むうさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
巧い!!
人見知りでコミュ障な主人公で話を進めて行くのは本当に難しいと思うけど、極度のコミュ障であるという個性を保ちつつ、物語を動かすために周りと関わって話を進める言動のバランスが本当に巧い。ほとんどのケースでは、不自然な流れになったり、キャラの設定が壊れてしまったりするんだけど、この作品はちゃんと個性を保ったまま、自然な形で物語の中心にしっかり入り込んで行っている。ただあたふたするだけではなく、ちゃんと見せ場を作っているところも見事です。周囲の人間の思惑も絡む難しいストーリー構成を、読者に必要以上に負担を掛けずに理解させる表現力も素晴らしいです。この作品は、派手さはないけれど、すごく読み応えがある。そ
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購入済み
ひと安心
久し振りに『料理』が主役の話だった。ここしばらくの表面をなぞるだけの薄っぺらい話ではなく、ちゃんと身のある内容で、話の流れも納得できるものだった。このままつまらなくなってしまうのではないかと心配していただけに一安心。今回出てきた料理は、ちゃんと「食べたい」と思えたし、今後の展開も気になるものだった。
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購入済み
少しだけ復調の兆し
3巻で薄っぺらく表面をなぞるだけになっていたストーリー性がこの巻で少しだけ戻ってきた気がします。このまま5巻以降が面白くなってくれることを期待します。それと、主人公が料理人の筈なのに料理の描写が少なすぎませんか?何を作って、何を食べても、食べた人が「うまい~」って感激してても、またかぁ…って思ってしまって、料理の種類なんて何でも良い気がするし、食べたいという気持ちも起こらなくて残念です。もっと、料理の描写をちゃんと増やして欲しい。。
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購入済み
ドタバタの勢いだけ
ドタバタの勢いだけで話が進んで行ってしまって面白いと感じられなかった。話に魅力がなく、引き込まれない。元の話が薄っぺらいのか、漫画としての表現に深みがないのか。。1巻は面白かったけど、2巻、3巻とどんどんつまらなくなって行っている気がする。話が単調すぎて心に引っ掛かるものがない。8巻までまとめ買いしちゃったけど、正直失敗だったかも。。
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購入済み
絵が可愛くコミカル
最初の導入がかなり酷い話だったけど、終始コミカルな感じで話が展開していくのと、可愛い絵柄のお陰で、全体的に暗い雰囲気がなく、明るく楽しい気持ちで読み進めることができた。“今のところ”主人公に好感持って微笑ましい気持ちで見ていられる。料理を通してたくさんの人が幸せを感じられるというコンセプト(この巻ではまだほとんどないけど次巻以降に期待)も個人的に好き。この巻の全175ページは、他の作品に比べて少ないわけではないのに、あっという間に読み終わってしまって、すごく少なく感じてしまった。この作品は、1~3巻の合本版もあるようなので、購入時にはそちらも選択肢になると思う。
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購入済み
新たな舞台で
この巻は、魔法都市イストに舞台を移しての話になります。1冊まるまる6話にまたがって、ひとつの大きなエピソードが進んで行く形です。新たな登場人物との出会いもあり、今後に向けてパズルのピースがはめられて行くような感じです。
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ネタバレ 購入済み
粛々と
新たな大きなエピソードが動き出す中、比較的静かに物語が進行して行きました。その中でしっかりとストーリー/世界観に肉付けがされていて、作品としての完成度が高められています。結構重要なエピソードが多いのですが、細切れになり、短時間で次々とあっさり進んで行くので、事の重要性ほどの重みを感じられず、全体としてはするすると進んで行くような印象になっています。この巻で蒔かれた種が次巻以降で花開いていくのでしょう。とても楽しみです。ただ、ティグル殿下があまりにも簡単に引き下がったことに物足りなさを感じました。3年も探し続けていた人の手掛かりがようやく掴めたのに、そんなに簡単に諦められないですよね?クローネを
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購入済み
感無量です
どうしてこの作品は、こうも巻末にクライマックスを持ってくるのが上手いんだろう。作者が描くストーリーが面白いのは勿論、編集者の力量もとても大きいのだと思う。あまりにも強大過ぎる国難に対して、アイン君の個性をしっかりと活かし、ご都合主義でなく、納得できる形で話が進んで行く。「単に強い敵が出た。倒した。」といった単調なエピソードにせず、アインの気持ちに対する国王や重鎮の決断、カティマの部屋を出られた理由、城を抜けてマグナ港まで向かう道程で次々に立ちはだかる障害まですべてが、物語に深みを持たせる素晴らしいエッセンスになっています。本巻だけではなく、この作品に出合えたことを、とても嬉しく思います。
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ネタバレ 無料版購入済み
続きが気になります
タイトルからもわかるとおり、良くある「本人同士の意思とは関係なく結婚させられ、お相手は超ハイスペックビジュ強な貴族。主人公の女の子は誰からも好かれる良い性格をしていて、自分は結婚相手に愛されていないと思っている。」というパターン。主人公には好感が持てるし、絵も割と好み。現時点でこの話の鍵なるのは、旦那様とかつて相思相愛だったグレイス王女の存在。この巻では気になるところで終わってしまっていますが、この王女の存在によって今後の話が面白くもつまらなくもなると思います。とりあえず、続きが気になり、次の巻が読みたくなる内容でした。
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