あらすじ
イギリスを軸に、フリーの地政学リスクコンサルタントとして世界中で働く八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技(主にプロレス技)で世界中の事件を解決すること。ウクライナで窮地に陥った彼女は、事件を解決できるのか!? そして、オクサナの真意とは…。さらに、八田百合の里帰り!? 山奥にて起きた不良抗争を地政学でズバッと解決!? 排泄物処理と高度IT技術がキー!? インド編が開始! 人がいて土地がある限り、事件は起きる。八田百合、混沌とした世界で躍動!!
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Posted by ブクログ
ウクライナ編完結、日本編(山中不良抗争編)、インド編前半まで。
この巻では百合の両親について少し触れる。離婚はもうしているようだけど、二人は今どこでなにをしているのだろう。
ウクライナ編の中で懸念しているとおり、実際のウクライナ侵攻でもドンバス2州の国家独立をロシアが承認したことから始まっている。予見されていたとしても、要素は地政学だけではない上に、相手が帝国の復活を夢見る暴君であったら、となると、どう止められたのかはわからない。
日本編ではレディースの対立に取りかかる。地方の方ほど地政学が影響しそうな印象を受ける。
「セキュリティダイヤモンド構想」を知る。第2次安倍内閣発足直後に安倍元総理が提唱したものらしい。
インド編はもちろんカースト制度にまつわるもの。カーストによる差別は禁止となっているけど、特に農村部ではまだ根強く残っていると他の本でも読んだ(『絶望を希望に変える経済学』)。