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4.2「死王が生まれた」大光帝国の後宮は大騒ぎになっていた。 謀殺されたと噂される妃嬪の棺の中で赤子の遺体が見つかったのだ。 皇后の命を受け、騒動の沈静化に乗り出した美貌の宦官・延明(えんめい)の目にとまったのは、 幽鬼騒ぎにも動じずに居眠りしてばかりの侍女・桃花(とうか)。 花のように愛らしい顔立ちでありながら、出世や野心とは無縁のぐうたら女官。 多くの女官を籠絡してきた延明にもなびきそうにない。 そんな桃花が唯一覚醒するのは、遺体を前にしたとき。彼女には、検屍術の心得があるのだ――。 後宮にうずまく数々の疑惑と謎を検屍術で解き明かす、中華後宮検屍ミステリ!
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4.0義弟・クロヴィスを虐げ惨殺される乙女ゲームの脇役令嬢に転生したフィオナ。 死を回避するためにクロヴィスを慈しむはずが、本当に彼に恋をしてしまい!? やがて魔王になる彼を救えるのは「ヒロイン」の聖女だけ。 最愛の人のため身を引くフィオナだけど、飢えていた愛情をたっぷり与えられたクロヴィスには手遅れで――「もう、逃がさないから。……覚悟して?」 逃げたい義姉×逃がさない義弟の限界ラブストーリー! 巻末には書き下ろしショートストーリー『金の色を纏って』を特別収録! クロヴィスの輝く金髪によく似た「宝石草」がどうしても欲しかったフィオナ。 時が経ち、婚約を結んだ夜にクロヴィスがフィオナを連れ出した場所とは……? 少し先の未来の甘々な2人を描いたスペシャルエピソード!
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3.6京都の一角にある「からくさ図書館」は、優しげな館長さんと可憐な少女が二人きりで切り盛りする、できたばかりの小さな私立図書館。 紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめるアットホームな佇まいのこの図書館には、その雰囲気に惹かれて、奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる……。それぞれに悩みを抱えたお客様に図書館長・小野篁が取り出すのは、解決法が書かれた不思議な書物。そう、彼こそは現世で道に迷った道なしたちを救う冥官だった――。 悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど暖かなライブラリ・ファンタジー。
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3.3謀殺されたという噂の妃嬪の棺の中から赤子の遺体が見つかり後宮は大騒ぎに。 皇后の命を受け、騒動の沈静化に乗り出した美貌の宦官・延明と ぐうたら女官の桃花は謎めいた死の真相に迫ることに…!? ぐうたら女官×腹黒宦官の中華後宮検屍ミステリ!! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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4.0時は平安。和歌を詠み、人の悩みを解決し癒やす力を持つ貴族の姫君・沙良に、怪しい気配が忍び寄る。沙良を守るためにと送り込まれたのは、陰陽師・安倍晴明の弟子、暁と名乗る鬼の青年だった!? 笛の名手とお調子者の若君、秘伝の香袋を作る姫君など、貴族たちを助けるうちに沙良と暁の絆はしだいに深まっていく。しかし人々に悪しき影響を与える鬼・鬼童丸が沙良の力を狙っていて――。 心優しい姫君と鬼の青年が京の事件とお悩みを解決する、平安ファンタジー! ◇◇主な登場人物◇◇ ・沙良(さら) 貴族・小野家の姫君。和歌の女神の加護を受け、歌を詠むことで人を癒やす力を持つ。 ・暁(あかつき) 大江山の鬼だが、人を殺めることができずに追い払われた。晴明に出会い、助けられる。 ・安倍晴明(あべのせいめい) 京に名を馳せる陰陽師で暁の師匠。式神を操り、沙良と暁に助力してくれる頼もしい味方。
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3.7悠久の都、京の町の不思議を紐解く私立移動図書館。現世と天道をつなぐ冥官として現代に生きる平安時代の文人・小野篁が、愛弟子・時子を伴い開いたそこは、迷いや悩みを抱える人や神様の使いたちを導くように、忽然と彼らの前に現れる。 移り行く季節の花々の力を借りながら篁が編み出した本は、手に取った彼らのためだけに向けられた大切な思い出が詰まっていて――。 異界と人とをつなぐライブラリ・ファンタジー“からくさ図書館”の新たなる物語。
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3.5下町の食堂で働く紹藍(シャオラン)の趣味は絵を描くこと。 その画風は墨と水を使い濃淡で色合いを表現する珍しいものであることなどから、彼女は『下町の画聖』と呼ばれ可愛がられていた。 やがてその評判がきっかけで、蜻蛉省の副長官である江遵(コウジュン)から『皇帝陛下にお渡しするための見合い用の絵を、後宮で描いてほしい』と依頼させる。 その理由は一度も妃と顔を合わせない皇帝が妃たちに興味を持つきっかけにしたいとのことで……。 後宮のトラブルを墨絵で解決していく後宮お仕事ファンタジー、開幕!
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4.3「あなた、全然悪役令嬢の仕事してないじゃない! あなたも転生者でしょ! 原作ストーリーを壊すなんて最低よ!!」 ビアンカ・マルティネス公爵令嬢、5歳。初めての世界に触れた瞬間だった。 初のお茶会で、見知らぬ令嬢(おそらくヒロイン)に怒られて――美幼女悪役令嬢の反応は? 「びえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん!!!!!!!」 ぎゃん泣きである。 異世界の魂を持つ子爵令嬢メリッサに、神童な王太子リチャード。シスコンの兄ルーク。公爵夫人で厳しい母ナタリー。 ビアンカを取り巻く世界は――悪役令嬢が悪役令嬢にならない優しい世界。超人気短編を大大加筆で贈る涙涙の決定版。
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4.3かの安倍晴明に連なる陰陽師「桔梗家」の跡取りとして生まれた青年・晴人は、京都は哲学の道で不思議な和装美女・茜と出逢う。 彼女が西陣で営む「かんざし六花」には式神を「育てる」裏の仕事があった……故郷の神様との約束、西陣に迷うこけしの思い、会津で「祇園祭」を守る女性の決意。 珊瑚玉から生まれた式神・さんごを連れて、晴人は京都と一族にまつわる不思議に触れる―― 古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー。
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3.9進学のため金沢から京都へ引っ越してきた、双子の兄妹の直史とまどか。見知らぬ土地で暮らし始めたふたりはある日、あやかしと人間との間を取り持つ神・ククリ姫と出会う。彼女の願いは、かつて文豪・泉鏡花がしたように、あやかしを語り命を与える「語り手」に直史がなることだった。そのお礼は、葛菓子にタイの棒寿司、故郷の味の治部煮などなど、おいしい海山の幸。かくして、あやかしを語り、あやかしと食卓を囲む、二人の不思議でおいしい新生活が始まることになり……。悠久の古都・京都で語られる、異類交遊ファンタジー。
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4.0正体を隠し人を惑わす“異類”。妖しくも美しい彼女らに、人は古より惹かれてきた。 入浴する姿を決して見せてくれない恋人が、人ではないと気づきながらも愛した青年。争乱の世に美しい鳥と寄り添い、運命を共にする決意をした少年。愛する女と同じ鬼になるために人を襲う男。平穏な暮らしを守るため、自分の正体を見抜いた僧を殺める女。神の使いであるオロチに見初められた巫女――。 人ならざる女たちに心惹かれた人間が織り成す、切なくも愛おしい6篇の異類婚姻譚集。
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3.5一家で京都に引っ越してきた女子高生・桃花。隣に住んでいたのは、琥珀の髪と瞳をもつ青年・晴明さんだった。不思議な術で桃花の猫を助けてくれた晴明さんの正体は歴史に名を残す陰陽師・安倍晴明その人。晴明さんと桃花の前に現れるのは、優しい鬼や京都の街を守る平安京サル会議、美の御利益をもたらす女神様。晴明さんは、いつも憂鬱そうな顔で、けれど軽やかに不思議な世界の住人たちの願いを叶えていく。そして現世での案内係に任命された桃花も、晴明さんの術で思わぬ姿に変身して――。悠久の古都・京都で紡ぐ、あやかしファンタジー。
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-京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。 ※本電子書籍は、『からくさ図書館来客簿』全6巻を1冊にまとめた合本版です。
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-大ボリュームアップ!【期間限定 無料試し読み増量版!】 陰陽道士と妖狐が祓う、後宮あやかし怪異譚! 陰陽道士として育てられた女官が後宮に潜む闇を祓う、後宮あやかし怪異譚。 皇帝を守る隠れ里に生まれ育ち、不意の襲撃で両親を殺された娘・胡蝶。 陰陽道士だった父母の仇を討つため、栄華をきわめる顕帝国の都に辻占いとして身を隠した胡蝶だったが、迎えに来たのは後宮からの馬車だった。 「そこの占い師さん。可愛いお顔を少し貸してくださらない?」 そんな言葉とともに姿を現した上級女官・秋月に誘われ、あれよあれよと後宮へ呼び出された胡蝶だったが…… 秋月の正体は、後宮に巣くう穢れた怨念を食らおうとする美しき妖狐の青年だった。 かたや、両親の仇を探るために執念を燃やす、陰陽道士の少女。 かたや、大妖怪になるため後宮に住処を得た、妖狐の青年。 利害の一致をみて後宮での生活を送ることになった二人は、さまざまな後宮の闇と出会う。 美しき宝玉に秘められた妃の恨み、はるか昔に失った娘を探す親子の霊、厄を祓うはずの神事に起こる異変、深く愛された妃の髪にまつわる後ろ暗い因縁、皇后による後宮を覆さんとする陰謀――後宮に生じたあやかしと、それらを生み出した人の闇を、ひととあやかしの女官たちが打ち払う! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プロが教える髪型の基礎からヘアレシピ 豊富なアレンジでキャラに個性を与えよう! 女の子のキャラを描き分けるためには女の子の髪型を知ることが重要です。 本書では、髪型の構造・髪の描き方の基礎から、女の子のヘアレシピとそれぞれ3パターンずつヘアアレンジをまとめました。 描ける髪型のバリエーションを増やし、イラストの幅を広げましょう!女の子のキャラを描き分けるためには女の子の髪型を知ることが重要です。本書では、髪型の構造・髪の描き方の基礎から、女の子のヘアレシピとそれぞれ3パターンずつヘアアレンジをまとめました。描ける髪型のバリエーションを増やし、イラストの幅を広げましょう! 【目次】 1章 髪を描く基本 2章 ヘアレシピ:長さ ショート、ミディアム、ボブ、セミロング、ロング、スーパーロング 3章 ヘアレシピ:結び方 一つ結び、二つ結び、編み込み、ハーフアップ、シニヨン 4章 カバーイラスト・メイキング 【著者】 夏目レモン (ナツメレモン)、ネコサン、maru(マル)、葉月ナツ(ハヅキナツ) 【監修】 AKI(アキ)
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3.9戦国の世を舞台に紡がれる、幽玄怪異譚。天文二年、戦国時代の大和。筒井の里に住む狭霧には、病をもたらす物の怪を退治する不思議な力が備わっていた。大名に仕える典医である夫、義伯と支え合いながら病者を助けていた狭霧。しかしある日、主君の筒井順興の末子力丸の死を境に、ふたりとその息子鷲王は物の怪のわざわいに見舞われ、やがては筒井氏をめぐる大きな争いへと巻き込まれてゆき――。 第17回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞の短編『典医の女房』に大幅加筆をし、装いも新たに登場!
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-帝国・剋(コク)に蔓延る奇病を治せるのは、白澤の一族最後の末裔・蔡慧玲(ツァイフェイリン)だけだった……。 ある条件と引き換えに【後宮の食医】となった慧玲は、その才を持って奇病に立ち向かう!! 特異なる食医は“毒をもって、毒を制す” 中華後宮×薬膳ファンタジー開幕 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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4.0後宮でひとりの寵姫が姿を消した。 皇帝の追及は苛烈を極めたが、手がかりはなにも見つからないまま、時は過ぎ――。 17年前の内乱で孤児となった道女見習いの凛レイは、迷呪持ちでありながら迷った先で幸運に出会うという不思議な縁の持ち主。いつものように迷った先で高官・明真に出会い、その能力を見込まれて下級妃として後宮入りすることに。明真が言うには、桐ショウヨという失踪した姫はなぜか凛レイに非常に酷似しているのだという。 異様な設計が施された後宮で道に迷いながら、寵姫の行方を探る凛レイ。ある晩、猫を追って迷い込んだ謎の広場で、美しい幽鬼と出会う。幽鬼は「桐ショウヨを探し続けるのであれば、命はない」と凛レイを脅して・・・・・・? 探しても探せなくても絶体絶命!? 後宮×失踪謎解きミステリー! 姿を消した妃と、摩訶不思議な後宮に隠された謎が交わる時、驚愕の真実が姿を現す・・・・・・!
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4.5【電子特典付き】 書き下ろし短編「戦場でのお風呂事情」を電子書籍限定で収録! 「俺は聖女を新たな妃として迎え、王になる。だから死んでくれ」 先王の急死によって、若くして女王になったエトワール。周囲からお飾りの女王と揶揄されながらも奮闘していた彼女は、愛する夫イザールと信頼していた聖女の陰謀によって暗殺された――はずだったが、次に目覚めたら五年前に時が戻っていた。 やり直しの機会を与えられた二度目の人生。エトワールは、全てを奪ったふたりに復讐を決意し……? 「次は王座を奪わせない。裏切られる前に、あんたのことは捨ててやるわ」 これは、死に戻りした女王が最大級のざまぁをお届けするスカッと痛快復讐劇!
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4.0没落商家の三笠家で、義理の母と妹に虐げられながら育った絹子。義母の企みにより、山神様への嫁入りという名目で山の中に捨てられてしまう。そこへ現れたのは、人間離れした美しさをまとう男・加々見。彼こそが実在しないと思われていた山神様だった。「ずっと待っていた、君を」と手を差し伸べられ、幽世にある彼の屋敷へ。莫大な資産を持つ実業家でもある加々見のもとでお姫様のように大事にされ、次第に絹子も彼に心を寄せるようになる。しかし、そんな絹子を妬んだ義母たちの魔の手が伸びてきて―!?
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4.0当代随一の退魔師《聖女》エマには秘密がある。それは、魔を祓う身でありながら、強力な魔物・クロエと「契約」していること。 幼い頃魔物に襲われたエマは、クロエを召喚し生き延びた。以来、自分を「姫さま」と呼んで嬉々として世話を焼くクロエと、いびつな主従関係を築いてきた。孤独なエマにとって、クロエの重く深い愛は、時に魅惑的な毒のようだ。 人々を襲う黒い魔獣、死を呼ぶ葬送のワルツ、母の腹に宿ったまま生まれない赤子。エマは今日もクロエを従えて退魔に向かう――消えた妹を捜し求めて。 ==登場人物== エマ 《聖女》と名高い、当代随一の退魔師。 クロエと「契約」し、その力を使って魔を祓っている。 「いつも言っているけど、余計なことは何もするな」 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ クロエ 千年を生きる高位の魔物。 エマを溺愛し、身の回りの世話を焼いている。 「憎らしくてとってもかわいい僕の姫さま」
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4.1数年前、孤独のうちに死んだ息子を弔うため、今さらながら疑似結婚式を挙げたい……。通常の葬儀社では扱わないワケあり案件を請け負う特殊葬儀屋・似矢西待のもとに、いわゆる“冥婚”の依頼が舞い込んだ。冥婚とは、死者同士を結婚させる、あるいは死者になんらかの形で伴侶をあてがう風習だった。西待は民俗学マニアの兄・東天の手を借りながら依頼人の希望を叶えようとするのだが、その裏にはもう一つの狙いがあって…。なぜかひと筋縄ではいかない葬儀のトラブルと喪主の謎を、民俗学の知識で解決し死者を弔う。「ワケあり葬儀、承ります!」――葬儀屋兄弟の全国津々浦々陰気紀行&葬送民俗学ミステリー!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鮮やかでみずみずしい透明水彩の世界に挑戦 透明水彩で描くキャラクターイラスト、 挑戦してみたいけど、難しそう…と躊躇してしまう方も多いのでは? 「画材って何を揃えたらいいの?」 「線画ってどう描くの?」 「水張りって何?」 イラストを水彩で塗るために知っておきたいことはたくさんあります。 本書ではそんな疑問を解消して、初心者がきちんと塗れるようになるよう、 「おすすめの水彩絵の具」「揃える画材」「用紙」などの基本から イラストの完成まで、ていねいに水彩のいろはを解説しています。 メイキングに使用するイラストは夏目レモン先生が本書のために描き下ろしした3枚。 ・キャラクター中心の「ennui(アンニュイ)」 ・光の表現がきらめく「お散歩」 ・色遣いとタッチを学べる「交渉」 夏目レモン先生が生みだす麗しいイラストたちの制作過程はまさに極みワザ。 これ1冊で基本から上達ワザを学べます。 さらにゲストイラストレーターには芦屋マキ先生、優子鈴先生をお迎えし、 本書のための描き下ろしイラストのメイキングを掲載しています。 水彩ならではの透明感とみずみずしさ、あたたかみのあるイラストで定評のある 先生方のイラストの制作工程を余すところなく紹介。 何より、先生方の美麗イラストは必見です。 また、本書購入者特典として、本書で紹介したイラストの線画がダウンロードできます。 水彩塗りに興味のある方、キャラクターを塗ってみたい人必見の1冊です! ★ダウンロードできる線画は以下4点です。 「ennui」「お散歩」「交渉」(以上3点、夏目レモン先生)「光の園」(芦屋マキ先生) ※優子鈴先生は塗りながら線を都度描き足していく手法のため、線画データはありません。
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3.6古都・奈良にあって、歴史的な趣きを残した町家が立ち並ぶ「奈良町」。奈良町の一角にある「くすば菓子店」の息子・楠葉シノブは、奈良ではもう最後となる、由緒正しい陰陽師だった。シノブが取り仕切るのは、奈良で起こる不思議の一切。祭りの夜を待つ青衣の女人、ご機嫌ななめな女神様、走る大黒様まであらわれる奈良町で、猫又の墨香や幼馴染のゆかりに見守られながら、シノブは今日も不思議を解きほぐす――歴史薫る古都から贈る、優しいあやかしファンタジー。
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3.3南都。京の都のごとく栄えるこの都市に、遥か異国の血を引く青年妖術師・天竺ムスルがいた。 緑色の瞳を持ち、喋る紅い鳥を友とする彼には、表の仕事である金貸し以外にもうひとつ裏の顔がある。 不思議な力を秘めた彼のもとには、あやかしに関わる刀剣をはじめ、物騒な事物が次々と舞い込んでくるのだ。 ムスルの構えた通称『天竺屋敷』に奉公に来た少女・葉月は、仕え女として働くうちに、彼とともにあやかしと関わってゆくことになり――。 『からくさ図書館来客簿』シリーズの仲町六絵が描く、ジャパネスク・ファンタジー。
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-幼き頃、妖魔につけられた傷により、異形の醜い目を持つ千紗。顔に面布を付けられ、“バケモノ“と虐げられ生きてきた。ある日、千紗が侍女として仕える有馬家に妖魔が襲撃するが、帝國近衛軍、その頂点に立つ一条七瀬に窮地を救われる。化け物なみの強さと畏怖され、名家、一条家の当主でもある七瀬は自分とは縁遠い存在。しかし、彼は初対面のはずの千紗を見て、何故か驚き、「俺の花嫁になれ」と突然結婚を申し入れ…。七瀬には千紗を必要とする“ある事情”があるようだったが――。二人のバケモノ(・・・・・・・)が幸せになるまでの恋物語。
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-時は明治維新から遡ること五年、文久三年(1863年)八月。大和地方の十津川郷を、倒幕のため決起せんとする維新志士集団 『天誅組』 が訪れる。 十津川郷に住む少年・野崎雅楽は、兄であり天誅組の協力者である野崎主計、そして幕府により父を投獄され喪った少女・市乃とともに、戸惑いを感じながらもその行軍に同行することとなるのだが……。 新時代への理想にあふれた決起から、一転して逆賊とされ、幕府軍の討伐によって命を散らせることになった維新志士たち。その行く末を、彼らと道を共にした少年の成長とともに鮮やかな筆致で描きだす、新たなる歴史異聞譚。
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3.6血染めの廃妃、後宮に帰還す――。 「おまえを廃位する。しかるのち、極刑に処す」 花婿である皇帝、司馬雪峰から突きつけられた言葉は、幸せな結婚を夢見ていた劉美凰の心を容赦なく引き裂いた。残虐非道な稀代の悪女と呼ばれる凶后の姪で、その寵愛をほしいままにしていたがゆえに、美凰は婚礼の夜に起きた政変で断罪され、天下万民の怨敵として刑場に引っ立てられた。 そして十年の歳月が流れ、雪峰の崩御後に皇帝となった司馬天凱は、廃妃劉氏――美凰が幽閉されている離宮を訪ねる。都で猛威をふるう鬼病を鎮めるため、彼女の身に宿る奇しき力が必要になったからだ。幼き頃、姉弟のように過ごした二人はふたたび邂逅し、美凰はいまだ怨憎が煮えたつ禁城に舞い戻る。こたびは紅の面紗をかぶった天子の花嫁ではなく、白き喪服をまとった、皇太后として――。
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3.0マルグリッド・ベレスフォードにとって「王子様」は唯一人だ。12歳の時に売られそうになったところを助けてくれたベレスフォード伯爵。40歳も離れていても、顔が怖くても、彼こそがマルグリッドの「王子様」だった。 養女として育てられるも、最愛の伯爵は亡くなってしまう。爵位を継ぎ、家のために奔走する20歳のマルグリッドに、王命で押し付けられたのは“本物”の王子――第2王子ケンドリックとの結婚だった。 やってきた結婚相手は、元婚約者に裏切られ傷心中の、元気のない王子様。そんな彼を見て、マルグリッドはぶっ飛んだ提案をする。 仕事中毒で少し価値観のおかしい女伯爵と、出来損ないの第2王子。すれ違いだらけの結婚の行方は――。
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-陰陽道士と妖狐が祓う、後宮あやかし怪異譚! 陰陽道士として育てられた女官が後宮に潜む闇を祓う、後宮あやかし怪異譚。 皇帝を守る隠れ里に生まれ育ち、不意の襲撃で両親を殺された娘・胡蝶。 陰陽道士だった父母の仇を討つため、栄華をきわめる顕帝国の都に辻占いとして身を隠した胡蝶だったが、迎えに来たのは後宮からの馬車だった。 「そこの占い師さん。可愛いお顔を少し貸してくださらない?」 そんな言葉とともに姿を現した上級女官・秋月に誘われ、あれよあれよと後宮へ呼び出された胡蝶だったが…… 秋月の正体は、後宮に巣くう穢れた怨念を食らおうとする美しき妖狐の青年だった。 かたや、両親の仇を探るために執念を燃やす、陰陽道士の少女。 かたや、大妖怪になるため後宮に住処を得た、妖狐の青年。 利害の一致をみて後宮での生活を送ることになった二人は、さまざまな後宮の闇と出会う。 美しき宝玉に秘められた妃の恨み、はるか昔に失った娘を探す親子の霊、厄を祓うはずの神事に起こる異変、深く愛された妃の髪にまつわる後ろ暗い因縁、皇后による後宮を覆さんとする陰謀――後宮に生じたあやかしと、それらを生み出した人の闇を、ひととあやかしの女官たちが打ち払う! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。