初め、この本を手に取ったとき、日露戦争を題材にした漫画ということもあってか、お堅い漫画をイメージしていました。それにこういう戦争ものを取り扱う漫画はリアリティのある内容かファンタジー色のあるやや現実味にかける内容のどちらかに分かれ、私はあまり後者は好きではありません。「ゴールデンカムイ」はどちらかというと後者に属する作品ではありますが、アイヌ民族に対する造詣の深さと作品設定の奥深さには、中毒性があります。読んでいてすごく勉強になりますし、それにすごく渋い大人のカッコよさがあり、個人的にはおすすめの漫画です。