検索結果

  • 傷心のハネムーン【分冊】 1巻
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    ハンサムで頭も切れるボス、ザックのもとで7年間働いてきたクララ。そんな彼女がザックを愛していると気づいたのは、彼が婚約を発表したときだった。痛む心を押し殺し、クララはザックの結婚式の準備をするが、新婦は忽然と消え、結婚式は中止になった。しかもザックは落ち込んだ様子もなく結婚は商談のための契約で、愛などなかったと言う。困惑するクララに、ザックはさらに残酷な言葉をつきつけた。「花嫁の代わりに、僕とハネムーンに行ってくれないか?」

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  • 試験結婚【ハーレクイン文庫版】
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    【絶体絶命のヒロインたち】魅惑の年上富豪からのプロポーズ。でも、それは愛ゆえのものではなく…。 父と母を亡くし、天涯孤独となった18歳のレイチェルは、知人のつてで海辺のリゾートホテルに滞在することになった。浜辺で犬を散歩させていると、ジェイク・コートネイ――女性客たちの関心の的である、謎めいた滞在客が現れた。寂しげな佇まいに惹かれ、レイチェルは思わず声をかけていた。初めは年若い彼女を遠ざけようとしたジェイクだったが、互いの強い引力には抗えず、緊張感は日ごとに高まっていった。そんなある日、レイチェルは悪夢のようなプロポーズを受ける。「結婚してほしい。ただし……解消可能な“試験結婚”だが」 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幻を見ていた夏【分冊】 1巻
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    母が幼い頃、自分を捨てた理由を知るためにバミューダ島を訪れたハイメイ。大学の職も捨て、偽りの名で島に住む母親カテリアナの秘書の面接を受けた。しかし、その屋敷は、彼女と若く精悍な義息ドミニクとの愛の住み家だった!! 母親の面影を探してたどりついたはずなのにこんなことって…。なんとか彼女の秘書として試用期間を設けられたものの、必要以上に接してくるドミニク。カテリアナのような美貌もない、地味な私をどうして彼は強引に誘ってくるの――…!?

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  • 愛人には幼すぎて【分冊】 1巻
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    夕闇にまぎれ、裸でカリブ海を泳いでいたリリーは、最近NYから越してきた大富豪のレイフにその姿を見られてしまう。ひとまわり以上も年上の彼にはよくない噂がつきまとう。真面目な牧師の娘リリーは、彼に近づいてはいけないと理性ではわかっていても、レイフの危険な魅力に心奪われ、誘いを拒むことができない。夢中でキスに応えてしまうリリーにレイフは警告する。「これ以上、僕に近づかないほうがいい」どうして!? 彼を想うだけでこんなにも胸が苦しいのに……!

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  • 償いの花嫁
    完結
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    寂しい家庭環境で育ったエマを癒してくれたのは、大好きなレコードの音色だった。ある日、車が立ち往生したところをエキゾチックな男性ミゲルに助けられる。婚約者がいるエマは、ミゲルの情熱的な誘いを断るが彼は意にも介さない。そんな彼が鍵盤に指をおろすと…ミゲル・サルヴァッヘ! エマがずっと憧れていた世界的なピアニストだった。彼にひっつめた髪をほどかれた瞬間、エマは独裁的な婚約者にふさわしいよう自分をがんじがらめにしていたことに気がついて!?
  • 友達ではいられない
    完結
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    ウエディングドレスデザイナーのフラニーは、事業拡大のため大手広告代理店オーナーのジャックに仕事を依頼した。セクシーでハンサム、ひと目でプレイボーイとわかる魅力的な男性…なのはいいけれど、1か月連絡がないのはどういうこと? 業を煮やしてジャックの家を訪れたフラニーは、彼が赤ん坊を抱えて困っている場面に出くわした。事故で亡くなった兄夫婦の娘を引き取ったのだという。ほうっておけず赤ん坊の世話を手伝うフラーだが、数年前の悪夢を思い出して?
  • 屈辱の楽園で【分冊】 1巻
    無料あり
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    会社の金を横領した兄を助けるため、兄の会社社長、デイモンを訪ねた看護師のエマ。じつはエマには、7年前デイモンに求婚されたが、身分違いの恋だと泣く泣く身をひいた過去があった。彼は兄を助ける代償として、エラに残酷な要求を突きつけてきた――住み込みの看護師として盲目の愛娘の世話をしろというのだ。冷たく非情な態度のデイモンにエマは打ちのめされる。これは罰なのね…あなたの愛を踏みにじった私への…私はまだこんなにもあなたを愛しているのに!!

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  • 最愛の敵【分冊】 1巻
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    テリーゼは記者に紛れ、ある男が現れるのを待っていた。ライアン・ウェストモア。大物実業家であり、亡くなった妹の夫だ。妹はひどい夫に苦しめられていると助けを求めていた。死の責任は彼にあると確信し、復讐を決意。彼の弱みを握るため、教育係として働くことにした。けれど、妹が遺した子供たちに向ける彼の瞳は暖か。妻を死に追いやる男にはとても見えず、やさしい魅力にあふれていた。いけない! 憎むべき敵で、何より妹の夫…なのに私、彼に惹かれてるわ。

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  • 間に合わせの花嫁【分冊】 1巻
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    ステファニーは結婚式の前日、婚約者と自分の親友ノエルが駆け落ちしたことを知る。ショックを受け、仕事も辞めて故郷を離れた彼女はある日、ノエルの元婚約者クインと偶然出会う。仕事ために妻を必要としていた彼は、驚くべき提案をしてきた。「就職だと思って僕と結婚してくれ」と。迷った末、申し出を受けたステファニー。婚約者に去られた者同士の結婚生活に戸惑いながらも、思いがけない彼のやさしさに、麻痺していた心が解きほぐれていくのを感じて…!?

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  • 悪女の仮面【分冊】 1巻
    無料あり
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    派手な衣装を着てイベント会場で販売員として働くマーサは、実業家サイモンに娼婦だと蔑まれた。なんてこと! マーサは彼にシャンパンをぶちまけた。それなのに食事に誘われ、ふたりは思いがけず急接近。けれど楽しい日々は彼の帰国により一方的に終止符が打たれた。そして3年後、モデルとなったマーサの前に再びサイモンが現れた。突然の再会に驚くが、以前と変わらない魅力をたたえる彼に心が騒ぐ。もう彼みたいな男性に振り回されないと決めたのに…。

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  • 誘惑を望んだ夜【分冊】 1巻
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    クリスマス・シーズンで賑わうロンドンの高級百貨店でアルバイト店員として働くキャシー。とびきりゴージャスな男性客にキャンドルを勧めると、彼は半ダースも買ってくれた。その上、ジャンカルロと名乗った彼に夕食を誘われた。慌てて断ったが、彼がキャンドルを忘れてしまったので、キャシーが届けることに。彼の家に向かうと、待っていたのはセクシーな彼とロマンティックなディナー。イギリスの田舎で育ったキャシーは夢見心地で酔いしれてしまうけど…!?

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  • 恋はつむじ風のように【分冊】 1巻
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    「エイミー、頼むよ」ヒューに頼まれ、エイミーの胸はざわついた。上司の妻につきまとわれて困っているので、秘書が留守の2週間、オフィスにいてほしいというのだ。しぶしぶひき受けたけれど、内心動揺しっぱなしだった。兄の親友のヒューのことはよく知っている。スポーツマンで頭脳明晰で、魅力にあふれた彼はいつもとびきりの美人をつれている。そんな彼と2週間も過ごすだなんて、つむじ風に突っ込むようなもの。彼への想いは絶対に知られないようにしないと…。

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  • 白百合の令嬢【分冊】 1巻
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    彼女は何者なんだ?――デイヴィッドは彼の伯父の傍らにいる謎の女ソーニャに鋭い視線を向けた。若くて美しい彼女が、裕福な伯父と親しいなど、財産目当てに違いない。伯父を守るために彼女の正体を明らかにしなくては…。一方ソーニャは、友人の老富豪から彼の甥デイヴィッドを紹介され、その強烈な魅力に心惹かれた。だが、自らの宿命により故郷を追われ、素性を隠して過ごしている彼女にとって彼への気持ちは危険なものだった。今の私には恋など許されないのだから…。

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  • 明かされた秘密【ハーレクイン文庫版】
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    【運命の真実】真実を知った今、もう誰も傷つけたくないの…。 オリヴィアは祖母の葬儀のため、イギリスに向かっていた。二度と戻らない決意を胸に、故国を離れて10年。 あの日、18歳のオリヴィアに祖母が告げた言葉は残酷すぎた。人生でただひとり愛した人、マシューは腹違いの兄なのだ、と。何も知らない周りの人々にどれほど非難されても、オリヴィアにはマシューの愛を捨てるしか道はなかった。飛行機が空港に到着すると、意外な人物が待っていた。「オリヴィア」名前を呼んだのは、忘れもしないマシュー。地元の名家の娘と結婚したはずの彼が、いったいなぜ……? *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 孤独な夜のシンデレラ【分冊】 1巻
    無料あり
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    どうしよう…! 記者のサラは途方に暮れた。記事を書くために内緒で持ち出した人気ブランドの赤いピンヒールを失くしてしまったのだ。オフィスで頭を抱えていると、思いがけない人物が現れた。一流デザイン会社の若きCEOケイレブだ。彼は例の靴を拾ったことを匂わせてから「我が社の記事を書いてほしい」とサラに切り出した。何を考えているの? 彼の条件に動揺しながらも、靴を取り戻すために取引きに応じたサラ。けれど、華やかな彼の魅力に心乱されて…!?

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  • 大人の恋を教えて
    完結
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    大企業の秘書課で働きはじめた17歳のキャロラインは遅刻したある日、駆けこんだ会社のエレベーターで高級スーツに身を包んだ男性に出会う。気さくで魅力的な年上の彼にキャロラインはたちまち心を奪われた。ところが後日、彼の正体を知って仰天した。アダム・スタインベック…我が社の社長だわ! 態度を改めようとする彼女に、アダムは「君らしくしてほしい」と優しく頬を撫でてきた。彼に夢中になっていくキャロライン。けれどふたりの仲が社内中の噂となって…?
  • 罪深い真実
    完結
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    ある夜、イゾベルが目を覚ますと隣に夫ジェイクの親友が裸で寄り添っていた。何が起きたの!? 目撃した夫は激怒し、家を飛び出していった。あれから11年、家は没落し、女手ひとつで娘を育てるイゾベルのもとにジェイクが訪ねてきた。成功して今や富豪となった彼は正式な離婚を申し出に来たのだった。再婚の報告を聞き、胸に嫉妬の痛みが走るイゾベルは身の潔白を訴えるが、あの夜の光景は今もふたりの間に横たわる。謎と憎悪、情熱と疑惑はからまりながら燃えて…。
  • 秘められた絆【ハーレクインSP文庫版】
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    彼は知っていたのね――あの子が、自分の子だと。 外交官の夫が勤務地の南米で悲劇的な死を遂げ、サラは4歳の息子とともにイギリスに戻ってきた。やむなく亡き夫の実家に滞在することになったものの、屋敷には夫の弟がいる。危険なほどセクシーなアレックスが。忘れもしない。ここは5年前に“あの過ち”が起きた場所――決して長くとどまるわけにはいかなかった。だが息子を連れて屋敷を出ようとするサラに、アレックスは、その子はもう4年も君と暮らしたのだから、これからは本当の父親であるぼくと暮らすべきだ、と言った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 背徳のキス【分冊】 1巻
    無料あり
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    「愛人のふりをしてほしい」愛すべき友人である大富豪の老カストロに頼まれ、ジョアンナは年寄りをたぶらかす悪女を演じるためギリシアへやって来た。案の定、67歳の当主が連れてきた若き恋人にカストロ邸は大騒ぎだった。だがそこには運命の出会いが待っていた。老カストロの息子デメトリオス。敵意と嫉妬のいりまじる彼の瞳に射抜かれるたび、ジョアンナの、身も心も震えた。だが父の愛人と息子という立場で、ふたりが結ばれるはずもなくて…。

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  • ダーク・モザイク【ハーレクイン文庫版】
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    似ているわ……。セシリーは驚いた。列車で向かいに座った高級な毛皮のコートを着た女性は、身なりこそ違うけれど、目鼻立ちも、すみれ色の瞳も、明るい茶色の髪も、わたしと同じ。その時、轟音とともに列車が急ブレーキをかけ、激しく揺れた。病院で目を覚ました彼女は、記憶を失っていた。彼女の名前は“ジェシカ”といい、亡き父の遺産相続のため、町へ向かう途中の事故だったと、亡父の従弟ジェイムズは言った。彼の屋敷で静養することになるが、どこか腑に落ちない。それにジェイムズがわたしを訝しむような目で見るのは、なぜ? *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ダイヤモンドの政略結婚
    完結
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    セリーヌ川の橋でアナは震えていた。困窮する国と父王のため、何も知らない異国の王に嫁がなければならない…。自分の立場はわかっている。けれど、もう二度とあんな思いはしたくない! 婚約指輪を投げ捨てようとしたアナを、精悍な顔立ちの男性が止める。パパラッチにも見つかり、アナはとっさに目の前にいる男性にキスをした。政略結婚から逃れるためには、スキャンダルを起こすしかない。まさかその男性が、アナと結婚するはずだった王の弟、ザヒールとも知らず…!?
  • つらい別れ
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    五年前、フランセスカは、やむにやまれぬ事情から第九代リンガード伯爵ウィリアム・クウェンティン――ウィルと別れた。その後、彼女は会社勤めを始め、今は自分のフラットで暮らしている。フランセスカは、この半年、正体不明のストーカーにつきまとわれていた。ある夜帰宅すると、フラットの浴室の窓が割られていたうえ、追い討ちをかけるように不気味な電話がかかってきた。彼女はパニックに陥り、安全な場所を求めてウィルの屋敷に車を走らせた。五年たっても彼は相変わらず魅力的だった。フランセスカは自分がまだウィルを愛していると気づいたが、彼には再婚話が持ち上がっていた。花嫁候補は資産家の美しい娘だ。フランセスカはウィルの幸せを願って自分の気持をひたすら押し隠し、何も告げずに彼の屋敷を立ち去ろうと決心する。
  • この愛が罪でも
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    ■あの少年がこんな魅力的な男性になったなんて。ここに来たのを後悔することになりそう……。■ミーガンはカリブ海のサン・フェリペ島に向かう飛行機の中にいた。病み上がりのせいか顔は青白く、一抹の不安も感じている。だが、それが体調のせいばかりでないことはわかっていた。これから母の再婚相手の家族と十六年ぶりに再会するのだ。継父のライアン、その先妻の娘アニタ、そしてアニタの息子レミー。ミーガンが十五歳のとき両親は離婚し、母はサン・フェリペ島に住むライアンと再婚した。母はすでに亡いが、多感な少女時代にミーガンが受けた心の傷は深く、いまだに気持ちの整理がつかない。島の空港に降り立ったミーガンを、見知らぬ男性が出迎えた。それは、二十五歳になり、たくましく成長したレミーだった。男性的な彼の魅力に、ミーガンは圧倒された。
  • シルヴィの休日【ハーレクイン・イマージュ版】
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    少女だった私はいま、18歳になった――彼は一人の男、そして私は一人の女。 シルヴィは幼い甥の面倒を見るため、ギリシアに降り立った。家庭を顧みずに夢を追う身勝手な姉に頼まれてのことだったが、アテネの空港で待ち受けていたのは、甥の伯父のアンドレアスだった。端整な身なりをした長身でハンサムな大富豪だが、はるか年上のアンドレアスの冷静さには畏怖の念さえ感じる。到着したのが姉でなかったことで、彼はシルヴィを痛烈に責めた。彼女はそこで初めて、姉の夫が重い病に臥していると聞かされる。「君の姉が責任を果たさないなら、君が代わってそれを果たすべきだ」衝撃冷めやらぬなか、半ば強引に屋敷へ連れていかれたシルヴィは、アンドレアスの敵意を一身に受けるはめになり……。 ■HQイマージュ~至福の名作選~より、作家が憧れる名作家、アン・メイザーの年の差ロマンスをお贈りします。シルヴィがギリシア富豪アンドレアスに冷たくされてつらいのは、彼に魅力を感じているから。でも彼には、美しい黒髪の婚約者らしき女性がいて……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • トスカーナで恋を
    完結
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    観光客相手の画廊で店番をしていたテスは落ち着かなかった。店に似つかわしくない高級スーツ姿の男性が敵意のこもった目を向けてくるのだ。その彼――レイフが最初に口にした言葉は「息子を返してもらおうか」義妹に強引に頼まれ、数日前にイタリアに来たばかりのテスにはなんのことかわからない。どうやら自由奔放な義妹が、彼の16歳の息子を誘惑して、ふたりで逃避行したというのだ。狼狽するテスは、彼の目に敵意以外の光が浮かんだことには気づかなかった…。
  • 失われた愛を探して【ハーレクイン・ロマンス版】
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    今日まであなたを、1日たりとも忘れた日はなかった。 大女優のジュリア・ハーベイが忽然と銀幕から姿を消して10年。クインはとだえていた消息を、ついにつかんだ――18歳になる頃、恋い焦がれていた母親の親友ジュリア。年齢の差を超えて深い関係になったのに、彼女は何も告げず、突然いなくなってしまったのだった。だが今日、ジュリアに会うのはあくまで仕事のため。そのとき、目の前に彼女が現れた。息子だという少年と一緒に。彼女が輝かしいキャリアを捨てて姿をくらましたのは、ほかの男と結婚するからだったのか。クインは打ちのめされた。 ■感動シークレットベビー物語! 時を経て二度恋におちる男女の姿を、禁じ手設定の名手アン・メイザーが綴ります。ロマンス界の重鎮として君臨する彼女のドラマチックな旧作の数々は、何年経っても色褪せることなく輝き続けています。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美しき誤解【ハーレクインSP文庫版】
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    白い結婚から3年。お飾りの妻はついに情熱の意味を知る! 貴族令嬢ヘレンの世界は一夜にして崩壊した。父が賭事で大損をしたあげく事故死したのだ。一文無しとなって途方に暮れる彼女を救ったのは、叩き上げの億万長者ジェイク・ハワードだった。優美な調度品としての妻を求めていた彼は冷ややかに、寝室をともにしない名目だけの結婚を申し出た。それから3年、ヘレンは妻の役割を淡々とこなしてきた。しかしある夜、幼なじみの男性と外出したヘレンにジェイクが激怒し、封印された情熱は解き放たれて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永遠の一夜【特典付き】
    完結
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    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!夫の唐突な死の知らせを受け、オリヴィアは夫の甥で部下であるクリスチャンの腕のなかに倒れ込んだ。すぐに意識を取り戻したが、たくましい腕が彼女を放そうとしない。衝動に流され、ふたりは過ちを犯してしまう。それから数か月後、オリヴィアは義理の息子ルイスが事故に遭ったことを知らされる。すぐに様子をみに行きたいが、行けばクリスチャンとの再会が待っている。それだけは避けたかった。オリヴィアは彼に知られてはならない重大な秘密を抱えていたのだ!
  • もう一度キスして
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    母の葬儀の日、ジョアンが幼い頃別れた父の従兄弟が現れた。母と離婚後、故郷ギリシアに戻ったきり音信不通だった父に、ジョアンが母の死を知らせたのだ。ディミトリ・カストロと名のる黒髪に黒い瞳の謎めいた男性は、最後の祈りを終えて帰途につくジョアンを呼びとめた。聞けば父は病に冒され、余命いくばくもないと言う。ジョアンはディミトリとともに初めてギリシアの地を踏むが、出迎えた父の美しい後妻アンドレアは、何か物言いたげな鋭く光る目でジョアンを見た。
  • 天使の恋革命
    完結
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    大富豪のひとり娘として令嬢ルースは、何ひとつ不自由なく暮らしていた。だが、パーティーで感じた灼けつくような視線――相手は、不愛想な年上の男性パット。研究一筋の彼からは、他の人にはない予感がした。人生を捧げるだけの大切なものをもっている彼ならきっと、私が心のどこかで感じている、満たされない“何か”を与えてくれる。しかし、パットは冷たく意地悪な態度で子ども扱いしてくるかと思えば、次に会った時は優しく誘ってくる。いったい何を考えているの…?
  • 十七歳の恋【ハーレクイン・ロマンス版】
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    彼は18歳年上の魅惑の後見人。もう子ども扱いしないでほしいのに。 1年ほど前から、ヒースはなぜか急によそよそしくなった。ヘレンにはそれがとても悲しかった。彼は継母の弟で、父と継母を同時に事故で失った3歳のヘレンを引き取り、これまで14年間、男手ひとつで育ててくれた人。血のつながらない彼への思いは、いつしか恋心に変わった。だが後見人としての使命感に忠実なヒースはまるでとりあわず、むしろヘレンを手に負えないおてんば娘だと思っている。ヒースは躾のために家庭教師を雇い入れるとまで言いだした。17歳のヘレンには、この恋を成就させる道が見えなくて……。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。ハーレクイン・ロマンス第1号を飾った大御所作家アン・メイザーが綴る大人気テーマ、年の差&後見人ものをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 残酷な初恋【ハーレクイン・セレクト版】
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    数年ぶりの帰郷で、オリビアは元夫ジョエルの迎えに驚いた。幼い頃から慕っていた彼と、大恋愛をして結婚したのは18歳のとき。だが流産を中絶と疑われ、オリビアは家を飛び出したのだった。離婚後、社会的にも成功したジョエルにもう少年の面影はなく、男性的な魅力と自信に溢れる彼は、目を奪うほどすてきだった。今もまだ、彼を愛している――それは疑いようもなかった。二人は失った時間を取り戻すかのように再び燃え上がったが、ジョエルのひと言が、オリビアの胸を切り裂いた。「君が中絶したことは、許す。だからやり直そう」あなたの子を何より欲しかったのは私なのに、なぜ信じてくれないの? ■若さゆえの誤解で別れを余儀なくされた二人。なぜジョエルは頑ななまでにオリビアが中絶したと信じたのか? 激しすぎる愛ゆえに、ときに人は過ちを犯す――ハーレクイン・ロマンスの大御所作家、アン・メイザーの筆が冴えわたります。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 哀愁のプロヴァンス
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    病弱な幼い息子ジョナサンに転地療養が必要と医師に告げられ、ダイアンはうなだれた。私にそんなお金なんてないわ。いいえ、1つだけ残された希望はあるけれど……。ダイアンは意を決して、3年ぶりにプロヴァンスを訪れた。当時と変わらない美しい風景の中に、変わり果てた彼が現れた。本当にマノエルなの? 熱く輝いていた瞳は、今や氷のようだ。「なぜ会いに来た? 目的は金か?」嘲るように彼が言った。あなたの息子のためだとは口が裂けても言うつもりはない。富豪の彼に知れたら最後、奪われてしまうとわかっているから。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 億万長者に買われた天使
    完結
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    ロンドンの高級社交クラブ<ザ・ロイズ>の経営者の一人娘エミリーは決断に迫られていた。このままでは父の借金のかたにクラブは人手に渡ってしまう。大富豪でプレイボーイと名高いラモン、彼に助けを請うしか彼女に選択肢はない。クラブはラモンにより救われエミリーは彼のもとで働くことになった。が、熱いまなざし、触れれば燃えるような熱情に抗えず、ついにラモンに身を捧げてしまうエミリー。まさか、彼女の運命を決定づける一夜になることとはまだ知りもせず──。
  • 情熱の系譜
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    父が亡くなり、借金と落ちぶれた家名を背負わされたヘレンは、友人の家で子守りとは名ばかりの下働きをしていた。その家族に付き添ってカリブ海を訪れたとき、彼女は空港で困っていたところを見知らぬ男性に救われる。礼を言って立ち去りかけて凍りついた。幼いころにヘレンを捨て、家を出た母が彼に駆けよってきたのだ。この若くすてきな男性が、まさか……母の愛人なの?嫌悪をおぼえて逃げようとする地味な身なりのヘレンに、皮肉にも彼は興味をあらわにして……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悪女の仮面【2分冊】 1巻
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    派手な衣装を着てイベント会場で販売員として働くマーサは、実業家サイモンに娼婦だと蔑まれた。なんてこと! マーサは彼にシャンパンをぶちまけた。それなのに食事に誘われ、ふたりは思いがけず急接近。けれど楽しい日々は彼の帰国により一方的に終止符が打たれた。そして3年後、モデルとなったマーサの前に再びサイモンが現れた。突然の再会に驚くが、以前と変わらない魅力をたたえる彼に心が騒ぐ。もう彼みたいな男性に振り回されないと決めたのに…。

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  • 情熱の系譜【2分冊】 1巻
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    父が亡くなり、天涯孤独となったヘレン。住み込みのナニーとして働き始めるが、実際にはひどい下働きとしてこき使われていた。ある時雇い主の一家とともにカリブ海を訪れたヘレンは、空港で困っていたところを見知らぬ男性に救われる。お礼をしようと話しかけたが、彼の名を聞いて凍りつく。まさか! 彼は幼い頃に自分を捨て、家を出た母の再婚相手では? この若くすてきな男性が母の愛人だなんて。嫌悪から逃げようとするが、彼はヘレンに興味を示して…。

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  • 過去はささやく【ハーレクイン・セレクト版】
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    イヴが祖母とともにひっそりと暮らす郊外の館に、ロンドンで奔放な生活を送る母が男性を伴ってやってきた。母は30代と年齢を偽り、彼には娘の存在を秘密にしているらしい。そのハンサムな男性の名は、ジェイク・ロメーロ。若くして大成した、世界的な実業家だという。ジェイクは、若さに似合わず地味なイヴに関心を抱いたようで、館に滞在中、何かと彼女に優しい言葉をかけてくれる。母という恋人がいるのに、いったいどういうつもりなのかしら?イヴはジェイクに対してそっけない態度をとりつづけた――そうしなければ、初めて感じる胸のときめきに屈してしまいそうで。 ■ハーレクイン・ロマンスの黎明期から黄金期にその名を馳せた伝説的な作家、アン・メイザー。母の恋人に惹かれてしまったことに恐れをなすイヴですが、当のジェイクにとってイヴの母は恋人でもなんでもなく、誤解は複雑に絡み合います。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 木蓮の咲く城で
    完結
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    トニはポルトガルで得た家庭教師の職を失って途方に暮れていたとき、旧友ポールと偶然再会する。婚約者の代わりをしてほしいと懇願され彼の祖母の家に連れていかれるが、そこはなんと伯爵家の城だった。大それた茶番劇に巻き込まれてしまったらしい。城主である伯爵ラウルを知ってさらに困惑が深まる。かつて事故にあいかけたときに助けてくれ、好意すら抱いていた男性が伯爵で、しかもトニを伯爵家の財産を狙う悪女と思いこみ、憎しみの目を向けてきたのだから!
  • 戸惑いの恋【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    レイチェルが切り盛りする小さなカフェにある日、上質の身なりをした紳士が突然現れ、店内がざわめいた。誰もが知る実業界の大物、ガブリエル・ウェブ――会うのは初めてだが、長身で強烈なラテンの魅力を放つ彼は、レイチェルの元恋人の父親だった。こんな場違いなところに、ガブリエルのような人がどうして?もしも息子と似ているとしたら、彼も冷徹な価値観の持ち主だろう。絶対に関わりたくないと思ったレイチェルの耳に、ガブリエルが囁いた。「とうとう君に会えてよかったよ」肉感的なぬくもりのある声……。若く見えるけれど白髪交じりで17歳も年上の彼に、いえ、それより、ひどい言葉で私を傷つけた男の父親に胸を高鳴らせるなんて……。 ■特別企画〈胸打つ名告白〉をお贈りします。本作は、多くの作家に敬愛される名作家アン・メイザーが描いた年の差ロマンス。友人に“貧民街”と揶揄されるレイチェルの店に突如姿を現したダンディな大富豪の狙いは、いったいなんなのでしょうか? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマス嫌いの億万長者
    完結
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    “妹と姪が急きょ来ることになったから屋敷にクリスマスを届けてくれ”大企業の社長マックスの困った要求は、秘書の従姉妹ソフィーが叶えることになった。母を亡くして最初のクリスマスをひとりで過ごしたくない…ソフィーはそう思い引き受けたが、マックスのクリスマス嫌いの態度にひどく傷つく。だけどそれはつらい過去を隠すための言葉だと気づき、妹や姪へのやさしさを見て惹かれる気持ちが芽生えるが――愛を信じられない彼へ、どうやって想いを伝えればいいの!?
  • 慕ってはいけない公爵
    完結
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    イギリス大企業のオーナーのひとり娘、ジュリエットの人生は父がすべて決めていた。そして夫までも決められそうになるが――愛のない結婚なんて嫌! そう反発し、行き先を告げずにひとり海外へ飛び出た。そして正体を隠し家庭教師として雇われた離島にある屋敷へ向かう。そこにはグレーの瞳で、射貫くような冷たい視線を向ける気難しい屋敷の主デュク。ジュリエットは生まれて初めての衝撃を覚えるが「僕は君を雇った覚えなどない」と言われ…!?
  • 人魚を愛した億万長者
    完結
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    車いすで暮らすマリエッタは、悪質なストーカー被害に悩まされていた。画家として売れはじめ、ようやく自立できるようになったというのに…。怯える彼女の前に現れたのは兄の親友ニコ。警備会社のCEOである彼に、兄が警護を依頼したのだ。屈強な肉体に深い海のような瞳…ニコがそばにいるだけで心が乱れてしまう。でも大丈夫。彼が私に特別な感情を抱くとは思えないもの。ところがニコの提案で、犯人が捕まるまで彼の所有する島でふたりきりで暮らすことになり…!?
  • 慕ってはいけない公爵【ハーレクイン・セレクト版】
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    父にむりやり結婚相手を決められそうになったジュリエットは、容姿の似た親友になりすまし、ひそかに遠く海外へ家出した。そこで、車椅子に乗った少女の話し相手の職を得る。いざ仕事先を訪れると、なんとそこはポルトガル貴族の邸宅で、彼女を迎えた美しいグレーの瞳の男性にひと目で惹きつけられた。その男性こそ、フェリペ・デ・カストロ公爵、少女の伯父だった。だが彼は怪訝な表情を浮かべ、誰かが勝手に求人を出したと言う。ジュリエットは傲慢な公爵に魅力を感じている自分が恐ろしかったが、少女の放った忠告がさらなる追い打ちをかけた。「前任者が首になったのは、伯父に熱をあげたからよ」 ■アン・メイザーは、多くの作家が“憧れの存在”として賞賛するスター作家です。ヒーローの強烈なカリスマ性に、否応なく惹かれていく若きヒロイン……。圧倒的なドラマで読ませます! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 買われた花嫁【ハーレクインSP文庫版】
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    レイチェルは18歳のとき、父の借金の形として、マルコムという親子ほど年の離れた腹黒い男に泣く泣く嫁いだ。牢獄のような暮らしが始まって3年がたったある日のこと、マルティネス侯爵と名乗る魅力的な男性が突然訪ねてくる。彼の母と旧知の仲であるマルコムに侯爵邸で静養してもらうため、わざわざポルトガルから迎えにやってきたという。だが、レイチェルが妻だと知った侯爵は、なぜか顔色を変えた。どうしてそんな軽蔑のまなざしで私を見るの?底知れぬ不安を抱え、彼女は病弱の夫につき添って旅立った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 瞳の中の悲しみに
    完結
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    資金集めの天才と呼ばれるPRコンサルタントのジルは、魅力的な医師タイラーからのチャレンジを受けた。それは彼のいる小児科の新病棟建設をかなえること。ジルにとって子供にかかわる仕事は過去の問題から避けたいものだった。しかし、タイラーの冒険心と優しさが、いつしか彼女に克服する勇気を与えていく。私の瞳の奥底に閉じ込めた悲しみも彼に癒してもらえたら…。それを望むにはもうひとつ克服しなければいけないことがある。人生を左右する、あの一番大きな問題を。
  • 断崖
    完結
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    弁護士事務所の秘書として働く18歳のジュリーは、単調な毎日に飽き飽きしていた。そんな時、新聞の求人欄が目にとまった。「引退した富豪、優秀な秘書求む」カリブの海と贅沢な毎日が私を待っている! 彼女の心は踊り、応募をすませ面接当日…。彼女を出迎えたのは、思っていたような老紳士ではなく、触れたら火傷してしまいそうな男性――ライスだった。秘書に受かるも仕事場は夢見たカリブ海ではなく、片田舎のさびれた屋敷で堅物な雇い主と過ごすことに!?
  • 家庭教師の恋わずらい
    完結
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    仕事を紹介されオーストリアの雪山に立つ美しい城を訪れたヴィクトリアは、ここなら不誠実な男性に傷つけられた心を癒せると期待する。しかし彼女を出迎えたのはハンサムだけど冷たくぶっきらぼうな男爵ホルストとひとり娘ソフィ。ヴィクトリアの仕事は住み込みの家庭教師だが、ソフィの不安定さが気になり男爵夫人について男爵に訪ねると…「ソフィの母親のことは話題にするな」と言われる。だが娘を思いやる横顔はやさしく――だめよ、彼にはきっとふさわしい奥様がいるのよ…。
  • すり替わった王家の花嫁
    完結
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    秘書のナタリーはロンドンの空港で自分とうりふたつの女性に出会う。地中海に浮かぶ小国のプリンセスだと言う彼女は、タブロイド紙を賑わすプリンス・ロドルフォとの結婚が目前に迫っているらしい。つかの間の自由が欲しいという彼女の願いを聞き入れ、ナタリーは期間限定でプリンセスと入れ替わることになった。最悪なプリンス、私が懲らしめてやるわ! そう意気込むナタリーだったがロドルフォに会ったとたん、君は僕のものだと熱く唇を奪われて――。
  • エスプレッソとミルクティー【分冊版】1
    完結
    -
    【この作品は同タイトルの分冊版です】長いまつ毛に白い肌。美波の彼・樹は女のコより可愛いと評判の社内の王子様。誰もがうらやむけど、二人はまだプラトニック。それは、子供の頃のいじめのせいで今も男性が少し恐い美波を樹が大事にしている証だった。でもついに樹に一泊旅行に誘われる! そんな矢先、本社から社長の御曹司と噂される超エリートのイケメン・氷浦圭吾がやって来る。氷浦は美波の隣の部屋に越してきて…!?

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  • エスプレッソとミルクティー
    完結
    -
    美波の彼・樹は女のコより可愛いと評判の社内の王子様。誰もがうらやむけど、美波はまだヴァージン。でもついに一泊旅行に誘われる。そんな矢先、本社から超エリートイケメン・氷浦圭吾がやって来る。美波の隣の部屋に越してきた彼は、社長の御曹司という身分を隠して産業スパイを探していた。美波は氷浦に、一緒に社内を探ってほしいと頼まれるが、それは恋人の樹に秘密をもつことで…!?
  • 愛は繰り返す
    -
    彼女を弄んで捨てたはずのリードが、なぜここに――?まだ16歳だったヘレンは、20も年上の男性と恋に落ち、たった一夜の過ちで妊娠した。だが、彼は忽然と姿を消し……、遊ばれたと遂に悟らざるを得ず、ヘレンは娘を独りで産んだのだ。未だ心の傷が癒えないヘレンは、一人の若い男性と知り合い、ある日、バミューダにあるという彼の実家へ招待を受ける。広大な邸宅に驚くヘレンは、金融界の大物の父親を紹介されると、声にならぬ悲鳴をあげた。それはあの、リードだった。忘れもしない。しかし、リードはヘレンを覚えていなかった。
  • 残酷な初恋【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!15年ぶりに故郷の空港に降り立ったオリビアは、迎えに来るはずの姉の姿を捜した。と、そこには再会を恐れていたかつての夫――ジョエルがいた! ふたりは愛しあいながらも、若さと貧しさとプライドゆえ離婚したのだった。再び彼を前にして、オリビアは後悔の念にさいなまれた。今や歳月が彼に大人の落ち着きを加え、女性なら誰でも無視できないほど魅力的だ。でも、この想いに従うことはできない。ふたりの間には互いに決して許せない過去が存在しているのだから。
  • サンチェス家の花嫁
    -
    二十歳のレイチェルは、ロンドンへ出張に来ていた年上の大富豪、アンドレ・サンチェスと熱い恋におち、結婚した。サンチェス家はバハマ諸島のあちこちに別荘やホテルを所有する名家。だが若い彼女は仕事中毒の夫との虚しい生活に疲弊し、流産したショックもあいまって、心の傷を癒やそうと帰国した――。それから5年、父は死の床にあり、事業は傾いていた。レイチェルは悩んだすえ、夫の援助を求め、バハマへ戻る。そこで目にしたのは、名ばかりの夫の冷たい視線と、見知らぬ女性の姿。その瞬間、レイチェルは胸の痛みを覚えた。まさか……嫉妬? 私はまだこの人を求めているの? ■1979年に刊行されたハーレクイン・ロマンス初期の話題作をリバイバル刊行します。うぶなヒロインと、大人の魅力たっぷりの年上の億万長者との恋をご堪能ください。傲岸不遜で情熱的なラテンヒーローの魅力がたっぷり詰まった逸作です
  • 永遠の一夜【ハーレクイン文庫版】
    -
    カリブ海の小島に身を隠したオリヴィアのもとに、亡き夫の会社を継いだクリスチャンから電話が入った。夫のところにいた息子が、事故で大怪我をしたのだという。足場を失ったかのように、オリヴィアはその場にくずおれた。すぐにでも飛んでいきたかったが、クリスチャンに居場所を突き止められたショックが大きすぎる。彼の子を身ごもっているのを知られたらどうしよう?幻滅していた夫が死んだ夜に、犯した過ちを繕う術はもうない。オリヴィアは誰にも告げず、ひとり出産しようとしていた。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛人には幼すぎて
    完結
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    夕闇にまぎれ、裸でカリブ海を泳いでいたリリーは、最近NYから越してきた大富豪のレイフにその姿を見られてしまう。ひとまわり以上も年上の彼にはよくない噂がつきまとう。真面目な牧師の娘リリーは、彼に近づいてはいけないと理性ではわかっていても、レイフの危険な魅力に心奪われ、誘いを拒むことができない。夢中でキスに応えてしまうリリーにレイフは警告する。「これ以上、僕に近づかないほうがいい」どうして!? 彼を想うだけでこんなにも胸が苦しいのに……!
  • プリンセスのお相手は?
    完結
    -
    政略結婚から逃れることに失敗して城に監禁された王女アンナが助けを求めたのは、かつて禁断の愛を交わした男性グレッグ。現れた彼を前にしてアンナの脳裏に過ぎ去りし夏の日が蘇る。村娘を装ってお忍びで行った田舎祭り。自由で勇ましいグレッグとの運命の出会い。情熱の戯れ…。だが今、彼は冷たく侮蔑さえはらんだ瞳でアンナを見つめていた。彼を捨て、王女として生きることを選んだアンナには、彼の恨みを知りながら再会を求めずにはいられない理由があって…。
  • 偶然のシンデレラ
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    パーティでケータリングをするサマンサに、男性が声をかけてきた。マシュー! ハンサムな彼はイギリスとギリシアの血を引く、船舶会社アポロニアス・コーポレーション後継者という有名人だ。彼は、祖父の誕生日パーティの手伝いをしてほしいのだという。仕事の話にしては、まなざしや態度が親密すぎる気がしたが、彼のような男性がわたしなんかに興味を持つはずがないと、サマンサは恥ずかしくなり、慌てて仕事を請け負った。まさかそのパーティが、ギリシアの美しい孤島で催され、その間ずっと、マシューと寝食をともにすることになるとは――そしてそれこそが彼の思惑だったなど、彼女はまだ知らなかった。 ■ハーレクイン・セレクトもめでたく500号を迎えました。これもひとえに、いつもご愛読くださる皆様のおかげにほかなりません。感謝を込めて、ハーレクイン・ロマンスを代表する作家アン・メイザーのシンデレラ・ストーリーをお贈りします。
  • 拒絶された億万長者【ハーレクイン・セレクト版】
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    仕事でブラジルを訪れたイザベルは、ディナーの席で仕事相手から義理の息子を紹介されて凍りついた。アレジャンドロ!彼とは3年前、運命的に出会い、燃えるような一夜をともにした。だが翌朝、彼は緊急の用件でブラジルへ帰国してしまったのだ──かならず戻ってくるという言葉だけを残して。巨大企業を経営しているというアレジャンドロは、片足が不自由になり、すっかり気難しい人物に変貌していた。いったいこの3年でアレジャンドロに何が起きたというの?さらに彼女を怯えさせたのは、彼が秘密を知っていたことだ。あの一夜で授かった、かわいい娘がいるということを。 ■ベテラン作家アン・メイザーの2010年刊行の人気作をお届けします。彼女に憧れてロマンス作家になったという新人作家が多いのもうなずける、ドラマティックなシークレットベビーの傑作です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • アンダルシアの休日【ハーレクイン文庫版】
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    カッサンドラは大資産家の息子に求婚されるが、彼の兄のエンリケに恋してしまう。しかしそれは、結婚を阻止するための罠だったのだ。スペインの旧家デ・モントーヤ家出身のエンリケは、彼女を金目当てのふしだらな女だと決めつけた。罠に気づいたときは、抗しきれず身をまかせたあとだった。男性に幻滅したカッサンドラは妊娠したことさえ告げず、彼の一族と関わりを絶った。二度と会うこともないと思っていた。だが、運命はいたずらにふたりを引き寄せる。その10年後……。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • カリブの白い砂
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    看護師のエリザベスは、年配の入院患者のプロポーズを受け、彼の所有するカリブ海に浮かぶ島へと赴いた。彼の健康が回復次第、結婚することになっている。ところが、憧れの南の島での生活を夢見て、期待に胸躍らせていたエリザベスは、婚約者の高圧的な態度や異常なほどの嫉妬深さにショックを受け、結婚にためらいを感じ始める。そんなとき、危険な男だと思い警戒していた有力者、深緑色の瞳をもつラウールと何度も顔を合わせるようになり、彼の男性的な魅力に惹かれていき……。■〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1991年の今回は、ハーレクインの伝説的な作家アン・メイザー。この結婚は正しいはずと何度自分に言い聞かせても、出会ったばかりのラウールに惹かれてしまう。堅実な婚約者と、野性味あふれる男性との間で揺れ動く女心は……。
  • 嘘つき天使
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    17歳まで修道院で過ごした天涯孤独のアレクサンドラ。父亡き後、共同事業者だったジェイスンに引き取られるが、生まれて初めて優しくされて、彼に恋心を募らせていく。だが、20も年の差があるジェイスンにははなから相手にされず、アレクサンドラの小さな胸は締めつけられるのだった。ある夜、アレクサンドラは彼の寝室へ行き、嵐が怖いと嘘をついて、添い寝をしてほしいと懇願した。するとジェイスンは低く押し殺した声で、少女を厳しく叱った。「自分が何を望んでいるのか、知るには早すぎるんだ」
  • 三度恋する
    -
    重役秘書ライアは18歳のときに母を亡くして以来、頻繁にトラブルを起こす妹の世話を懸命にやいてきた。その妹もようやく看護師として就職し、やっと肩の荷が下りたと安堵していた矢先、ライアは突然の妹からの電話に凍りついた。無免許運転で自動車事故を起こしてしまい、同乗していた恋人はいまだ昏睡状態だというのだ。すすり泣く妹に呆れながらも、ライアはなぜか突き放せずにいた。すると今度は、妹の恋人の叔父だという大富豪のジャレッドが訪ねてきて、甥に付き添うこともしないライアを厳しく責めた。ああ、なんてこと! 彼は私を妹と勘違いしているんだわ。■トラブルメーカーの妹の後始末をさせられてばかりだったライア。しかし、今度のトラブルは彼女と大富豪ジャレッドを引き合わせてくれました。絡み合った糸がほぐれていくにつれ、愛も深まり……。
  • 愛という名の足枷
    -
    憎しみに燃える目で私を睨む彼が、この身に宿した子の父親だとは……。 アビーはロンドンのバーでルークと出会った。母の介護と日々の生活に疲れきっていた彼女は、彼とのつかの間の逢瀬を楽しみ、心から癒やされた。だが、ある事情からアビーはそれ以上の関係に進むことができず、ふたりはそのまま会うこともなかった。5年後、開発事業で成功を収め、大富豪となったルークがアビーの前に突然現れる。瞬時に甦る情熱のまま結ばれた翌朝、彼は冷酷に言った。「結婚に興味はない。だが愛人なら……」深く傷ついたアビーは、数週間後、体に異変を感じて愕然とする。■伝説の作家アン・メイザーの新作をお届けします。その情感にあふれたドラマチックな世界観は、作家デビューから40年以上たった今でも変わらぬまま。熟成した大人のロマンスをお楽しみください。
  • 小さな悪魔
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    白々とした冬の館――年若いジョアンナは、悪魔の異名を持つ娘アニヤを躾けるために、家庭教師として赴いていた。アニヤの父ジェイクもまた顔に、悪魔のように痛ましい傷があり、世捨て人のように暮らしている。だが、20も年の離れたこの人は、ジョアンナに女性としての意識を呼び覚ます謎めいた魅力があった。ある日、アニヤの悪口を吹聴する家政婦を叩き出す事件が起こる。「べっぴんさんとふたりきりで楽しみなさるがいい」去り際の家政婦に、まるで男女の関係があるかのように揶揄され、以来、ジョアンナはジェイクに避けられるようになって……。
  • 再会にご用心【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    5年前に別居して以来初めて、夫のデメトリが訪ねてきた。ゆえあって再婚するので、正式に離婚したいという。夫の浮気を許せずに家を出たジェーンだが、まだ彼を愛している。彼女はパニックに陥り、慰めようとした夫と愛を交わしてしまう。衝撃の再会から数週間後、妊娠が判明した。だが、再婚を考えている彼に言えるはずもない。悲嘆にくれているとき、デメトリから電話があった。「死に瀕した父が君に会いたがっている。ギリシアへ来てくれ」迷い抜いたすえにジェーンは承諾し、旅立った。愛しいデメトリと、彼の再婚相手が待つ島へ。 ■ロマンス界の生きる伝説ともいえる大御所作家アン・メイザーが描く夫婦元さやロマンスです。ギリシアの名門一族に嫁いだヒロインが、婚家のいじめや夫の浮気疑惑に苦しめられながらも、一途な愛を貫きとおす感動作。長年のファンも初めての方も、きっと虜になります。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ダーク・モザイク
    -
    列車で向かいに座った女性を見て、セシリーは、似ていると思った。高級な毛皮のコートを着て、身なりこそ違うけれど、目鼻立ちも、すみれ色の瞳も、ライトブラウンの髪も、わたしと同じ。――とその時、列車が轟音とともに急ブレーキをかけ、激しく揺れた。病院で目を覚ました彼女は、記憶を失っていた。彼女の名前は“ジェシカ”といい、亡くなった父親の遺産相続のため、町に向かう途中の事故だったと、亡父の従弟ジェイムズが教えてくれた。ジェイムズの屋敷で静養することになったが、なにか腑に落ちない。スーツケースにあった服はどれも派手な高級品で好みではないし、ジェイムズがわたしを訝しむようなまなざしで見るのは、なぜ……?■伝説の作家アン・メイザーの、ミステリアスな記憶喪失ロマンスをお贈りします。列車事故と記憶喪失がもとで、別の女性と入れ替わってしまったセシリー。数奇な運命によって引き寄せられたジェイムズと、記憶という迷宮の中で恋に落ちてゆきますが……。
  • ピノキオの娘 1巻
    完結
    -
    全1巻660円 (税込)
    美貌のマスクに冴えわたるメス、どんな病も治してみせる名医・咸生光一。彼に憧れる霊感看護婦の安積リナは、新宿で小さなクリニックを開院している光一の元へ強引に押しかけ、働く事となった。不思議な病を抱えた患者さんを治すメディカルケアストーリー!
  • 苦しみのあとに
    -
    ここに来たことを、ローラはもう後悔し始めていた。家庭教師の求人広告を新聞で見たばっかりに。そこには5年前、ローラのもとを去った男と同じ名があった。ラファエロ・マドラレーナ。それを見たとたん、ひとめでいい、ただ会いたいという欲望にかられるままに、ここまで来たのだ。マドレーナ家――彼は代々続くスペインの領主で、やがて国に帰り、許嫁と結婚するのは免れない運命だった。わかっていたのに。辛い過去がよみがえりローラの胸は痛んだ。あれほど愛されていたのに、なぜ別れなければならなかったの……。
  • この愛が罪でも
    完結
    -
    カリブ海に浮かぶサン・フェリペ島を訪れたミーガンは、迎えに現れた甥レミーの逞しく成長した姿に目を奪われた。彼に会うのは16年ぶり。15歳のときに両親が別れて、母が島に住むレミーの祖父と再婚して以来。奔放な母を許せず、実父と暮らすことを選んだ私は、大好きだったレミーやこの場所から距離を置いた。そう…永遠に置いておくべきだったんだわ。ミーガンの瞳に潜む欲望を誘い出すかのように、レミーが熱い視線を絡ませる。禁断の恋が始まろうとしていた。
  • 再会にご用心
    完結
    -
    ジェーンは5年前から夫デメトリと別居していたが、今になって突然夫が現れ、正式に離婚を申し入れてきた。ジェーンは自分でも意外なほどショックを受けた。夫は今も変わらず魅力的。私はまだ彼をこんなにも愛しているんだわ。パニックを起こしたジェーンは、慰めようとするデメトリと愛を交わしてしまう。が、それはしょせん一時の過ちとして、結婚生活のけじめをつけようとしたふたりを、運命は思いがけない方向へと導いた。なんとジェーンが妊娠してしまったのだ!
  • 家庭教師の恋わずらい
    -
    間違った人への間違った恋に、彼女は絶望した。 ヴィクトリアがイギリスからはるばるオーストリアへやってきたのは、既婚者と知らずにつき合っていた男性から逃れるためだった。折よく叔母から、男爵令嬢の家庭教師の職があると紹介され、すぐさまその話に飛びついたのだ。しかし、美しい雪山に立つ城の主はヴィクトリアに冷たかった。初日から経験不足を非難され、髪が長すぎるなどと文句を言われて、彼女はみじめでたまらなかった。なのになぜか男爵のそばにいるだけで胸が騒ぎ、陶然としてしまう。同じ過ちを繰り返してはだめよ。私は彼の娘の家庭教師。この思いに気づかれたら、高潔な男爵にもっと嫌われてしまうわ……。 ■「眉をひそめたくなるような禁断のロマンスでも、アン・メイザーなら許せる!」とまで読者に言わしめる、大人気作家の1971年刊行未邦訳作です。作家初期の初々しさを堪能できる1作です。
  • 秘められた絆【ハーレクイン文庫版】
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    外交官の夫が勤務地の南米で悲劇的な死を遂げ、サラは4歳の息子ベンとともにイギリスに戻ってきた。やむなく亡き夫の実家に滞在することになったものの、屋敷には夫の弟、アレックスがいる。しかもここは5年前に“あの過ち”が起きた場所――長くとどまるわけにはいかない。だがベンを連れて出ていこうとするサラにアレックスは告げた。ベンはこの4年間、君と暮らしたのだから、今度は父親であるぼくと暮らす番だ、と。 *本書は、初版ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋の相手は…? II
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    ウエディングドレスはみごとに仕上がった。これを着て、フランは花嫁に――いや、リサのママになるのだ。そう、リサのために、フランはリトリックと結婚する。リサの願いどおりの、絵本そっくりのドレスで。リトリックの娘、母のいない六歳の娘リサが求めるママになり、あと半年という小さな命の最後の日々を幸せにするために。◆サラは家庭教師としてカリブ海の小さな島にやってきた。島に着いたサラを、雇い先の使用人らしき男性が出迎える。引き締まった男らしい体つきに、魅力的な顔立ち……。屋敷に着くと、サラはいきなり女主人に罵声を浴びせられた。「あなた、わたしの夫を誘惑しようというんじゃないでしょうね」わたしの夫? では、この人が雇い主のジェイソン?
  • 後悔の夏
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    青い海に浮かぶ孤島は、パラダイスの名にふさわしい地。だがアビーにとっては、悲しい思い出の象徴だった。6年前、愛するジェイクの子を身ごもりながら、アビーは追われるようにこの島を去ったのだ――ある誤解からジェイクに憎まれ、罵倒されて。ふたりの愛の結晶も、生まれてすぐジェイクに奪われた。だが今、その彼が病に倒れ、息子が私を必要としている。感慨に震えながら懐かしい屋敷へ足を踏み入れたとたん、入院しているはずのジェイクが怒った顔で現れた。
  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • 禁断の夢
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    恋に破れてあとにした故郷に、再び帰る。苦い思い出がローラの胸を刺した。■ローラは三十歳、ニューヨークの出版社に勤務している。離婚し、キャリアガールを目指す日々だ。そんな彼女のもとに故郷ウェールズから父の訃報が届き、急ぎ帰郷する。十年ぶりの故郷だった。ローラの産みの母は彼女が少女のころ亡くなり、ほどなく、彼女より三歳上の息子オリヴァーを連れたステラが父の後添いになった。ローラが十六の年に、それまで仲良しの兄と妹だったはずの二人の間に、突然、恋の炎が燃え上がった。しかしオリヴァーが館を出て、幼い恋はピリオドが打たれた。そして今日、やはり葬儀のために館に帰ってきた義兄と再会し、ローラはいまでも彼を愛していることに気づいて思い悩む。破局はステラの仕組んだ筋書きだったとも知らずに。
  • 哀愁のプロヴァンス
    -
    病弱な幼い息子ジョナサンに、医師の指示に従って転地療養させるためには多額の費用がかかる。ダイアンは、豊かな農園を経営するマノエルに援助を求めるためスペインの国境に近いフランスの町にやってきた。
  • 恋がよみがえる島で
    -
    これはあなたから逃げだした私への復讐?それとも、何か別の理由があるの?■元婚約者に呼び出されたはずのペイジ・テナントは、別の男が席に着いているのを見て戸惑った。ニコラス……。苦い恋の思い出が脳裏によみがえる。ところが彼は、何気なくペイジに仕事をもちかけた。ギリシアのスキアポリス島で、彼が後見している少女のコンパニオンをしてほしいというのだ。過去のことを思えば断りたいのが本音だったが、父が負債を抱えて亡くなり、高校生の妹を抱えるペイジは結局その依頼を引き受けざるを得なかった。あの島に再び赴く……。かつてニコラスと夢のような日々を過ごし、その後悲嘆のどん底に突き落とされた島へ。それにしても、ニコラスはどうしてこんなことをするのだろう?
  • 愛のともしび
    -
    妹サンドラと暮らす母に呼ばれ、カレンはひさしぶりに実家を訪れた。母はサンドラが妻ある男と交際していると知って、心を痛めていたのだ。相手の男は、カレンが五年間の結婚生活の末、二年前に離婚したポールの弟だ。ポールに頼んで二人を別れさせてほしいと母は言う。カレンはつらい思いを抑えてポールに連絡をとった。
  • 美しきいけにえ
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    父の自殺で孤児になった少女セアラ。幼いころ会ったきりの叔母から“私の世話係にならないか”と誘いの手紙を受け取ったときには、神の救いのように思えた。一抹の不安を抱えつつ、汽車を乗り継いで到着した叔母の館には、さんさんと明るい陽光が降り注いでいる。だがひとつだけ、影があった。叔母の若い愛人ジュードの存在だ。黒髪に憂いを帯びた瞳、謎めいた美貌――セアラはひとめで惹きつけられてしまう。隣家の令嬢ヴェネティア・バドレーもすっかり彼に夢中のようだ。そんなある日、バドレー卿からパーティの招待状が届き……。 ■叔母の愛人から人目を忍ぶキスをされたセアラ。罪の意識に苛まれながらもジュードには抵抗できませんでした。壮麗な屋敷で美青年に翻弄され、溺れてゆくヒロインに待ち受ける衝撃の真実とは? 大御所アン・メイザーの、めくるめく愛の世界をご堪能ください。
  • 鷹の館の領主
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    モルガナはロサンゼルスで父に会うため、ブラジルを飛び立った。だが間もなく機体は旋回し、アンデスの山中へと向かい始める。搭乗機がハイジャックされてしまったのだ。やがて飛行機は山あいの小さな高原に着陸し、なぜかモルガナだけが先に降ろされ、谷間の館へ連れていかれた。そして館の広間に通された彼女を迎えたのは―ルイス!モルガナは呆然とした。まさか彼が首謀者だったなんて。リオの大使館のパーティで、彼と初めて会った夜の記憶が甦る。ダンスフロアでつかの間、官能的に舞った、甘く切ないあの夜…。物思いに沈む彼女の耳に、驚くべきルイスの告白が届けられた。
  • 二人のミレニアム
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    優しい男性と静かな幸せを築こう。そう決心した矢先、死んだと思っていた夫が……。■夫のモーガンが生きているですって!モーガンは四年前、新妻だったフリスを置いてアフリカに行き、内戦に巻きこまれて死亡したと信じられていたのだった。命を絶ちたいと思うほどの苦しみからようやく立ち直り、フリスは田舎町で教師として新しい生活を始めていた。精神的に支えてくれた牧師グレアムと婚約もした。モーガンへの愛は力強く情熱的で嵐のようだったが、危険を冒して旅立った彼には今も許しがたいものを感じている。一方グレアムは、もっと穏やかな愛のかたちがあると教えてくれた。しかし、複雑な思いを胸に再会したモーガンはフリスを圧倒した。その荒々しい男性的魅力は四年前のままだった……。
  • 十七歳の恋
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    1年ほど前から、ヒースはなぜかよそよそしくなった。ヘレンにはそれがとても悲しかった。ヒースは継母の弟で、父と継母を事故で失った3歳のヘレンを引き取り、これまで14年間、男手ひとつで育ててくれた人。血のつながらない“叔父”への思いは、いつしか恋心に変わった。だが後見人としての使命感に忠実な彼はまるでとりあってくれず、それどころかヘレンを手に負えないやんちゃ娘だと思っている。ヒースはしつけのために家庭教師を雇い入れるとまで言いだした。わたしが派手な失敗をするのも、彼の注意を引きたい一心なのに。17歳のヘレンには、この恋を成就させる道が見えなくて……。■作家が憧れる作家、アン・メイザーの1980年代の名作をお届けします。若き乙女が身近な年上の男性に胸をときめかせる初々しい初恋物語。少女が大人の階段をのぼる瞬間がみずみずしく描かれています。6/5刊のHQロマンスの未邦訳旧作にも、乞うご期待!
  • 買われた花嫁
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    レイチェルは18歳のとき、父の借金の形として、マルカムという親子ほど年の離れた腹黒い男に泣く泣く嫁いだ。牢獄のような暮らしが始まって3年がたったある日のこと、マルティネス侯爵と名乗る魅力的な男性が突然訪ねてくる。彼の母と旧知の仲であるマルカムに侯爵邸で静養してもらうため、わざわざポルトガルから迎えにやってきたという。だが、レイチェルが妻だと知った侯爵は、なぜか顔色を変えた。どうしてそんな軽蔑のまなざしで私を見るの?底知れぬ不安を抱え、彼女は病弱の夫につき添って旅立った。
  • メディチ家の薔薇は白く
    完結
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    ロンドンのホテルで働くスザンヌは友人のピエトロの実家で休暇を過ごすことになった。そこはイタリア貴族の末裔が住む壮麗な邸で、若き当主マッツァーロは事故で体中に怪我を負った男性だった。スザンヌは彼を目にした瞬間、その圧倒的な存在感にひき込まれてしまった。彼にはあんなにも美しい妻と子供がいるのに! どうしてこんなに惹かれてしまうの? そんななか、スザンヌは彼の妻も知らない秘密を知ってしまう。嵐のように激しい愛の渦に巻きこまれて…。
  • ローレンの赤ちゃん
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    ケリーンの18歳になる妹が亡くなった──生まれたばかりの我が子の父親の名を言い残して。富も名声も手に入れた著名人、トリスタン・ロスが父親だなんて!つい最近まで、妹はトリスタンの秘書として働いていた。妹の訃報を知っているはずなのに、連絡ひとつよこさない男。ケリーンの胸に怒りがふつふつと沸きあがった。矢も楯もたまらず、ケリーンはトリスタンの邸宅を訪ねるが、驚いたことに、彼は即座に子どもの父親ではないと断言したうえで、聞くに堪えない妹への侮辱の言葉を並べたてた。ケリーンは衝撃に打ちのめされた。いったい何が真実なの?
  • 愛の谷の花嫁
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    ひどい、あんまりだわ。キャロリンは非難を浴びせてくる男をにらんだ。サラクスの領主で、ハンサムなうえに傲慢なカルロス・ダルヴァレス。ここでは彼の言葉は法も同然だと聞いている。当地で仕事を続ける父を思って我慢を重ねてきたけれど、もう限界。同じ年頃で気の合う彼の弟と、湖で一緒に泳いでいただけなのに、わたしのほうから誘惑を仕掛けたと言うのだから。母国イギリスでは考えられない、あまりにも理不尽な言葉の数々だった。「弟は、君のような“違う種類”の人間とはつき合わないんだ」身分を見下されたうえ、ふしだらな女とまでほのめかされ、気づけばキャロリンは、カルロスの頬をひっぱたいていた!■“作家が憧れる作家”アン・メイザーの1970年の旧作を初邦訳でお届けします。誇り高きラテン系ヒーローが15歳も年下のヒロインの行状に目を光らせるのは、一族と領地の秩序を守るためか、それとも……? 古き良きHQロマンスの醍醐味を味わえる一作。
  • 慕ってはいけない公爵
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    父にむりやり結婚相手を決められそうになったジュリエットは、容姿の似た親友になりすまし、ひそかに遠く海外へ家出した。そこで、車椅子に乗った少女の話し相手の職を得る。いざ仕事先を訪れると、なんとそこはポルトガル貴族の邸宅で、彼女を迎えた美しいグレーの瞳の男性にひと目で惹きつけられた。その男性こそ、フェリペ・デ・カストロ公爵、少女の伯父だという。だが彼は憤怒の色を浮かべ、誰かが勝手に求人を出したと息巻いた。ジュリエットは傲慢な公爵に魅力を感じている自分が恐ろしかったが、少女の放った忠告がさらなる追い打ちをかけた。「前任者が首になったのは、ばかみたいに伯父に熱をあげたからよ」■名作家アン・メイザーの1970年の旧作を初邦訳でお贈りします。はるかに年が離れていても圧倒的な魅力を放つ公爵。彼への恋心を、ジュリエットはその小さな胸に閉じこめておけるのでしょうか?
  • 背徳のキス
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    父の隣に寄りそう美女を、デメトリは鋭いまなざしで見据えた。67歳にもなった父がイギリスから若い愛人を連れ帰ったことで、海運業界に君臨するカストロ一族はいま大騒ぎだ。愛人の名はジョアンナ。おおかた一族の財産をくすねるため、天使のように清らかなあの微笑で、父に近づいたのだろう。長男としてどんな手を使っても、彼女を追い払わなくては。だが固い決意とは裏腹に、デメトリは密かに戸惑っていた――悪女には到底思えぬ、純真そうなジョアンナから目を離せず、そればかりか……父にほのかな嫉妬すら覚えてしまう自分に。
  • ハーレクイン・ロマンス特選 II
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    『危険な再会』―若くして結婚したジェイムは夫から酷い暴力を受け、心身共にぼろぼろになっていた。そんな彼女の唯一の救いが、義弟のベンの存在だった。だが、ある夜を境にふたりは離れ、15年後──ひとつの命が再びふたりを引き合わせる。『シンデレラの恋』―借り物の高価なドレスに身を包み、別人のように変身して、あるパーティに出席した貧しい秘書のジェーン。理想の男性アダムと出会い惹かれるが、身分違いに怯むあまり、偽の連絡先だけを残して彼の前から姿を消す。
  • 幻を見ていた夏
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    ベストセラー作家カテリアナ・レディングを目の前にして、ハイメイは言葉を失った。彼女の雇主であるシルバーブロンドのその女性は、かなりの年齢のはずなのに、どきりとするほど美しかった。本の裏表紙の写真から予想していたとはいえ、実際のカテリアナがこれほど魅力的だったとは。ハイメイが作家の秘書という仕事に応募してバミューダ島に来たのは、二十七年前にカテリアナがとった行動の謎を解くためだった。夫と赤ん坊を捨てて出ていった女性の心の秘密は?ところが、ハイメイはすぐに衝撃的な事実に直面した。カテリアナは、亡夫の息子で若く精悍なドミニクと親密な関係らしい。だがハイメイのとまどいをよそに、ドミニクは彼女に近づいてきた。
  • 情熱の系譜
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    父が亡くなり、借金と落ちぶれた家名を背負わされたヘレンは、 友人の家で子守りとは名ばかりの下働きをしていた。 その家族に付き添ってカリブ海を訪れたとき、 彼女は空港で困っていたところを見知らぬ男性に救われる。 礼を言って立ち去りかけ、彼女は凍りついた。 幼いころにヘレンを捨て、家を出た母が彼に駆けよってきたのだ。 この若くすてきな男性が、まさか母の愛人なの? 彼女は嫌悪をおぼえて逃げようとするが、 皮肉にも彼は地味な身なりのヘレンに興味をおぼえていて……。

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  • 愛と憎しみの旅路
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    ヘレンは祖母の急逝を知らされ、重い足を故郷に向けた。忌々しいレイフのせいで、唯一の家族である祖母の最期に立ち会えなかった。レイフはヘレンにとって大切な屋敷の使用人の息子で幼なじみだ。ヘレンは祖母のお気に入りの彼に反発する半面、憧れを抱いていた。だが15歳の夏の日、淡い恋心を踏みにじられ、愛は憎しみに変わった。彼とのいがみ合いもこれで終わるはず……。ところが葬儀のあと、レイフの素性が明らかになり、予想外の遺言が言い渡される。屋敷はレイフに遺され、ヘレンは彼と結婚しない限り相続できない、と。

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  • 罪深い真実
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    愛する夫ジェイクとの、夢のような結婚生活。イゾベルはまさに幸せのただなかにいた。ある夜、泥酔してしまったイゾベルは気がつくとベッドに横たわっていた。状況を把握したとたん、イゾベルは愕然とした。隣に、一人の男性が寄り添っていたのだ。あろうことか、ジェイクの古くからの親友が……。当然ながら夫は激怒し、イゾベルの訴えもむなしく家を出た。あれから十一年。二人はいまも別居生活を続けている。そんな二人に、転機が訪れようとしていた。■アン・メイザーが描く、情熱的な恋物語をお届けします。はたしてねじれた愛の行く末は?

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  • 愛なき情熱
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    グレースは恋愛には縁がない。だからプレイボーイのオリヴァーに興味を持たれて、どうしていいのかわからなかった。彼の弟との交際を疑っているにもかかわらず、ぶしつけなまでの熱いまなざしを向けてくるのだ。そしてある日、グレースはとうとうオリヴァーの情熱的なアプローチに屈してしまう。夢のようなキスに溺れ、意識が遠のいていったとき、突然、彼が体を離して言った。「ぼくには、ほかにつきあっている女性がいるんだ」

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  • 熱い目覚め
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    国際的企業グループの経営者パトリックは、高級車を降りると、こぢんまりとした工芸品店に足を踏み入れた。カウンターに佇むのは、いかにも無垢で清楚然とした女性。ここを訪ねたのは“話をつけてきて”と姉に泣きつかれたからだ。姉は、この女性イゾベルこそが夫の浮気相手だと確信している。だが、聞いていたようなふしだらな女には到底見えない……。イゾベルの上品で控えめな微笑を見ながら、天使なのか悪女なのか決めかね、パトリックは葛藤していた。美しき彼女の虜にすでになってしまったと自分では気づかぬまま。
  • 心がわり
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    ブラジルの石油会社に就職した婚約者に会うため、ドミニクは現地を訪れた。だが空港で彼女を迎えたのは、婚約者の雇い主であるヴィンセンテ・サントスだった。 漆黒の髪、褐色の肌、不思議な光をたたえた琥珀色の瞳――その男は彼女が出会った中で最も魅力的な男と言えた。ヴィンセンテはどこかからかうような口調でドミニクに告げた。「残念ながら、あなたのフィアンセはここに来られない」温室育ちのドミニクに予期するすべはなかった。婚約者の裏切りも、目の前の男が仕掛けた残酷な罠も。
  • カリブの海に抱かれて
    完結
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    ここに君の味方は誰もいない。守ってやれるのは僕だけなんだ――両親の死後、悲しむクレオの前に突然、本当の親族だというスペインの大富豪が現れた。彼の名はドミニク・モントヤ。生まれついての支配者のように美しく尊大な彼は、『主人を誘惑したふしだらな使用人の娘』であるクレオを一族に迎え入れる気になったのだと言う。戸惑いの声を押さえつけられ強引にカリブの邸宅に連れ去られたクレオ。そこで彼女を待っていたのは名家に秘められた残酷な愛の物語だった!
  • 灼熱の情事
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    うだるように暑いマイアミに、アビーは降り立った。弟のエドワードが交通事故に遭い、入院したと聞いたのだ。ここに来るのは2年前のあの日以来。そして、2度と足を踏み入れるつもりなどなかったのに。病院に向かうはずの迎えの車は、驚いたことに別の方角へと向かい、弟の妻の家に到着した。訝る間もなくアビーは家人に出迎えられ、エドワードのけががかなり軽いことを知る。いったいこれは、どういうこと?「また会えてうれしいよ」声の主を見て、アビーは息をのんだ。

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