【感想・ネタバレ】匠の時代 第1巻のレビュー

あらすじ

ふとん乾燥機は、寒さ凌ぎにドライヤーを布団の中に持ちこんだ独身社員の体験から生まれた……日本における先端技術開発の成果を、三菱電機:クリンヒーター、小西六:自動焦点カメラ、東レ:エクセーヌの成功例にたどり、その発想法の革命に始まる企業と個人一体となっての熱い挑戦を、ドラマチックに再現して描く! <全12巻>

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Posted by ブクログ

NHKテレビの「プロジェクトX」を思わせるような内容のルポです。

「メイド・イン・ジャパン」の製品が海外で高い評価を得ることを可能にしたのは、「昭和四十年代半ばをピークとするわが国技術開発の蓄積にほかならない」と著者は述べています。本シリーズでは、当時の日本の先端技術開発の現場に迫っています。

第1巻で取り上げられるのは、東芝、小西六、東レです。東芝の群馬、中津川、京都などの製作所で開発にいそしむ技術者たちの姿を追い、小型カメラにオートフォーカス機能をそなえることを決断した小西六の社長とその部下たちの苦労を記し、人工皮革開発の挫折から、やがて海外を席巻することになる「エクセーヌ」を生み出すことに成功した東レの現場の息吹を伝えています。

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2016年01月22日

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