あらすじ
邑に発生した痢病。その被害を抑えるべく看病を続ける玲琳達の陰で、雲嵐は郷との交渉によって薬を得ようと山へ向かう。しかし、口封じのため郷長の手の者に襲われてしまい…。一方、慧月も己にかけられた『悪評』を晴らすべく、玲琳不在の茶会で雛女達との情報戦を強いられ―――?ついに事件の黒幕が明らかになる、怒涛の第7巻!!巻末には、尾羊英先生描き下ろし漫画&中村颯希先生の書き下ろしSSが収録されてます!お見逃しなく!!
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詠国の後宮内では、雛宮に五家の子女を集め、現在の妃を後見に淑女教育を授けて、次代の皇后と四夫人を育成している。東領・藍家の芳春、西領・金家の清佳、北領・玄家の歌吹、南領・朱家の慧月、そして直轄領・黄家の玲琳は、皇太子である尭明の妃となるべく、競い合っているが、中でも黄玲琳は、病弱であるにもかかわらず、整った容姿に優雅な佇まい、刺繡も詩も舞も非の打ち所がなく、慈愛に満ち、そして現皇后の姪かつ皇太子の従妹でもあり、「殿下の胡蝶」と呼ばれて他家の女官からさえも憧れられている。
乞巧節の夜、ほうき星が流れた一瞬に高楼で朱慧月から突き飛ばされた黄玲琳は、気づくと牢におり、自分の筆頭女官である冬雪から「玲琳様を傷付けたその罪 命をもって贖いませ 朱慧月様」と責められる。朱慧月と言えば、無能無才で卑屈な「雛宮のどぶネズミ」と呼ばれる嫌われ者。あの高楼で入れ替わったのだと気づく玲琳だが、説明しようとする言葉は声にできず、どうやら誰にもわかってもらえない。しかし、病弱な己と常に闘ってきた玲琳は、ふつうの雛女には想像もできないような鋼の精神の持ち主なのだった…玲琳の鋼の精神が慧月の頑丈な身体に宿ったとき、いったい何が起こるのか…!?
本作は、大人気ラノベのコミカライズ。非常に美しい絵でコミックになった分、シリアスとコミカルのバランスが絶妙です! 慧月のどうしてそこまでと思うような卑屈さ、まわりの人々の思い込み、そして皇后世代のしがらみを、玲琳のビックリするような前向きさがガンガンひっかき回していく様をお楽しみください。お話の中で描かれる、玲琳の前向きさが構築されていった理由やさまざまな立場のさまざまな想い、そして熱い友情(?)もお見逃しなく。そして、入れ替わっているときといないときの描き分けもすごいので必見です!!
感情タグBEST3
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皇后になる為に頑張ってるはずだけど、、、彗月とお兄ちゃんお似合いな気が!もっと絡みが見たくなる二人でした。
今回はシリアス盛り沢山だったけどその直後にセンスあるギャグに笑ってしまう
色んな思惑が交差する中、次巻は来春か〜楽しみ
恐い
嘘の噂ってこうやって真実味を帯ながら拡がっていくんだなとゾッとした。金家の妃も嫌いだけど藍家の女には嫌悪感がすごい。玲琳が闇落ちしかけたけど殿下が救ってくれたし、自ら泳いでいくとか殿下がますます本性現して素敵。でも雛女を背負って泳いだ冬雪が一番イケメン。
面白いなぁ
続きものって中だるみとかあったりするものだけど、この作品にはないです。個々のキャラが"らしさ"を発揮して、ますます面白い。
今回は玲琳にかなりの浮き沈み(順番は逆なのでまだ救われる)があって、そこで力になるのが殿下と慧月(お茶会も頑張った!)。鷲官長はだいぶ分が悪いなぁ。
最後はいつものノリが戻って、続きが楽しみになる終わり方でした。
珍しくメソってるとこをお外で出しちゃう玲琳、あなた体が元気なのに入れ替わってるせいで寝て無さすぎなのよ…
ダウナー終わったらコロっと腹黒猪突モードに戻るし情緒が忙しいな!
残された慧月は黒幕の藍家の謀略に自力で立ち向かえてえらい。芯の強い友に恥じない自分目指してるだけあるな、よきよき。
次巻で誘拐and疫病騒動は解決かな。
Posted by ブクログ
鋼さまの(気が)弱ってる姿なんて珍しいものを見れる貴重な巻。入れ替わった慧月の鮮やかな立ち回りとか、やっぱり何回も読んでしまうなー。
この巻で初めて殿下をかっこいいと思ったよ!なんだかんだで玲琳のことをすごい理解してる。そして好んでふりまわされる夏の虫1号!(笑)
頑張れ!
面白い!
入れ替わりを解消したところで終わっていた方が良かったというパターンが
あるよなと思っていたのですが、続きも思いのほか面白いです!
お兄さんと慧月が良い雰囲気です。
第二幕佳境
面白かった!
レイリン、不眠不休の看病でメンタルブレイクか!?
慧月、茶会主催で成功なるのか?
黒幕のさらに黒幕とは一体…
まさかのキャラクターにギャップが!?
そして、まさかの嵐雲死す!?
さらにリーリー、冬雪、慧月、そして嵐雲のツッコミが冴えわたる。
第二幕クライマックスで、目が離せない第7巻。
おもしろい!
病弱な体質に対して心の芯が強くて強く生きてるって実感が伝わる作品。
単純に入れ替わりなだけではないので楽しめると思います。
ヘタレないですね~ 原作が良いのもあるのでしょうが、作画者様の画力にもいつも愉しませて貰っています。
どうも悪い奴らを叩きのめす算段は付いたようですが、ラスボスまで届くのか…
疾走感
なかなかキツイ展開でドキドキしながら読み進めました。慧月のしたたかな戦いと玲琳の弱く暗い面が表現されて読み応えありました。
匿名
レイリンはケイゲツの道術によって入れ替わることができるようになった2人は親睦を深めていく。
ある日、入れ替わったケイゲツは賊に拐われてしまう…。
誘拐は藍家が関わっていると判明するが…。
陛下の策略により、いよいよ村へ乗り込むことに!
Posted by ブクログ
雑誌「コミックZERO-SUM」で連載されている尾羊英(コミック)、中村颯希 (原作)、ゆき哉(キャラクター原案)による「ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」の第7巻です。アニメ化が決定。朱慧月と黄玲琳の入れ替わりから始まる中華ファンタジー。慧月はお茶会で女同志の争いに、玲琳は村で命を助けるために医術を。自分たちの出来る最善を尽くします。そして黒幕も判明。さて、どんな結末が用意されてるのか。慧月と触れ合うことで玲琳も変わりつつある。この2人は良いコンビです。でも玲琳、大丈夫かな…。
匿名
さすが玲琳
まさか手術までするとは思わなかった……とんでもない子ですね(褒め言葉)。感情を露わにしたシーンがとても印象的でした。その後復活して殿下を置いていくところまでのセットで面白かったです。