あらすじ
本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店『止まり木』。その店で働く名取司は、店主の亜門や、その友人のコバルトなど、ここで知り合った大切な友人たちとの思い出と、彼らの存在を物語として紡ぎたいと思っていた。しかし、なかなか上手くいかない。自分の命に限りがあるように、亜門の存在にも限りがあるのではないか!?そう思い司は、未来へと続く一歩を、この友人のために踏み出したいと願うが──。大人気シリーズついに完結!!
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ああ….….涙が….….
「幻想古書店で 珈琲を」って、司が、紡いだ物語だったのか….….⁉️驚いたというよりか、納得したという感じだった。有限の時を生きる人間が無限の時を生きる魔神達と、ずっとずっと過ごしていきたいと考えた時に導き出された答えとは….….亜門のように、涙が….….
Posted by ブクログ
一人称が違う理由がようやく出てきました。
書き物を始めたあたりからなんとなく予想はできましたが、共にあり続ける為のものとは思いませんでした。
著者は語り手であり、読書は語り手との対話。
沢山の本に出逢うのは、たくさんの人に出逢うことと同じってことですね。出逢った本の数だけ世界が広がると思うと、書籍ってやっぱり凄いんだなぁと。
これからもたくさんの本と語り合いたいものです。
Posted by ブクログ
今までの本は全部司くんが書いてると思うと改めて読み直したいなと思いました。
止まり木を出ていくのかと思っていたのですが、これからも亜門の元で働きながら、執筆を続ける最後でよかった。
司くんがいなくなっても、概念は残る、ということで、最終的に本の精とかつくもがみ的なものでで復活して、いつまでもあの店にいてくれたらな、なんて思ったり。
番外編も楽しみです。