あらすじ
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金領の騒動を終え、帰路につく玲琳たち一行。しかし玲琳の体調を心配した慧月は、気の枯渇のせいで入れ替わりが解消できないと嘘をついてしまう。そこで玲琳から提案されたのは、「慧月様、黄領のわたくしの家に寄り道して、数日逗留しましょう!」まさかの黄家への寄り道だった!? 入内して以来の玲琳の帰還に、喜びに沸く黄家の者たち。そして束の間の休息をとる尭明や景彰たち。そんな中で慧月が知ったのは、玲琳の両親、そして生まれ育った環境で……。「あなたは、母親とは別人でしょう?」なぜ、いつまでも娘が母の影に囚われることを望むのだろう。迫りくる死を淡々と受け入れる玲琳、ひとり懸命にあらがう慧月。一方、辰宇は仄暗い過去を思い起こし――。大逆転後宮とりかえ伝、第七幕「雨の黄家帰省」編。クライマックス直前、不屈の第12巻。 ※電子版はショートストーリー『下戸』付。
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Posted by ブクログ
新刊の発売を前に読み返したが、辰宇のバックボーンの深掘りに見せかけて、謎の墓、病の正体、母しか見ていない女官達、突然生えてきたあまりに怪しい叔父さんなどなど、最終幕に向けて伏線が散りばめられている一冊だったなと思う。玲琳の境遇も闇が深い…
せっかくのクライマックスなので、真相の考察をしてみる。
呪いの真相の予想としては、呪いをかけたのは叔父で、玲琳を犠牲に反魂の術を使おうとしたものの道術の才が無く失敗に終わるところ、夜光花に気を補われて中途半端に成功した結果、玲琳への呪いとなったというような感じ。
お墓に関しては、叔父の道術のための準備に作られたもので、玲琳本人の墓と予想。
その後、静秀の代わりのように生きるために、自分らしさのかけらを埋めるのに使っていたんじゃないかな。
玲琳の「大嫌い」になる相手は、基本的に身内を害した人間なので、自分を傷つけた叔父の墓では無く、母を殺した自分の墓なのでは無いかなと
(これまでの物語で、自分を傷つけた相手を嫌いと言えるようになっていたなら、それはそれで尊い)
ここまで書いて、絹秀周りの伏線が上手く結びつけられないことに気づいた。当たらないかなこれは。
ともかく、幼い頃から痛みを抱えた主人公2人が幸せな結末を迎えられることを祈ります。