あらすじ
『雛宮』――それは次代の妃を育成するため、五つの名家から姫君を集めた宮。次期皇后と呼び声も高く、蝶々のように美しい虚弱な雛女、玲琳は、それを妬んだ雛女、慧月に精神と身体を入れ替えられてしまう! 突如、そばかすだらけの鼠姫と呼ばれる嫌われ者、慧月の姿になってしまった玲琳。誰も信じてくれず、今まで優しくしてくれていた人達からは蔑まれ、劣悪な環境におかれるのだが……。「息切れしない、失神もしない……。なんて健康な体でしょう! う、うらやましい……っ」誰もが羨む玲琳は、隣り合わせの“死”とずっと戦ってきた鋼メンタルの持ち主だった――!? 大逆転後宮とりかえ伝、開幕! ※電子版はショートストーリー『ささやかな努力ではございますが』付。
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一気読み
面白い!!
入れ替わっちゃったのに、当の本人は健康な体に感激し、楽しんでいるっていう。
なんとも図太いというか、逞しいというか。
それも常に死と隣り合わせの日常だったからという裏打ちですけど…
元々の本人の性格も慈悲深く、とてもステキですね。
物語の展開も早くさくさくと読めます。
語り手も主要人物目線で気持ちが描かれていて、分かりやすいです。
第一章は区切りよく終わったようですが、お兄ちゃん達が出てきて、第二章突入かな。
続きも楽しみです!
これからが楽しみ
主人公が、めっちゃ根性の人で外見(?)との、ギャップが楽しい。自分が何かされても、そんなに怒らないというか、気にしないのに身内がやられると、しっかり復讐する辺りとかも好きです。
これから先、入れ替わりが戻っても健康ではなく
かといって戻らないのもモヤモヤするだろうし
続きが気になり次も購入予定です(笑)
小説は面白いですし
コミカライズは、可愛さが(ご飯食べてる所とか)伝わって来て、どちらも良いです。
Posted by ブクログ
小説なのに、漫画のように読みやすい。
5つの派閥を五行になぞらえ、イメージカラーや性格の傾向を定めたのがなかなかシステマチック。それによってキャラの反応や次の行動を読み手に軽く予測させておいて、予想の上を行く十人十色のキャラの強さを見せてくれる。面白い
面白かった
改めて読み直ししたのですが、やはりとても面白いですね。何もかも持っていると思われている人と、何も持っていないと思われている人。立場を入れ替えてみて、初めて分かることがある。いずれ立場は元に戻るのでしょうが、その時に、何もせずにただ他人を羨んで、その立場を奪った人は何を思うのでしょう。
Posted by ブクログ
美しく心映えも素晴らしい次期皇后と目される玲琳は、たなばたの夜、そばかすだらけの嫌われ雛女(ひめ)慧月(けいげつ)の策略により入れ替わってしまいました。しかも慧月の術により入れ替わりを口にすることも表現することも封じられて誰にも気付いてもらえません。さてどうしたものかと思いながらも、病弱だった我が身と違い健康体が楽しくて素晴らしく思え楽しむことに。突然変わってしまった慧月の様子を訝しむ者もいるのですが ―― 。
メンタル逞しい玲琳に思わず「あっぱれ!」と言いたくなります。
病弱で皇太子にも想われている玲琳を妬ましく思っていた慧月の誤算は、想像より玲琳の身体が病弱だったことでしょうか。
しかし、玲琳を害したことで次期皇帝の皇太子に疎まれた慧月(中身は玲琳だけど)が後宮にいる意味ってあるのだろうかとちょっぴり思ってしまいました。五家の力関係もあるのでしょうが、今後ドロドロな展開があるのかなと期待してしまいます。
根性よなぁ
努力と共に身につけて来たポジティブな思考で、嫌がらせも不遇も「幸せ」に変えるヒロイン🌟
病弱ですが、何か陰謀も感じますので最後は健康な身体を手に入れて元気に生き抜いて欲しいです。
ヒーローはどっちなんだろう😆
私は断然、辰宇派なので叶うと良いなぁ。
皇帝も手強いし、身分差も有るし、どう決着するか楽しみ😊
Posted by ブクログ
こういう前向きでメンタル鋼な主人公は見ていて気持ちがいいね!
なんの理由もなくメンタル鋼なわけじゃなくて、血筋が、とか病弱で常に死が近かったから、とか納得できるのかまた良かった。お付きの女の子とのやり取りもテンポがよくて、キャラそれぞれの立ち位置と考え方に齟齬がなくて読みやすい。
2巻もそのうち読むぞ!
Posted by ブクログ
個人的に中華風後宮モノにあまり食指が動かないのでノーマークだったこの作品の、コミカライズ版が面白くて原作を読んでみたくなりました。
血筋や容姿、生まれながらに恵まれていて性格も穏やかでみんなに愛されている主人公と、それが許せない周りから蔑まれる少女。
ある日、二人が入れ替わり……という話。
儚げな美少女である主人公が、あまりの虚弱体質ゆえに実は精神的にタフで、夢にまでみた健康的な身体に感激するようなギャップも面白いけど、一人で完全無欠、ではなく周りと今までとは違う関わり方をしながら、自分が以前は周りに無関心過ぎたことに気付き成長していくところがとても良い。
入れ替わりの元凶である少女の目線も良い塩梅で描かれていて、彼女の方が凡庸なだけに感情移入でき憎めない。
Posted by ブクログ
作家買い。いつのまにか新刊が出ていたよで手に取ったのに、一気に読み終えてしまった。皆から愛される病弱な姫と人を羨んでばかりの悪女の入れ替わり物語。まさに「鋼様」。努力と根性は裏切らない。冬雪、やっと気付いてくれたけど、どうなるんだろう。2巻まだですか。