ぽんははさんのレビュー一覧

『2055』の続編

なので、『2055』を読んでから読むと、さらに切ないです。ここに描かれているようなこと、2055年くらいには実現してそうだけど、それでも亡くなった人の脳や意識が残ってなければ再生は無理だろうから、すでに大事な人を亡くした身としては悲しい。色んな想いをかきたてられる作品でした。

不変のアホエロ

重い実さんならではの、相思相愛バカップル。誰も突っ込まず、邪魔も入らず、当て馬もほぼなし。ただただアホエロを堪能できる一冊。
田舎な風景や植物の描写も良かった。

誰かにご飯をつくる幸せ

何もかもきちんとしたシロさん。毎回出てくるごはんが美味しそうで無駄がなく、献立のいくつかは真似して作ってみました。一人ご飯もいいけれど、やっぱり「おいしいー！」って食べてくれる人あって作ろうと思うものですよね。シロさんみたいな人、ほしいです。

やはりユギ先生が別格

ユギ先生の作品はすべて読みたいので購入しました。先生の描くイケメンは眼福。お話もひねりが効いていてナイスでした。まりお先生の作品も楽しかったです。

不思議な世界

「ねくたいや」を読んで以来のファンです。歩田川先生の作品の登場人物は、いつでも不器用で朴訥な人が多くて、いい感じ。今回のお話は続きがどうなるのか、ちょっとモヤモヤが残りました。

微妙なすれ違い

お互いに想っていながら、気持ちがちょっとずつズレてしまう展開にドキドキ。ストーリーもきめ細やかですが、二人がそれぞれ住んでいる家のインテリアが丁寧に描き込まれていて、たとえば外川の部屋のソファーの上にかかっているシンプルな時計とか「あ、こういうのいいな」という感じで、画面の細部まで楽しめました。野末の過去のことは具体的には描かれていなかったので、どんな恋愛を経てこのようにちょっと枯れてしまっていたのか、つづきがあれば読んでみたい。あと、外川の頬袋がすごく可愛かったです。