人びとの思考能力を鍛えるということに尽きる。人まねではない独自の戦略のみが利益を上げる。 日足のデータを用いてデータ分析の基礎を統計学を通して学ぶ。トレンドの発生を客観的に理解する力を統計学から得る。そのつぎにあゆみ値を用いたデータ分析と取引戦略の構築方法について理解する。トレンドの発生のメカニズムとリスク管理の重要性を実感するためである。 第2版となる本書では、Pythonの特徴がさらに生かされている。特定のソースコードでは初版の20倍近いスピードを達成している。 さらに初版で読者から寄せられた質問に説明を加えた。また、意見や勉強会でのやりとりは余すことなく第2版に生かされている。また、マーケットメイクの仕組みを基にした取引戦略のバックテストを2つ追加した。 今回新しく追加した第17章でランダムウォークと機械学習について、深層学習、主成分分析、大偏差原理を比較した。特に大偏差原理の議論を明確にするために初版では用いなかったmove1とmove2という表現を本書では導入した。これはトレンドの発生を理解するのに役にたつ。ソースコードはGitHubに公開している。 本書で学べること! ● Jupyter Notebookの導入からPythonの利用方法 ● 株価・為替・経済などのデータの入手方法と分析手法 ● 時系列分析の処理と統計的手法(自己回帰モデル、モンテカルロ手法など) ● あゆみ値の本質と価格形成のメカニズム ● 高頻度取引の世界におけるマーケットメイクの仕組み 詳しくは16ページ「1.2 本書の構成」を参照
  • Python3ではじめるシステムトレード ──環境構築と売買戦略
    3.0
    高頻度取引HFTへの入り口 無料プラットフォームと豊富なソースコードを使え! ネットワーク上にあるデータベースから金融経済関連のデータをダウンロードし、 そのデータの特徴を理解する。そして投資・取引戦略を構築するための知恵を身に着ける。 その際にPythonプログラム言語を学び、統計的手法を用いデータ分析の客観性の向上し、安定した収益を実現する取引戦略の構築を試みてみよう。 また、学習に用いたプログラムコードを公開することで、だれでも卓上で分析結果を再現できるようにする。これらが本書の特徴であり、目的である。 本書ではPython3を使用する。理由は簡単だ。Google・microsoft、そしてトヨタなどの企業が投資しているプログラミング言語だからだ。活発な開発により利用環境は日増しによくなっている。 金融業界でも大手投資銀行などはPython3を用いて、高頻度取引を行っている。これは開発コストの低さ、処理速度の速さ、信頼度の高さを物語っている。 他のプログラム言語で挫折した経験を持つ人も多いだろう。それは無用の心配だ。トレーディングシステムの構築までの学習時間は驚くほど短い。 本書から開発の楽しさを知り、トレーディングへ活かしていただけることを願っている。
  • PineScriptだからできる自由自在の「高機能」チャート分析 ―― 一歩先行く「トレーディングビュー」の活用法
    -
    定型インジケーターからの卒業! 株式投資において欠かせない株価チャートやトレンドや相場の勢いを分析するインジケーター。だが、複数の移動平均線を表示したり、トレンドとオシレーター系を併用してポイントを探ったりといった、自分なりのアイデアを形にするには既存のインジケーターだけでは限界がある。 世界中で愛用されている高機能チャートソフト「TradingView」ならば、さまざまなインジケーターやストラテジーが搭載されているだけでなく、PineScriptという専用プログラムで簡単にカスタマイズ可能だ。さらに、世界の個人投資家によって公開されたアイデアをアレンジして使えば、オリジナルの売買戦略を近道で構築できる。 ただし、公開されているものはあくまで他者仕様。利用者の多いボリンジャーバンドも自分仕様にするには、その構造を知る必要がある。そこで本書ではプログラミング未経験者が始めやすいように、いきなり売買戦略を構築するのではなく、チャートに吹き出しを出したり、条件にあったタイミングでチャートの背景色を変えたり、インジケーターの計算足をしたりと基本的な記述方法を一歩ずつ解説していく。 PineScriptの構造を理解したあとは作成したインジケーターを使って、条件を満たしたうえでトレンド発生時のゴールデンクロスで買ったり、ローバンドを使ったトレイリングストップを書いたりと、より実践的な練習に進む。そして最後には“値幅”を指定して決済するストラテジーや“価格”を指定して決済するストラテジーのテンプレートをつくって、自分の条件に応用できるようにする。 作成したストラテジーの有効性もバックテストで簡単に確認できる。さらにスマホにアラートを通知させれば、そのタイミングを逃すこともない。 日本人による初のPineScriptの解説本となる本書は、TradingViewを利用者のみならず、株式投資の効率を図りたい方の必携書である。
  • パートナーの力――1人の限界を超えて成功するカギ
    -
    今あなたの傍に誰がいるか 仕事、家庭、あなたに関わる人が及ぼす驚くべき力とは 偉業を成し遂げた人や苦難を乗り越えて復活したスポーツ選手が、必ず口にする共通のセリフがある。「自分ひとりの力ではここまでやってこれなかった」「自分を支えてくれた人々のおかげだ」。誰もが聞いたことがあるセリフだが、抽象的で目に見えない。しかし目に見えない何かが、目に見える驚くべき結果を生み出したことは事実だ。それはいったいどんな力なのだろう。 本書はリーダーシップコーチングのエキスパートであり、1000万部を超えるベストセラー作家でもある心理学者ヘンリー・クラウドが、深い洞察力と最新脳科学研究の知見を得てまったく新しい概念を提案する。「限界を超えて成果を上げる方法」の大転換である。 従来のリーダーシップ研修や成功するためのノウハウ本では、自分を向上させること――能力を高める、知識を吸収する、克己心や忍耐力を養うなど自分に焦点を当てたものばかりだ。しかし自分だけでは限界があることが見落とされている。 本書はそれらとは視点を異にする。より高い成果を上げるためにフォーカスすべきは、自分ではなく「他者」である――これが本書の主旨だ。 誰かの一言で人生が変わった、困難な状況から抜け出せたという経験はないだろうか。本書では著者自身が、人生のさまざまな場面で「他者」によって助けられた経験を赤裸々に語っている。 成功する人と失敗する人とでは何が違うのか。能力?努力?イヤ、そのとき彼らの傍に誰がいたか?それが問題なのだ。成功した人たちを見てみると、彼らの傍には必ず誰かがいた。 ●マーク・ザッカーバーグにはスティーブ・ジョブズがいた(フェイスブック) ●ビル・ゲイツにはウォーレン・バフェットとエド・ロバーツがいた(マイクロソフト) ●ジャック・ニクラウスにはジャック・グラウトがいた(プロゴルファー) ●マイケル・ジョーダンにはフィル・ジャクソンがいた(プロバスケットボール選手) つまりあなたが成功するには、あなたの傍に誰がいるかが重要なのだ。その誰かとは第4ゾーンの関係でなければならない。そうでなければ悪影響を受け失敗する。心理学者である著者は人間関係を4つのゾーン(種類)に区分した。私たちはいつも必ずこのどれかにいると言う。そして私たちが居場所とすべきは第4ゾーンである。この第4ゾーンにおける人間関係が、あなたを後押しし、限界を超えさせる。 あなたが企業のトップでも組織のリーダーでも、どんな分野にいようとも「他者の偉大な力」を知り、それを生かすことができれば、どんどん上を目指していけるはずだ。
  • パーフェクト証券分析 ――株式投資でリターンを向上させるための基本ガイド
    -
    企業の本質的価値算出の最高の解説書! グレアムが教え、バフェットが学んだコロンビア大学流株式投資のススメ! 完璧な銘柄の選択法!  ウォール街では基本的に調査アナリストのトレーニングというものは存在せず、その結果、新人のアナリストは試行錯誤の苦難のプロセスを通じて自らの専門性を磨き上げなければならないという「厳しい試練」を強いられる。ソンキンとジョンソンは、この欠陥を補うために、投資のプロとしてのキャリアを歩み始めた者たちに向けた究極の「サバイバル」ガイドを著した。  サバイバルで最も重要な要素の1つが、恐怖を払いのけてくれる知識を充実させることである。そしてウォール街では、幸運は用意された心のみに宿るのだ。本書は学習のプロセスを早め、大学やMBA(経営学修士)の学生たちが就職面接で投資アイデアの提案をするにせよ、銘柄選択コンテストに参加するにせよ、成功するために必要となるエッジ(優位性)をもたらしてくれる。  また、ソンキンとジョンソンは考え方が柔軟で、経験豊富な投資のプロたちを居心地の良い場所から引っ張りだし、よく知られたコンセプトを考え直すよう挑発もしている。最も成功しているベテランでさえ、後輩のファンドマネジャーに出し抜かれることを心配しなければならない業界において、本書は最高投資責任者や調査部長に新しいツールを提供し、彼らの分析プロセスを引き締め、組織内のコミュニケーションと効率性を劇的な改善を可能にしてくれるだろう。  本書は、ファンドマネジャー、アナリスト、銀行家、企業経営者、セールスパーソン、学生たち、そして個人投資家に自らのパフォーマンスをより早く改善させる方法を伝える唯一の書である。つまり、本書は株式市場で勝つためには欠かせない基本ガイドである。
  • 【原典完訳】引き寄せの法則
    完結
    4.0
    「引き寄せの法則」とは「富を強く思えば富を、幸せを強く思えば幸せを引き寄せられる」というものです。 この考え方は20世紀前半に欧米の思想界の流れを大きく変え、ジョセフ・マーフィー、ナポレン・ヒル、デール・カーネギー、スティーブン・R・コヴィー、中村天風など、多くの思想家や成功者を生み出したともいわれます。 現在ではさまざまな成功者が実践し、その方法論を発表していますが、「引き寄せの法則」概念を世界に初めて紹介したのが、本書の著者ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンでした。 彼は1862年にボルチモアで生まれ、1894年に資格を得て弁護士として働き始めましたが、過労と過度のストレスから心身両面で健康を壊してしまいます。そんな彼が救いを求めて出会ったのが、ニューソートでした。ニューソートとは気持ちを明るく保つことによって運命が開けるという考え方で、現在の成功哲学や自己啓発の源流となったとも言われています。 本書の元となったのは、アトキンソンが1906年に発表した『ThoughtVibrationortheLawofAttractionintheThoughtWorld』です。中にはアトキンソン本人の手による2つの記事があわせて掲載されており、それらを含めてすべて省略することなく紹介するのは、本書が初めてになります。 アトキンソンが最も大切にしている信念の1つは「自立せよ」です。人に頼って生きようとする態度を何よりも嫌い、自分で自分の思考、感情をコントロールすることの重要性をストレートな言葉で示してくれます。 それは決して、ただ何もせずに祈っていれば状況がよくなるとか大金持ちになれるといった夢をかなえるようなものではありません。しかし、正しく理解し、実践できた者には成功を約束してくれるでしょう。アトキンソンが苦悩の末に手にした真理、「引き寄せる力」をあなたのものにしてください。
  • ひといちばい敏感な親たち 子育てとHSP気質
    -
    敏感すぎるHSP気質の親に向けた、日本初の解説書 子育ては、HSP(Highly Sensitive Person)気質の親にとって、ストレスの多い難しいものです。 たとえば、HSPの親はわが子に強く共鳴しがちで、子供たちに影響を与えるすべての問題について深く考え、強い思いを持って臨みます。非HSP以外の親にもまして子育てが「最も価値ある使命」になることが多いのです。 このため、子育てはHSPに独特のストレスをもたらします。しかし半面、こうしたHSPに特有の感受性は、親としての最も貴重な資質ともなり、子供とのより緊密で幸せな関係の構築にもつなげることができます。 本書の著者は、HSPの提唱者で世界中でベストセラーになった『The Higly Sensitive Person』(邦題『敏感すぎる私の活かし方』)の著者、エレイン・N・アーロン博士。本書では、自らの育児体験を踏まえながら、HSPの親ならではの子育ての注意点と対処法をアドバイス。 ・自らの感受性のレベルを確認するための「自己診断テスト」 ・子育て中の過度な刺激(音や動き回る子供)への対処方法 ・子育て中に起きるさまざまなネガティブな感情への対処法 ・子育てに伴う社会との関わりの増加と摩擦の管理 ・他の親との付き合い方 などなど、30年に及ぶ幅広いHSP研究と自身の経験に基づいた、HSPの親が自ら子育ての難題に対処するためのヒントが随所にあります。 HSP気質の親は素晴らしい親になる可能性があります。 中でも、著者が上げるHSPの4つの主要な側面「DOES」は、理想的な子育てに繋げられる特質でもあります。 ●処理の深さ(Depth of processing)※洞察力と情報を深く処理する能力を探求する強烈な欲求 ●刺激に敏感(Easily overstimulated) ●感情的な反応と共感(Emotional responsiveness and empathy) ●かすかな刺激によく気がつく(A greater awareness of subtle stimuli) 「感情を受け入れる」「感情を恥じない」「みんなと同じように自分にもできると信じる」「嫌な感情はいつまでもつづかないと信じる」「嫌な感情にはいずれ対処できるという希望を持つ」ことで、余裕をもって子育てに臨む。本書はそのための一冊です。
  • 人の心を強く引きつける技術 ──存在感を示し相手の印象に残る方法
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    「魅力的な人」にあなたもなれる! 存在感・力強さ・思いやりを惜しみなく発揮する知識とテクニックが満載 【本書のポイント】 ・人を引きつける力には「存在感」「力強さ」「思いやり」という3つの要素が欠かせな・い ・存在感を示すと、人は自分の話を聞いてもらい、敬意を払われ、大切に扱われたと感じる ・不安、不満、自己批判、自己不信があるのは正常で、誰もが経験することだと知っておく ・自分を印象づけようとするのではなく、相手の印象が自分に残るようにする ・力強さを表すには「大きなゴリラ」になり、動かないこと ・プレゼンテーションは短くて楽しめるものにする。それぞれの文の価値に注意する カリスマ的魅力は強力なツールなので、責任をもって使うこと 魅力は、使える魔法だ 想像してみてほしい──部屋に入った途端、その場にいる全員があなたに注目し、誰もがあなたの話を聞きたがり、あなたからの承認を求めている。そんな人生とは、一体どのようなものだろうか? 人を引きつける魅力をもつ人にとって、人生とは実際そういうものだ。その存在から誰もが影響を受ける。磁力に引きつけられるかのように人々が集まり、不思議なことに、その人の役に立つためならなんでもしたいと強く願う。 強運に守られた人生を送り、人よりも恋愛する機会にも多く恵まれ、収入も多いうえに、ストレスを味わうこともほとんどない。 人から好かれ、信頼され、導いてほしいとさえ思わせることができる。さらには、自分を部下として見られることも、リーダーに見せることも、自分のアイデアを採用させることも、プロジェクトを効率的に進めることも、思うがままだ。 人の心を引きつける力は、良くも悪くも、思いどおりに人を動かせる。つまり、世界を動かせるのだ。 自分もそんな人生を歩んでみたかった。世界は動かせなくとも、もっと人から慕われ、敬われ、まわりに良い影響を与えて、決して軽んじられることのない人間に生まれたかった……そう思った人に朗報がある。 人を引きつける力は、生まれつきの能力でもなければ、魔法のような資質でもない。人が人に引きつけられる仕組みを理解すれば、誰もが習得することのできるスキルだ。 本書では、人を引きつける力について科学的に学び、実社会ですぐに役立つ実践的な演習をする。試行錯誤は要らない。その力を高められることが実証された方法に直行だ。もちろん努力は必要だが、それは必ず報われる。 人を引きつける力は魔法ではないが、身につけた後には、まるで魔法のような効果を目にすることだろう。説得力をもって人に影響を与え、人を鼓舞し、カリスマ的な魅力を漂わせる。ただ歩いているだけで、人々が「あの人は誰?」と振り返る。 そんな人生に興味があれば、ぜひ本書を読み進めてほしい。 *本書は2013年、角川書店から『カリスマは誰でもなれる』として刊行されたものを新たに翻訳したものです。
  • 人はだれでもエンジニア 失敗はいかにして成功のもとになるか
    4.0
    システムエンジニア、WEBエンジニア、機械エンジニア、建築エンジニア、土木エンジニア……。専門職として引っ張りだこのエンジニア(技術者)の仕事はとても魅力的ですが、いざ勉強を始めようとしてもハードルが高く、何から始めてよいのかわからない方も多いでしょう。  でも、大丈夫! 本書の著者・ヘンリー・ペトロスキは、「エンジニアリングの考え方は、実は私たち人間の骨肉に内蔵されている」と言い、より高いビルを建て、より長い橋を架けようとするエンジニアリングは、人間の本性に発した営みだとしています。そして、豊富な事例を紹介しながら、奥深きエンジニアリングの世界を、機知に富んだ比喩を駆使し、丁寧に解説してくれます。  古くはピラミッドやカテドラル、そして鉄橋や吊橋、ホテルの空中歩廊、原子力発電所や洋上プラント、飛行機の墜落など、本書に登場するエンジニアリングの成果物は多岐にわたります。こどものおもちゃや洋食器、市営バスといった身近な事例も登場し、著者の並外れて幅広い知識と深い洞察力には、ただただ驚かされるばかりです。まさに縦横無尽で、ときに文学や童謡のなかに、そして偉人の金言のなかに、エンジニアリングにまつわる真理を堀りあて、専門的な概念や思想を噛みくだき、読者の疑問を解き明かしてくれるのです。  本書の原題である、“To engineer is human”は、To err is human(あやまつは人の常)という、よく知られた詩句をもじったものです。「エンジニアリングとは何か」、「エンジニアとは何をする人か」を理解するということは、「失敗はどのようにして起こるのか」、「失敗はどのようにして、成功以上に技術の進歩に役立つのか」を理解することなのです。「ドラマティックな失敗は、自信過剰と不注意の蔓延から起こり、そうした事故が起きてはじめて、より慎重であれということを、われわれはついに学ぶ」のです。エンジニアリングを理解する上の核心は、実は「失敗」にあるのです。  また、エンジニアリングを理解することは、素人の一般市民にとっても有用です。自然環境や社会環境に及ぼす影響の大きい巨大プロジェクトについて考える際の、道しるべになるからです。  著者は、こう警鐘をならします。――良識ある人間なら誰でも、同じ人間同士、誰かを故意に迫りくる危険にさらそうとは思わないが、技術的な創造物については、そこにどんな危険が潜んでいるかをときに過小評価したり、忘れたりしてしまうのだ――と。そうならないために、一般市民によるプロジェクトのチェックが大切なのです。  エンジニアやエンジニア志望者のみならず、あらゆる読者に向けてエンジニアリングの要諦を綴る古典的名著の世界を、ぜひご堪能あれ!
  • 百人百色の投資法 Vol.5
    3.0
    今回の第5弾で、100人の話は完結です。 この企画を始めようと思ったそもそものきっかけは「結果を出している人には、何か秘密があるに違いない」「結果を出している人には何か共通のものがあるはずだ」と仮説を証明するところにありました。 さまざまな資産運用のやり方がある中、株式投資とFX、不動産投資に絞って100人を選び、インタビューを敢行し、原稿にまとめる。当初は比較的簡単な作業ではないかと考えていましたが、100人インタビュー以外の仕事(書籍作り)を常に手がけながらであったこと、それなりのものを作るにはそれなりの時間が必要なことなど、気がついたら、ここにたどりつくまでには想像以上の時間がかかってしまいました。 ただ、幸いにも、インタビュー当時のやり方でトレードされている方がほとんどでしたから、その意味では、廃れる可能性の低い“普遍的な話”を紹介できたのではないかと思っています。 さて、冒頭の仮説はどうだったのか?あくまでもひとつの見解を述べるならば、「大きな秘密はなかった」と言えます。どういうことかというと、皆さん、何か特別なことをしているわけではなく、昔から語られているような王道的なことを取り入れてトレードしていただけだったからです。ただし、皆さん、自分の頭は使っていました。例えば、単純に移動平均線を使うのではなく、自分のトレード環境に合わせるように調整したり、何時間もチャートを見て値動きを研究したりなど、結果を残すための努力を惜しむようなことはしていませんでした。そこに秘密などはなく、あるのは当たり前のことを、当たり前に一生懸命やることだけだったのです。 そして、この投資に対する「飽くなき探究心」こそ、2つめの仮説にもつながる、結果を残している人に共通する要素だと考えられます。手法的な共通項(逆張りの場合は、欲張らずにスピード勝負に徹するとか、順張りの場合は、大きな流れに合わせて短い流れでタイミングを計るなど)はいくつか挙げられますが、なかでも「探究心」が一番の共通項だと思う理由は、探究心があるからこそ、トレードのクオリティも上がり、さらには、進化&深化も可能になると思ったからです。 トレードに限らず、努力の難しいところは、努力をしたからといって必ずしも結果が残らないことです。でも、結果を残している人たちは皆、努力をしてきたわけです。これが真理だと、インタビューを終え、あらためて感じています。 資産を構築する方法はトレードだけではありません。でも、もしも、トレードをもっと上達させて資産を増やしたいと思うならば、自分の頭で考えることを、研究することを、そして努力することをあきらめずに、力を蓄積してほしいと思います。 本シリーズが、読者の皆様の「何かのヒント」になれば幸いです。
  • 百人百色の投資法 Vol.4
    5.0
    【第4弾に登場する投資家20人】 【株式投資編】 藤本誠之 DAIBOUCHOU ランケン けむ。 ついてる仙人 2番煎じ 優利加 株で億の資産を築いた2ch株板住人 【FX編】 福寄儀寛 平野朋之 維新の介 Kiyo リーマンFX あおのり先生 UNI けんけん 【不動産投資編】 必殺大家人 岡本公男(ジェービル) 島居里至 富地大蔵
  • 百人百色の投資法 ──投資家100人が教えてくれたトレードアイデア集
    3.0
    永遠に稼ぎを約束するような「聖杯」はない。 だからこそ、我々トレーダーは複数のやり方を知っておいたほうが良い!
  • 百人百色の投資法 Vol.3
    3.0
    ◆大事なことは「結果」につながること世の中には、さまざまなジャンルに、さまざまなノウハウ(やり方)があります。 事実、投資(トレード)はもちろん、スポーツの世界にも、芸能関係の仕事にも、管理職にも営業職にも、ある種のやり方は存在しています。ここで、大事なのは、数あるノウハウの中で、自分にとって、どれが一番やりやすいかを把握しておくことです。例えば、サッカーで言えば、リオネル・メッシのようなドリブルで状況を切り裂くスタイル(やり方)が合っている人もいれば、往年のジーコのように絶妙のパスを出して、味方を活かすスタイル(やり方)が合っている人もいます。どのやり方も、それ自体は優れたものです。だからといって、メッシタイプの人がジーコタイプのスタイル(やり方)をやろうとしても、結果がついてくるかどうかは微妙です。その逆もまたしかりです。要は、ノウハウを生かすも殺すも使い手自身なのです。自分に合っていないものをやってみても、その効果を享受しにくいのです。このことは、投資(トレード)でも一緒です。一番に考えないといけないことは、自分の選んだやり方で結果が出るかどうかです。仮に、ほかの人がやっていて結果が出ていても、そのやり方で自分自身が結果を出せないのであれば、そのやり方は合っていないという結論にしかなりません。逆に、ほかの人にはこなせないけれども、自分にとっては結果が出しやすいというものであれば、それは「続ける価値のあるやり方だ」と結論できます。他人がどうこうではなく、自分自身にとって結果が出るやり方であるかどうかが、本来、最優先されるべきことなのです。◆気になるやり方があれば、ぜひ試してみてください本書(シリーズ)では、さまざまなタイプの投資家(トレーダー)さんたちから、さまざまなやり方や考え方などを聞いています。ノウハウ本ではありませんので、ひとつの手法を深く掘り下げた構成にはなっておりませんが、その代わり、いろいろなやり方や考え方にふれることはできると思います。 本シリーズで紹介しているものの中から、「あっ、これは自分に合っているかも」とか、「今使っている手法にこの考えをプラスしたら相乗効果が生まれるかも」と感じるものがあったら、積極的に試していただきたいのです。現在の手法をサポートするものとしてでも構いませんので、結果につながる何かを探してほしいと思います。そして、もしも、「自分に合っているかも」と試してみたところ、うまくいかなったときには、パラメータを変えたり、時間軸を変えたり、ほかの要素(例えばテクニカル等)を加えてみたりなど、皆さんなりのアレンジを足してみてください。自分の頭を使って、いろいろチャレンジしてみていただきたいと思います。それでもダメなら、やり方自体がダメなのではなく、単純に相性が悪かっただけだと思われますので、また違うやり方に目を向けていただければと思います。現在の手法をサポートする触媒として、本書をぜひお役立てください。
  • 百人百色の投資法 Vol.2 ──投資家100人が教えてくれたトレードアイデア集
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    ◆株式投資 ・avexfreak ~何かのきっかけで株価が動き出すタイミングを狙う~ ・ワタナベくん~セクシーボリンジャーで挑む株式投資~ ・naz ~キャッシュリッチな企業を安くなったら買う~ ・横山利香~とにかく勝つこと。ファンダメンタルで流れを見て、テクニカルでタイミングを計る~ ・平山修司~調べに調べ上げて成長する企業を見つける~ ・ロックオン~会計の知識を駆使しながら、安く仕込んで動くまで待つ~ ・キクチ~上場廃止銘柄と低PBR銘柄に注目し、噴き上がるまでひたすら待つ~ ・大内崇~Aという状況が得意なシステムとBという状況が得意なシステムを採用し、システムの強みを活かす~ ・くぼっち~高く買ってさらに高く売る。溜まったエネルギーが吹き出すときに仕掛ける「ジャンピングキャッチ」~ ◆FX ・バカラ村~他人の損切りを自分の利益にする~ ・だいぱぱ~建玉操作で損切りをしない~ ・アンディ~17時以降の「半値」に注目する~ ・ナッキー~増やした資産を減らさないように「待てる」仕組みを作る~ ・AIKA ~日足&4時間足&1時間足を見てシナリオを作ってから参戦~ ・田向宏行~移動平均線の「虹色」出現でトレード~ ・ぱなぱな~うまい人のマネをして利益を積み重ねていく~ ◆不動産 ・林志英~地方に絞った一棟もの投資~ ・石原博光~地方の高利回り物件がターゲット~ ・星野陽子~アドバイザーの力を借りながらハイレバレッジ投資で資産形成~ ・内藤忍~海外(アメリカやアジアの新興国など)の不動産に注目~
  • 漂流アメリカ 超大国の落日と希望を100の海図で読み解け
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    中間層の財政悪化はアメリカ≒世界を変える! 「鼻もちならないバカ野郎」(by イーロン・マスク)がアメリカの真の姿を暴いた! 変化か革命か ベストセラー作家でニューヨーク大学スターン・ビジネススクール教授のスコット・ギャロウェイが、アメリカの未来について、あらゆる角度から考察したのが本書である。 世界は、パンデミック後の未来について、真剣に考え始めたばかりである。アメリカは、左右の政治的な過激さが増し、大量離職時代が到来し、すべてのビジネスに影響を及ぼし始め、サプライチェーンの問題が企業の収益を圧迫するなか、困難な問題に次から次へと直面している。民主主義は守られるのか、そもそも民主主義は必要なものなのか? ビッグテックは人々の生活を良い方向に変えるのか、それとも悪い方向に導くのか? AIの進化は雇用を安定させるのか、もっと悪化させるのか? アメリカは建国以来、最大の岐路に立っている。今回の転機は、経済の仕組みを破壊し、豊かなアメリカの象徴だった中間層の財政基盤に劇的な影響を与えている。 本書は1945年から現代までを振り返り、アメリカがどうしてこの瀬戸際に立たされたかを詳しく説明している。第2次世界大戦、冷戦、ブラックマンデーやドットコムバブルやリーマンショックの経済危機、テクノロジーの発展、根強い白人家父長制度、パンデミックの社会経済的影響などが、今日の最強度の嵐を発生させた。100枚のチャートでアメリカの過去80年の歴史を丸裸にしている一方で、アメリカの現状である、オンラインデート、出生率の低下、最低賃金、変化するアメリカンドリームなど幅広い話題を取り上げながら、著者独自の認識・見解・解決策も示している。 新しい世界で急速に進行する激しい変化に対応するために、アメリカは何をする必要があるのだろうか。今のアメリカは20年後の日本と言われるなかで、日本人にも大いに参考になるトピックが満載されている!
  • 疲労に対する魔法の公式 ──エネルギー=運動+タイミング
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    ひとりひとりに合わせたエナジャイズプログラム 睡眠専門医&スポーツインストラクターから学ぶ 「もう疲れたよ……」から「さあ、やるぞ!」に変える あなただけの理想の運動・睡眠プランの作り方 本書は睡眠専門医のブレウス博士がインストラクターのステイシーから運動のしかたを学び、ステイシーがブレウス博士から眠り方のアドバイスを受けたことをきっかけに、2人の共著で執筆された。 ブレウス博士は出張続きで消耗しているのに毎週3回5キロのランニングを続けたあげく、心臓発作で倒れてしまった。ステイシーは朝型なのに、夜のパーティへ出かけるが友人たちと楽しめず、悩んでいた。 代謝が速い・遅いといった代謝タイプと、朝型・夜型などの睡眠タイプは遺伝で決まっている。ところが、本書の著者たちを含め、自分のタイプに合わないスケジュールと生活習慣のせいで、いつも疲れていたり病気になったりする人がじつに多いのだ。 体を動かすタイミングは毎日5回5分ずつ、ストレッチやジャンプ、バランスなど自分のタイプに合った運動をするのが一番エネルギーを増強する。また、朝型は午後に短い睡眠をとることで、夜の人づきあいを楽しめるようになる。 2人の専門家が協力し合い、科学的根拠に基づいた革新的なウェルネスプログラムを作り上げた。ひとりひとりに合ったやり方を導き出し、活動するために必要なエネルギーを増やし、元気に幸せに生きる方法を伝授することに成功した。 第1部で、簡単なクイズに答えて自分の睡眠タイプ(ライオン、オオカミ、クマ、イルカ)と代謝タイプ(ファスト、ミディアム、スロー)を知り、さらにエネルギーと休息、食事や運動、感情との関係について学ぶ。 第2部では、第1部でわかった、自分の睡眠タイプ×代謝タイプに当てはまる章から読み始めよう 自分に合った毎日5分×5回の運動、起床時刻とベッドに入る時間、断続的断食など、わかりやすく、実行しやすいプログラムが提供される。自分と同じタイプの人のケーススタディを読み、著者2人のアドバイスの「ひとこと」に励まされ、あなたもきっと次の月曜日からプログラムをスタートしたくなるだろう。続けられるだろうかと心配することはない。やってみれば、本当にシンプルで楽しいものだから。 4週間後には驚くほどのエネルギーが湧き、幸せを感じ、永久に疲労を撃退しているだろう。自分のDNAに従って眠り、動き、食べていれば、自然にエネルギーが増え、自信と力がみなぎってくる!
  • ビジネス・スキルズ ベーシック会話術
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    会話の上手な人は、会社の中では人に好かれ、ビジネスでも「影響力」をもつようになってゆく。話し方ひとつで、上司も部下も、同僚やメンバー達も、さらに社外の取引先までも、すべてを「動かす」ことができる。  もちろん、人を動かすような「説得力」や「雄弁術」の前に、知っておかなくてはいけないこともたくさんある。それは、「言ってはいけない」言葉であったり、「してはいけない」話し方であったりして「タブー」のようなことがある。あるいは、「こうしたほうが良い」という基本的なコミュニケーション術で見ると、「正しい聞き方」も欠かせない。 「してはいけない」ことと、「こうしたほうが良い」「するべき」会話のスキルがわかっていて、それを日々の会話の中に活用したなら、必ず身についてゆくものだ。  例えば、「雄弁家」の特徴としてもう一つ挙げられるのは、「感情」に訴えるのがうまい点だ。つらかったこと、悲しかったことを切々と訴えて、人の涙を誘う。また、嬉しい時には、打って変わって破顔一笑。周囲の心を和ませる。また、「好かれる人」は、人当たりが良いもの。その理由にはスマイルもあり、態度や物腰のやわらかさもある。しかし、それに加えて話し方が違う。中でも、ものごとを依頼する時も含めて、相手に「質問形で話す」のが大きな特徴。あなたが人に好かれたいのなら、ぜひ質問形を多く使ってみよう。  上司であれば、部下に対して「このレポート頼むよ!」と強く言える立場ではあるでしょう。しかし、いつも命令調では「ソフトな」感じが出ない。時には「木曜までにできるかな?」、「この分量で大丈夫?」などと質問形を混ぜるようにすると、相手の立場も考えた良い上司になれる。電話でも、いきなり会話を始めるのではなく、「今、いい?」とちょっと質問形にするだけで、相手は良い印象をもつ。  喜怒哀楽は誰でも持っている感情。だが、多くの人は、感情を表に出す話し方をあまりしていない。まずは、日常の会話の中で、今よりももっと感情移入してみよう。楽しい話ならもっと楽しそうに。悲しければ、周囲の涙を誘うくらいに、もっと悲しそうに話してみよう。 そして、「雄弁家」には、一朝一夕ではなれないが、リハーサルの繰り返しで、あなたは必ず雄弁家になれる。 松本幸夫氏は、人前で話すことを仕事にしている「プロ」。あなたも本書を読んで、その「コツ」さえわかって繰り返してゆけば、必ずプロ級の会話が身につく。一日でプロにはなれないから、欠かすことのできない基本の会話を、本書で完全にマスターしていこう。  さらに「プロ」になるためのスキルも解説しているので、実行さえしたなら、必ず応用の会話も身につくだろう。
  • 敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術
    4.0
    生きづらさから自らを解き放て 少しのことにも動揺してしまい、周囲から神経質、臆病、引っ込み思案と思われている。この本は、そんな敏感すぎるHSP(The Highly Sensitive Person=とても敏感な人)のために書かれています。 一見、不安や危険があふれ、強さや明確な自己主張、機転が必要とされる現代。そんな時代の中で、過敏で繊細な人びとは生きにくさを感じがちです。 しかし、実はそんなHSPの中に、天賦の才能に恵まれた特別な人が存在しています。あなたやその仲間である彼らが、「繊細すぎる自分」に自らが傷つくことなく、周囲の人たちから理解を得ながら、より良く生活していくためには、どのように考え行動するといいのでしょうか。 自身もまたHSPである著者が、幸せになるためのアプローチを、さまざまな研究や体験を元に紹介します。 まず「自己診断」で自分のHSP度をはかり、一緒に対策を考えましょう。 原題:The Highly Sensitive Person: How to Thrive When the World Overwhelms You ※本書は『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(講談社、2000年)(SBクリエイティブ、2008年)の改訳版です
  • ピット・ブル
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    チャンピオン・トレーダーに上り詰めたギャンブラーが語る実録「カジノ・ウォール街」「ラスベガス」から「ウォール街」に戦場を変えた男の成功物語 チャンピオン・トレーダー、マーティン・“バジー”・シュワルツの世界にようこそ。 ウォール街という戦場に挑むハガネの精神と鋭い直感を兼ね備えた男に与えられた称号は、ピット・ブル。ベストの中のベストと言われ、トップドッグたちにも恐れられている真のチャンピオン・トレーダー、シュワルツが初めて公開するそのテクニック。チャンピオンの座を獲得したトレーダーが初めて明かした回想録。数百万ドルを一人で稼ぎ出すトレーダーの物語がここにある。 強いエネルギーと独特のスタイルで書き上げられたこの作品には、シュワルツがたどった成功への道が詳しく記されている。アメリカ証券取引所でオプションのデイ・トレーダーとしてスタートを切り、S&P指数先物で巨額な富を築き上げる。そして、自らのヘッジファンドを設立し、世界のビッグドッグたちと戦うための投資資金を海外の投資家からかき集める。湾岸戦争勃発の夜、たった一人でマーケットに立ち向かい、1日で120万ドルを手にする。数々の教訓をシュワルツは大きな代償を払って、相場という巨大な大衆心理の集まりから学んできた。最高のトレーダーのシュワルツが自ら学んだ数々のことを、相場に携わっている人々、また関心のある人たちに公開する。 瞬時に変わり行く相場の世界に生きている者たちは、その真相を口にはしたがらない。壮絶なプレッシャーと戦い、常に決断を迫られるトレーダーたちに休む暇はない。しかし、今、『バロンズ』誌が「ベストの中のベスト」と称するマーティン・シュワルツがその全貌を明かにする。戦火の中で素早く行動を取るシュワルツの一つ一つの動きから、読者は多くを学ぶことになる。 シュワルツが生き抜いてきた金融市場から学んだ教訓が17章にまとめられている。その中から、シュワルツの行動、姿勢、それに戦略を肌で感じることができるだろう。実践でシュワルツが使うテクニックやトレーディング用法を「シュワルツの売買テクニック」の章で解説している。 これから相場に取り組んで行く人、ウォール街の仕組みとそこに生きるトレーダーに興味がある人、もしくは成功を収める人間のスタイルとパターンを知りたい人には、この『ピット・ブル』は必携の書物である
  • 苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則
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    古代ギリシャでは、人生の苦難を不屈の努力と気力で克服するためにストア哲学が生まれた。 これらはけっして教室や書斎で生まれたものではない。 人生という過酷な戦場から得られた教訓の集大成なのである。 それは時代を超えて私たちに語りかけてくる。 哲学は賢人たちのものではなく、不安や緊張だらけの現代に生きる私たちにこそ必要なものなのだ。哲学的にものごとを見れば、不満や障壁は有効なツールへと変身する。 かつて世界史上もっとも栄えた帝国を率いた皇帝マルクス・アウレリウスはこう言った。 “障壁は動きを加速させる。道に立ちふさがるものこそが、新たな道となる” 障壁を(ネガティブなものではなく)、ステップアップの踏み台にしてしまうのだ。それを越えればもっと強くなれる。 本書には困難を乗り越えた偉人たちが数多く登場する。 吃音に苦しんだトーマス・ジェファーソン(アメリカ独立宣言を起草) うつ病と闘いながら幾多の苦境を耐え抜いたリンカーン、 大恐慌の混乱のなかで成功の礎を築いた石油王ロックフェラー ほかにも発明王エジソン、身体が弱かったルーズベルト、スティーブ・ジョブズ、バラク・オバマ、シリコンバレーの起業家等々、時代を超えた先人の英知に学び、偉業をなしとげた人物ばかりだ。 また差別という逆境を乗り越え、偉大な人間として成長した人々もいる。 終身刑の冤罪を着せられた黒人ボクサーのルービン・カーター(映画「ハリケーン」でも知られる)や、多くの名言を残したテニスプレイヤーのアーサー・アッシュなどだ。 現代人は敵対するものがなくなった代わりに、心の緊張を抱え、 仕事のストレスに悩むようになった。 うまくいかない原因は、上司や経済や政治家のせいにしたり、 自分はだめな奴だと決めつけて、その結果何もしない。 でも、本当の原因は一つしかない。自分の考え方や態度だ。 一方で、生まれ持った知性や才能や幸運以上に、逆境をバネに飛躍する人たちもいる。 その成否を分ける違いとはなんだろうか? 本書は、私たちが人生で遭遇する逆境を乗り越えるための金言にあふれている。 それはストア派の哲人にとどまらず、その英知に感化された国の指導者や経営者であったりする。 もしあなたがやる気を喪失し、自分の将来に不安を抱えているなら。 あるいは些細なことに悩み、心が挫折しそうなら、 本書を読むことで、ネガティブな状況の背後にあるプラスの側面を発見でき 新たな人生の道筋が見えてくるはずだ。
  • ファクター投資入門
    4.0
    超合理的な株式投資を目指す人のために! 個人投資家にもできるファクター投資の教科書! 長期投資家の必携書!  本書は、超合理的な株式投資を目指す人のために、株式投資における「ファクター」の考え方や使い方を、個人投資家にも実践可能なものとして解説したものである。本書では少なくとも2つの重要なことを行っている。1つ目は、どのファクターが有効なのかどうかを理解するために、極めて実用的な水先案内人になっていること。2つ目は、それほど特殊な知識を持たない読者でもファクター投資を実践できるように指南していることで、これこそが類書には見られない本書の特徴であり、著者たちの並々ならぬ実力が示されていると言っても過言ではない。  まず、検討に値するファクターたるには以下の5つのテストを通過しなければならない。 ●持続性(長期間にわたり、異なる経済体制下でも有効である) ●普遍性(あらゆる国、地域、セクター、アセットクラスで有効である) ●安定性(どのような定義でも有効である) ●投資可能性(机上のみならず、取引コストなど実践するときの検討事項を考慮したあとでも有効である) ●合理的な説明(そのプレミアムとそれが存続する理由をリスクや行動に基づいて、合理的に説明することができる)  そのうえで、上の5つの要件を満たす7つのファクター(㈰市場ベータ、㈪サイズ、㈫バリュー、㈬モメンタム、㈭収益性・クオリティ、㈮ターム、㈯キャリー)に関する研究をまとめ上げている。  ファクター投資の神髄は、過去の栄光ではなく、将来の素晴らしいリターンである。バーキンとスウェドローが有益なクオンツ手法の1つを用いて市場に打ち勝ちたいと考えているすべての投資家のために本書を著した。ファクターを用いた投資には着実な実績がある。難解な専門用語や数式を用いることなく、それを見事に説明している本書は、長期的な視点での投資に興味を持つすべての投資家が一度は読んでおくべき1冊である。

最近チェックした本