【感想・ネタバレ】転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(16)のレビュー

あらすじ

転生し、弱小貴族として異世界を生きることになったアルス・ローベント。現代同様、異世界でも体力・知力ともに平凡だったが、“鑑定スキル”という人の潜在能力を知ることが出来るスキルを生まれつき所持していた。アルスは自分の民たちを守るため、“鑑定スキル”で弱小領地を最強の領地へと変貌させていく───! 「小説家になろう」で累計PV3000万超の大人気作! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記!

サイツ軍に州境の防衛線を突破され、野営拠点を奪われたカナレ軍。形勢逆転を狙うアルスは、シャドーの隠密作戦とシンの革新的な技術によって、敵軍に大打撃を与えることに成功する! 一時撤退を決めたサイツ軍に対し、アルスが仕掛ける最後の作戦とは…!? カナレ防衛戦、最終局面! カナレを守るため、アルスは敵将・ボロッツとの一騎打ちへ! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気世界統一記、第16巻!!

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平々凡々な会社員だったはずが、家の玄関で倒れた記憶から目を覚ますと、知らない言葉が交わされ、羽で犬が宙を飛び回る謎の部屋にいて、シルバートレイに映った自分と思われる姿は…赤ちゃん!?
どうやら自分は死んでしまい、アルス・ローベントという人間として転生したらしい。小さな土地を治めるローベント家は貴族で、父母やまわりの人々には恵まれた生活をしている。3歳になるころには読み書きは完全に習得し、この世界にも詳しくなってきた。そして、自分自身はこちらの世界でも平凡だが、ただ他の人にはない「鑑定」というスキルがあり、人々の能力や適性を数値化して見ることができることもわかってきた。そして、学べば学ぶほど、自分や領地には荒れる未来しか見えず、アルスはこの「鑑定」の能力を使って、領地と領民を守るための人材の確保に乗り出すのだった…。
主人公のアルスがもうとにかくいいヤツで、周りと信頼関係を積み上げていく過程が見ていてパズルがはまるかのように気持ちよく進みます。最強の国づくりを目指すアルスと、彼に見いだされた仲間たちの成り上がりライフを見守りましょう!!

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感情タグBEST3

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バサマークが言ってたのはこれか、、、?
クランさまは戦が必要だと思っている
ただ、この局面で独立を宣言したら
皇家からも絶対に攻められる
どういうつもりなんだろ、、、

#ドキドキハラハラ

1
2025年10月01日

ネタバレ 購入済み

シンとのアルスの会話が重い。技術進歩はどう使うかでどうにでも変わる。
また正義はどういう立ち位置から見るかで全く別物に変わる。
総督争いは終結したけど、バサマーク様の考えも悪ではないんだよな。

0
2025年06月11日

ネタバレ 購入済み

ついに戦に勝った!

スカウトしてきた人材の活躍で、ついに長い戦いに勝利する事ができた!だがそれは更なる災いを呼び寄せる兆候でもある。どんどん成長してくれよ主人公よ。

#カッコいい #ドキドキハラハラ #アツい

0
2024年10月14日

RN

ネタバレ 購入済み

 何となく不穏な空気も漂わせながら終章となりました。次章でもさらなる人材発掘のため、ダンジョン攻略のように、鑑定していくのでしょう。ただ飛行船という制空権が出てきた時のep.が一番気になります。

0
2024年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

133、134
鉄砲水に流される撤退したサイツ軍。

死角からの魔法攻撃は、あくまで陽動作戦だった。

ムーシャの土魔法でつくった堤防を決壊させ、

川を氾濫させ敵軍を分断することが真の目的だった。

ミーシアン州に残された2万のサイツ軍は前に出るしかない。

つまり、アルス軍2万と力と力の真っ向勝負!

ボロッツはアルスの作戦とそれを完遂させた力に感心する。

前線をリーツが率いて、本陣はアルス直々に指揮した。

ボロッツは槍を持ち、アルスめざして一気に本陣に攻めてきた。

そしてアルスにたどり着いた。

アルスが子どもであることに驚く。

しかし、首を討ち取ることに躊躇いはない。

左で持った槍で突けば、アルスが剣で槍を払うだろうから、

その隙に右手の剣で首を跳ねる作戦。

リーツの援護も間に合わない。

しかし、アルスは剣を払わず胴体で受けた。

予想外の動きにすぐ反応できなかったボロッツに

アルスは剣を振り上げた。

ボロッツは負傷し落馬。

そして、アルスも馬から落ちてしまった。

ボロッツはなんとかアルスの首をとろうとするが

すでに攻勢は失敗していた。

仲間に撤退を促される。

ジョーは敵将であるボロッツを捕らえようとしたがにげられた。

アルスはリーツにもらった鎖帷子を身に着けていたから、

胴体に傷は受けていなかった。

アルスはリーツがくれた鎖帷子だったから、

槍を通さないと信じてあえて銅で受けて斬り返したのだった。

ボロッツは、アルスやアルス軍、全てが規格外で、

サイツの脅威になると考えた。

そしていずれは大陸全土にとてつもない影響を与える男になるだろう。

大量の物資と兵を失ったサイツは侵攻を断念。

8万の対2万8千の大きな劣勢から

はじまったカナレ防衛戦はアルス軍の勝利で終戦した。

リーツはアルスが負傷したと思って涙ぐんでいた。

アルスを失えばリシアに申し訳が立たないし、

レイヴンとの約束も反故してしまう。

なによりリーツ自身も悲しい。

そんなリーツにアルスは

「リーツさんがくれたものだから僕を守ってくれると信じたんです」と言った。

微笑むリーツ。

軍は勝利の歓声に包まれていた。

135
サイツ州との戦争に勝利したアルスは

皆の前に立ち自分たちの勝利を宣言した。

「アルス様万歳」と湧く兵士たち。

アルスはそれを見て、

勝利は僕だけの力ではなく

リーツやロセル、ミレーユ、シャーロット

そして一人一人の兵士の力で勝利したと言った。

だから「アルス様万歳」ではなく

「カナレ万歳」「ミーシアン万歳」と言いましょう。

皆、笑顔。

ボロッツは総督に

今はアルス・ローベントには勝てないと進言した。

そのためサイツ州は

ミーシアンに有利な条件で和平を結んだ。

「今は民力回復に励んでほしい」というクランの要望により、

アルスはバサマークとの戦いには参加せず、

郡長としての仕事をした。

それは事務処理、

負傷兵への年金の恩給手続き

(ザットに負傷兵の数や治療にかかる時間の見込みを報告してもらった)、

兵糧(戦争中の兵士の食糧だよ!)を提供してくれた村人への

保障手続き(村人に直接聞きに行く)、

氾濫させた河川の修繕(ムーシャを中心に)。

そして、ご遺族へ手紙を書く。

リシアも書類仕事を手伝っていた。

リシアは仕事が片付いたら、

二人だけの時間がほしいとアルスにお願いした。

そんな中、ついにクランとバサマークの戦いが

最終局面を迎えるという書状が届いた。

136
1ヶ月前、

ミーシアンの州都アルカンテスのアルカンテス城にて

クランとバサマークの最終決戦があった。

トーマスとサイツ州の援軍を失ったバサマークを

クランが破り、

ミーシアン継承戦争はクランの勝利で終結した。

アルスとリーツはその祝賀会が行われるアルカンテス城に招かれた。

レングが歓迎して迎え入れてくれた。

アルスはミーシアンの危機を救った男として

集まっていた領主たちに感謝された。

そして、クランから

最も活躍した者として報奨金が与えられた。

また、クランは新たな人事として、

センプラーの領主にレングを任命した。

アルスがレングを鑑定すると、

レングは努力していることがわかる数値の上がり方をしていた。

クランは「必ずこの国を豊かで優れた地にするぞ!」

と皆に宣言した。

アルスは、やっと戦争がおわり

平和を取り戻したことに涙を流した。

アルスはリーツに「同じミーシアンの民と戦うのは苦しかった。

この平和はたくさんの犠牲の上に成り立っているから、

ずっと守っていきましょうね。」と笑顔をむけた。

盛り上がる中、

クランが真剣な顔をしてバサマークの話をしはじめた。

137
祝賀会でクランはバサマークの処刑を宣言した。

バサマークは優秀だから、

国造りに大いに貢献する可能性があり、領主たちはざわめく。

しかし、クランは

「私に剣を向けた行為を許すことはできない。」

とバサマークを斬首刑に処した。

アルスは犠牲になった人たちのために最後まで見届けた。

執行直前、バサマークは言った。

「ミーシアンはいずれ分裂するだろう。

クランを頂点に置けばこの国が破滅に向かうのは必至だ。」

戦争が始まる前、父は後継者に私(バサマーク)を選んでいた。

クランの本性は私だけが知っている。

いずれ家臣からの信頼を失い手遅れになる。

とバサマークは続けた。

クランは刑を執行した。

アルスはバサマークの言葉に動揺していた。

バサマークを『鑑定』はしなかった。

アルスは『やがてミーシアンが分裂する。』ことを考えてしまい、

シャーロットに心配される。

ロセルも会議を初めましょう。と声をかける。

【そう遠くない後、

ミーシアンには新たな暗雲が立ち込めることになる…】

という不穏な解説が最終コマに描かれ

次回に。

138
アルスはサイツ軍との戦いで活躍したシン・セイマーロに話をしに、


カナレ城を離れランベルクを訪れた。

アルスは今回の戦でシンの技術に助けられたことにお礼をいい、

そしてシンがショックを受けていることを見抜いていた。

シンは戦場に行って以来、

肩が重く作業が進まないということだった。

自分は間違ったことをしたのか。

アルスは、

「どんな素晴らしい技術も、

指導者として使い方を間違えれば恐ろしいことになる。

技術が人を殺すのではなく、人が人を殺すと言った。」

シンとは家臣ではなく技術者として対等に接しなければ、

シンの技術を使う資格がない。

シンは自分の技術で人が死んだことを後悔していた。

アルスはその責任を負うのが僕の仕事であり、

それが戦士になることだと気づいた。

シンに

「あなたの肩にのしかかる重みを、

僕に背負わせていただけませんか?」と言った。

アルスはシンの技術の革新よって、

人々の生活を豊かにできると信じていた。

そして失敗のない成功なんてありえません。

とシンに最高の笑顔を向けた。

シンは受け入れた。

シンは義足を作り出していた。

ほかにもつくっているものの話で盛り上がるふたり。

そこにミレーユがやってきた。

ミレーユはカナレでまだ人材集めをしているなら、

弟、トーマスに会いに行かないかと提案してきた。

139
ミレーユの提案でトーマスを

アルスの家臣に勧誘することになった。

まずはアルカンテス城にいるクランに、

トーマスとの面会の許可をもらいにきた。

クランはすでにトーマスを直属の家臣にしようと説得していたが、

バサマークへの忠誠心が高いトーマスには断られていた。

トーマスが逸材だということは認めているため

ミレーユに説得できる見込みはあるのか聞くと

「ある。あんた(クラン)がトーマスに嫌われてるから。」とミレーユは答えた。

その返事に、顔を強張らせる側近。

ミレーユはトーマスがいる部屋に向かった。

アルスも一緒に行こうとするが

クランに話があると呼び止められてしまう。 

トーマスの部屋には見張りが立っている。

ミレーユはストレートに「アルスの家臣にならない?」と誘う。

トーマスは「直接でなくともクラン様の部下には断じてならない。」と答えた。

そこから、ミレーユはバサマークを愚弄する発言、

子どものころからの話をすると同時に筆談を始めた。

“クランの配下がこの会話を聞いているから

ここらかは筆談で”

トーマスも筆談で答える。

雑談をしながらも筆談でアルスの能力と大勢力を、

作り出すかもしれないことを伝えた。

それでもトーマスはイエスと言わなかったか、

ミレーユが何かを書いた紙を見ると止まった。

「考えさせろ」というのがトーマスの答え。

一方でアルスはクランからレングの成長について聞かれていた。

クランの“鑑定”をして成長の速度を見ていたアルスは

「とても成長しています!」と答えた。

安心するクラン。

アルスは

みんなで力を合わせて平和なミーシアンにしていきたいですね。

と話をまとめようとするが、

クランはアルスに「お前は戦が嫌いか?」と聞いてきた。

傷つくものは少ないほうがよいに決まっている。

驚きでクランに

「クラン様はそうではないのですか…?」

と返すとクランは黙ってしまった。

ミレーユが紙に書いたこと
「アタシが今仕えている子は、面白い子でね。

いずれミーシアン、いや、サマフォースを統べる男になるかもしれない。

アンタが気に入らないクランにもそのうち勝っちまうと思うよ。

一度会ってみないかい?」

140
クランは戦が好きなわけではないが

必要だと考えていた。

元々、7つの国に分かれていたサマフォース帝国に

完全な融和はありえないからだ。


サマフォース帝国の存在自体が戦乱の原因である。

しかし、このまま戦が起き続きれば

大陸の力が弱まり、

他大陸から侵略されて悲惨な戦乱が起こってしまう。

クランはそれを阻止するために

ミーシアンを独立王国にしたい。

そのために総督になった。

本当の平和のために戦は必要だとアルスに語った。

アルスが強くなったのも戦を経たからで、

国をつくるものとしては

戦がもたらす利益にも目を向けなければならないとアルスを諭した。

しかし、アルスは

平和を維持する方法は戦しかないのだろうか。

と納得いかず、返事ができなかった。

そんなアルスを見てクランは

「この先ミーシアンはどこへ向かって行くべきなのか、

答えが見つかったら教えてくれ」

と言った。

トーストの説得が終わったミレーユと合流し、

カナレ城に帰るふたり。

ミレーユはトーマスが来ると確信していた。

アルスは全員を集め

「これからのローベント家について相談があります」

と会議を始めた。

141
アルスはクランの『ミーシアンを独立王国にしたい』という発言をうけて、
カナレ城で緊急会議を開いた。

メンバーは、リーツ、シャーロット、ロセル、
リシア、ミレーユ、ファム、ムーシャ、ジョー、ザット。

クランは以前も独立国をつくりたいと話していたことから、
実際に独立を宣言するのもそう遠くはないと思う。
そうなればミーシアンはまた戦乱に巻き込まれるというのがミレーユの意見だった。

それゆえ、今後のローベント家について
皆に相談したいというのがアルスが会議を開いた理由だった。

ミーシアン統一での戦いの際、
皇帝派のパラダイル州に協力してもらったから、
独立国となれば裏切り者として敵視される可能性が高い。
大義名分を得たサイツ州に攻め込まれるかもしれない。
皇帝の呼びかけでミーシアンを討伐する連合軍が編成されるかもしれない。

リーツやファムが厳しい現実を語ると
ムーシャがせっかく平和になったのにと、嘆いた。
ミレーユは「本当の平和なんて夢物語かもしれない。
それなりのサイズの国がそれなりの規模で戦争を繰り返し、
それなりの平和を保って行く。クランの言う通り、
そのほうが現実的だと思うよ。」
と半ばあきらめたような発言をした。


しかし、アルスは「恒久的な平和。少しでも可能性があるなら、
僕たちで成し遂げてみたいです。」と強く意見した。


「平和を維持するには戦で勝つことより強い力が必要。
かつてのサマフォース帝国の力では足りない、
大陸全土を強く支配する力。
そんな力がある皇帝にならなければいけない。
そして、それは誰もなし得ていないことだから難しいのでは?」
ミレーユはアルスに詰め寄った。
しかし、一転し「できると思うよ。君ならね。」とアルスに微笑んだ。

ロセルはミレーユの意見を聞いて軍師として精一杯頑張ることを決意表明した。

シャーロットは仲間になったときの
「子供たちが希望を持てるような平和な場所を作る」
という約束を覚えているなら、アルスについて行くだけだと決意表明。

リーツは恒久的な平和などという夢のような話、
その夢をこの戦続きの世界で持ち続けるアルスだからこそ、
敬愛しているのだと、やはりアルスについていくことを決意表明した。

ありがとうございます。と皆に頭を下げるアルス。

アルスは【皇帝】という言葉を心に刻んだ。

「まだ一介の郡長に過ぎないので、
手の届く範囲から平和を作り出すことしかできませんが、
これからも皆さんについてきてほしいです!!」と拳を握り、
皆に宣言するアルスにそこにいた全員が笑顔を見せた。

人材発掘、兵の訓練、城や各砦の増強を行い、
今まで以上に軍事力の増強に力をいれることにした。

ジョーは燃えたぎりザットを連れて走り出した。

シャーロットはムーシャに魔法騎兵隊の相談をしたい。
と話を持ちかける。

見ていたリシアは「頼もしいですね。」とアルスに微笑み、
アルスも満足気な表情を見せた。

0
2024年10月09日

匿名

ネタバレ 購入済み

転生者である領主アルスは、個人の能力値を見抜くスキルを持つ。
後継者争いのため、戦争に駆り出されたアルス達。
少ない勢力ながらも、部下の活躍により勝利を収める!
ようやく平和が訪れたと思ったアルスだが、クラン様に独立国家を目指すため戦争もやむを得ないと告げられ、今後の方針に頭を悩ませるアルス…。

#アツい #カッコいい #ドキドキハラハラ

0
2024年10月09日

ネタバレ 購入済み

戦の終結

今回の戦は無事に終結。しかし真の平和はまだまだ先の様子です。ここからの展開も楽しみです。主人公のアルス君はどう政治の世界を渡って行くのか?

#タメになる #ほのぼの #アツい

0
2024年10月08日

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