【感想・ネタバレ】ころころろ(新潮文庫)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

若だんなの初恋(失恋?)からはじまり、まさかの失明や鬼退治、昔話、神様話など、一層賑やかだけど、読み終わったあと、ちょっと考えさせられた一冊。神々と妖、人間などが共に暮らし、連綿と紡いできた日の本の歴史は現代で断絶しかけてはいまいか?まあ、難しいことを抜きにしても、相変わらず面白い!短編同士がしっかりつながって展開していくので、途中で止められず、一気読みにて深夜に(苦笑)五徳はまた出てきて欲しい!

0
2016年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回の巻は妖だけでなく目の神様が出てきてなんと若旦那の目を奪ってしまうとんでも話!!
貧乏神とかでてきたりはしたけど、若旦那を助けたい妖VS神様と言うのはどう結末が着くのかちょっと不安だったけど、そこはしゃばけシリーズ。
安心安定の終わり方。
この話を読んで神様というのも1人世の流れから置いていかれて悲しい寂しいと言う気持ちにもなるのか…と、ちょっと切なくなった。
長崎屋の離に遊びに来て、若旦那達と友達になれたらいいのにね。

0
2019年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1話目は、過去の、若だんなの淡い初恋の話かあ、なんてのんきに読んでいたら、なんと、2話目では、その絡みで、なんの非もない若だんなに大変なことが起こる。

今回の災難は、大きくて理不尽。なのでいつもよりシリアス。それでも何とかしようと奔走する兄やたちが大活躍。というか、二人の行く手にも困難が待ち受けていた。

私は二人の兄や達が大好きなので、珍しく単独行動で、語り手が兄や達であるのも、よかったです。二人を心配して、寂しがる若だんなもかわいい。

仁吉はいつも冷静で冷たそうなのに、弱い者達に次々頼られてしまって、放っておけないところとか、佐助は危険とわかっていても、若だんなのために、躊躇なく怪しい夢の世界に入り込む大胆なところとか、ますます好きになっちゃう。そして二人とも、ちゃんと目的は果たす、できる男!

ああ面白かった。

0
2017年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ8弾。

若旦那が12歳のときの淡い初恋の話が可愛らしい。

そしてやはり全編にわたって小鬼たちが愛くるしい。

0
2016年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ第8弾

短編だが、すべてつながっていて、若旦那の目が見えなくなり、光を取り戻すお話集。

<はじめての>
<ほねぬすびと>
<ころころろ>
<けじあり>
<物語のつづき>

生目神様がなんとも人間臭く、かわいらしい。
仁吉と佐助はもちろん、妖たちも若旦那の事を心配している所が目に見えるようで本当に好き。
<けじあり>では、佐助のお話のようだけど、どうしたの?と物語内の佐助と同様、「?」な感じで進んでいくところが、うまいなぁ。
<物語のつづき>はとてもせつない。

0
2016年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりのしゃばげシリーズ。
ある日、突然若だんなの目が見えなくなるところからスタート。
この若だんなの目を直すのが縦軸で、物語は進んでいきます。
途中、佐助が夢の世界に行って、なかなか戻ってこなかったり、神様とのやりとりなど、相変わらずにぎやかです。
さくりと面白く読める一冊。

0
2019年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ第8弾。あの若だんなの目が見えなくなった。仁吉・佐助が若だんなの目を治そうと奔走する話。鬼になってしまった女性や若だんなの初恋も描かれている。

0
2017年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 短編集ではありますが、一冊まるごと「目」の話で、オムニバスみたいな感じです。
 まず、一太郎ですが、初恋もまだのネンネ(古)かとばかり思っていましたが、十二歳(今で言う十歳かな)で淡い恋の経験があったみたいですね。びっくりでした。ちょっとせつない恋でした。
 仁吉と佐助は、もっとそれぞれの特徴を活かした話になればいいのに、と思います。
 仁吉は女に好かれ、知識が深い。佐助は男に頼られ、腕っぷしが強い。
 なのに今巻の話では頼られて戦ってるのは仁吉だし、頭を使った知能戦で女人と駆け引きしているのは佐助でした。逆が良かったとまでは言わないけれど、もっとそれぞれのいいところ引き出した話が読みたいです。
 そして今回出てきた五徳猫、可愛かったです。続いて出てきてほしいです。
 生目神様は……、もういいかな。せつないし、意地悪だし、勝手だし。あまり魅力を感じませんでした。でも日本の神様ってこんなですよね。ある意味納得する展開でした。

0
2016年12月06日

「小説」ランキング