あらすじ
潜水艦戦をへてついに艦隊決戦へ!
「いぶき」艦隊に接近する
3隻の露潜水艦を発見した「おうりゅう」は
決戦に向かう艦隊を護るため
単艦で魚雷戦を開始ーーー!!
深海で追い詰められた時、
沈黙を保っていた≪世界≫が動き始める…!!
そして決戦の海に到着した刹那、
「いぶき」が先手をーーーー!?
感情タグBEST3
いつもドキドキする
この作者の作品は、読み進むにつれ作者の世界観の中にどっぷり浸ってしまい、次が楽しみになる。
リアルでこんなことが起こらないことを願う。
決戦開始で寸止め
今現在、ウクライナ問題があり、本当にありそうな事態。
攻撃原潜もどれだけ日本近海に潜ってるか、ロシアだけでなく
中国も同調してどさくさ紛れに南方から攻めてくる事が無いのか、
本当に同盟国のアメリカが、この島国日本に加勢してくれるのか、
色々と考えてしまうストーリーでもある。
決戦開始!!ミサイル発射!!漫画のように撃ち落とせるのかな。
次巻が待ち遠しいや〜ん。
外交交渉が現実より劣るのでは?
いぶきシリーズは沈黙の艦隊やジパングに比べて自衛隊を全面に出した戦闘になっているが、外交交渉では実質、国連の場のみである。現実の中国のやり方や北朝鮮の暴れぶりをみると日本も実力行使しか無い!とこれまで考えてきた。おそらく原作者、作画担当も同様だろう。が、現在のウクライナ戦争、イスラエルのパレスチナ戦争が長引いている状況の中で海外メディアの論調をみると漫画より現実社会の方が様々な外交努力をしている事が一般報道でも分かる。例えば、ウクライナでは日本を含む各国から経済や兵器援助がある。イスラエル戦争では欧州各国によるパレスチナ国家の承認増加でネタニヤフは焦ってガザ制圧加速を宣言した。特にイスラエル対応では、こういう事で圧力をかけられるのだなと目からウロコだ。本作の最新では北欧3カ国が自国潜水艦隊護衛で燃料補給タンカーをだしているがいかにも唐突で外交の役割を無視している。この辺り、原作者、作画担当の想像力が不足しているのか、あえてこのような主張をしているのか。
著者の過去シリーズを含め、戦争と戦闘の違いの実状は興味深く認識したが、現実社会の情勢を見るに戦闘メインの本作は特に政治場面では明らかに陳腐化しつつある。他国のメディア論調もほぼ無視の状況だ。フィクションが現実に負けつつある。
ところで、いぶきシリーズの日本外交官の沢崎のキャラ外形は元外交官で作家の佐藤優だよね。であれば活動の場は駐外国大使館などにして現地情報を探る役割を与えてほしかったな。外交軽視だから無理か?