あらすじ
央大地(ひさしだいち)の八洲の一つ、反封洲(たんのほうしゅう)国主の長子・伴有間(とものありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍ノ原(たつのはら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!
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Posted by ブクログ
あーやっぱり好きです!!
表紙からもわかるように、今回は有間のお話。日織と悠花の出番は少ないですが、その分有間の魅力が前面に推し出されています。
有間もまた、自分ではどうしようもない運命に翻弄され、それでもなお自分の生き様を貫こうとするところは日織と似ていますね。
良き理解者…という感じまではいかないにせよ、心の支え的な存在であることは間違いない。
4巻に続く感じなので早く読みたいです。
Posted by ブクログ
なんと言う所で終わるのだ!!
今すぐ次の巻をもってこーーい!となる。
今回の主役は2巻でめっちゃ悪いヤツかと思ってたら凄い芯の通ったイケメンだと最後に判明した有間。
彼の国盗り合戦の火蓋が落とされるのだけど…
辛いな。
彼も国をただ豊かに出来ればいいと言う思いの奥底には、自分や母達を穴の奥底に落として地獄よりも酷い現実を経験させた父を憎しみ苦しませて殺してやりたいと言う深い怨念がどうしてもついて纏ってしまう。
どんなに強い信念を持っていても、自分は鬼の様な化け物なのだと心の底で冷めた思いで思ってしまう。
そんな中最後の決戦を前にして、どこまでもただの人であると認識している皇尊の日織にどうか護ってくれと願わずには居られない有間。
なんか色々たまらなかった…
どうか有間の周りの人たちも含め幸せになって欲しい。
Posted by ブクログ
一つ、変化が生じるとまるで凪いだ池に小石を投げたように次々とそれが周囲に伝わっていく。
まさにこの巻はそうでしたね。
続きが楽しみです(*^^*)
Posted by ブクログ
テンポよくて読みやすかった。
日織と悠花の雰囲気好き…(*¨*)
有間の柵での戦いには鬼気迫るものがあって迫力あった。兄弟たちの複雑な関係が何とも…
美矢比そういうタイプか、なんか嫌な感じだなぁと思ってたら…たまにいるよね、こういうタイプの人(´・_・`)
次の巻も楽しみ!