国内小説作品一覧
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 少女のもとに届いた一通の殺人予告状。桜田署の刑事である内海幸人は彼女の父親から警護を頼まれる。 クリスマス当日、降誕劇でついに起こった殺人事件。犯人はだれなのか。 なぜ被害者は殺されなければならなかったのか。内海がたどり着いた悲しい真実とは・・・。 【目次】 手紙 有栖川麗華 クリスマスイヴ 天使は死す 第三の事件 悪意 逮捕 表と裏 一年前 救い 【著者紹介】 木之本さつき(キノモトサツキ) 1996年生まれ。会社員を経て現在はライターとして活動中。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 悲恋で幕を下ろした人魚姫の物語。 しかし残された姉たちにとっては終わりではありませんでした。 憎い王子への恨みは増すばかり。 彼女たちは数百年かけて怨みをはらすために人生をかけはじめるのです。 【目次】 プロローグ 一 転生した人魚姫 二 呪われた空 三 王子の恋 四 マリアの愛 五 再生誕 六 ロザリナの場合 七 ユリアナの場合 八 ステファニーの場合 九 テレサの場合 十 サラの場合 十一 テレジアの場合 エピローグ 【著者紹介】 天音(ソラ) 最近のマイブームは米麹
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-【書籍説明】 『無職』って最高だよね!(!?)タダ飯食って、親のすねをかじって生きていこう!!(!!?) え……?ぼくは、フリーターですよ、それがなにか? どうもゆっちん先生です。 小説で前書きで語ることなんてないんだよお!!さっさとよめえ!!おもしろいことを保証してやる!!(保証してあげます) 【目次】 第一話『人類無職計画』 第一話『人類無職計画』その2 第一話『人類無職計画』その3 第一話『人類無職計画』その4 第一話『人類無職計画』その5 第一話『人類無職計画』その6 第一話『人類無職計画』その7 【著者紹介】 ゆっちん先生(ユッチンセンセイ) 最近スマホゲーをやっていなくて、かわりにユーチューブ依存症になっている人。 本当は本依存症になりたいけど、買ってきたその日に全部読んでしまうので、残らないから依存できない。 でも、本当に本は大好き。 まあ、じゃなきゃ小説家なんて目指さないもんね(笑)
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 元教師の小巻は八年前、学校で起きた事件の責任をとり辞職、その後日本を飛び出す。 叔母の泣き落としで帰国することになったのだが、そこで待っていたのは自分を裏切った男、かつての教え子だった。 【目次】 一章 帰国 二章 最悪の再会 三章 忘れられない過去 四章 意外な結末 五章 憎らしいけど 六章 ふたつの決戦 七章 ラストダンスにはさせない 【著者紹介】 天音(ソラ) 最近のマイブームは米麹
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5.0さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 僕はスペースコロニーに住んでいる16歳の学生だ。ある日中央管理局の学習マシーンから「惑星リーランドについて調査せよ」という指示が出た。 課題は僕だけ他のやつらと違う内容なんだけど、丁度僕は惑星リーランドで採れるレアメタルコインが欲しいと思っていた。それで、惑星リーランドまで行くことに決めた。 途中で黒ずくめの男に追跡されたり、やっと会えた語り部の老人からは「本当に真実が知りたいか?」と聞かれたり、不思議なことばかりだ。なぜなのか? 【目次】 プロローグ☆スペースコロニーの少年 第1章☆黒ずくめの男 第2章☆ライト博士 第3章☆都市リランディア 第4章☆リーランドジュニア エピローグ☆レアメタルコイン 惑星リーランド後日譚☆第10回宇宙帆船レース 【著者紹介】 星野☆明美(ホシノアケミ) 熊本大学教育学部卒 「小説家になろう」で主にSF小説の投稿をしている。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 「俺は今日からここに籠城することにしまーす」 そう言って、同棲中の“彼”はあっさりと仕事を辞めて、こたつに引きこもってしまった。 そんな彼を“私”は「こたつむり」と命名した。 頑固で、影響されやすく、おまけに子どもっぽいダメニートの彼と そんな彼でも受け入れてしまうアラサーデリヘルドライバーの私との こたつを出してから仕舞うまでのほっこり物語。 【目次】 こたつを出した。 おばあさんを助けた。 ジャズを聴いた。 途中下車した。 「人間失格」を買った。 パニック障害になった。 厄年が去った。 こたつを仕舞った。 【著者紹介】 椎名晴(シーナハル) 1993年、広島県生まれ。フリーカメラマン。落語とカープと駅伝をこよなく愛する引きこもり。本作でデビュー。
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5.0さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 この物語は、犬を飼っている人に読んで欲しい。 犬を飼っている私たち人間と、その人に関係する人たち、愛すべき犬たちとの暮らし。 命というものは、産まれた瞬間に終わりがあるということも考えなくてはいけないということ。それを踏まえて、一つの命と一緒に生きて行くということ。 それだけは忘れないで下さい。 そんな思いと気持ちを込めて書きました。最後迄読んだ後に、あなたの中に何か新しいものが芽生えますように。 【著者紹介】 Mlka(ミカ) 口下手で話すのが苦手。文章を書くのが好き。動物とロックとドクロとゆるキャラが好き。
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-【書籍説明】 人は誰しもが誰かに好かれたくて、愛されたい。 特に自分の高校生活をかえりみると、恋愛という2文字はとても大きく、彼氏、彼女がいるということが一つのステータスだった。 けれどこの世は不平等である。 だれしもが漫画のようなドラマのような主人公にはなれなくて、そんな恋愛もできなくて、モヤモヤしている。 そんな陽があたらない部分の少年たちを切り取ってみたい。 【目次】 はじめに 危機からはじまる1年 きっかけはどこにでも落ちている 決意表明はトイレの中で 一人ぼっちのヒーロー バラバラ やっぱり一人はさびしい 一人より三人 ヒーロー大作戦 ヒーローになるのも大変なんです 周りの目はどうでもいい 雨の中の晴れ間 ヒーローは見た目も大事 馬子にも衣裳 ファッション誌は宝物 ヒーローは周りがほっとかない ヒーロー宣言と宣戦布告 ヒーローショーのはじまりはじまり ヒーローにはヒロインが必要 ヒーローはマントをなびかせて 勢いはいつでも大事 0%の勇気 世界は狭い お互い様 最後はハッピーエンド!? 【著者紹介】 加藤虹(カトウコウ) 本が好き。 猫が好き。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 その昔、猿飛佐助と真田幸村は約束をかわします。 それから数百年後の21世紀、佐助の子孫はその約束を果たすため、幸村の生まれ変わりを捜し続けていました。 26歳の慧はその佐助の子孫、父の反対を押し切り幸村の生まれ変わりを捜していると、歴女の百合子と出会います。 彼女は不思議な夢を見て幸村の生まれ変わりを捜しているというのです。 ふたりの利害が一致し、協力して捜すことになったのですが…その結末は想定外で… 【目次】 1 佐野慧 二十六歳の場合 2 重田百合子 三十八歳の場合 3 佐野慧 二十六歳の場合 その2 4 重田百合子 三十八歳の場合 2 5 猿飛佐助登場 6 貧乏探偵 猿飛佐助 7 真田紐が結んだ絆 8 帰ってきたよ 9 それから 【著者紹介】 天音(ソラ) お酒大好き
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 障がいを持つ人は、孤立しています。 その中でも、自閉症の人は、自分の状態を口にするのが苦手です。 多感な時期、虐めを受けやすい対象になります。 こんな友だちが側にいてくれるといいな。 こんな風に思ってくれる人がいるといいな。 そういう思いで書きました。 本書は、自閉症の子を友だちに持つ1人の男の子の気持ちを書いています。 青春と友情を絡めています。 実際には成人後見人が必要となるのですが、それは親で無く、他人を推奨しております。 後見人にならなくていいから、せめて友だちと言える人が一人でもいれば、どんなに心強いことか。それは不安があるものです。 その不安を払拭してくれる存在は、どこにいるのか。 そのお手伝いとして、この本をお手元に置いて頂けると幸いです。 【目次】 君は、どこに行ったの 再会 初めてのメール 受験 イケボと焼き肉 写真 初めての東京 母とバトル 冬休みは三人で東京へ 【著者紹介】 あさみ(アサミ) 紅茶が好きです。紅茶マイスターの資格を取ることができました。
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4.0さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 ちょっと気の弱い僕「タカシ」。 いつもタカシと一緒にいる一番の友達「蔵丸」が、突然いじめの対象になってしまう。 蔵丸を助けたいのに、勇気がなくて助けられないタカシは、ある時蔵丸を見捨てて一人逃げ出してしまう。 それをきっかけに、タカシは集団無視の標的とされてしまった。 誰も話してくれない学校で、唯一タカシに話しかけてくれたのは「幹太」だった。 幹太とタカシはひっそりと仲良く過ごすものの、蔵丸へのいじめは酷さを増すばかり。 助けたいのに助けられない、なぜ自分と蔵丸だけがいじめに遭うのか…そんな悶々とした気分の中、ある日タカシは幹太に怒鳴ってしまう。 その直後に姿を消した幹太。 タカシは酷く後悔するが、幹太は学校に来ない。 幹太はどこへ行ってしまったのか。 タカシと蔵丸へのいじめに終わりはあるのか。 気弱な男子中学生タカシの視点で綴られた、いじめについて問う物語。 【目次】 蔵丸と僕 集団無視 幹太と僕 風が吹くと、川は流れるのか 本当の友達 【著者紹介】 池井 ゆみ(イケイユミ) 作家兼社会派コラムニスト。 スポーツインストラクターとしてスイミングの指導に当たる傍ら、執筆活動を続ける。 ストーリーのジャンルとしては、社会問題を取り上げたものが多い。 二児の母であり、妻であり、ワンコのボス。 大の釣り好き。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 あなたは通学路の道で不気味なことを感じたことはありませんか? 感じたことがある人は気を付けてくださいね、もしかしたらこんな体験をしてしまうかも。 これはある男の子に起きた、怪奇現象。 怖いという感情が引き起こしてしまった体験。 あなたも一人で帰る時は合わないように。 じゃないと本当に連れていかれるかもしれません。 【目次】 夕刻の音 近づくもの 現実…? 不可解 去らない恐怖 真相 【著者紹介】 真杏(シンアン) ホラーや推理系を主に書いています。 クスッと笑えるようなギャグも書くことがあります。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度) 【書籍説明】 ―誰か、頼むから、この恋を終わらせてよ。 絶対に手の届かない人を好きになった。アイドルに本気で恋なんて、ばかげてるのはわかってる。 分かってても、止められない。抜け出せないんだ。 先の見えない恋の出口は、いったいどこにあるのだろう。 【目次】 普通の朝 ラジオの声 この道の先に 夢の中 ペンライトの明かり 【著者紹介】 こうもり さち(コウモリサチ) ぼやっとした曖昧なものがすきです。
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5.0さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度) 【書籍説明】 もし、愛猫が最後の時、願いがわかれば叶えてあげたい。 そう猫と暮らしたことがある方は思ったことがあるのではないでしょうか。 でも、現実にはどんなに頑張っても難しくて、大きな後悔に涙してしまいます。 だからこそ、小説という世界で叶えてみたかったのです。 【目次】 1.出会い 2.猫の願い 3.約束げんまん 4.はじまりはおやつから 5.2番目の願い 6.カウントダウン 7.最後の願い 【著者紹介】 加藤虹(カトウコウ) 本が好き。 猫が大好き。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 意気揚々と楽しく生きていたつもりで、ふとしたことから居場所をなくすことがあるものです。 自分を、過去を振り返って、そこに瑕は本当にないのでしょうか? 誰かを痛めつけたりはしていないでしょうか? 【目次】 実家途中の地蔵 追ってくる足音 あの頃のあの子 消えない罪 生きる誇り 【著者紹介】 森内ゆい(モリウチユイ) ライター 小説では事故物件ホラー「ことりの巣」、阪神大震災二十年小説「赤い月はもう見ない」が出版されている 神戸在住 犬が大好き
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 ある日沙耶は夢の中で出会った祐樹と、現実の世界で偶然出会う。 恋人同士となった二人は幸せな日々を送るが、沙耶は幾度となく何かの拍子に意識を失ってしまう。 ある時沙耶は意識を取り戻し、自分が知らない場所で横になっていることに気づく。 動けずにいる沙耶が耳にした、沙耶の身に起きているとんでもない事とは…。 【目次】 正夢 暗闇 嫉妬 猛満秀和 混乱 記憶 【著者紹介】 池井 ゆみ(イケイユミ) 作家兼社会派コラムニスト。 スポーツインストラクターとしてスイミングの指導に当たる傍ら、執筆活動を続ける。 ストーリーのジャンルとしては、社会問題を取り上げたものが多い。 二児の母であり、妻であり、ワンコのボス。 大の釣り好き。
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-新潮社×TBSラジオコラボ企画第1弾! 明るく優しいおばあちゃんはなぜ、ススムくんを誘拐したのか? 音声コンテンツAudioMovie®のために書き下ろされた、ハートウォーミングなミステリ! 「社長の息子を誘拐してるの」明るく正義感の強いおばあちゃんが、突然、そう告げた。大学生だったわたしは、もちろん動揺した。新幹線車内からかかってきた電話。広島駅で出会った小学生、田名部ススムくんと一緒なのだという。おばあちゃんは、ススムが会社を営む父を救うためにある計画を実行したのを目撃。ふたりの旅はそこから始まったのだ。おばあちゃんが起こした、人生でたった一度の〝犯罪〟。その真相が八年後の今、明らかになる。とびきり優しくて、ラストに胸がじんと暖かくなる絶品ミステリ。
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-「お父さんってさー。口先、口先だけのおとうさんよねー。ねーミヤもそうおもうでしよ」 「ウン、ワタシモ、ソウオモウヨー。オトウサンテサー.クチ・クチク、チ、ダ、ケ、ノ、クチサキオトコ」 まずい……子どもたちには、約束したことは必ず守る偉いお父さんだと尊敬されている。はずだ……。それは浩二の大きな思い違いだった。子どもたちは口先だけの、口先だけの…口、口だけのお父さんだと思っていたのだ。そんな事実を知り浩二は愕然とした。その日以来、子どもたちから信頼を得ることが出来るのか浩二は日々思い悩んだ。そんなある日だった。頭の奥襞に一条の閃光が煌めいた。ふふっ、これで子どもたちに絶対にお父さんの悪口を言われずに済む。ふふ……浩二の口辺に怪しい笑みが浮かんだ。
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-俺の名前は加治翔太郎。23歳。就活失敗で郷里に戻り、一年以上のニート生活継続中。収入ゼロ、貯蓄ゼロ、やる気ももちろんゼロ。頼みの綱の文学新人賞も落選した。お先真っ暗。俺はどうしたらいい? 俺に大学進学を譲ってドラッグストアに勤めている姉貴の加治めぐり。正直目の上のたんこぶだ。何も言ってこないが、うしろめたさと申し訳なさで心が押しつぶされそうになる。俺はどうしたらいい? 新潟県阿賀北の地で、無為なモラトリアムを過ごす翔太郎に再起のチャンスは訪れるのか。家族愛と友情の夏の物語。 阿賀北ノベルジャム2021参加作品 チームミルスケール 著者:ギア比4:1 編集:波野發作 デザイン:伊藤柊果(イラスト) 表題作ほか3つの短編を収録。
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-人間界でのウイルス蔓延に伴う不況の影響は神界へも経済的ダメージを与えていた。 神界では貧乏神が絶賛増殖中。縁結びの神様のユイと縁切りの神様のキリは、縁の神界の不況打破のためにとあるビジネスに手をつけるが‥‥ 〈NovelJam2021Online参加作品〉
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-仕事で犯したミスを一身に庇ってくれた健一に麗奈は大きな信頼を寄せ、やがて二人は抱き合う関係になった。が、半年後、彼女は高校の歴史の先生になって故郷の徳島へ帰って行った。求人活動で四国担当になった健一は、仕事の後の休日に徳島観光の案内を麗奈に頼んだ。麗奈の運転する車で県内を観て廻った後、二人は健一の泊まるホテルで二年振りに躰を重ね合った。 「わたし、さそり座の女なの。とても独占欲が強くて、嫉妬深いの。わたし、秋に結婚するの。だから、真実にこれが最後なの」 麗奈の俺への愛は思った以上に深かったのかも知れない・・・健一は麗奈を心の底から愛しんだ。
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5.0「黒川先輩ですよね?」突然、駅前で僕に話しかけてきた下級生の女の子、結菜(ゆいな)ちゃん。以前から僕のことは知っているというので、この可愛い後輩とデートすることにした。ヒミツの逢瀬にぴったりのお店を僕は知っている…。結菜ちゃんもまんざらではないようで、個室での二人きりの食事を楽しむことに。もちろんただのおしゃべりでは終わらない。僕らのエッチでラブラブな密会は、ここから本番になるのだった!
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-三十代半ばにさしかかった鹿嶋 修一。彼はまったく仕事では活躍しなかったが、美しい妻に愛され、また同僚からも慕われる現状に満足感を抱いていた。 だが彼の待遇は、やや異様なほど厚遇されていた。 不審に思った会社の先輩、黒川から忠告を受けた鹿嶋は、当初はあまり気にしなかったものの、明らかな失態をしているにも関わらず、異様なほどに優しい同僚の態度には驚かざるを得なかった。 そんな中鹿嶋は、黒川から呼び出しを受け、思わぬ「遊び」をすることになったのだが……(「寛容な妻、寛容な会社」)。 (注)本作品は、幻創文庫で発表していた作品を加筆訂正し、新たに電子書籍として出版したものです。 他に、書下ろし作品「寿命銀行」を収録。
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-幻冬舎代表取締役社長・見城徹が振り返る半生、そして故郷への想い。極端に、そして暗闇の中で正面突破してきたその半生と、そんな彼を産んだ静岡のあの頃の風景が鮮やかに蘇るエッセイの数々。コンテンツ業界のみならず、あらゆるビジネスパーソンの「心を動かす何か」を生み出すヒントが詰まったオリジナル電子書籍。 <本作は「NewsPicks イノベーターズ・ライフ」と静岡新聞での連載コラムをまとめたオリジナル電子書籍です。また現在発売中の『読書という荒野』(見城徹・著)と一部重複した内容があります。> ○目次 「暗闇の中で正面突破」 ・劣等感にまみれた少年時代 ・殴られるのはもう嫌だ。死を覚悟していじめと戦う ・校長に「あなたは独裁者だ」全校のヒーローになる ・慶応大学に合格。卒業直前、初恋の女性に告白 ・就職活動、大手マスコミを受けて惨敗 ・作家たちと交流、文芸編集者を志す。彼女との別れ ・売れるコンテンツの「4条件」。公文式の本が大ヒット ・武器は言葉しかない。話を面白くする「5つの反則」 ・圧倒的努力で角川春樹氏からの無理難題をやり抜く ・神に祈った角川映画第1作『犬神家の一族』の大ヒット ・「感想」こそ人間関係の第一歩。五木寛之への手紙 ・石原慎太郎を口説いた、小説の全文暗唱 ・本人が一番書きたくないことを書かせたときに売れる ・計算通り。郷ひろみ『ダディ』ミリオンセラーの舞台裏 ・直木賞5作、矢沢永吉、ユーミン本100万部の秘話 ・「月刊カドカワ」編集長に就任。尾崎豊との出会い ・尾崎豊の復活。死の3週間前にかかってきた電話 ・3人のスーパースターと3人のきらめく新人を押さえろ ・角川春樹氏、逮捕。大恩人に弓を引く ・人生は暗闇で跳ぶことの連続だ。幻冬舎を設立 ・最初の6冊がすべてベストセラーに。創業9年目に上場 ・新しく出ていく者が無謀をやらなくて何が変わるか ・上場廃止を決意。還暦の誕生日、借金億円を背負う ・どうやって微笑しながら死ぬか 「風と海と空と」 ・初恋 ・同級生 ・ホールインワン ・川奈ホテル ・755 ・エド ・清水南高 ・成生 ・折戸の海 ・社宅 ・課外授業 ・19のままさ
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-片桐優実は九院(くいん)高校の一年生。 小説家志望の彼女は、今日も部室でキーボードを叩いている。 孤独癖があり、いつもクールを装う彼女。 だが、謎めいた男子部員の言動にはいつも内心で翻弄されている。 さらに容姿端麗の同級生からも言い寄られ、クールな顔を保つのもひと苦労だ。 またクラスメイトとの確執もあり、彼女の周囲の人間関係はねじくれ気味。 「どうせ無限地獄なら、もっと速く駆け抜けたいわ」 疲れた彼女がため息をつく。 その時、男子部員の高柳錦司が見せてくれる「作品」とは? 「そうだ今日は読んでほしいものがある」――。 個性的なキャラクターと「日常の謎」の積み重ねの果て、彼女は誰も知らない世界を目の当たりにする。 予想不能の展開が待ち受ける青春ミステリ小説。
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-名前は単なる記号か? はたまた人の存在意義か? 夫婦別姓問題に鋭く切り込む(かもしれない)、ハートウォーミング・社会派・ジェンダー・ラブストーリー。 ●あらすじ:記者である貴子と、名家の跡取りである高広は、交際7年。結婚を意識しているふたりだが、問題はお互いが名字を変えたくないこと。高広の実家に向かったふたりを未曾有の台風が襲う。経験したことのないピンチに陥ったふたりを救ったのは、奇しくも相手の名字だった……。 ●著者より:陰陽道では「名前は原始的な呪いである」と言われています。自分の名前や名字にこだわりを持つ人は少なくありません。ですが日本の婚姻制度では、夫婦で別の名字を名乗ることは認められていません。妻の姓に合わせる夫婦は全体の5%。名字にこだわりのあるカップルが結婚するとしたらどうするのか? サラッと読めて、ちょっと考えさせられる作品となってます。ぜひお読みください!
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-「この店では雨の日に話が途切れたら怖い話をするというルールがあるんです」バーのマスターから切り出された問いかけに、客で訪れた男が語り始めたのは、少女と笑い狼の神社を探して歩いたことだった。「おじちゃん、笑い狼知らない?」笑い狼とは大犬神社の狛犬ならぬ、狛狼の瞳に年に一度だけ夕日が差し込み、笑ったように見えることを言う。それを見た者の願いを叶うのだそうだ。「おかしいの……あるはずなのに……」少女の記憶を辿ってさ迷っても、なかなか神社には辿りつかない。どうやら少女の記憶の街はどれも30年前で止まっていたのだ。男はそこで初めて、少女が30年前に亡くなった自分の妹ではないかと感じるようになる。ようやく辿りついた神社は、ビルの影になり、もう夕日は差さなくなっていた。笑い狼は笑うのか? 少女の願いは叶うのか? 生きている者と死んでいる者が交錯するバーで、雨の夜に、不思議な話が始まる。
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-平凡なサラリーマン、国家プロジェクトで【普通】の代表になる!? 平凡なサラリーマン・佐藤太郎が任命されたのは、『日本普通化計画』における【普通】の旗印だった。 政府肝入りの企画、しかも高待遇とあって、依頼を受けようとする佐藤だが、彼には【普通】とは言い切れない気になる部分があって──。 トンデモない国家プロジェクトに巻き込まれてしまった、平凡サラリーマンの密室コメディ!
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-街で女工として働きながらも貧しい暮らしをしているドリスは、ひょんなことがら泥棒の疑いを掛けられ、街を逃げだす。向かう先は昔祖母が言っていた「希望の村」。同室のカテリーナを連れて誰も飢えることがないという幸せな村へ向かい、苦労の末にたどり着いた先は確かに理想郷だった。だがそれを見たドリスはその幸福に酷く打ちのめされる……。幸せとはなにかを探るジュブナイルファンタジー。
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-お腹の中に授かった命を、繰り返し失ってしまった私。 命を失う恐怖感と子供を授かりたい願望がシーソーのように振れ続けている。 苦しい治療で蝕まれる身体。夫と痛みを分かち合えないつらさに、病んでいく私。 妻を気遣う夫の行動も苦しむ私には届かず、すれ違いが積み重なっていく。 期待と落胆を何度も繰り返して、ふれる私の心が辿りついた先は──
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-5歳の女の子であるももちゃんは、ある秘密を隠しながら、「パパ」とふたりで仲良く暮らしていた。ささやかな日常以外望むものは何もないのに、足場が徐々に崩れだして――
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-妹尾乙芽は、身に覚えのない飛び降り自殺の悪夢に悩まされていた。“エニグマの君”こと姉帯梢は、前時代的な夢判断を引き合いに出し、自殺の夢は自己の再誕と新生を暗示する吉兆だと語る。しかし、解決の糸口を見つけられず精神の均衡を徐々に失っていく乙芽。新生を望んでいるのは、本当に自分なのか? 今を生きているはずの自分の主観が、見知らぬ誰かの夢でない確証がどこにあるのか? 有機物と無機物のはざまで、乙芽は翻弄される。
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-≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」 アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ エリート官僚の太田豊太郎は、留学先で孤独に苦しむ中、美貌の舞姫エリスと恋に落ちた。世紀末のベルリンを舞台に繰り広げられる激しくも悲しい青春を描いた「舞姫」と、「うたかたの記」「文づかい」のドイツ三部作、そして翻訳佳編「ふた夜」、帰国後の元留学生官僚を描く「普請中」の計5編を収録。 <「文豪ストレイドッグス」シリーズとは> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、横浜を舞台に「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクション。
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-この度、月刊誌「無色」を発刊することになりました。内容は2000文字程度の作品を六篇収録したものです。毎月その月の出来事やキーワードを設定しております。 タイトルを「無色」にしたのは「無色出版」から出版することと共に、読者の方がこの作品を読み終えた後に今号は「こんな色だったな」と感じてもらえるようにするためです。 創刊にあたり、新作を書き下ろした作品を収録しています。さらにサラッと読めるように各話ショートショートで綴っています。 今月から毎月発刊することが決定しておりますので、毎月お楽しみにしていただければと思います。 それでは、創刊号「無色」をお楽しみください。
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-下級生の智美ちゃんは一年生。まだ幼さの残る、ショートカットの似合う美少女だ。僕と同じ部活に入部したばかりで、最初はただ仲の良い先輩と後輩の関係だった。「せんぱい、好きです」だけどふとしたきっかけからお互いの気持ちをはっきりと知ってしまって…。二人きりの部室で若々しい心と心が通じ合った時、二人の間には、青春の新たな一ページが書き加えられる…。甘酸っぱい恋、情熱的なセックス、最初から最後まで読者の心を掴んで離さないノンストップ濃厚エロス!
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-瓜二つの顔を持つ双子の紺と藍。幼い頃に両親が離婚した際、「藍のおまけ」として母に引き取られたと信じる紺は心を閉ざしてしまう。その時自分の手を握ってくれた藍だけを信じて生きてきた紺だが、中学生になったある日母親の妊娠が発覚し……。 家族ってなんだろう? 大人になる直前、身体や心の変化に戸惑う紺の感受性は、きっと誰もが味わったことがあるはず。大人の身勝手に反発する紺は、きっといつかの自分の姿。ラストで明かされる意外な真相。わたしの家族って絶対、変! NovelJam 2018秋 出場作品
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-アイドル×フェイクニュース 嘘vs.嘘で、真実を作り出せ! フェイクニュースサイトを運営しながら、シェアハウスで共同生活を送るアイドルオタクのウソ、ギーク、オマイツ。ある日、推しの地下アイドル「るべむじゃーの!」が解散するというデマニュースが、何者かによって拡散されてしまう。モラトリアムの終わりを予感しつつも、デマによって失速したアイドルの勢いを取り戻すべく「ジャスティン・ビーバーがRT!」というフェイクニュースを流すことで対抗しようとする三人だったが……何が本当に「本当」なのか、情報が氾濫する現代社会の罪と罰。誰も他人事ではいられない物語、ここに開幕! NovelJam 2018秋 出場作品
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-高校生の真知は、兄が経営するカフェで店番をしていた。そこへ常連客の朝倉和泉と、彼の父親が来店する。父親は和泉から「海外で暮らすことになった」と報告され、まだ顔も知らない息子の恋人を心配していた。「プロポーズもしてないってことか?」とあきれる父親に、和泉は「今日中には伝えるつもり」と答えるが……。 家族にふりまわされて育った女子高校生と、その義理の兄・修二。さらに恋人の和泉が織りなす、夕暮れどきの告白劇。さびしいって、なに? しあわせって、どんなもの? あなたの心に語りかける、青春系エンタメ小説! NovelJam 2018秋 出場作品
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-透明人間になれる女子高生。そんな彼女が、競馬場で買った初めての馬券は… 「マーブルケーキ」。 健気さに、ついつい惹かれてしまうのだ。女子アスリートにまつわる3本のショート・スポーツエッセイ 「不釣り合いなガール」「一体感の再構築」「娘の成長」。 月曜日の明治神宮野球場。故に、あの親子は、なぜ野球を観ているのだろう? 「月曜日のコントローラー」。 マラソンで窮地に陥るエリートサラリーマン。その時、彼の耳に奇妙な声援が入ってきた 「ファイト!」。 応援すると、そして、応援されると、僕らは強くなれるのか? スタジアムで繰り広げられる、プレーヤーとオーディエンスとの絶妙な共犯関係。著者初の短編小説を含む、6つの力作がここに揃いました。 気鋭のインディ・スポーツライターが描く「ファンタジー×スポーツ」の合わせ技。新しいスポーツの世界観をとことんお楽しみ下さい!
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-〈作品紹介〉 ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 * 「美奈……私、明日、最高に不細工な顔して働くことになるんやろうと思うわ」 「そんな日もありますよ、人間なんやから」 「一応接客サービスのプロやのに」 「ほんなら、そういう日は不機嫌な顔をごまかす技術つけたらええんです。頼子さんがここへ働きに来る前に、シェフはめっちゃ頼子さんのこと調べてました。いろんな人に頼子さんのこと聞いて。それで評判がいいことを知って引き抜きに行ったんです。そやから、頼子さんはもっと自信を持ってええんです」 ぽろりと涙が頬を伝って、美奈の頭の上に落ちた。 一粒また一粒、美奈の黒い髪が頼子の涙を吸いこんで濡れていく。 ただ地味で鈍感な人だと思って美奈を軽く見ていた。 美奈は人に甘えずひとりでしっかり立っているのに、こんなに人に寄り添うのが上手なのだ。 * 仕事に、恋に。 悩める女性に読んで欲しい。 共幻文庫 短編小説コンテスト2015 最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」
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-平成の二文字が今、理不尽にして不条理に結実する! 小説版ハッカソンNovelJAM2018のCチームがお送りする二大傑作! ふしぎな作家根木珠のふしぎな地下足袋の男とふしぎな黄色い消しゴム――読後にふわっとつつまれるのは優しさか、柔らかさか、切なさか。心をナチュラルフラットに異世界とつなぐ深読み危険の現代神話。 ――いや、本当に驚きましたよ。だってなぜ羊、なぜこげ茶、なぜ地下足袋? なぜ黄色い消しゴムなの? って思っちゃいますもん。それなのに読み終わったあと、ふしぎな納得が来て、ふわっと気持ちよさが来るんです。おかげさまで今夜はよく眠れそうです。(神奈川県読者J.Yより) ――ふしぎな本と聞いて読んだらびっくり、メタファーの伽藍じゃないですか。ハマってやっぱり読了後よく眠れました。(千葉県読者S.Sより)
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-その日、ふと訪れた喫茶店を「終の棲家」と決めた。 法医学者の私にとって、「死」は誰にも平等に訪れるとても当たり前だったのに。 「不治の病」を宣告されたその時から、死はなんだかリアル。 死臭とは違う、香り豊かなコーヒー。 マスターの雰囲気があたりを居心地の良い場にしてくれる。 ――突如場の空気を割いた、カップルの痴話喧嘩。 静まり返った店内をヒール音とともに去る女性とみじめに泣く男性を情けなく眺めながらも、私は人間の脂肪に似た卵サンドをほおばった。 生きている間は、お腹だって減る。 今だけは心から愛する純喫茶で、コーヒーの香りと、ささやかなBGMに身を委ね、そして友人とのおしゃべりを楽しもう。 運命の歯車はいつから回っていたのだろう。 あのさ、私の最期は泣けるのかな、笑えるのかな。
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-「誰が何と言おうと、世界は平らだ。俺が作ったのだから間違いない」と男は言う。天地創造を成した男は、シンプルで美しい世界が人間の醜悪な知性に汚されていくことが我慢ならなかった。というかもう開発デスマーチが嫌になった! ノーモア執筆! ノーモアノベルジャム! ノーモア徹夜! ただ、今はベッドの中でとろけたい。手で溶けずにお口で溶けたい。 そんな曖昧な精神状態で書かれた小説が! 鬼才、天王丸景虎の幻の一作が、白日の下にさらされる! 誰か! 出版停止して! 今すぐ! 誰かが買う前に! そのスイッチを押してはいけない! 無意味! 俺が買い占める!
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-虐待、DV、ネグレクト。生まれる家を間違えた子どもたちは政府の極秘プロジェクトのもと、人生をやり直すことができる、はずだった。 ガラスケースの中に並んだ子どもたち。地域のこども館でひっそりと行われる見学会。それは子のない夫婦が虐待に遭った子どもたちを引き取るための場所。子どもを選ぶための場所。ただし、その子どもたちには普通と違う点があった。子ども館に来るまでの記憶がすべて消されていることだ。「新品」の状態で引き取られていく二歳から四歳までの子どもたち。その中でひとり、一週間後に十八歳を迎える美しい少女アキがいた。十八歳になったら、外の世界へと放り出される。そんな彼女を支える男性スタッフ・シュウヘイ。 アキを引き取ってくれる夫婦は見つかるのか。
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-平成の二文字が今、理不尽にして不条理に結実する! 小説版ハッカソンNovelJAM2018のCチームがお送りする二大傑作! 昭和六十四年一月、全国的に吹き荒れた自粛ムードが小劇団の公演に襲いかかる。理不尽に翻弄される団員、自粛を迫る善意の暴力! 公演は中止すべきなのか? 貧乏劇団の明日はどっちだ! ――あの時、悲しみとともに訪れた曰く言いがたい困惑を、昭和最後の追憶とともにグイグイと再現されて胸に来やがる、膝にも来る。80年代の中央線沿線小劇団ブームの空気感も「あるある」連発で読ませてくれます。お元気ですか? そんなこともありました!(50代男性) ――この作品を読んで、小説の社会的意義がわかった。これは優れたポレミークだ。(30代女性) ――今、読者の勇気が試されている。(40代男性)
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-人生の夢やら恋やらを諦め、26才にして既に達観している平成生まれの老女系女子、幸子。心配する友人に勧められるままルームシェアをすることになるが、その相手は本物の老女、推定70代のハナエだった。 少女のように全力で恋をして、日々華やかに楽しんで生きるハナエ。対照的に、自分にとって何が楽しいことなのかもわからずに、ただ忙しく働いて地味な毎日を過ごすだけの幸子。ふたりは毎日リビングルームで顔を合わせるが、趣味も食べ物の好みもまったく合わない。 「アナタ、味噌スープなんかじゃなくて、オニオングラタンスープくらい飲んだらどうなの?」 「…… わたし、この世で一番味噌汁が好きなんで」 すれ違う二人。でも、一生懸命に恋をするハナエの姿に、幸子は思い出した。こんなわたしにも、恋に一生懸命だった時代があった。そんな幸子に近づいてきたのは、いつも嫌味を言ってくる会社の先輩、鮫島栄太だった……。
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-平成の幕開けとともに誕生した和(かず)。平和に、たくさんの人に囲まれて生きることを願う両親。 みんなと一緒に、学校に行きなさい。 嫌だ、休み時間に踊るだけで奇異の目で見られる学校なんて……。 僕は「自由」と出会ってしまった。幼い僕の心をつかみ、僕の魂をゆさぶり続けたのは、躍ること。国境も、人種も、性別も関係ない。そこにあるものは、美しい躍動のみ。僕の希望はただ、その瞬間、その場所で、自分らしく舞うことだけ。 しかし、隣国との間で戦争が起こり、僕のもとにも召集令状が届く。愛するひとを守るため、平和を守るため、戦争に赴くことが唯一の答えなのか。みんなと違う道を選び、自分らしく生きることは、いけないことなのか。
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