【感想・ネタバレ】1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

青豆は「さきがけ」のリーダーが最後に口にした言葉を覚えている。「君は重い試練をくぐり抜けなくてはならない。それをくぐり抜けたとき、ものごとのあるべき姿を目にするはずだ」。彼は何かを知っていた。とても大事なことを。──暗闇の中でうごめく追跡者牛河、天吾が迷いこんだ海辺の「猫の町」、青豆が宿した小さき生命……1Q84年、混沌の世界を貫く謎は、はたして解かれるのか。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

(青豆)
自殺しようとするが天吾と会うことを目的に思いとどまる
天吾とは1Q84の世界でしか会えない?
非常階段を逆に登ったらどうなのか
天吾の子供を孕む

(天吾)
父親の部屋で見つけた空気さなぎ
その中にいたのは子供の青豆
安達看護師と一晩を明かす

(牛河)
青豆と天吾の真実へ徐々に近づく

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に1と2、3と4、5と6で雰囲気も一気に変わる。けど話は確実に前に進んで、物語も終盤に入ったこともわかる。

牛河がここにきて追いかけてくる事で物語に一気に緊迫感が生まれて面白い。
牛河は特別に凄い能力を持っているわけでもない。そこも良かった、良い存在ではないだろうけど、執念深い刑事のよう。

青豆自身が今、空気さなぎになろうとしている。そしてあのNHKの集金人は一体…

展開なんて全く読めないけど、着々と物語は進んでいる。そしてそれをしっかり楽しめている事は自分でも理解できている。

遂に物語も次で最後。1Q84年の最後を見届けよう

0
2024年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガチで面白くなってきたな。
まさかの牛河パートが登場、初登場時のイメージもそのまま、やはり気持ち悪い。
こいつの優れた勘が、天吾と青豆の関連、そこに誤解はあるにせよ、に狙いを定める。
牛河は「さきがけ」の依頼で青豆の捜索を頼まれる。
(かつて天吾に声をかけたのも、実は「さきがけ」の依頼によるものだった)
この牛河の、地道ではあるが確実な方法は理系の私はの心を非常に揺さぶるものではありますね。最高に気持ち悪いがどこか感心してしまうこの感じ。
青豆は「さきがけ」からの逃亡生活中、気味の悪いNHKの集金人に執拗な嫌がらせを受ける。(天吾のアパートにも同様の集金人が同じことをしていた)
さらに、身に覚えはないものの、感覚的に妊娠していることに気づく。
不思議ですが、おそらくふかえりが媒介となって天吾の精子を青豆の中にぶち込んだんでしょうね。
天吾は猫の街から帰ってくる。この猫の街の部分が物語にどのように関わってくるかはまるでわからない。これから明かされるのだろうか。
そこで、久しぶりに会う天吾から衝撃の話をされる。
「誘拐されていたんだ」、と。
ここでこの巻は終わりました。
リアルか忙しくいいペースで読めなかった5巻、読み終わったら読み終わったで最高に気になる引きをする5巻。
おれは一体どうすればいい。
これが1Q84年ということか。

0
2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5冊目にしてまさかの牛河視点登場。エー!
正直4冊目あたり少しだれてきたかもって思っちゃったけど、さすがに意外なスパイスすぎたよ〜
でもこれで敵対してる側の視点を知ることができて理解の幅が広がったから、ラスト1冊に向けての充分な助走ができたと思うᖛ ̫ ᖛ )⟡

0
2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

激しい雷の夜を超えて、青豆の受胎が明らかになる一方、青豆を探す牛河編が始まり、糸のほころびを見つけるように青豆・天吾に近づく牛河の不気味さが際立つ。また、3者の元に現れるようになった正体不明のNHK集金人の存在もあり、あと1巻でこの物語に結末をつけられるのか、楽しみにしたい。

0
2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・首都高でヘックラー&コッホによる自殺を図ろうとした青豆を呼び止めたのは、青豆に聴こえた遠くから自身の名前を呼ぶあの声は空気さなぎの中の10歳の青豆に名前を呼ぶ天吾の声だったのかと気づいたとき、本当に素敵だと思った。これ以上ない伏線回収でかつこれ以上美しい愛がそこにはあると思った。登場人物である2人が気づいていないだけで、そこには既に愛はあるのだと思う。

・天吾が猫の町に行く前、天吾も青豆も高円寺の街でお互いを想い続けるシーンは、個人的にミスチルの「君が好き」を挿入歌にしたいと思った。この小説の主題歌がヤナーチェックのシンフォニエッタだとしたら挿入歌は君が好きで間違いないと思う。

・青豆って雅美だったんだ。なんかわりと納得。実写やるなら長澤まさみにやってほしい。

・牛河は青豆も天吾もそして自分自身も、「無条件で自分を受け入れ、抱きしめてくれるような何かを求めていた」と推測するがこれには深く共感した。私もそれを求めているから。


P.S.とにかく牛河の存在感が強い一編だったとも思う。
牛河はもうお腹いっぱい。

0
2025年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(全巻同じレビューを入れています)

・・・
なんだか本作、キャラの作り・彩りが他の作品より豊富かつ精緻であったと感じました。

・・・
一番感じたのは天吾。
天吾は、これまでの村上作品でいうところの「僕」に当たると思います。

たいてい「僕」は文筆・広告関連、或いは飲食関連を生業にしつつ、音楽好き・思想や文学をそらんじ、気怠く生きつつも(あるいは彼なりに模索をしつつ)女性と交わりつつ、そして世の中のフシギと対峙し、最終的に大団円を迎える、みたいな感じでした。そんな彼ですが、不思議とどういう背格好かとか、そういうのは記述がなかったんですよね。まあそれはそれで味がありました。自分を重ねて読むこともできました。

でも今回の天吾は家族構成、身体的特徴(柔道耳!)、大柄でスポーツも数学的センスも(実際は音楽センスも)あり、とにかく器用であることなど、非常に細かい設定であったと思います。よくも悪くも、自分を投影するキャラではなく、外から眺めるべき主人公でありました。

・・・
もう1人の主人公青豆はややラフな作りこみで、彼女の家族の話は余り描かれず、むしろ柳屋敷の女主人やタマルなど、遊び友達の中野あゆみなど、周囲の際立ったキャラとともに物語を彩り深いものにしていたと思います。

もう1人、やはり出色のキャラは牛河でしょう。本作で一番印象深いトリックスター(という程ではない!?)だったかと。実は司法試験合格者とか医者の家の子だとか。こういうのは初めて読んだときに記憶に残りませんでした。

でも彼のこと、他の作品でどっかで読んだ気がしたけどどこで見たんだろうと、気になって仕方なく、googleで検索したら『ねじまき鳥クロニクル』 (1994)で出ていました。そうそう、「僕」の元を離れた奥様の兄の綿谷ノボルの秘書としてでした。

・・・
その他、ふかえりの育ての親の戎野先生、編集者の小松など、かなりエッジのたったキャラが自然な形でそのポジションを占めていたと思います。

あと、17歳で文学賞を受賞したふかえり、あれは綿矢りささんが高校生で芥川賞を受賞したことの影響じゃないかとか、さきがけ・あけぼのってのもオウムの影響じゃないかとか、諸々想像させるところがありましたね。

・・・
もう一つ。終わり近くまで殆ど考えませんでしたが、タイトルについて。

本タイトル、もちろんかのディストピア小説の『1984』を承けたものでありますが、本作は「9」「Q」になっており、一種のパラレルワールドへ迷い込んだという設定です。実際にはパラレルではないとの説明がありましたが。

で、天吾と青豆は会えそうで会えないすれ違いを、結構延々と、最後の最後まで繰り返すのですが、最終巻の第三巻に至ってまだ会えないところで、私気づきました。
そう、この物語は年末までに終わらねばならない。なぜならば、タイトルがそうだから。85年を跨がないように、タイトルが84年となっている。

実は第一巻は4-6月、第二巻`は7-9月、第三巻は10-12月とサブタイトルが振られています。そしてキチンをけりをつけるべく、収束していったことに感心した次第です。

上手く表現できませんが、何というか、タイトルの制約を内容に反映させた?ような作りが面白いと思いました。

・・・
ということで村上作品でした。いやー長かった。10日間弱、読むのにかかりました。

ところで、私の初めて読んだ村上作品は『ノルウェイの森』(1987)でした。そして帯には『究極の純愛』とか何とか書いてあったと記憶します。

そこから20年を経て上梓された本作、これもまた『究極の純愛』と呼んでも良い作品であったと思います。

堪能致しました。

0
2025年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほとんど展開はなかった。前回同様淡々としていた。逆に言えばこの登場人物の少なさでよく文章を綴れるなと感心した。青豆はあの部屋の中で、妊娠が発覚し、天吾は猫の街で少女の青豆ともう一度会い、牛河が彼らに近づいていった。やっと小松が現れたためいよいよクライマックスに向かうのだろう。現実と夢が曖昧になる世界観だが、ここからどうなっていくのか。現実によっていくのか、夢によっていくのか、論理で回収されていくのか、輪郭がぼやけたまま終わっていくのか。登場人物がつくづく才能があり、孤独なのが面白い。牛河の司法試験中に劣等感と優越感を持ち合わせていたことに共感した。

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天吾と青豆の話から牛河の話も加わった。
推理小説を読んでるような感覚
NHKの集金の人は誰なのか?
天吾の家と青豆のところに来てたのは同一人物なのか?
リトルピープル的な何か?
天吾とふかえりが交わったタイミングとリーダーが殺されたタイミングが同じなので
青豆の妊娠はやっぱり天吾の…?
ここまで来たのでオチも気になるし最後まで読む。

0
2025年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少しダレてしまってなかなか進まなかった。
面白いけど一気には読めない感じ。
青豆と天吾がやっと出会えると思ったらまたすれ違い?
小松さんが出てきてどんな風に話が進むのか楽しみ。

0
2024年11月08日

「小説」ランキング