• 天皇論「日米激突」(小学館新書)
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    有意義な議論

    この本は『天皇論』シリーズの作者小林よしのり氏と、アメリカの歴史家で皇室問題について造詣の深いケネス・ルオフ氏の対談本になる。最初に触れられているのは初代天皇とされる神武天皇に関すること。実在を主張する人もいるが、二人は伝承の類と述べている。神話の存在を認めつつ、史実と区別する必要があると思った。時折、天皇の問題から離れて、政治や歴史の話をするが、二人の違いが浮き彫りになったいてよかったと思う。天皇に基本的人権の自由を認めることについては二人も賛成の意見であった。小林氏は伝統は時代と共に変容を遂げるもの、重要なのはエートスであると。また対談者のルオフ氏の皇室問題についての博学ぶりには驚いた。

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    2022年04月17日
  • 執権 北条氏と鎌倉幕府
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    わかりやすい記述

    なぜ北条氏は将軍にならなかったのか、あるいはならなかったのか。そのことがテーマで執筆されたものです。取り上げられている人物は、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主役北条義時、蒙古襲来時の執権北条時宗の二人。著者である細川重男氏は、わかりやすい記述で理解しやすいのが特徴です。

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    2022年04月12日
  • 瞬間記憶術 たった3日で驚くほど頭が良くなる本
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    脳の使い方と考え方

    小田全宏氏主宰のアクティブブレインセミナーのマスター講師である田辺由香里氏の一冊である。頭が悪いと思う人が多いが、実際は頭の使い方を知らない、使い方が悪いと言う。いかに人間がマイナスの思考を持っているかわかる。事故を限定せず、考え方を変えて、前向きに過ごす、それが重要だと気がついた。記憶術のテクニックに触れた部分は、最後の方に出ている。主なのは、ストーリー法、イメージ連結法の二つ。自分にはイメージ連結法の方が覚えるのが楽だった。ストーリー法はある程度トレーニングしないとうまくいかないと実感した。

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    2022年03月03日
  • [図解]偏差値41から東大に合格した人の「記憶術」「読書術」「時間術」
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    大変参考になる一冊

    著者は「宮口式記憶術」の提唱者、宮口公寿氏。
    この本は三つで構成されているといえる。「記憶術」、「読書術」、「時間術」。全てを通して、図解しているので、内容が分かり易い。記憶術は、覚えたい項目をイメージ化して場所につけて記憶する技術になる。その記憶するまでの過程が詳細に説明してあった。読書術と時間術は、誰にでも実践できることを目的として開発されたもので、大変参考になる内容だった。

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    2022年02月27日
  • 世界最強記憶術 場所法
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    わかりやすい内容

    筆者は記憶力選手権のメモリアスリートである。
    述べている記憶の基本はストーリー法と場所法になる。その中で場所法のことを「世界最強の記憶術」と言っている。試しにしてみると、かなり効果があることを実感した。あとはいかに抽象的なものをイメージ化するかだけ。それさえできれば、かなり応用が効くと思う。ただ、英単語の覚え方は少し面倒に感じた。

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    2022年02月18日
  • 東大に合格する記憶術
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    考えかた

    記憶術の具体的にトレーニング方法には、ほとんど触れられてはいないが、記憶術を習得する上で、いちばん肝心なイメージ化について書かれている。受験勉強、資格試験の勉強に対する心づもりについて、多く紙幅を割かれている。記憶術以外にも行動術、時間術について触れられていて、大変参考になった。

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    2022年01月27日